12月15日(月) プノンペン(カンボジア)

今日は、プノンペン市内のミニツアーに参加するはずだったのですが、
ゲストハウスの手違いで、クルマに乗れず、明日になってしまいました。
なんか、腹を立てるとかいうより、ま、いっか、っていう感じ。

で、そのまま、街歩きに出かけました。ゲストハウスはプノンペンの北部にあるので、まずは
南へくだり。Xのカタチをしたセントラルマーケットに、まずは立ち寄りました。意味もなく、
用もなく、売り場をぐるぐる歩き回ります。まさに冷やかすという感じ。
こうやって、いくつの街の市場を、歩いたことでしょう。

セントラルマーケットを出て、次の目的地である「つーちゃん食堂」を目指します。
やや西側、安いホテルが集まっている場所にある、日本食のお店です。
よくかんがえると、この旅をスタートさせてから、初めての日本食です。
カツカレーと迷いましたが、カツ丼にしました。おいしかったです。2ドルだったかな。

そろそろ旅の終わりが見えてきて、いろんなことを考えるのですが、予算、いちおう15万円を
メドに、ということで、少し多めに20万円持ってきたんですね。でもまだ、8万円くらい、
残ってる。あと1回、1万円を米ドルに両替しなきゃいけないかな、という感じなのですが、
それでも、けっこう予算を下回ってますよね。我ながら、すごい!と思います。勝因?は、
宿代をキチンとセーブしたこと、あとは食費を抑えることができたこと、でしょうね。
すばらしいと思います。

あ、そうだ。正月休み明けに予定していたポーランド行きは、延期することを正式に決めました。
フセイン元大統領も拘束されたことですし。まったく関係ありませんが。

そういえば、フランスはずっと、イラク人による統治を急げ、っていってるそうですね。
まったく正しいと思います。そして、最近アメリカは、戦争に反対した国々には、イラク復興の
ための事業には参加させてやらない、と言い出したそうですね。いかにも、あの国が言いそうな
ことだと思います。さすがに、アメリカの腰巾着を自他ともに認める小泉君も、いくらなんでも、それは
ないだろ、って言ってるそうですね。一寸の虫にも、なんとやら、っていうところでしょうか。

どこまで話しましたっけ。つーちゃん食堂? あ、予算が余るという話。そして、
ポーランド行きを中止した、という話。ですね。

ポーランド行きを中止したのは、やはり大きいのは、予算がけっこうかさむのではないか、という
部分ですね。たとえば10万円とか。それを、ベトナム行きに向けての準備に当てたほうが、ずっと
価値的ではないか、というふうに、考えたわけです。

僕はどうしても外せない事情があって、どんなに早くてもベトナム移住は来年の7月なんですね。
でも、外的な条件がOKになっても、経済的な面でテイクオフできなかったら、アホみたいです
もんね。なので、来年は、ガメツイくらいにお金を稼ごうと思いますし、出費もできる限り、抑える
つもりです。きっと外食が減るでしょうから、だいぶ節約できるんじゃないでしょうか。家での食事も
質素なものを心がけるようにして……。もちろん無駄遣いも避けます。35mm F1.4Lなんて
もってのほかです。(笑)

つーちゃん食堂のあとは、街を東西に走るシアヌーク通りに入り、独立記念塔を過ぎて、
リバーサイドのほうへ向かいます。川岸はガランとしていて、人の姿はそれほど多くありません
でしたが、家族でやってる売店があったので、そこでコーラを飲みました。近くでは、たぶん
ホテルだと思うのですが、すごく大きな建物の建設が、進められていました。

川沿いをずっと歩き、王宮を過ぎて、カフェが並ぶ一角に辿り着きました。
リバーサイドというカフェでおビール&食べ物を1品。何を頼んだんでしたっけ?
忘れた。イカの炒め物だったような気がします。ご飯が付いてきたので、丁重にお断り
しました。

しばらくすると、手足の不自由な弟を連れた、おねえちゃんだと思うのですが、オープンの席に
近づいてきて、手を差し出します。僕は黙って首を横に振りました。

こういう場合って、本当はどうすればいいんでしょうね。
わかりません。

カンボジアの人たちの、日本に対する視線は、とても温かいものを感じます。
昨日から4回くらい通ってる宿のそばのネットカフェのおにいさん二人も、日本語をけっこう
上手に話すんですね。学校に通ってるんですって。21歳と23歳っていってたかな。
バイクタクシーのおじさんたちも、片言なのかもしれませんが、よく日本語で声を掛けて
くれます。いわく、お元気ですか?とか、どこへ行くんですか?とか。

