自治会の役員選出の会合

きょうは地元自治会の1年に一度の役員選出の会合。わが自治会では18班あるんだけど、1年ごとに偶数、奇数班にわけて、半分の班の役員と班長を改選することになってるわけで。今回は奇数班。

あたしも2年前に会長にさせられて、1年やって副会長も1年やり。

去年の役員選出会合が本当にたいへんで、何時間たっても結論が出ず、要するに会長を引き受ける人が出てこないわけで。なので、今年はやり方を決めた。1時間話し合って結論が出なければ、あみだくじ。それでもどうしても無理ということだったら、その班のなかで話し合って、責任を持って班の中から会長を出してくださいと。

僕のこの考えを数カ月前から話してたんだけど、だれも反対、という人がいないので、まあ民主的かな、と思ってた。ただ、せっかく顔を合わせて話し合うわけで、機械的なあみだとかじゃなく、この人はできそうだ、とか、この人は状況的に難しいだろうっていうのを考えながら、適任者の方が自然に、じゃあ、っていう風になるのが理想なんじゃないかと思ってた。何人か、この人なら、という方はいらっしゃったんだけど、でもどうしても無理、ということで。

時間も経つので、仕方なく、あみだで決めることにした。役員候補の9人のうち、3人が欠席されていて、あみだで機械的に会長が決まっても、たぶん「無理」って話になって、また面倒な折衝が始まるんだろうなあ、と思ってた。

ホワイトボードの裏にあみだを書いて、候補の方に選んでもらう。で、最初は下に書かれた「会長」から上に遡っていって、その先に書かれた方の名前と班の番号を読み上げる。80代の方。ご高齢すぎて、絶対に無理だよ、と思ってた方で。

名前を読み上げるやいなや、颯爽とイスから立ちあがり、前に出てこられ、みんなのほうに向かって、ごあいさつをされ。

「最後のご奉公になると思いますが…」

感動。野武士のような立ち居振る舞いに本当に感動した。

自治会の役員とかって、無理と思うから無理なんであって、やろうと思えば、たいていのことはできると思うんですよね。もちろん、本当に難しい状況の方は、なかにはいると思うんですけど。でも、ほとんどの人はやる気になれば、できる。ただ、そこまでの思いがないだけで。

そのことについて、とやかくいうつもりはない。

会合が終わったあと、帰って行かれる何人かの方々から、ごあいさつをいただいた。「オグラさんがいなくなると不安です」「なんでもさくさく決めてくれたので、本当に気持ちよかったです」と。

この2年、自治会の役員をやらせてもらって、いちばん大きな財産は、地元でいろんな方と知り合うことができたこと。これは本当に、お金じゃ買えない大きな大きな財産ですよ。

人生の師匠の言葉通りに行動すると、本当に大きな幸せの種を手に入れることができる。そのことを改めて、また実感した。

昨日の勝田台の送別会、そしてきょうの地元自治会の会合。このふたつを経て、なんだかオグラはまたひとつ、皮がむけた気がします。うまくいえないけど、こうしてはいられない。変わらなきゃ、という。

昨日撮った写真、2000枚ほどあるみたいなんだけど、さすがに整理するの、しんどい。しばらく寝かせておきたい気分。

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