宮﨑駿の新作を見てきた。
来週でもいいか、と思ってたら絶賛するツイートが目に入ったから。
最初に思ったのは、宮﨑駿、やり放題だな、ということ。
途中で、なげーな、と思った。正直なところ、あたしとしては期待外れだった。
あたしの場合、映画を見るときは心をカラっぽにしてみるから、アレなんだけど、生と死、あの世とこの世、みたいなものを描いているのは、わかる。
あたしの場合、アニメっていう表現技法が、あるいは、自分に合わないのかな、とずっと前から思ってる。いや、なんつーか、事実を淡々と描く、みたいなアニメなら、受け入れられるんだけど、近年はやってる自由画というか、何でもあり的なアニメは、あたしはついていけない。というか好きじゃない。アニメって人間を動かす実写映画と違って、なんでもありなので、そのぶん、まやかしも存分に可能で。で、観客をして、難解だ、とか、奥が深い、とか思わせるのって簡単だよね。
それが嫌なんだよ。
ハッキリ書いちゃうけど、新海誠の『君の名は』も、ぜんぜんつまんなかった。あれって見て感動するのは10代か、せいぜい20代前半だよね。
ここだけの話、映画って、監督の死生観とか世界観とかがモロに出ちゃう世界で。
宮﨑駿が法華経を、日蓮仏法を、創価の生命哲学を、知っていたらなあ、と心の底から思うよ。
たぶんもう、宮﨑駿の映画は見ないかな。幼稚園か小学校のバス遠足の行き帰りのバスの中以外では。