こんなことを思いました。カンボジアには、たぶん、貧しいという理由だけで、ものすごく
優れた頭脳を持っているのに、学業を続けられない、高等教育が受けられない、そういう子どもや
若者が、死ぬほどいるに違いない。そういう人たちに、日本が援助をして、彼らにふさわしい、
学問を、学ばせてあげたい。日本がお金を出して、高校か大学か、そこではしっかり日本語も
教えてあげる。英語もね。運営は基本的にカンボジア側が行う、教育内容についても、日本側は
あんまりうるさいことは言わない、ただ、とにかく貧しくて、優秀な子どもたちを全国から
探し出して、無料で教育を受けさせてあげる。そんなシステムはどうかな、と思います。

ただ、選抜方法は、むずかしいかな、ということも思いました。試験をするとしたら、
本当に貧しい生徒たちは、きっと貧しいが故に、選抜試験に勝ち残れない。おそらくは、
それまでも、十分な教育を受けられていないと思われるからです。

学校の先生の推薦とかに、なるのかもしれませんね。プラス面接とか。

ネットカフェのおにいさん二人、どちらもステキなホームページを持っているんですね。
見せてもらいました。トップにリンク集が置かれ、「アジアンガール」とかという怪しげな
ページとともに、プノンペンにあるいくつかの大学へのリンクも、用意されていました。
彼らは大学のページを開いてくれました。

ここは超一流の大学なんだけど、年間に学費が500ドルもかかるんだよ。
とても僕らに払える額じゃないよ。

年間数十万円もの学費を払いながら、大学に授業を受けに行っていなかったことを
自慢げに話していた、自分の姿を省みました。

リバーサイドで休んだあと、オールドマーケットをちらっと見てから、あらためて
セントラルマーケットに向かいます。目的はひとつ。蚊取り線香と、下に敷く皿のような
モノを買う。

昨日の夜は、プノンペンの蚊の大歓迎を受け、あまり寝られませんでした。
なので、今日は蚊取り線香のバリアで、この103号室を守ろうと。

蚊取り線香、20個くらい入った、紙パックのヤツ、アレを売っていることは、
なじみのネットカフェでも、確認済みです。ですが、問題は下に敷くものをどうするか
という点です。床にじかに置いたとしても火事になることはないでしょうが、灰についた
油が、きっと床を汚してしまうことでしょう。それはまずい。なので、なにか灰皿が
必要になると。

最初は蚊取り線香が大量に入った、あの丸いカネの缶のやつを買おうと思っていました。
あれならば、上に、皿がついているはずです。旅の間に全部使いきることはありえませんし
荷物になるのは必定ですが、それでも、背に腹は代えられない、と。でも、よく考えたら
別に灰皿になるモノを買えばいいのだ、と思い、市場を探すことにしたんです。

最初、蚊取り線香の小パックを買うとき、台?になる金具?があるかどうか、パックを
開けて確認しました。あります。ちゃんと。なので、あとはお皿だけです。

こっちでは、銀のお皿がけっこう安く売ってたりするんですよね。陶器のお皿だと
バッグに入れておくと、きっと割れてしまうでしょう。なので、銀のお皿でもいいかな
と思っていました。でも、よくよく考えると、金属であればいいわけで、なにも銀の
お皿である必要はない。ふつうに食器として使うような、なんかステンレスあたりの
お皿が、市場にあるに違いない。そう気がつきました。なんで、ここまで辿り着くのに
そんなに時間がかかるんでしょう。暑いので脳みそまで溶けてしまったのでしょうか。

そうして、ガイドブックのセントラルマーケット内部の地図を開きました。
ありました、ありました。「台所用具・食器」。生鮮食品の通りと、電気屋の通りの
中間を出たあたりの一角がそうだと記されています。

その場所はすぐに見つかりました。コップやお皿が、所狭しと並べられています。
最初、お店を見て回ったのですが、なかなか思うような大きさの丸くて平べったい
金属のお皿が見つからなかったので、店員のおにいさんに聞いてみました。

そしたらそばにいた、たぶん彼のお母さんだと思うのですが、その女性に話して、
その女性は、ほかの店に、探しに行ってしまいました。彼が1枚のお皿を見せてくれます。
直径26cmのステンレスの丸いお皿です。いくら?って聞くと、3ドルと。ちょっと
大きすぎる気がするし、3ドルかぁ、と思っていると、そばに四角い平らなお皿が
あります。こっちはいくら?って聞くと、2ドルですって。別に丸くなくても、
四角くてもいいか、2ドルだし。っていうことで、そのステンレスのプレートを
買ってきました。いい感じです。いま、すでに3/4ほどが燃え尽き、すっかり
103号室は蚊取り線香のバリアに覆われています。その証拠に、さっきからずっと
目が痛いです。(笑)

なので、たぶん、たぶんですが、今日は蚊に悩まされることは
ないのではないかと、思います。希望的観測でしょうか。(笑)

明日は、そういうわけで、市内のツアーに行って参ります。
S21収容所、キリングフィールド、そしてロシアンマーケットです。
S21収容所は、前にも書いたと思いますが、ポルポト時代、罪もない人たちが
密告によって集められ、収容されていた場所です。2万人の人がここに入れられて
そうして生還できたのは6人だということです。

