たったいままで、映画「スラムドッグ$ミリオネア」を見てた。Amazonプライムで。
なんか感動。前回ちゃんと見たのはいつだっけ、というくらいに昔のことで。じつはDVDも持ってる。「きっと、うまくいく」が好きすぎて、この「スラムドッグ」はいまひとつだったかな、なんて思ってた。「スラムドッグ」はイギリス人監督の作品で、「きっと、うまくいく」はインド人監督からの「スラムドッグ」のアンサーソングだ、ということを聞いたことがあり。さもありなん、と思ってた。
これもじつは、だけど、前回は途中までしか見れなかった。始まって15分とか。ジャマールが人気タレントのサインが欲しくて肥だめに落ちるあたりまで。あ、前も見たことあるよね、知ってる知ってる、ストーリー、記憶通りじゃん、と思って止めた。
ご丁寧にもAmazonプライム、前に止めたところから再生を開始しようとして。あわててタイムバーを最初に戻し。映画を見てていつも思うのは、映画を見る楽しさの何分の一かは、知らない風景を見ることにあるよね。僕はインドって行ったことないけど、ものすごく魅力的に感じる。ひとことでいうと混沌。そうB型のあたしは混沌をこよなく愛する男なのでね。笑
それはそれとして。今回ハッキリわかったのは、って、いまごろわかったのかよ、バカめ、っていわれそうだけど、この映画、人生に大事なのはカネじゃない、ってことがテーマだよね。まあ億万長者番組で大金をGetするストーリーなのに矛盾してるかもしれないけど。
「きっと、うまくいく」との比較でいうと、時間軸が行ったり来たりしてるのは同じなんだけど、「スラムドッグ$ミリオネア」のほうは、テレビ番組という時間軸が単調というかまっすぐ進んでるというのが基調としてあって、それを崩せないのはやむを得ない部分だよね。「きっと、うまくいく」のほうは、主人公たちの学生時代と、10年後の主人公が見つかったという連絡を受けてからのロードムービーとが行ったり来たりしてて、先が読めないところがあるけど。あとは、主な登場人物が3人というのはいっしょだけど、その役割分担が違うかな。うーん、あとはなんだろ。いや、たぶん「きっと、うまくいく」がよすぎるんだよ。「きっと、うまくいく」が120点とかだとすると、「スラムドッグ」は85点とか。
いま書いた文章を読み返してて思ったけど、「スラムドッグ」のほうは基本的にはクイズのひとつひとつに過去のエピソードが紐付いてるっていう体裁を崩せないけど「きっと、うまくいく」にはその制約はなくて、あらゆるきっかけから過去と現在を行ったり来たりしてる。まあありていにいうと、「きっと、うまくいく」のほうが、観客に対してのサービス精神がずっと勝ってるってことだと思う。
時間もずっと「きっと、うまくいく」のほうが長いしね。商業映画の、だいたい2時間っていうのはもちろん商売としては客の回転が増やせるからっていう理由なんだろうけど、「きっと、うまくいく」は3時間もあるもんね。単純にいって客の入りが2/3になる恐れだってあるわけで、それでもこれだけの長尺が必要だ、と監督が判断したということなのだろう。いまふと思ったけど、映画の長さって、いつ決まるんだろう。撮影を開始する頃から、だいたいの見込みってあるもんなんだろうか。それとも、見込みは一応あったとしても撮ってみたらあれもこれもってどんどん長くなるもんなんだろうか。台詞とかもかかわってくるから、その判断ってものすごく難しいよね。
なんか思いついたら、続きを書きます。
話はいきなり変わるけど、きょうは聖教新聞の代配12回目だった。先週の11回目もなんか書こうと思ったんだけど、代配を始めて以来のけっこうちゃんとした雨で、身も心も冷え切ってしまい。笑
