カメラとレンズ

やはり作品作りの道具として、ニコンユーザーとしては、どうしてもD300は外せない
わけで。ということで、ちかぢかD300を購入することになると思われ。

で、一緒に買うレンズだけど、順当に行けばVR18-200mmとかになるんだろうけど、
高倍率ズームって、なんか微妙に、性に合わない気がしてて。便利なんだろうけど。

で、白羽の矢が立ったのは、AF20mm F2.8D。20mm、APS-Cだと30mm相当。
この画角って、けっこう好きなんだよなぁ。ずっと昔、キヤノン用のEF20mm F2.8を
もってて、ずいぶん愛用してた気がする。メコンクルーズにも持っていって、
地元のガキンチョといっしょにパイナップルを食ってる写真とか、このレンズじゃ
なかったっけ。flickrに載せてる。。わかんないけど。

どうしても、APS-Cのデジイチで35mm判のレンズを流用して使ってると、
どうしても、本来の焦点距離、本来の画角とは違う、という微妙な隔靴掻痒感が
ずっとついて回るわけで。気にしなければ気にならないのかもしれないけど、
人間って、やはりどこか不思議というか、生真面目というか、なんかやっぱり
嫌なものは嫌、というか。

フルサイズ信仰をここで振りかざすつもりはない。不思議なもんで、僕は
銀塩カメラでは絶対的に35mmレンズの画角が好きで、ほぼカラダで体得
してたけど、APS-CのたとえばD60とかで24mmレンズを付けて街中で
横位置スナップを撮りたいとは、けっして思わない。

それがなぜなのかというと、やはりどうしてもうまく言えないんだけど、
やっぱり銀塩のときとは明らかに何かが大幅に違う、としか、いいようが
ない。ファインダーの見え方のサイズも違うし、ヘリコイドも違うし、カメラ
ボディの質感も違うし、シャッター音も違うし、なにもかも違う。それなのに
画角がほぼ近いからといって、24mmレンズを有り難そうにつけて、35mm
レンズとの相思相愛ぶりを思い出して、写真をルンルンに撮れるかといえば
撮れない。かなしいかな。

これはとくに強調したいのだが、だからといって銀塩の世界に戻りたいとか
引きこもりたいとかは、これっぽっちも、思わない。多分死ぬまで小倉は
銀塩カメラ、銀塩一眼レフを二度と所有することはないだろう。加えて、
請われることがなければ銀塩カメラのシャッターを切ることもないと思われ。

なんか、だから、銀塩カメラはおしゃれで、デジカメはおしゃれじゃない、
銀塩カメラは雰囲気があって、デジカメは雰囲気がない、
銀塩写真はクラフトマンシップに溢れ、デジタル写真はそうじゃない、
という言説はただちに叩き潰したい衝動に駆られる。それは自分が
デジカメの雑誌やムックで食ってるから、ということではなくして、ね。

そしてやっぱりペンタックスにも、安くて軽くてよく写るフルサイズデジイチを
いち早く開発してもらいたいもんだ。あれだけいい単焦点レンズの財産を
いっぱい持ってるんだから。

ニコンとソニーとペンタックスと、この3社でフルサイズ2400万画素のソニー製
CMOSを使ったカメラをいっぱい作っていっぱい売れば、部品代もどんどん安く
なって、それを使ったカメラの値段も、どんどん安くなることだろう。20万円
とかになれば、みんな抵抗なくフルサイズ機を使うようになるだろうし、
軽量化、低コスト化が進めば、べつにAPS-Cにこだわる必要も、なくなるだろう。

一眼レフが素通しの光学ファインダーを売りにしてる限りは、やっぱり35mm判
というのはなかなかにバランスのいい解なんだろうな、と思う。撮像素子の製造の
困難さと、それに伴うコストの高さが唯一のネックだったのかもしれないけど、
恐るべきスピードの技術革新の波が、過去の困難を困難でなくしてしまいつつ
ある。

尻切れトンボだけど、今日はこのへんで。(笑)

で、20mm買うのか?>じぶん

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