2000年1月

日記

●平成十二年

・1月1日(土)

あけましておめでとうございます。
今年の小倉は……、ちょっと考える。(^^;

さっきまで、白線流し99を見てました。はい、すてきなドラマでしたよ。
昨日、もう一本、たけしの映画、HANA・BIを借りてきました。
これから見ようと思います。

朝まで生テレビを、いま見てます。
相変わらず、おもしれえなぁ。

・1月2日(日)

さっきまで高校の友人に会ってた。HくんとMくん。(^^;
Mくんは長い学生活を経て(^^; いまは産婦人科の医者になった。
Hくんは、ずっと警備の仕事を続けている。
どちらも、大切な友人だ。

津田沼で合流して、作新台のさいぜりやで飯を食って、お台場までドライブして
で、いま帰ってきた。

ひさびさに会ったなぁ。とくにMくんは、何年ぶりだろう。3年ぶりくらい?
メールでは、しょっちゅう顔を合わせているんだけど(^^;
彼からもらった年賀状、大学の同僚の人たちと一緒に写ってる写真を
送ってくれたんだけど、彼がほのかな恋心を抱いているというHさん、
すぐに分かったよ。彼のメールで、いやと言うほど、キャラクターについては
紹介を受けているので。しかし、絵に描いたような、甘えん坊さんって顔を
してるなぁ。やっぱり人間の顔が映し出すものって、生半可なもんじゃないね。
いやホント。ウソは付けないっすよ。だから、人の顔の写真を撮るの、私、
止められないんだけどねー。いやほんと。

・1月10日(月)

今日、とても懐かしい二人の友人から年賀状が届いた。
一人は、私が福岡で新聞社のカメラマンをやってたときの、同業他社の
女性カメラマン(という言い方は変?)。

彼女は私よりも一足先に新聞社を辞め、水中写真家の弟子になり、
そこも半年で辞めて、あとは通訳をしたり、CSの番組制作会社に
勤めたり、と、いろんなことをしてた。去年の夏?くらいから、
やっぱり写真やることにした、とか言ってて。個展のお知らせが
来たんだけど、忙しくて行けなかった。去年は確か、年賀状の
返事が3月頃、絵はがきで届き。だから今年もあまり期待して
なかったんだけど、なんとまあ、1月中に返事が来るなんて、
奇跡としか、言いようがない。(^^;

また別の場所で、個展をやるとな。ということは、前回の個展が、
なかなか評判が良かったということなのかな? すごいなぁ。
私が雑誌の編集とかをもそもそやってる間に、彼女は写真家として
独り立ちを始めてる。。。自分の守備範囲をがっちりと固めて。
前の個展の案内の写真と、今回の写真を比べてみると、写真がどこか
変わった気がする。それは言葉にはしづらいものなんだけど、
でも、ハッキリと彼女の写真が変わったことだけは、分かる。

もう一人の友人は、学生時代、個別指導の塾でバイトしてたときの
仲間。ずっと司法試験の勉強をしてる。すごく難しいと言われる
大学を出てるのに、まだ司法試験の勉強を続けてる。東京で、バイト
しながらの下宿生活だと、勉強に集中できない、といって、故郷の
水戸に帰ってから、もう3年ほどになるのか。それから音沙汰が
なかったので、東京で暮らしているはずの、彼の弟さんに、
実家の住所を教えてもらおうかなぁ、と考えてた矢先に、
何年かぶりに年賀状が届いた。うれしかった。。。
彼が試験に合格してえらい弁護士先生になろうと、ぜんぜん受からずに
ずっとぷーたろーみたいな生活を続けようと、友達には違いない。
いつまでも、昔みたいにバカ話ができる間柄でいたい。

ふたりとも、私にとって、大事な大事な友だちだ。

そういえば、今年から、今日が成人の日。1月の第2月曜日。
32歳には32歳なりの成人の日があっても、いいと思う。

・1月22日(土)

きょう、椎名林檎さんのアルバム「無罪モラトリアム」を借りてきた。
ホントは、新品を買いたかったんだけど、売ってなかった。それで、
1曲目に収録されている「正しい街」を聴くために、借りてきた。
歌詞を先に知ってたので、もっとバラードっぽい曲なのかなぁ、って
イメージしてた。そしたら、すごいロックなのね。この人すごいね。
若いのに、すごいしっかり自分の世界を持ってて。親友のMから
借りたテープに、この人が歌ってるユーミンの「翳りゆく部屋」が
あるんだけど、これもすごい。ほんっとに。

近所の本屋にも行って、文庫本を2冊買ってきた。宮本輝さんの
「命の器」と、沢木耕太郎さんの「夕陽が目にしみる」。この2冊に
共通するのは、すでに私が所有してた本だということだな。(笑)

命の器の文庫は、うちを探せば、どっかから出てくる。
ただ探すのが面倒くさいから、本屋の書棚から持ってきた。ちゃんと
お金を払って。(笑)
「夕陽が目にしみる」は、ハードカバーの「象が空を」の第1部という
ことらしい。ハードカバー、数年前に購入してあるんだけど、分厚いことも
あって、ぜんぜん読んでなかった。(^^;

この二人の作家のエッセイ、とても好き。読んでてすごく心に沁みる。
何となく、自分に似てるところがあるなぁ、なんて不遜にも思ったりも
する。

なんか最近、本を読むのが楽しい。不思議なもんで、生活に張りがある時って
本をよく読んでる時期と重なるんだよね。これはどっちが先なんだろう。
本をよく読むから命がはずんでくるのか、それとも、命が弾んでるから、
いろんな本を読むエネルギーが自分の中にあるのか。
きっと両方なんだろうな。

今の時期に命の器を読み返そうと思ったのは、宮本輝MLで、命の器に
レマルクの凱旋門とか、山本周五郎の虚空遍歴が紹介されていることを
指摘されたから。

山本周五郎の「青べか物語」を読んだばかりで、この人の作品は、まだまだ
山ほど読む必要がある、と思ってるので。

そ、山本周五郎といえば、こないだ不思議なことがあった。ある先輩と
居酒屋に行って、そしたら、本なんか読みそうもない、その先輩が、急に
山本周五郎の「水の中の石」って知ってるか。って言い出して。
すごいびっくりした。ちょうど、青べか物語を読み始めたばかりだったから。
先輩は、その小説のあらすじを話してくれた。親友である、一兵卒と大将との
物語。大将は一兵卒である親友のことをいつも気に掛けて、いろいろと面倒を
みるんだけど、一兵卒のほうは失敗ばっかりしてて、ぜんぜん期待に応えない、
って。男の友情の話みたい。絶対に読もうと思ってる。

それと、最近どういう訳か、トルストイの「戦争と平和」を読まないといけないと
思ってる。どういう訳か。全3巻だっけ?4巻だっけ。読まないと。30代のうちに。(^^;

あとなんだろ。

ひさびさに韓国のKwonちゃんから日本語のメールをもらった。うれしかった。
いつ行けるかなぁ。韓国。一月の下旬は、飛行機代も安いみたいだから、ぜひ行きたかった
んだけど、新しい職場で、リズムがまだつかめないのと、あとはお金がない(笑)ので、
もうちょっと先になりそうだ。福岡へも1年以上行ってない。いいのか、それで?!
いいのか、っていったって、しかたないよねー。行きたくても行けないんだから。ね。

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