くさいたま

ブログというのは、mixiの日記がそうかどうかについては異論もあると思うけど、
ブログというのは、僕は基本的にクサイ球を投げる場所だと思っている。

ずっと前に、某デジカメ雑誌の編集部のブログを批判したことがある。

そうだ、それに関連するけど、twitterとかもそうだけど、ブログも基本的には
個人名でやるからおもしろい、極論をいえば、個人が責任を持たないで、
集団の名前でやるブログやtwitterほど、つまらないモノはないと思ってる。

で、なにがいいたいかというと、いまじつは1月末に某出版社から刊行予定の
QA本のネタ出しをしているのだが、まったく進まず。こちらとしては一応、ない
アタマをひねって、いろいろ過去の素晴らしい著作物を参考にしながら(笑)
質問案を山ほど出してExcelの表にして編集部に提出しているのだが、どうも
お気に召さないらしく。

前にも書いたかもしれないけど、コミュニケーションを濃密に取れる編集部
だったら、毎日でも顔を突き合わせてツバを飛ばしながら打ち合わせをして
双方の考えも理解しつつ、ちょっとずつ完成形に向けて1mmずつでも前進
できるんだけど、なんかどういうわけかそういうことができない関係性しか
持てていない編集部だと、メールのよくわからないやりとりだけでむなしく
時間が過ぎ去っていくという……。

前に読んだ「ブログスフィア」という書籍にもあったと思うんだけど、ブログを
やる心得としては、まずは正直であれ、というのがあると思う。もちろん、
書いてはいけないこと、書くべきではないこと、というのはひとりの大人として
キチンとわきまえないといけないけど、そのうえで、自分と自分の仕事に
対して正直に、書くべきことをキチンと書く。いま考えていることを、世界に
向けてつまびらかにする。ということは、とても大切なことではないかという
気がしている。

もちろん、進んでいるムックの企画がポシャってしまうのは生活を考えると
困ってしまうのだけれども、それと同じくらい、せっかく仕事をするのだったら
いい仕事をしたい、という気持ちがある。書物というのは、一方的かもしれない
けど、作り手から読者に対して、つたえるべきたくさんのことを印刷して、綴じて
お届けする大切な贈り物なのに、作り手のあいだで、しっかりとした
コミュニケーションが取れてなかったら、読者に対してこんなに失礼なことは
ないと思うのだ。

最近は粗製濫造のひどい出版物が増えている、とどこかの編集者の方が
嘆いていたように記憶している。コンビニに並んでいる(ということは世の中で
たくさんの数が売れている)印刷物も、その出来をみると、それはそれは
ひどいものが多く混じっている、と。どうせネット万能時代に、こんな化石みたいな
紙媒体の編集に携わっているひとりとしては、せめてこだわりをもった、
胸を張って、この本は僕が編集に携わったのだといえるようなものを、ひとつ、
ふたつと世に送り出していきたいと思っている。そうでなかったら、こんなに
手間ばかり掛かって、ちっとも儲からない業界にいて、短い人生を費やしてる
意味が、あんまりないと思うから。

そういう祈りをこめて、先ほどある方にメールを一通送ったのだが、僕としては
精一杯推敲を重ねて、失礼のないような文面を心がけたつもりなのだが、
真意が伝わってくれたら幸甚。

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