1999年6月

日記

●平成十一年

・6月1日(火)

今日、会社で仕事してたら、知り合いの娘から携帯に電話があり。

ま、用件は事務連絡に毛が生えたようなモンだったんだけど、携帯が鳴り
ディスプレイ表示を見たら、「○○自宅」ってなってたので、ちょっと緊張した。

去年の9月からの知り合いなんだけど、なんかねー、なんか、なんだよね。
うまく説明できないんだけど。
別にむちゃくちゃ惚れてて、四六時中、彼女のことを思っている、とかっていう訳では
ないのよね。なんつーか、好きとか嫌いとかじゃあなくて、なんかねぇ、
なぜか気になるというか。

そうだなぁ。あんまり話す機会がなかったからかも知れないけど、なんかねー、
上手に意志の疎通が図れないというか。うまく言えないけど。

仕事を続けてたら、ちょうど1時間後に、また彼女から電話。
内容は……、先ほどの電話から、ちょっと後退する感じのことで。

うむむ。。。彼女は彼女なりに、いろいろ大変なこともあるんだろうけど。

けどまあ、頼まれごとをひとつ、したので、こんどの週末は、一肌ぬいじゃろ。
私がお腹を出すと、大変なことが起こってしまうような気もするのだが。
それはそれで、いいのでしょう。(遠い目)

……。ざっくり読み返してみて。何を書いているのか、ちっとも分かりませんね。。。
いいなぁ。この、読者を完全に無視した内容。これこそ、Web日記の面目躍如、って
ところでしょうか。うぬぬ。。。何を言ってるのか、自分でもよく分かってないという
噂もあるが。(^^;

すいません。今日も安モンの焼酎で悪酔いしてます。
早く寝ろよなぁ。>私。明日も早いんだからさぁ。。。

では。お言葉に甘えて(笑)、寝ることにしますねぇ。。。

・6月5日(土)

今日も朝帰り。……。くたびれた。やっと仕事が一段落して。
この土日はどうやら休めそうだ。(^^;
来週から別のページの仕事が山ほど入ってきそうだけどねぇ。ま、それはそれで
立ち向かうしかないよねぇ。(笑)

今日、久々に親友のMに会う。私が不用意な発言をしたら、ムッとしてたけどね。
あ、やばい。ごめんなさい。ちょっと言ってはいけないことを言ってしまいましたね。
ごめんなさい。どうか、お許しを。ってみてるかどうか、分かんないけど。

あとなんでしょう。あ、昨日くらいまで、宮本輝さんの「私たちが好きだったこと」を
読んでた。その感想をある友だちに送ったんだけど、それを転載しますね。記録として。

——-

昨日から今日にかけて、「私たちが好きだったこと」、読みました。
こないだ(先月?)読み始めたときは、なんだか都合のいい恋愛話だなぁ、
と思って、途中で投げ出してしまったのですが、昨日、居間に積んである
山から発掘して、読み返すことにした。理由は……なんとなく。

読んだこと、ありますか?

今回、最後まで読み通せた大きな理由は、最初に「解説」を読んだからだと
思われ。これって、ほら、映画化されたでしょ。その脚本を担当した人が
解説を書いてて。そして、その解説を読んでいたら、彼がいかにこの小説に
惚れ込んでいたか、がすごく伝わってきた。

で、ざっとですけど、大切なところはスピードを落として、昨日と今日の
行き帰りの電車の中で、読み通しました。

私は主人公の彼女?だった「愛子」という女性がすごく気になるのだけれど、
彼女と主人公とのやりとりを見てたら、なんだか、うんと本気な恋がしたく
なりました。福岡から千葉に帰ってきてから2年半になるけど、あんまり本気で
好きになった娘って、いないわけで。去年振られたアキヨちゃんのことが
あってから、ますます、そういうことから遠ざかってる。

主人公と愛子は結局うまくいかなかったけど、でも、ダメになって
しまったことも含めて、なんつーか、すごく大切な時を過ごしていたのだな
ということは、第三者の私にだって、分かる。そういう彼らをすごくすごく
うらやましく思ったのですね。

だから、こういう言い方は変なのかも知れないけど、自分の人生を左右する
くらい、真剣な恋愛がしたい。今の状況とか、仕事の行方とか、実家の
バタバタとか、マイナス要因はいっぱいあるけど、でも、心から今日、
そう思った。もちろん、それは、真剣に愛せる人に現われてほしい、という
こととイコールなのですけどね。でも、彼女が欲しい、欲しい、って
物欲しそうにしてる、つうんじゃなくて、今だったら、自分が愛すべき女性を
一所懸命に、まっすぐに、正しく、愛することができる、
そういう気が、とてもとてもするのね。
思いこみかも知れないけど、人間のこの短い人生において、思いこみというのは
じつはとんでもない重要な役割を果たすときもあるわけで。
今が私にとって、もしかしたらそういう時期なのかもしれないなぁ、という
気がする。そう。

