自宅でもInDesignによる編集作業が行えるようにと、Adobe Creative Suiteを購入した。まあそれはそれでいいんだけど、いまの最新版は、Creative Suite 2。で、僕が購入したのは、Creative Suite 1。つまりは前のバージョン。???と思うと思うけど(僕もそう思うけど)、出版業界、印刷業界というのは、正確さを魂とするところがあるので、もし最新版のソフトを使って、フォントが化けちゃったとかいうことがないように、枯れた(安定した)ソフトを使う傾向があるわけで。それで、いっこ前のバージョンのソフトを、わざわざ買うわけ。けど、Photoshopは、最新版のCS2が要求されるわけで、Creative Suite 1を買ったばかりなのに、Photoshopの最新版を手に入れるために、Creative Suite 2(アップグレード版)を重ねて購入する必要があったりして。なんだかなー、と思わないでもない。
会社でも、たまにIllustratorで作られた図版とかを手直しすることがあるけど、Illustratorも、奥が深そうだよなぁ。せっかく手に入れられるんだから、すこしまじめに、勉強してみましょうかね。名刺とか年賀状とかも、ほんとはIllustratorで作れば、なんの不満も残らないんだろうけどねー。名刺とか、データを出力センターに持ち込めば、ほぼ完璧に自分の希望通りのモノが、上がってくるだろうし。年賀状も、そうだよね。どうしてもワープロとか年賀状ソフトとかで作ると、フォントのサイズとか位置とか文字詰めだとか、微妙な調整が、どうもうまくいかず。そこまで要求するほうが、どうにかしてるのかもしれないけど。
とても当たり前のことを書くけど、やっぱりしっかりお金を払って買ったソフトは、骨の髄までしゃぶってやろうという気になるよね。ただで手に入れたソフトは、やっぱりそれなりの付き合い方しか、できない。これって、ソフトだけじゃないよね。なんでもそうだと思う。カメラも、被写体も、あるいは、そうかな。自分で足を棒にして歩いて、やっと見つけたすてきな被写体は、きっといい写真に結実すると思う。そうじゃない被写体は、それなりにしか、写らない気がする。
なんでもそうだと思う。道理だよね。
某社の新型デジイチのムック、台割をなかなかfixさせられないでいる。その理由をうまく伝えることは、なかなか難しいのだが、どうもいま時点での仮台割をざっと眺めても、どうもワクワクしてこないのだな。割ったラフをみたら、そのページの出来上がりがだいたい想像つくように、台割をざっと眺めれば、その本の仕上がりって、だいたい想像がつく。別に偉そうに言っているわけではなくて、そうじゃなきゃ、編集者なんて、やってられない。
だれかが、自分で作ってる本のことを、いい本になりそうな気がする。売れるかどうかは、分かんないけど、なんて書いてたけど、なんだかなぁ、と思う。世の中の大勢の人に買ってもらうために、いい本を作ってるんだから、あんまり売れなかったとしたら、それは結果的に、いい本じゃなかったんだよ。極論をいえば。僕らのやってるのは、ボランティアでも慈善事業でも、同人誌でもないし。
まあ、熱くなってもしょうがないか。(笑)
けど、InDesignで作業するの、楽しみだなぁ。InDesignの出現によって、WindowsでのDTPが実用化されたんだけど、これって、本当に画期的なことだと思う。パソコンを、Macと2台所有しなくてもよくなるからね。僕はパソコンを4台ほど所有してるけど。会社で使ってる2台を入れたら、6台だ。(笑)
そういうわけで、台割を週明けにはfixさせないといけないですね。ぐだぐだ考えてるのも、まだスケジュール的に若干余裕があるからで、そろそろやばくなってきたら、ガシガシ作業を進めるしか、ないんだけどねー。
がんばろ。これをクリアしないと、次の麺にいかないので。
次はトンコツがいいかな。たまには。