6/10金曜の夜に届いたニコンZ9を日曜の高校生のハンドボールの撮影に実戦投入した。
動きモノに弱い?と一部で噂されるZ9、グループAFのエリアを少し大きくしてみた。
あと、シャッター音が小さすぎて撮れてるのかどうかがわかりづらい!
iPhoneみたいなバイブレータを外付け機器として用意してほしいほどww
あとで気づいたんだけど、シャッターを切った(?)瞬間、ファインダー画像の上下左右の端に細い線が表示されるのね。なんか可愛い。設定でブラックアウトも選択できるようだ。
高校生のハンドボールの試合を半分25分、ニコンZ9で撮ったけど、バケモンだな、こいつ。モンスターや、ニーチェじゃないけど「一眼レフは死んだ」と言わざるを得ない。フリースローで完全にピントが後ろに行くお茶目なところもあるけど、でもシュートのシーンがビシバシ決まる。
すごすぎる…
D5を2台とも売り払って、こいつをもう1台ほしい…
Z9、ヤバいって…
D5と比べてZ9の撮影感覚、圧倒的に「楽しい」。100gくらい軽いのも影響してると思うけど、それよかEVFの見えの快適さ、バシバシ決まるAFの気持ちよさ、何も考えずに秒20コマを叩き出す連写性能。ヤバいってこれは。ヤバすぎだよ。
夢みたいなことを言うのはやめよう。
Z9をもう1台買うとしても、値段のこなれた2、3年後だな。それまではサブとしてD5を大事に使おう。
しかし衝撃。
ニコンを信じてきてよかった…号泣
あ、そうだ!あたしにはニコンプロサービスという強い味方がいたんだ!いま予約しておけば来年の確定申告のあとあたりにGetできるんじゃあるまーに
いや、確保してもらえたときに、カネないっすとかご迷惑をかけるのもアレなので、Z9が待たずに買えるときがくるまで、じっと我慢の子であった〜
しかし、いままでZ9を絶賛する記事って山ほど読んできた気がするけど、やっぱり実際の現場で使ってみないとその真価って理解できないのよね。クルマもそうだよね。言葉をいくら尽くしても、運転席に座ってエンジンをかけ、少し走ってみればなんかわかる。人間もそうかな。
いや、それにしてもZ9すごい
(日曜日のハンドボールの撮影の感想、ここまで)
昨日の撮影は佐倉市の小学校で、個人写真、授業風景、クラス集合、クラブ集合、だったので、Z9には休んでてもらって、D5×2台で。授業風景はZ9でもよかったんだけど。
そして今日、6/12月曜日。いちばんよく行く幼稚園の撮影。この幼稚園に伺うのは、なんと半年ぶり。
某写真屋さんで「指名園」ということになってたけど、半年も撮影に呼ばれないと、ああ、嫌われちゃったのかな、と思う。
でも、そうじゃなかったみたい。よかった。
今日は年中さんの親子ミニ運動会。楽しかった。
そうだ、ひとつうすうす感じてたこと。最近のデジカメのフォルダ、ひとフォルダに1万枚の画像を記録するのね。以前はひとフォルダ1,000枚だったけどな。Z9以前、あたしが使ってた最新のニコンのデジイチはD5で、D5はたしか2016年くらいの発売で。もう6年も前のカメラで。
ひとつのフォルダに画像を何枚溜めるかみたいなことって、業界団体が話し合って決めてるわけで。以前は記録メディアの部分的な破壊?故障?とかで或るフォルダ内の画像が全滅、みたいなことも少なくなかったと思われ。でも最近は記録メディアの性能も向上し、そういうことも減ってきたのかな、たぶんそんな理由だと思われ。あとは死ぬほどたくさん撮影することが増えて、ひとフォルダ1,000枚じゃあ、フォルダが死ぬほど増えて整理が大変みたいな理由もあるのだろう。
たしかに僕が某フォ●クリでマラソンとか撮影してたときは、一回の撮影で2万枚とか撮るわけですよ。フォルダが20個とかになっちゃって、それをわざわざひとつにまとめるみたいな、非生産的なことを余儀なくされていた。