雨が降ってる日は新聞が濡れないように、1世帯ずつビニール袋に入れなきゃいけない。作業場で立ち仕事になるのでけっこうたいへん。30分くらいかかるかな。配るときも、防水のバッグを支給されてるけど、ビニール袋は密封してるわけではないので気を抜くと新聞が濡れちゃう。晴れてる日は聖教新聞と某政党の機関紙を丸ごとバッグに詰めて、配達先の一覧を見ながら部数を確認していけばいいけど、雨の日は配る新聞を前もって世帯ごとにビニール袋に詰めなきゃいけないから、間違ったらいけないと神経を使う。僕の場合、聖教新聞を単独で配るのは別のバッグに入れて、あとは部数の組み合わせごとに間仕切りで分けて、確認しながら配ってる。いまのところ間違いはなさそうだけど。
なんの話だっけ。そう、そう考えると晴れてる日の新聞配達はさいっこうにゴキゲン。きょうも何の変哲もない朝日が昇ってたけど、でもこれって昨日と変わらず太陽がちゃんと燃えてて、昨日と変わらず地球が太陽の周りを回りながら自分でも回ってるから起こる現象なわけで。当たり前だと思っちゃいけない。それにしても太陽だけじゃなく光星って、何十億年も同じように燃えてるって、なんかヤバくね? そんな都合のいい話ってあるのかね。ってまあ近所に惑星があって生命が存在してなきゃ、どっちでもいい話かもしれないけど。
なんの話だっけ。わすれた。あ、最近オリーブの実が食べたい。なんか鰯のペーストが詰めてあるヤツ。アレ美味しいよね。ちょっと中毒性があるけど、ずっと食べてたい。ちょっと高いけどな。
いよいよ明日からは入学式week。月曜から土曜まで6日で終わっちゃうけど。そのあとは4月は数えるほどしか撮影が入ってない。塾のバイトも新人の講師の方が次々と入り、おっさんは干されそうな気配が如実にしてる。そりゃあ責任者の人としては、まともに言うことを聞かないおっさんよりも(そもそも男はスーツ着用を義務づけられてるのに、あたしは普段着で仕事してる)、若くて可愛い女子のほうが扱いやすいだろうしね。まあ干されたら干されたで、次にやることを考えるよ。
僕は情けないことに池田先生とトインビーの対談をちゃんと読んでないんだけど、トインビーのいう「人類の歴史は挑戦に対する応戦の歴史です」というのはすごく納得できる。異民族の侵入でも伝染病の蔓延でもそうだと思うけど、挑戦に負けちゃったら滅びちゃうまでで。いままでずっとそうだったんじゃん。これからも、きっとそうだ。
もうひとつ歴史学者のトインビーが言ってたのは、「ナチスの蛮行を、天気予報でもやるみたいに淡々と記述してたら、それは歴史学者としての責務を果たしてない」みたいなところ。あたしが言葉を尽くしてアベ自民を非難してるのは、そういう思いからだよ。21世紀初頭を生きる仏法者として、権力が横暴の限りを尽くしてるのに見て見ぬふりをしてたら、とりあえずいま組織人としてはなんとなく平穏に暮らせるかもしれないけど未来の後継者たちからは、いったいあんたたち、何をしてたのよ?って軽蔑の眼差しを向けられることは間違いない。傲慢な権力を力強く批判せよ、っていうのは師匠である池田大作先生の命令だと僕は思ってる。もしお前は間違ってるという人がいたら、なるべく早めに連絡をいただき、僕を善導してください。笑
次に見る映画が決まった。レンタル落ちのVHSをGetし、ずっと前にDVDにコピーしてある「芙蓉鎮」だ。これも人間が描かれてる。考えてみれば、ものすごい権力の横暴と人間存在のちっぽけさと。それでも生きていく人間の偉大さと。版権の問題だと思うけど、Amazonプライムにないのが本当に残念。ひとりでも多くの人に見てほしいのに。
あしたは卒業式も行った練馬の小学校の入学式。卒業証書授与がないだけで、本当に気がラク。
夜も更けてきたし、明日に備えて少し寝なきゃ。その前に、黒霧島の残りがあと僅かになってきたから、また買ってこなきゃ。ビッグAまで自転車で行くかな。きれいにオチも決まった。お後がよろしいようで。(x x)☆\バキッ