レンズレビュー

ありえないことだが、先日、レンズレビュー記事の原稿書きの仕事が、どういうわけか、僕のところに舞い込んできた。もちろん、いただいた仕事をお断りするのは、のらねこ界のオキテに反するので、ありがたく、やらせていただくことにした。それで、ベトナムに交換レンズを3本も持って行って、いろいろ撮ってきたり、そのあと追加で4本もやらせていただくことになり、南房総へ出かけたり、上野動物園に行ったりして、なんとか「作例」をつくった。

写真はまあいいとして、って、よくないのだが、まあ、いいことにして、困ったのは原稿。レンズのレビューというのを、生まれてこの方、したことがないので、なにをどう書いていいのか、非常に悩んだ。限られた文字数のなかで、なにを読者に語りかけるべきか、という点において。で、呻吟しながら、いちおう、いただいた7本分のレンズのレビューを書いてみたわけだけど、初校のPDFが送られてきて、自分の書いた原稿を読み返してみて、なんだかそんなにおかしなことにはなっていないかも、と思って、すこしだけ、ほっとした。

編集を担当されている方が、僕の書いた原稿の、読者にとってわかりづらい部分、とかを言葉を換えて、直してくださっている。

不思議なもんで、読み返してみると、直されてる部分って、自分の言葉じゃないから、すぐにわかる。おれはこんなことは書いてない、というよりも、おれはこんなふうには書かない。もしくは、おれはこんな言葉遣いはしない、っていう感じ。

撮って載せた写真は、編集の方がどうにもこうにもいじることはできないのであるが、もしかしたら、原稿も、写真と同じように、手を加えることって、もしかしたら、むずかしいのかもしれない。写真の一部を加工したり編集したりしたら、全部がおかしなことになってしまうように、原稿も、そうなのかもしれない。

そうやって考えると、日夜、人の原稿をいじりまくっている、編集者としての自分の姿を省みることになる。つねに、問われるべきは、わが姿勢。

俺ってホントに謙虚だよな。(x x)☆\バキッ

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