映画「スポットライト」を見た。すごい映画だ。
比べるもんじゃないかもしれないけど、「ドリーム」「ペンタゴン・ペーパーズ」「グリーンブック」よりも、はるかに上を行く。「インビクタス」よりも。
映画の評価って、なにをもってするのか、いまだにわからない。
実話をもとにしていれば、そしてその「実話」が重ければ、映画も高い評価を得る、ということではないんだろうな、ということはわかる。
たぶん、みなさんはこの映画、まだ見てないですよね。わかんないけど。
映画のストーリーはだいたい知ってた。ボストンの教会でずっと昔から子どもへの性的虐待が続いてて、それを教会は組織的に隠蔽してたと。
だから、映画を見て感動するということは、その細部の描かれ方なのかな、評価の軸としては。
出てくる俳優が、いいよね。どの人も、みんな。
けど、前回の「インビクタス」から3週間以上も、映画を見れてなかったんだ。なんなんだ、いったい。
映画を見るのにもパワーが要るもんな。とくにこういう重たい映画を見るのは。
ただあたし、娯楽として映画を見ようとは思わないのね。なんか2時間おもしろおかしく過ごせればいい、というふうには、まったく思わない。そういうことは、少なくとも僕は、映画には求めていない。
そうだな、口はばったい言い方をすると、この世界が少しでもよくなるように、そのよすががほしいというか、糸口を探りたい。
しかし、このタイミングで、この「スポットライト」を見たって、なんか不思議な気がする。前にも書いたけど、宮本輝の珠玉の小説『優駿』に、馬は自分の体調に合わせて、食べたい草を食べる、ってあったけど、人間もまったく一緒だよね。いま必要な栄養素として、見たい映画を見る。僕の場合、今日はこの「スポットライト」だったわけで。
世界中の信仰を持っている人に見てほしい。絶対善とされる存在が、その言葉を隠れ蓑にして、おかしなことをしてないか。それは信じるということと同居すると、僕は思う。信じるということは、しっかりと監視する、ということと同義なのだと思う。
次は1984年…を見ようと思います。韓国映画。
Amazonは月500円。カラオケDAMは月1100円。あー、モトを取るには毎日3曲ずつくらい歌わないとなー。
ぜんぜんオチがおもしろくない。
あ、そうだ。なんか付け足しみたいになっちゃったけど、深く祈るコツを、今日知った。いままで気がつかなかった、そんな僕をdisらないでください。
簡単なコツ。合掌した左手と右手の手のひら、そして5本ずつの指を離さない、と決めること。そしたらどんどん集中は増すし、祈りは深まる。おそろしいほど。