「女性は子供を産む機械」発言で湧き出る安倍「大政奉還」論
http://www.nikkeibp.co.jp/style/biz/feature/tachibana/media/070131_umukikai/
安倍首相は、格差という言葉がよほどお嫌いと見える。
「記者さん達も給料に差があるでしょ。それを格差というのですか」とかって、のたもうたそうで。
なるほど。。
こうなったら、仕方がない。世襲議員が少ないであろう、公明党か共産党の議員が、代表質問とかで、真顔で、安倍首相、あなたの父君の職業はなんですか。あなたのお祖父様の職業はなんでしょうか、と目ん玉をまん丸にして聞き、では、お祖父様、お父様が政治家でなかったらば、あなたは政治家に、首相の座に、いま座っていましたでしょうか、と尋ねてほしい。
結果に於ける悪平等を求めてるんじゃない。努力したら、努力したぶん、ちゃんと報われる、そういう機会平等の社会を、ちゃんと維持していこうよ、ということをいってるのであり。日本は国としてのトータルの勢いがどんどん衰えていってるから、みんな余裕がなくなって、既得権益を守るのに、汲々としてるんだろうな。新参者にうまい汁を吸わせてあげられるほど、パイが増えてないから、ますます干からびたパイを、みんなで奪い合ってる。
とことん、北東アジアの孤児に、成り果てるしか、日本が元気を取り戻す道って、ないような気がする。落ちるところまで落ちるしか。この時代、ひとつの国がとことん元気をなくして、ほかの国がうんと元気になって、なんていうのは、別にそんなに悲しがることじゃない気がする。たとえば、都心の区にある小学校が統合によって廃校になっても、まあそれは、仕方のないことというふうに考えられるんじゃないかな。べつに日本という国が、いますぐに地球上からなくなるわけではないし、日本人という民族が、滅び去るわけでもない。まあ、のんびりいけば、いいんじゃないかな。
けど、せっかく政治家やってる人たちには、せっかくいい給料を払ってるんだから、できればもうすこし賢くなって、上手な舵取りをお願いしたいかな。この記事で立花隆さんがいってるように、安倍は首相になるのが早すぎたんだろうな。けど、彼ばかりに責を負わせるのは酷な話で。だって、彼だって別に好きで首相になったわけじゃない、というか、まあなりたくてなったんだろうけど、それよりも、党内の大多数がイメージだけで、選挙に勝てる、みたいに勘違いして、勝手に彼を担ぎ出しただけだもんね。まあ犠牲者と言えないこともないかな。でもいっぺん首相の座から転げ落ちたら、まあ二度と首相に返り咲くことはないだろうね。なんとなくそんな気がする。首相っていったら、一応、一国の宰相だからね。仲良しこよしでたらい回ししてればいい、民主党の党首とは訳が違う。
この記事で立花さんが書いてるように、人を見る眼、というのは大事だな、というのは、なんとなく仕事をしてて感じる。僕はそういう能力はぜんぜん持ってなくて、いつも失敗ばかりしてるけど。編集者という仕事は、だれかの力を借りなくては、自分ひとりでは、何も生み出すことが出来ないわけで。そういう意味で、もっともっと、人を見る眼をもちたいと思うし、人の知恵を上手に借りるワザを身につけたいと思う。そしてできれば、若者や後輩、自分の身近な友人たちの、本人たちも気がついてない隠れた能力を、引き出してあげられるような、そんな力をもちたい。
そんなことを、いつも思う。