怒りのブレイクスルー

中村修二さんの『怒りのブレイクスルー』を読んでる。古本をAmazonで買って。

おもしろい。あるときまで、中村さんも、滅私奉公を旨とする、典型的な日本の技術者だったんだ!
けど、せっかく京セラに就職が決まっていながら、都会に住むと通勤地獄が堪えられない!とかっていう理由で内定を蹴って、結局地元の日亜化学に務めるっていうところとかは、人とか世間の評価とかは気にせずに、自分が納得できることだけを追求する、っていう、いい意味でマイペースなところを、もともともってて。そうだよなぁ。もっと多くの日本人が、素朴に、通勤地獄はイヤだ!ありえない!って心の底から思ったならば、日本っていう国は、もっとよくなるだろうな。通勤電車なんかにはまったく縁のない都知事が、せめて、政治の中心を東京から移動させる、っていうナイスな提案を踏みつぶしちゃうんだもんな。ホントに我慢するのが好きな国民だよ。同じ民族ながら、尊敬しちゃうよ。(笑)

いまちょうど半分まで来てるんだけど、残り半分も一気に読み進められそう。この本を読み終えたら、次は何を読もう。『聖の青春』を、ひさしぶりに再読してみようかな。

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