今日は、自宅でテープ起こしの作業を、してた。これからあるテーマについての単行本を出すことになっていて、その取材の録音を、聞いて、文字にする作業。この作業が、僕はとても苦手で。取材は大好き。それを聞き返すのも、キライじゃない。それから、文章をひたすらしたためるのも好き。けど、録音したモノを聞いて、それを文字にする作業というのは、どういうわけか、得意じゃない。なんじゃそりゃ!?って思われるかもしれませんが、そうなんだから、仕方がない。(笑) なんでなんでしょ。たぶん、いま考えたんだけど、あんまりモノを考えずにできちゃう、というか、モノを考えずにやらないといけないから、なのかな、って思った。
贅沢を言ってる気がする。けど、そういう部分では、メチャクチャわがままですね。この人。
けど、今回のこの仕事では、テープ起こしを人に頼むわけにはいかないので、何度も繰り返し、聞き返したり、文字に直したり、それをいくつかまとめたり、っていう作業を、これからもしていかないといけない。もうすこし、ジグソーパズルのピースが揃ってきたら、たぶん急速におもしろさが増してくる、気がする。
自画自賛的でアホみたいだけど、この本、絶対に面白くなる気がする。だって、テーマとしているモノや人たちが、めちゃくちゃおもしろいんだもん。どんなに下手にまとめたって、つまらなくすることは、きっと無理だと思われ。
むかし、写真評論家の飯沢耕太郎さんと仕事をしていた頃、飯沢さんにこんなことを言われた。飯沢さんに、本をいっぱい出されてるんですね、って聞いたら、本を書くには、自分の得意分野の本を書くんだよ、って。ああ、なるほどな、って思った。自分の得意分野をもつことが大事なんだな、って。いま進めてる本は、まさにそういうテーマであり。ありがたいことに、そういうテーマに、幸運にして、めぐりあうことができた。あとは、トレロカモミロのようにだらけないで、粛々と仕事を進めていくだけだ。
今日、テープ起こし、じつは1回分のインタビュー全部はおわらなかった。具体的な時間を書くと、えー、そんなに短いの?って糾弾されるから、書かない。(笑)
明日も続けて、やりませう。夜になるかな。