——-

なんか訳の分からないことも書いてますけど、ま、それはそれとして。(笑)

ちょっと今週、風邪を引いてしまって、咳が抜けないのね。けっこう辛い。
早く寝ようかな。って言っても、もう1時だけど。……。おやすみなさい。

・6月6日(日)

今日は私の師匠の師匠の師匠の、誕生日。あと、中学校の時の
初恋の君、YFさんの誕生日でもある。(^^;

さっき、ガソリンを入れた。1年2ヶ月ぶりに洗車もした。(これ本当)

応対してくれたのが、高校に入りたて?というくらいに若い女の子。
あんまり慣れてないみたいだったけど、でも、きびきびして、気持ちの良い
応対ぶりだったな。

それはそうと。ショートカットで、ちょっといかしてる系?の彼女を見てたら、
なんかどっかで見たことあるなぁ、という気がしてた。ガソリンスタンドを出て、
マルエツの裏あたりを走ってるときに、思い出した。

そうだ。塾の教え子にいた、「金子さん」て子に似てるんだ、と思った。
うん、似てる。そっくりといってもいい。

あの子、いまごろ何してんだろ。きっともう、22くらいにはなってると
思われ。なかなか忘れがたい子だよねー。勉強、苦手な子だったけど。
でも、一生懸命だったなぁ。

うーん、なつかしい。。。

塾の講師って、どんなに一生懸命やっても、同窓会とかって、
ありえないから、それはつまんないなーと思う。
学校の先生がうらやましいよ。いやホントに。

私が就職する頃、そうだなぁ、大学生の3、4年生の頃、いや、もっと前から
漠然と考えていたこと。

俺はちゃらんぽらんで無責任な人間だから、医者と教職には就くまい。って。
それだけは決めてた。そのなれの果てが、新聞社~出版社という黄金コース、
なのですが。(爆)

つうことで。

・6月7日(月)

昨日の夜中から、友だちのKくんちで、ちょっとした大事件が起こりつつあり。
クルマで駆けつけようとしたんだけど、奥さんが「いい」っていうから、
それは止め。今朝、その事件がひとつの結果(?)を生んで、そして今、夜10時、
静かに落ち着いた。

なんということもできない。他人事だとも思わない。彼と彼の嫁さんのために、
私に出来ることは、なるべくさせてもらおうと思ってる。

昨日から今日にかけてのKくんのことは、
私がインターネットを始めてから、もっとも大きな事件の一つに、数えられると
思う。彼が発信したメールを受け取った、それぞれ面識がない人たちが、出し合う
メール。その何通かのメールをこのノートパソコンで、会社で受信して、それを
読んでたら、なんとも言えない、不思議な気持ちになったな。しばらく音信不通に
なっている友人とも電話でひさびさに喋ったし。

・6月9日(水)

今日も、あちこちで「飛び込み」があり、そのあおりを受けて、市ヶ谷駅で、
なかなか来ない電車を待っています。いま零時24分。。。

今日はいろんな人からメールが来たな。韓国のKwonちゃん、こないだの騒動の
主Kくん、あとひさびさにSさんからも。嬉しかったよー。みんな、ありがとう。

仕事は小冊子のほうがメドがつき、ニュースページの打ち込みを始めたところ。

この週末は、どうも仕事みたいですねぇ。……当たり前か。(笑)

最近、睡眠時間が少ないんじゃないかという気がしてる。けど、土日もいろいろと
やることが目白押しなので、週末に寝だめ、という訳にもいかないしなぁ。
やっぱり、毎日まいにち、深い睡眠を心掛けないと、ダメだな。
え?そんなの意識して出来たら、苦労しない、って。
ふふふ。そうなんだけど、私、ぐっすり眠れる秘訣を、知ってるのだな。
知りたい? うーん、もったいないから教えてあげない。どうしても、っていう
人だけには、ま、教えてあげてもいいけどね。

