「炎上もあるけれど、記者はSNSをやったほうがいい」 毎日新聞・小川一取締役インタビュー(前編)(BLOGOS編集部)

この記事、本当に感動しました。
僕は92年4月に大学新卒で毎日新聞に入社し、97年1月まで、写真記者として福岡で勤務しておりました。たった4年1か月の新聞社生活でしたが、社会人としての基本を、あの時代に叩き込まれたと自覚しております。芋焼酎のお湯割りの味も。

小川さんは新聞社時代は存じ上げておりませんでしたが、毎日新聞がSNSに力を入れているここ数年、その旗振り役としてあちこちで拝見し、いまやtwitter、fbで繋がらせていただいて(?)おります。

最初は、なんとなくよくわかってないおじさんが、とりあえず始めてみるか、という感じでやられているのかなぁ、と失礼なことを思っていましたが、Instagram、Vineまで始められるのを見て、この人は本気だ、と心の底から思いました。

ここだけの話、ずっと貧乏生活をしているので、月4000円(消費税込みだと4000円ちょっと)は痛い。激しく痛い。ネットでほとんどの記事は読めるし、紙の新聞は大好きなのですが、そろそろ購読をやめてもいいかな、毎月こられる集金も、めんどうだしなあ、と思ってました。

でも、このインタビュー記事を読んで、そんな惰弱な考えを改めました。新聞の宅配制度が、いまの新聞社を支えている、のであるならば、微力ではあるけれども、最後の最後まで、毎日新聞のサポーターとして、あり続けるのが正しいのではないか。それが、大学を出たばかりで右も左も分からなかった若造に、厳しくも温かく、ありとあらゆることを教えてくださった毎日新聞西部本社、福岡総局、あるいは出張でお世話になった大阪本社写真部、東京本社写真部の皆様のご恩にお応えするせめてもの術、なのではないか。

ここだけの話、僕が新聞社を辞めた97年当時も、ずっと潰れる、潰れる、といわれていました。これからはインターネット時代だ、ということで、インターネットで光り輝いている会社に、と思い、当時は勢いがあった某出版社に転職しました。

すみません、自分の話とインタビューの感想がゴッチャになって、申し訳ない限りなのですが、デジタルファーストの話も、本当にすばらしい。でも現場はまだ、紙媒体で儲けさせてもらっているのだから、と思うのも当然ですよね。

紙の新聞がいよいよダメになって、むかしからの「御利益」の威力が消えてなくなりつつあるころ、デジタルファーストに完全移行、できてたらいいですよね。最近、紙の新聞を読んでいて悲しいのが、広告が健康食品とか、アイデア商品の通販とか、パッケージ旅行とか、どうも年配の方々向けのものばかりになっていること。つまり、要するに、紙の新聞は、お年寄りのものに、急速になりつつある、ということですよね。それは、同じことは、広告が載ってる週刊ポストや週刊現代といった週刊誌にも、まったく同じことが言えるわけですが。笑

小川さんのインタビューでいちばん感動したのが、「炎上」に関するくだりだったかもしれません。ここだけの話、ぼくもかつてtwitterで炎上したことがあり。この話をバイトしてる勝田台の個別指導塾の生徒に話したら、そっこースマホで検索を始めて、「なにしてんの、バカじゃないのー」っていわれました。もちろん、すぐに、「え? 知らなかったの」と笑顔で答えたことは秘中の秘ですが。笑

なんの話でしたっけ。

炎上したっていいから、毎日の記者諸君よ、twitterをやりたまえ

本当にそのとおりだと思います。僕に言わせれば、まだまだ毎日新聞の記者のみなさん、おとなしすぎ。twitterの世界で有名な毎日記者って、数えるほどしか、いないですよね。朝日のほうが、ずっと元気だと思います。ええ。読売、産経の記者はなぜか見かけませんが。笑

たまに、紙の紙面を使って、SNS大特集をやったらどうでしょう。新しいモノ好きのお年寄りって、かなりいっぱいいますよ。すでにやられていますが、そういうお年寄りにタブレット込みで売り込みをかけて、さらにSNSの使い方をレッスンして、身近なニュースとか事件事故とかを投稿してもらうようにすれば、最高ですよね。川柳や「声の欄」の投稿でもいいし。

そうやって、自分が毎日新聞に携わってる、毎日新聞の魅力作りに一枚かんでる、と思う人たちが増えれば、あらたな「ご利益」がどんどん増えると思いますよ。シンパとかサポーターとか勝手連とか、いろいろ言い方はありますが。

いやー、ほんとうに、感動のインタビューで、後編がいまから楽しみでなりません。

そういえば、僕が新聞社に在籍してた頃、会社のキャッチコピーを社内公募するっていうのがあって、僕も応募したのですが、あっさり落選でした。いまでも、かなりイケてると思うのですが、

真ん中まっすぐ 毎日新聞

どうでしょう。著作権は放棄しますので、いまから使っていただいてもOKですよ。
“真ん中”というのは、政治的に中立とか、そんなケチくさいことじゃなく、別の言葉で言えば、「人間主義」ってことでしょうか。

ネットニュースの最大手・Yahoo!ニュースは今年2月、記事の配信元であるメディア各社を東京都内のホテルに集め、今後の運営方針を説明するカンファレンスを開いた。その懇親会で、乾杯のスピーチをまかされたのは、毎日新聞のデジタル戦略を担う小川一取締役(57)だ。1

情報源: 「炎上もあるけれど、記者はSNSをやったほうがいい」 毎日新聞・小川一取締役インタビュー(前編)(BLOGOS編集部)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください