ラオカイの駅まで来ました。いま朝の9時10分。列車の出発時刻は10時20分ですから、
1時間前の9時20分には、改札が開くと思われ。
今朝は6時30分に起床して、荷物をまとめ、慌てて、宿をあとにしました。
先に少数民族の村のトレッキングの分と一緒に、2泊分の宿泊費を払っておいたのですが
それが今朝フロントにいた人たちに、伝わっておらず。取っておいたレシートを見せて、納得
してもらいました。ロイヤルホテル・サパ、いいホテルだと思うのですが、若干、フロント
業務が、ザルのところがありますね。だからって、イヤになるとか、そういうことはないの
ですが。ただ、次にSapaに来るときは、ロイヤルホテルに泊まるかどうかは、可能性、
半々だと思います。別のホテルの雰囲気も、知りたいと思いますし。
それと、急いで宿をあとにしたら、パスポートを忘れたことに気づきました。
クルマで、目抜き通りを200mくらい上がったあたりで。パスポートを忘れた
自分のダメさ加減よりも、その場所で、パスポートを忘れたことに気づいた自分を
褒めてあげたい気分です。でも、どうして思い出せたのでしょう。きっと、ふだんの
朝夕の祈りが、功を奏したのですね。そうとしか、思えません。
最悪、ハノイに着いてから、パスポートをサパに忘れたことを思い出したのならば、
また列車で片道10時間かけて、サパまで取りに来なければなりませんでした。そう
考えると、助かった、守られた、という思いを強くします。
なぜか、サパまでは、部屋に電話がなく、街中をインターネットカフェを求めてうろつく、
という状況が続いていましたが、ハノイ以降は、そうしたことはないようにしたいなぁ、と
切に思います。やはり、ウェブメールは、非常にタルいです。回線が十分に太ければ、
なんとか使い物になるのでしょうが、このサパのような、細い細い回線に(たぶん)、
いくつものクライアントがぶら下がっているような場所では、So-netのウェブメール、
CGIの反応も、まったくもって頼りなく。3回に1回くらいは、エラーが出てしまうような状況で。
でも、そうですよね。ベトナム北部の山のなかから、たぶんハノイを経由して、
いくんでしょうか。東シナ海の海中に敷設された光ファイバーを、ほかのアジアの人たちの
リクエストとごっちゃになって、遠く日本の東京のサーバーまで、データを届けに、いくん
ですから。まともに、正しいページが表示されるだけでも、奇跡だと思うべきなのでしょうね。
でも、インターネットの仕組みって、知れば知るほど、よくぞ、まぁ、このようなシンプルな
仕組みで、世界中の膨大なデータを、間違いなく、目的地まで届けることができてるなぁ、と
感動したくなりますよね。徹底した分散型処理。自分の与えられた仕事を、それぞれが
きっちり完璧にこなせば、世の中は万事うまく回っていく。なんだか、人間自体の社会の
今後のあり方を示唆しているようでもありますよね。
なんの話でしたっけ。あ、そうそう、インターネットね。
やはり自分の部屋から、思う存分に、wsftpやBecky、Netscapeを
使って、インターネットにアクセス、したいですもんね。ハノイでは、何がなんでも、
電話のある部屋に泊まることにします。
そんなに気合いを入れるほどの条件じゃあ、ないような気もするのですが……。(笑)