これも前にも書いたかもしれませんが、僕が最初にカンボジアに興味を持ったのは
高校のそばにあった県立図書館で、ポルポト派の犠牲になった方々の写真を集めた
写真集を、たまたま見たことがきっかけでした。

殺される直前の人たちを撮った写真たち。
その写真に、自分でも訳が分からずに、ものすごく惹かれてしまったんですね。
記憶は確かではないのですが、その写真集に、こんな記述があったことを覚えています。

あるとき、写真係の男性は、収容され、写真を撮られるのを待つ人々のなかに
自分の知り合いの姿を見つけた。でも、彼に声をかけると、自分も写真を撮られる側に
直ちに送られることになるだろう。彼はそれを当然理解していたので、知り合いの男性に声をかける
ことはできなかった。向こうも、黙って彼を見ていた。

そんなふうにして撮る・撮られるポートレートというのは、
どういうものなのでしょう。

考えてみたら、僕が写真を始めるきっかけに(あとから考えると)なった写真たちと
いうのは、どれもこれも、インドシナで撮られた写真なのですね。ベトナムであったり、
カンボジアであったり。

そうだ。今日、また、キャパのお母さんがいつも言っていたというセリフを
思い出してました。いわく、

人を好きになりなさい
そしてそれを相手に伝えなさい

今日は、このセリフに加えて、こんなことも、思っていました。

人を嫌いになるのは感情の働きによるモノだけれど
人を好きになるのは、意志の力である

誰のセリフでしたっけ。あるいは小倉オリジナルか?(笑)

僕は簡単に人のことが好きになって、そのたびに皆んなに呆れられるのですが
それも実は何を隠そう、意志の力なのですね。ホントかよ、っていう感じですが。(笑)

プノンペン、明後日に出るか、その次の日にするか、迷っています。
明後日は17日。その次の日は18日。その日の夕方にシェムリアップに着いて
シェムリアップにも、最低2日、長くて3~4日は、いたいと思っているので
そうすると、どうでしょ、プノンペンを発つの、18日でも全然OKかな。
18日の夕方にシェムリアップに着いたとして、21日にシェムリアップを出る。
バンコクに着くのはきっと22日になるでしょう。余裕ですね。シェムリアップを
出るのが22日になっても大丈夫かな、っていう感じでしょうか。

ただですね、帰国便を、1日、2日、早めるという可能性も、ないこともないのですよ。
次の仕事の打ち合わせもしたいし、そろそろ日本も恋しくなってきましたしね(ウソ)。

ウソっていうこともないですね。日本に早く帰って、仕事をバリバリしたいというのが
ホンネ中のホンネです。だって、お金を稼がないと、いつまでたってもベトナムに住めない
ですもん。オオカミ少年には、なりたくないですよ。もう既に、コヨーテ少年くらいには
なってるかも。(x x)☆\バキッ

いみわからんですね。あいかわらず。

そろそろ寝ますか? まだ10時過ぎですけど。だって、この部屋にはテレビもないし……。
Windowsに付属のマインスイーパか、ある友人に教えてもらった四川というゲームか。
どちらも、この旅行中、もう何十回もやりました。こういうパズルゲームは好きなの。
人を殺したり、乱暴じゃないから、いいでしょ。頭の体操になるし。

まぁ、いいや。

明日、無事に市内ツアーに行けるように、みなさん祈っててくださいね。(笑)
宿のおじさんには、必ずだよ!って念を押しておきましたが。まぁ、行けなかったら
行けなかったで、そういう運命にあったのでしょう。(笑)
S21は市内なので、最悪歩いてでも行けますし、ロシアンマーケットはあんまり
興味ないし、キリングフィールドはすこし遠いらしいので、今回は無理かもしれませんが
次に来たときに行けばいいですよね。(笑)

プノンペンに来れるかどうかは微妙ですが、
ベトナムに次に来るのは、いちばん早くて、2月になると思います。
ひとつ大きめの仕事を終わらせて、それで自分へのご褒美として、来るっていうのは
けっして悪いことじゃないと思う。10日くらいは、いたいですね。

たぶん飛行機はシンガポール航空。大好きなチェンギ国際空港で夜明かしが
できるのは、と~ってもうれしいことで。(笑)
55000円くらいでチケットが買えるといいな、と思っています。
実際、そのくらいで買えそうだし。ベトナムビザは1月から正式に要らなくなる
みたいだし。

がんばろ。がんばろ。がんばろ。

今日は実際のところ、あんまりいい写真、撮れませんでした。
夕陽にも見離されたし。(笑)

なので、やっぱり、明後日もプノンペンかな。まだインド料理屋にも中華料理屋にも
行ってないし。(笑) どっちも、シェムリアップにもあるんだけどなぁ。(爆)

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