こないだ読んだ「私たちが好きだったこと」。映画になってるのを、ビデオで早く
見たいなぁ、と思ってるんだけど、平日に見るのは、ほとんど自殺行為。かといって、
週末にのんびり見るという気分でもないしなぁ。たまには、映画とか、ゆっくり見たい
なぁ。こないだ仕事のついでに、映画情報のWebを見てたら、「大阪物語」が11日まで
っていうことを知り。新宿の伊勢丹の裏の映画館でやってるって分かったから、仕事の
合間にでも、見に行きたいなぁ、と思っている。けど、たぶん無理だろうな。この
締め切り前の忙しい時期だし。

しかし、春に自殺が多いというのは、統計的に見てもそうなのかなぁ。
草木が萌えいづる季節に、発作的に自分の命を絶とうとする、というのは、
本当にやりきれない。まわりもどうしようもなく、どんよりするだろうけど、
きっと、本人が一番、やりきれないんだろうな。

なんで自分で自分の命を絶とうとするんだろう。そこまで彼(彼女)を追いつめる
ものって、いったいなんなんだろう。一説では年間2万人?という数の人が、この国で
自ら命を絶っていく。なんともかんとも、住みにくい国なんでしょう。
どうにもこうにも。まったくもって。

この問題を論じるときに、仕方がない、という言葉は吐きたくないな。気持ち的に。

いま零時39分。千葉行きの電車がとなりの四谷まで来たらしい。
どんなに遅くとも、家に帰っていつものせんべい布団で寝れるのは、
至福の喜びだよね。老いた母親とぶーたれた弟しか、待ってないとしてもね。(^^;

・6月16日(水)

「草原の椅子」、読み終わった。宮本輝さんの新作小説。
よかった。うん、良かった。感想は、もうちょっとしたら、まとめて
書けると思う。

昨日は、輝さんの紀行文、「ひとたびはポプラに臥す」3巻も、買った。
あっという間に読んだ。うん、楽しかったっす。とてもとても。なるべく早く、
4巻、5巻が読みたいです。

今日は実は、私は箱根にいる。某OA機器メーカーの「セミナー」とかで。
箱根プリンスホテルに来てます。

う~む、感想は……。眠い。。。というのは、なしか。
いろいろと、開発の方々のお話が伺えて、うん、おもしろかったっす。ホントに。
けど、モノを作る、それも、大量に作って、世の中の多くの人に買ってもらう、という
のは、すごい責任を伴う作業だよね。本当に、ご苦労なことだなぁ、と思う。
じぶんだって、雑誌づくりに携わっているのに、何を言っているのだ、という
話もあるが。

新しいノートPCが欲しい。欲しいなぁ。うん、欲しい。
今年の夏のボーナスの残りと、あとはローンで、買ってしまおうか、なーんて、
いま思ってる。いかんよなぁ、借金が山ほどあるのに。新たな出費は厳禁なのに。
けど、いま使ってるLet’s noteを手に入れてから、ノートPCが手放せなくなった。
いつでもどこでも、持って歩けるし、思いついたときに、考えてることを言葉として
残せるし。

・6月17日(木)

ひさびさに、松本恵さんのホームページをのぞいてみる。
そしたら、事務所から、ホームページ閉鎖のお知らせが掲載されており。
これによると、彼女、まだ芸能活動を復活してないんだ……。
次の事務所も決まってないらしいし、そもそも、芸能界を辞めるかどうか
についても、ハッキリしていないようだ。

詳しくは
http://www.megu.com/GUEST/を参照してください。

ということは、朝日新聞のCM、朝日がめぐちゃんを切ったというよりも、
めぐちゃん側の都合で、一方的に契約をキャンセルした、という感じに
なるのだろう。

とすると、私の先々月の朝日新聞CM批判は、まるで当たらないことになる。
ので、当該箇所を削除することにしました。しばらくは、移行期間?ということで
お詫びの文を載せておきます。

・6月19日(土)

今日、ビデオ「私たちが好きだったこと」借りてきた。途中まで見た。
愛子が大学に受かって、みんなで貯金通帳を眺めてる場面まで。

うん、悪くないと思う。最初は、原作との違和感にカナリさいなまれたけど
でも、だんだん映画の世界に引き込まれてた。ホントは最後まで続けて
見たかったんだけど、明日、朝早いので、今日は中断。続きは明日見る。
うーん、楽しみ。原作と比べちゃあいけないということは、分かってるんだけど、
でも、原作の深さに、どれくらい肉薄できてるか、やっぱり気になるよねー。
だって、原作がよかったから、映画のほうも見てみようと思っているわけであって。

・6月23日(水)