で、今日の話に戻るけど。あたしは運動会の撮影で、なるべくストロボは使いたくないのね。なぜかというと、ストロボ撮影となると、シャッター速度は1/250秒とかに制限されるので、速い動きが多い運動会とは、かなり親和性が悪いと思うわけですよ。2週間くらい前の日曜日だったか、都心の女子校の小学校の運動会の撮影に呼ばれて撮影したんだけど、そのときに上に書いたような話をしたら、写真屋さんのカメラマンさんに言下に否定された。僕らは親が見て、いいな、と思う写真を撮らなきゃいけないんですよ、と。
いや、まさしくそのとおり!と激しく同感したんだけど、あとでよくよく考えたら、ストロボを炊いて撮ると、ストロボのチャージ(充電)に気を遣うあまり、シャッターを切る枚数が、どうしても少なくなってしまうというウラミがあり。それよりは僕は、シャッター速度を速くして、被写体の動きを止めて(ブレをなくして)、加えて、たくさんの写真を撮って、保護者の皆さんにいっぱい喜んでもらえるような写真を量産したいなあと、そっちのほうがアタマが行くのであり。
今日もかなりの曇天だったので、ストロボを使うかどうか迷ったんだけどZ9とD5、ストロボのありなし、24−120と28−300のコンビネーションを楽しんで(試して)見ようかと思った。
結論としては、今日みたいな曇天では、ストロボなしで撮影したほうが、歩留まりがずっといい。間違いない。前からずっと思ってるけど、定常光、アベイラブルライトとして使えるLEDとか、光量とか使い勝手とか、どうなのかな、とずっと思ってる。おもちゃに毛が生えたような、保育園のお昼寝の撮影時に使えるヤツは、ひとつ買って持ってるけど。
で、Z9を徒競走に使ったんですよ。それほど難易度高くないでしょ。だってピント合わせはほぼ平面だし、ちゃんとピントを合わせたい場所はこちらから明示するし、こちらにカーブがあるけど、D5までの僕が愛した(使った)ニコンのデジイチは、これくらいの課題は難なくこなしてきたから、当然Z9なら余裕綽々でバチピンでしょ、当然のように、と思って、あんまり深く考えずに、こないだの高校生のハンドボールと同じAF設定で撮影したら、ピントを外しまくること、この上なく。
さっき夕方、画像整理してて、ギリギリ納品に差し支えがないくらいの撮れ高?は確保できてたけど、この数倍はピントばっちりの画像量産を期待してたんだけどな。
オレが悪いのかな。さっきiPhoneでググってたら、D5でスポーツを撮る際のオススメAF設定みたいな冊子のpdfがhitしたけど、これのZ9版は、ないのかなぁ。
だって、去年の東京五輪で新聞社とか通信社のカメラマンが、Z9を使ってガンガン素晴らしい写真をアレしたわけですよね。あたしの使い方が間違ってるんだよね、きっと。
メモ代わりに
— 💙💛小倉雄一@船橋政治新聞 (@oguray) June 14, 2022
今日、幼稚園のミニ運動会でZ9を実戦投入したけど、スナップとかはいいんだけど徒競走は微妙だったなあ。スタートからの直線、そしてカーブにさしかかるところ。D5でいうダイナミックAFにしてたんだけど、ピントの追従がかなり微妙…
Z9の位相差AFってなんちゃって位相差なのでは?
明日の撮影は雨で中止、だと思うけど、もし決行となったら、もういっぺんZ9+28−300で徒競走を撮影してみようと思う。
Fマウントレンズって、位相差検出AFに完全に特化してるから、もしかしたらミラーレスのZシリーズとは相性が微妙なのかもしれない。Zシリーズは動画も売りにしてるから、レンズのAFとかも、だいぶ様変わりしてると思われ。なのでボディを徐々にZシリーズにシフトしていくのと同時に、レンズも少しずつZのプロパーのヤツにしていかなきゃいけないのかな。そんなことをしみじみと思ってる。
だいたい、言いたいこと、書けたかな。
とにかく、僕がいまいちばん言いたいことは、ニコン最高。
みんなニコンZシリーズのカメラとレンズを買いましょう!
