すごくよくわかる。この漫画家の方の怒り。
僕もライターとして雑誌編集者と仕事をすることがあるけど、すごくよくわかる。
GIGAZINEの側の言葉だけど、このインタビューのなかに「劣化」という言葉が出てくる。
ほんと、最近の雑誌編集の人たちって、明らかに劣化してると思う。
まあ、出版業界が悲しいまでの斜陽産業だということと、あとは日本全体がどんどん
ダメになってるのと、その相乗効果なんだろうな。
けど、ホントこの漫画家の方が言うように、編集者がモノを創り出すクリエーターを
下に見たら、絶対に、その雑誌は滅亡への下り坂を転げ落ちることになるだろうね。
けど、たかが小学館の漫画雑誌の編集者の、いったいなにがエラいんだろう。
ひとつもエラくないヤツに限って、しょうもないことで、ふんぞり返ったりするもんだから
なぁ。救いどころがない、というのは、彼らのためにあるような言葉だ。
むかしは、大出版社という権力と、一介の漫画家っていうことで、ケンカにさえ
ならなかったんだろうね。けど、いまは個人が発言する場を持てるようになって
きて。
この、小学館の編集者の、うちで仕事をしないとかいって、戻ってきた人も
いますからねぇ、と繰り返し語る台詞は、ものすごくたくさんのことを、物語って
いるよね。
また、痛快なのが、陳述書のなかで、歴代の編集者の実名をひとつひとつ
挙げてあること。なかなかに手痛いだろうなぁ。名前を出された編集者たちは。
そして、この記事からリンクされている、小学館の公式コメントの笑えること。
これほどまでに鮮烈な好対照をなしてる例って、なかなかないよね。
つまりは、権力をどっちが持ってるかとか、金があるほうが勝つとか、発言力が
強いほうが、とか、そういうことじゃあ、もうなくなってる、よね。
まあつまりは、正義ということなんだろうな。
「金色のガッシュ!!」の作者である漫画家、雷句誠さんにいろいろとインタビューしてきました
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20080620_raiku/