今日は、書くこといっぱいあるような気がする。

えっと、まずは……。そうだ、大学卒業以来、はじめて、母校の構内に
足を踏み入れたぞ。そばまでは行ったこと、あったけど。卒業以来と
いうことは、……7年ぶり? わお。

ある講演会が大学の隣のホテルで開催され。ほかの発表会で田町に
行ってたので、田町からJRで高田馬場まで行き、時間に少し余裕が
あったので、馬場から歩いた。けっこうあるんだよねー。

すれ違う若者は、みな大学の後輩にあたる人たちなんだということは
承知してるんだけど、なんか、みんな今風の若者ばかりで、昔たくさんいた
ぼーっとした、ファッションになんか全然気を使わない学生は、
あんまり見あたらないような気がした。

北門(?ていうんだっけ。生協とか、教育学部とかあるほう)から構内に
入り。学生証チェックとか、もししてたらイヤだなぁ、と思ってたら、
そんなことは全然なく。で、北門?からまっすぐ進み、東門に出る手前で
右に折れ、懐かしい8号館と元・図書館の手前で、正門のほうへ。
なんか、すごく不思議な感じ。うちのサークルが毎年使ってた部屋がある
建物の前も、通ったよ。ふふ、ここの前で、怪しげな大阪弁とかを使いながら、
歩いてる女子大生や女子高生をひっつかまえて、うちのサークルの出し物を
やってるところまで、連れていったなぁ。……。考えてみれば、あれがいまの
私の最初のところを、形作っていると、言えなくもないなぁ。思い出すだけで
はずかしさとみっともなさとかっこわるさとで、顔が赤くなりそうだけど。
でも、楽しかったな。

をを、大隈講堂。なつかしすぎる。じぇんじぇん、かわってないなぁ。
ふふ。むかし、130円のカレーをよく食べた、大隈会館は建て直されて、
超立派になってた。まだ学食あんのかなぁ。カレーはいくらになったろうか。

そこにあった地図を見たら、目的地のホテルは、敷地の外れに建っており。
ぐるっと回って、大通りに面したところにあるらしい。

講演会そのものは、うん、なかなか考えさせられるモノだった。いろんな意味でね。(^^;

で、今日二つ目のトピックス。

この日記にたまに登場する、某H女史から、1年ぶりにメールが来た。
もちろん、仕事メールだけどね。(^^;
でも嬉しかったん。メールは昨日の夜とどき。それを私は自宅のPCで知り。

それからずっとドキドキどきどき。ほら、仕事のメールって普通、BCC:を
使って、誰に出したか分かんないように、大勢の人に対して、一斉にメールを
出すでしょ。けど、彼女からのメールは、ある海外のソフトウェアベンダーの
偉い人が来日するから、いっちょ、インタビューでもしてよね、っていう
内容で。ほら、個別に時間を指定してあるから、一通々々、時間とかを
書き直して、いちいち別々にメールを送信したと思われ。
TO:の欄を参照して、私の(会社の)メールアドレスが記載されているのを見て、
なんとも言えない心持ちがした。

もちろん、メール本文は、彼女持ち前の、AB型の面目躍如としか言いようのない、
一片のスキもない、完璧なビジネス文書だった。当然のことながら、個人的なことは
ほんの少しも記されず。ま、そこがまた、可愛い、って言えなくもないんだけどね。(^^;

で、なんとか返事を書きたいと思った。

で、書いたよ。うまいこと、ネタをでっち上げて。異動したことも伝えたいと思った。

こっちも彼女に負けず劣らず、大まじめでカチッとした文章を認めて、メールを送った。
けどちゃんと、文章の最後に、忘れずに、

#お元気そうで、何よりです。

って付け足して。

そしたら、彼女から返事が来た! これまた完璧なまでの、ビジネス文書だったけど。(^^;

でも、でも、四角四面の、そのメールの文面からも、彼女が何か、変わったということは
分かった。ハッキリと分かった。私が彼女と接していたときに感じていた、あの頑なさは
なんとなく、抜けてたように思った。それがすごく、嬉しかった。

あとね、すごく嬉しかったのが、メールの引用。さっき書いた、シャープ付きの行まで、
ちゃんと引用に含めてくれてて。これっていうのは、私の気持ちを、彼女が彼女なりに、
受け止めてくれた、ってことであり。それを思うと、粛然たる気持ちを、抱かざるを得ない。

ありがとね。アキヨちゃん。返事をもらえて、すんごく嬉しかったよん。

願わくば、私が近いうちに書くであろう、私用アドレスからの、少し歩み寄りを期待した
メールにも、お返事をくださいな。

つうことで、よろしくっ!!

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