11月22日(土) サパ(ベトナム)

サパにおります。今日のSapaは、雨ですね。
どうしよう、一日の撮影予定がぐじゃぐじゃになってしまう……、と慌てても
始まりませんので、朝寝をゆっくり楽しみ、そのあとでFZ10の原稿でも書きましょうかね。
1Fのレストランで、FZ10と、ThinkPadと、取扱説明書とをもって、
ワインでも飲みながら、だらだら原稿を認めるって、なんかよくない? 遠くの
山々でも眺めながら。

ホテルに傘って、あるのかなぁ。もし一日雨なら、夜のダンスショーは
押さえておきたいところ。それから、最低一回は、インターネットカフェに
行きたいよね。せっかく日本語環境を整えたし。(笑)

いま、朝の7時35分。朝食をとりに階下のレストランへ、行ってこようかな。
なんと、このロイヤルホテル・サパは、部屋代$10で、朝食まで付いてるのだ。
すごいオトクでしょ。これで、部屋に電話がついていれば、住んでもいいくらい
なのに……。(笑)

まぁ、いいや。ちょっとメシに出かけてきます。
ハリダに手を伸ばしそうで、自分がこわい。(笑)

メシと、そのあと、朝の散歩に出かけてきました。
今日は霧のSapaです。いい感じ。

逆境を順境となせ

逆風を最大の味方とせよ

相対を積み重ねて絶対に至れ

偶然を必然たらしめるのは宗教の力である

なんか、頭の中にあった言葉を、連ねてみました。最後のは、たしか、
小林秀雄の言葉だったと思います。

霧のSapa、いい写真がたくさん撮れました。
行ったことのない、坂の上のほう、市場からの階段を昇って、目抜き通りを越えて、
さらに上がっていくと、両側に露店がズラリと並ぶ通りに出ます。そこを右の方へ、
街のはずれのほうへ、歩いていくと、時代から忘れ去られたような、そんな建物の
集まる一角があります。フランスの植民地時代の建物が、そのまま残されているような。

馬がつながれていました。白い馬です。霧雨をうけて、凍えているように見えました。
ある詩人の、阿蘇をうたった詩を、ふと思い出しました。

雨は蕭々と降っている

僕が一度だけ、阿蘇の草千里に足を運んだときも、ものすごい霧でした。
あのときも、たしか、この詩を思い出していたように思います。

Sapaにきてから、いや、もっとずっと前から、この旅を始めた頃から、
ずっと考えていたことがあります。それは、

見た目が汚いからって、中身まで汚いとは限らない
むしろ、逆のことのほうが、あまりにも多い、

っていうことです。

よく日本でも言われることですが、本当かどうか、確認したわけではないので
なんとも言いようがないですが、農家の人たちって、市場に出すのは、農薬を
たくさん使って、虫がひとつもつかないような、見た目も美しい、形も整った
そういう野菜だ、って。でも、自分ちで食べるのは、農薬を使ってない、
虫にたくさん喰われたような、カタチも不格好な、そんなヤツだ、って。

もちろん、農家の方々が、みんなそうだ、という訳ではないと思いますし、
農薬を使わない新鮮な野菜を、消費者に届けよう、と尽力されている
生産者の方々がたくさんいることも、承知しています。

見た目と内面。形式と本質、と言い換えても、いいかもしれませんね。

まぁ、よく日本でも、見た目をよくする前に、内面を磨け、なんていいますが、
所詮、スローガンの類ですね。(笑)

書くことないですね。(笑)

まだ朝の10時前なんですけど。仕事をしろ、原稿を書け、って? ふふふ、
それが嫌だから、日記に逃げてるんでしょう。(笑)

いま、夜の8時20分過ぎです。ご飯を食べて、帰ってきました。
今日も、少数民族のダンスショー、行くのやめました。なんとなく、なんとなく。

明日はいよいよバックハーです。ホントは1泊したかったのですが、スケジュールの都合で
日帰り。そして明後日、月曜日の朝には、ハノイに向けて出発しなければなりません。

まぁ、でも、ここ、サパ、そしてバックハー、ラオカイもですが、また来れるでしょう。
なんつったって、ハノイから、電車賃、7ドルだよ。7ドル。津田沼から八王子まで行くんだって
もっと掛かるんじゃないでしょうか。(笑)

今日の夕飯は、昨日も行った、ファンシパン、っていう、ベトナム最高峰の名前を取った
レストラン。夜は地元の人でいっぱいで、隅っこの席しか、空いてなかった。それも、あとから
きた欧米人と相席になっちゃって。あ~あ、ただでさえ狭いのに、相席なんて、気まずいなぁ、と
思って、仕方がないので、ハリダのボトルを頼んだ。結局2本たのんだ。

向かいの席に座った夫婦は、ベルギーのブリュッセルに住んでるんだって。だんなさんは、
タグボートの機関士をしてるって。ブリュッセルからオランダのアムステルダムへクルマで行って、
そこからパリまで飛行機で行って、パリからエールフランスでバンコクに入り、チェンマイ、チェンライに
行って、ホーチミン、クチトンネル、フエ、フエから飛行機でハノイに飛んで、今日Sapaに
着いたとか。20人弱のグループ旅行だっていってた。今回の旅行は3週間で、あと1週間は
イタリアアルプスでスキーをするんだって。

すごいね。

ずっと僕は疑問に思っているのだが、どうしてヨーロッパ人って、あんなに長期の休みを
取れるんだろう。逆に言うと、どうして日本人って、あんなに休みが、短いんだろう。

それはずっと僕は、植民地を彼らが持ってたからだと、思ってた。
何百年にもわたり、植民地支配を続けるなかで、それこそ、奴隷みたいに現地の人たちを
働かせて、それで得た富の蓄積で、いまにいたるまで、楽な生活をしてるんだろう、って。

まったく的外れじゃないけど、どうも、それだけじゃないような気が、最近してる。

つまり、彼らは、長期休暇の重要性、必要性を、みんながみんな、よく理解してるんじゃ
ないか、って。休むということは、サボるとか怠けるとかいうことじゃなくて、次への活力を
生み出す源泉なんだ、っていうことを、ちゃんと分かってる。みんなのコンセンサスとして、
そういう考え方が、社会全般に広まってる。ということなんじゃ、ないだろうか。違うかな。
フランスやベルギーでも、職種によっては、長期の休みを取れない人たちも、いるんだろうか。
もしいるとしたら、どんな仕事に就いている人か、そういう人たちの割合は、どの程度のもの
なんだろうか。長期休暇に関して、法律では、なにかしら、定めがあるんだろうか。
そんなことが気になる。

明日はいよいよ、バックハー。すごい楽しみ。たぶん、彼の地に住みついて、二度と
日本には、戻らないんじゃないかな。花モン族のいちばん可愛い娘と所帯を持って。(笑)

冗談はさておき。今日も何回もインターネットカフェに、通っちゃった。
日本から、メールをくれるのは、親友のMだけだよ。懸案のお返事は、未だ来たらず。
よく、便りのないのはよい便り、なんていうけど、僕の場合は逆だな。便りがないのは、
あんまりいい便りじゃないんだ。

ふー。

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