こないだ、デジカメWatchで富士フイルムの超画期的な技術をインタビュー
取材したけど、
[インタビュー] 富士フイルムの“撮像素子内蔵型位相差AF”について
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/interview/20100914_392043.html
僕がたまにベトナムに行くのは、よく考えてみたら、この富士フイルムの
技術に、よく似てることに気づいた。
お金も暇もないのに、マイレージをシコシコためて、LCCを乗り継いで
わざわざインドシナまで出かけていくのは、日本にずっといたら絶対に
みえてこない、なにかを見るために、行くんだ。
それはベトナムの景色や人々の暮らしってことも、もちろんそうなんだけど
いま住んでる日本での生活、もう42年も過ぎてしまった、自分の人生、
みたいな、そんなものを相対化するためには、レンズの反対側の端を
通った、ベトナムというものがどうしても必要なのであり。
もちろんそれは人によってはアメリカだったり香港だったり、沖縄だったり
するのだろう。僕の場合は、たまたまベトナムやラオスなど、インドシナの
地がしっくりきただけ。南米でなかったのは、南米に行く金がなかった
だけのことかもしれない。
なんだかそんなことを、ふと思う。
タバコを吸わない人に、タバコのよさをどんなに話しても理解できないように
ベトナムに行かなくても幸せな人生を日本で送ってる人たちには、僕のこの
渇望感はきっとまったくおそらくは理解されないだろう。
まあ、タバコと違って、ベトナムは副作用とか、肺が黒くなったりは
しないわけで。まあ、副作用っつうか、人生全体を棒に振ってしまったり
するかもしれませんが。笑