荒涼たる校了、なんてしょーもないダジャレを言ってる場合ではありませんが。
DP1本、正式名称、『DP1マニアック・マニュアル』、昨日の深夜、校了いたしました。
この数日、著者である写真家の横木安良夫さんには、毎日のように編集部にきて
いただき、出張校正のような感じで、最後の追い込み作業をしていただきました。
そして昨日はなんとデザイナーの菊池さんがお休みにもかかわらず編集部に
いらっしゃって、色校チェックをしてくださいました。たまたま本誌や別のムックの
作業で編集部にきていた編集部員たちが、菊池さんの姿をみて、びっくり仰天
していたのが、おもしろかった。
僕のいつも作業しているWindowsマシンを使って、最後のInDesignの細かい作業まで
してくださいました。横で見守る横木さん。うわ、このシーンって、もう二度と見ることは
できないだろうなぁ、と思い、カメラで記録写真を撮ることも忘れ、ただただ肉眼を使って
脳みそにその映像を刻み込んでおりました。
この数週間は、シグマが放った、このへんてこりんなカメラに、ある意味、引きずり
回されていました。へんてこりんなカメラというのは、愛情表現ですからね。
なんでも、宇宙のなんとかりん星からやってきた未来型カメラだそうです。(x x)☆\バキッ
横木さんがご自身のブログでインライン編集と書かれてましたが、まさにそんな感じ。
まあ、もっとスケジュールに余裕があれば、たとえばあと1週間か10日、発売日が
後ろに設定されていたら、きっともっとじっくりと文章の校正作業なんかを、ゆったり
行うこともできたのかもしれませんが、それはいまさらいっても仕方ないですね。
この嵐のようなスケジュール、もしかしたら、多少の編集の粗さというか、はまだ残って
しまっているかもしれませんが、その部分に関する批判は、甘んじてお受けすることに
いたしましょう。
この本の編集に携わることができて、編集部の皆様にお世話になったことはもちろんの
こと、写真家の横木さん、デザイナーの菊池さんという、すばらしいおふたりの仕事師と
仕事をさせていただけたことは、僕の生涯にわたる勲章となって輝くことでしょう。
そして、この、デジタルカメラマガジン編集部としてはまったく新しいタイプの本を
生み出すことができた、というのは、けっして小さなことではないと思います。
作っている途中はどんなにめちゃめちゃ苦労しても、一冊の小さな本ができあがって
しまえば、そこが新しいなにかに向けての、スタート地点に、なるのですから。
昨日も2時前に作業を終えて、しばらく編集部でついてたテレビを進行の島村さんと
見ていて、会社の冷蔵庫に冷えてた一番搾り350ml缶を1本ずつ飲み、放心状態で
しばらくボーッとしていたのですが、タクシーで帰るのもなんとなく気がひけて、前の
日に続いて、水道橋の居酒屋へと二人で繰り出しました。連日の反省会と称して。
ぶっちゃけ、この島村さんがいなかったら、この本はできなかったと思う。いつもいつも
スポットライトが当たらない場所で、縁の下の力持ちとして、偉大な仕事をされている
島村さんに、いつか恩返しができたらなあと、いつもずっと思っています。
なんか急に善人になってしまいましたが。>をれ。(x x)☆\バキッ
本当はマイレージでも使ってすぐにインドシナ方面に飛びたいところなのですが、
次の週末に用事が入ってしまっているため、行けませぬ。その次の週末も予定が
入ってしまっていて。うー。
どっか近場だったらいいかなあ。いまいちばん安く行けるところって
どこだろう。ちょっとサイトをのぞいてみようかなあ。