裁判官に極刑回避を訴える 息子殺害された父、中国で

 福岡市で2004年に会社経営の男性=当時(44)=が中国人元留学生に殺害された事件で、被害者の父佐藤泰彦さん(71)=長崎県長与町=が2日、中国・瀋陽市の中級人民法院(地裁)で開かれた元留学生の初公判を傍聴。閉廷後、裁判官に「被告が極刑になっても気が晴れるわけではない。私と同じような(息子を失う)気持ちを被告の家族にさせたくない」と極刑回避を訴えた。
 佐藤さんが電話取材に答え、人民法院での様子を語った。
 佐藤さんによると、強盗殺人に当たる罪で起訴された元留学生の周博被告(27)は、起訴事実を認め「どんな刑を言い渡されても構わない」と述べた。審理は終わり、近く判決が出るとみられる。
 周被告の家族ら約10人も傍聴。被告の母とみられる女性が泣き叫びながら、佐藤さんに何度も土下座をしたという。
 佐藤さんは極刑回避を求める嘆願書を送っており、閉廷後、裁判官は佐藤さんに「嘆願書を読んだ。あなたの気持ちに沿った判決になるよう努力しましょう」と声を掛けたという。
 周被告の逮捕前、佐藤さんは中国大使館などに捜査協力を要請し続けていた。公判を傍聴した感想を「判決は出ていないが、これでようやく終わった。親の責任は果たせた。息子も成仏できる」と語った。
 事件は04年5月12日未明に発生。周被告は強盗目的で福岡市のエステ店に押し入り、居合わせた佐藤将彦さんの胸を刺し殺害した。中国当局は今年3月、周被告を逮捕し、8月に起訴した。

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