大詰め

技術連載本の作業が大詰め。
大幅にページの前後を入れ替えることになりそうなので、
もくじを作り直していただくことと、あとはノンブル横の文字?を
ひとつひとつ手作業で直すのと、あとノンブルももちろん修正しなきゃ
いけないのと、それから、本文中にあるP.●の図版参照、っていうやつも
ひとつひとつ直す必要が発生し。

あ゛~、めんどうくさい、こんなに面倒だったらもういい!っていいたいところ
だけど、そこはガマン我慢がまんで、笑顔で作業をしゅくしゅくと進める。

トビラまわりの読んでいただく工夫、それからデジカメ関連年表?あたりも
さくっと作成しないと。

すべて今週、来週の作業になる。次なるムックの仕込みも、そろそろ始め
ないと。年内中にどこまで進めておけるかが、2008年の小倉がどれくらい
幸せになれるかに、かかってる。

ホントか?の声、多数。(笑)

あ、でも、ホント。たぶん。2007年はオグラ史上、いちばんたくさんの本を
作った年だったんだけど、2008年は、それを上回る仕事をしたいと
思ってる。それには、スタートダッシュが肝心でしょ♪ということで。

3月くらいまでに2~3冊は上梓して、って急に文学的な表現を使って
みたりする。(笑) 2008年の春にも、各社からいろいろ出てきそうな
予感があるので、そろそろ徐々に慣らし運転と、いきましょうかねぇ。

Kiss X、D40、D40Xと3冊出してどれも好調な「マスターガイド」だけど、
2008年は少しずつ進化させたい。どこをどう進化させるかというのが
編集者の腕の見せどころ、なのであり。あとは、進化させずに同じ
ものばかりを作ってると、編集者自身が、飽きる、というのもあるし。
オグラはとくに人として飽きっぽいので。人気のある連載だからって
いつまでも続けるのは好きじゃない。いっぺん終了させて、その
もやもやの超新星のなかから新しいモノを生み出すほうがいいと
基本的には思っているので。

つねに自分を作り変えていく、というと格好良すぎるかもしれないけど。

1D MarkIII本は、さすがに高級機種のムックだけあって、爆発的な
大ヒット、という感じにはなってないけど、あとはリコールの問題とかで
ちょっと1D MarkIII的にも、若干ブルーな空気が漂ってるような気が
しないこともないけど、でもこの問題をクリアしたら、きっとまた人気が
出てくると思うし。1Ds MarkIIIが意外に強気の値付けをしてきてることも
あり、まだまだ2年くらいは1D MarkIIIも売られ続ける気がするので。
2年は長いかな。このあと1年半とか。希望的な観測かな。(笑)
北京五輪が終わったら、1D MarkIIINとか、すぐ出されちゃったりして。(爆)

まあいいや。撮影機材はすべからく進化をし続けるもんだし、それはいいか
悪いかは分かんないけど、デジタルでは銀塩のときに比べて比較にならない
くらい、その進化のスピードは増してるわけで。

瞬撮力、って1D MarkIII完全ガイドの表紙に書いたけど、次から次へと
登場するデジタルカメラのひとつひとつを、刹那の瞬間かもしれないけど
ていねいに愛してあげて、そして旬が過ぎたら静かに話題から外れて
いく、というのが、いままでもそうだったし、これからもずっとそうであり
つづけると思う。僕なんかがいまさらいうまでもないことだけど。

そういえば、モーターショーの入場者が前回を下回ったって、ニュースに
なってたけど、きっともうクルマというのが、若者の心をワクワクさせるような
そういう存在じゃあなくなってきてる、っていうことなんだろうね。最近の
ガソリンの急騰なんかも理由のひとつだろうし、悲惨な飲酒事故が頻発
してることも少なからず影響してるんだろう。

太陽光でどこまででも走るとか、事故が起きても絶対に人を傷つけないとか、
そういうめちゃめちゃものすごいエポックメイキングなことでもないかぎり、
クルマはもうカッコイイ存在としては、復活の目はないような気がする。

その証拠に、というのは変かもしれないけど、なんか今回のモーターショー、
おじさん向けのクルマばっかりが元気だったような気がする。GT-Rとか。

クルマのびっくりするようなエポック、あとは、いきなり空を飛んじゃうとかね。
池澤夏樹の『マシアスギリの冒険』のバスみたいに。

もっとクルマはカジュアルな乗り物になるといいな、と個人的には思う。
スピードもそんなに出なくていいから、もっと軽快に、もっと安価に、
そしてもっと安全に、もっと楽しく。まあ小倉の活動範囲がほとんど市内
で完結してる、というのが、そう考えるおもな理由なんだろうけど。(爆)

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