核とか。(その2)

自民党の政調会長をやってる中川昭一が、あちこちで、日本も核武装をするかどうかの議論をすべきだ、って言って回ってるというニュースに対して、mixi のユーザーがさまざまに意見を述べており。ざっと見てみると、核武装に向けた議論をして何が悪い! 言論封殺だ! とかって息巻いてる方が少なくないのが、ものすごい驚きで。

いつものように世界平和への祈りを捧げながら、こんな喩え話を思い浮かべてた。自分で思いついた喩え話を、寓話、と呼んでいいモノかどうか、迷うけど。

じつは地球というのは、はるか昔、ものすごく高度な文明をもったアンドロメダ星雲に住する知的生命体によって、いわば人工的?に作られた星(擬似星辰球状個体)で。で、地球を創り出した知的生命体は一計を案じ、もしも?のときを考えて、地球の中心の部分に、“地球星”を一瞬にして爆破できるだけの爆発物を、仕込んでおいており。

あるとき、地球に住んでる、ある国のある科学者が、その地球の謎を、知ってしまった。そして、あろうことか、地球の中心にひっそりと存在している、地球を一瞬にして爆破できる、その爆発物を爆発させる手だてを、知ってしまったのだ。その科学者の知見は、さまざまな紆余曲折を経て、その国の政治家、最高権力者たる大統領の知るところとなり。そして、その大統領は一時(いっとき)は世界を支配する唯一の王となった思いを得たが、すぐに憂鬱な気持ちに支配されることとなり。

どこの時代にも、そしてどこの国にもスパイというものはいるもので、その地球の謎は、冷戦時代をいがみ合いで渡り歩いてきたライバルの某国の知れるところとなり。最初に地球の謎を知ったA国の大統領と、2番目に知ってしまったB国の党書記長は、ホントは互いに地球の謎について、相手と話し合いたかったんだけど、でもどうしてもその勇気が出ず。そうしている間に、次々とスパイの暗躍や科学者の口コミによって、C国、D国、E国、F国、G国あたりまでが、ぞくぞくと、地球の謎を知ってしまうことになり。

で、さすがにこれはいかがなものかと誰かが考え始め、いちおう、国際会議とかで、話し合うことにした。地球の謎を知る国を、これ以上増やさないためにどうしたらいいかなぁ(はぁと)ってな感じで。けど、みんなアホだから、自分とこだけは、地球の謎(ある手だてを講じれば地球星を一瞬にして吹き飛ばしてしまうことができる爆破装置が地球の中心にあって、で、その気になればそれを爆発させることができちゃうってこと)を知ってる、っていうおかしな優越感を、どうしても、拭い去ることが、出来えず。

(以下、次号)

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