願わくは、いまウクライナで人を殺しているミサイルの先端部にニコン製のカメラモジュールが装着されていないことを、祈るのみ。
そうだ、書くの忘れてた! ニコンD5やD6で画像拡大か縮小ボタンと同じボタンがあてがわれてたストロボの設定ボタン、Z9では、ちゃんと左手側上部の四分割ボタンの一角をあてがわれ。
当たり前だろ!!!!! あたしはD5をずっと使ってて、このストロボ設定ボタンだけは許せない、とずっと思ってた。ニコンのプロ機、一桁機は、ある意味、兵器、武器と一緒で、現場でミスがあったら絶対に許されない、という設計思想のもとでアレされてると思うわけで。
ま、D5のバグ(みたいなもん)をD6で直せなかったのは、僕が敬愛する落合憲弘さんが言ってたようにD6はぶっちゃけD5sだ、みたいな。そらそーだよ、ニコンの開発陣はミラーレス一眼の開発にてんてこ舞いだったわけで。
でもね、不遜な言い方になってしまうかもしれないけど、すごいわかるんだよね、ニコンの開発の人たちのモチベーションって。やっぱり、新しい分野を開拓したいわけですよ。もうすっかり技術が陳腐化して、陳腐化は言い過ぎだとしても、すでに完成の域に達していて、あとはほんのちょっとのバグ取りといってはアレだけど、わずかな前進、進歩みたいなのって、ヒマだし、退屈だし、自分の脳みそをフルに使ってるという感じが、まったくしない。ま、お給料さえもらえて、早く帰れて、自分の家族との時間をたっぷり取れる、そういう生き方もアリかな、とは思うけどもね。
あとなんだっけ。バッテリーと充電器の話も、そのうち書く。
あとなんだっけ。あ、そうだ。もうずいぶん多くの方々が言われていると思うんだけど、ミラーレスなんだから、って関係ないかもしれないけど、フルカスタマイズ、できるようにしませんか。
どうしてそう思ったかというと、Z9は可動式モニターを採用してるので、D一桁機で左手側に並んでたボタン類が、ことごとく右手側に移動しており。画像再生時の拡大/縮小ボタンが縦に並んでるのはいいなと思った。menuと再生ボタンが縦に並んでるのも、むべなるかな、と思ったのだが、使ってるうちに再生ボタンがこの位置なのは、ちょっと下過ぎないか?と思うようになり。
D一桁機で再生ボタンがあった左手側の最上部には、鍵ボタンが鎮座ましましており。
なんやこれ、と思ったのは、僕だけではないと思う。僕は生まれてこの方、撮影した画像の特定のヤツに、鍵をかけたことはない。一度もない。笑
鍵ボタンが、こんな特等席に、鎮座ましましている理由をZ9開発者の方に尋ねてみたいモノだなぁ(仮定法過去)。
もしや、と思ってカスタムmenuを見てみたら、案の定、この鍵ボタンを再生ボタンにする設定があった。よく見たら、鍵ボタンの右下にFn4と書いてある。ファンクションキーの4番目であると。
それはいいとして、この鍵ボタンを、僕は再生ボタンとしてだけ利用したい。
なんかZ9、ファームウェア2.00でも、まだバグがけっこう残ってるんじゃなかろうか。鍵ボタンを再生ボタンにしてみたけど、挙動が微妙に微妙な気がする。あたしの思い過ごしかもしれないけど。
何度でも言うけど、僕は画像に鍵をかけることは金輪際ないので、鍵ボタンとしての機能をstopしてほしいんですよね。まあわがままが過ぎるとよく言われますが。笑
あ、あとフォーマット、いまは亡き富野さんが、キヤノンはニコンの真似をすごく嫌がる、ということを言われていて、たしかにふたつのボタンを同時に押して記録メディアのフォーマットができるというのはニコンユーザーとして泣けるほど有り難い機能なのだが、D5では上面液晶に、この記録メディアをフォーマットするよ、ということが表示されてたんだけど、Z9だと、背面モニターに出るのね。なんだかちょっとだけフォーマットが慎重にというか、面倒くさくなった気が、しないでもない。
これはずっとずっと前から僕は言ってるんだけど、ニコンのD5とかZ9はデュアルスロットで。なのでフォーマットも、2枚同時にできるようになればいいのに、とずっと思ってる。背面モニターでスロット1かスロット2か選択できるんだけど、その下に、1と2を同時に、という項目を設ければいいだけなんですけどね。
けど、Z9を使ってると、いや、Z9だけじゃなく、ニコンのカメラを使っていると、開発者の人たちが侃々諤々、喧々囂々の議論を数限りなく重ねながら、このカメラを開発したんだろうなあ、ということが死ぬほど伝わってきて、心の中で、泣けて泣けて仕方がない。シャッター切ってて(切れないけど)楽しくて仕方がない。
何度でも何千回でも書くけど、ニコンを信じてきてよかった。
ニコンの前の名前、知ってる? 日本光学だよ。光の学びだよ。すごいよなあ