日記
●平成九年 ・10月2日(木) 「カラマーゾフの兄弟」、淡々と読んでる。今、上巻の半分超えたとこ。 だんだんと、面白くなってきた。この小説って、兄弟3人と父親を対比させる かたちで、人間の(男の)宿業(性的なもの)を描いている作品なのかな? まだ分からないけど。 この小説、実は私、高校生のとき、読破した?はずなのね。けど、ほとんど なんの感想も持ち得なかった。そのときの私にとっては、すごく難しすぎた んだろうな。あのころは、若くていきがってたし。何でも自分の範疇で価値判断を 済ませてしまって。自己完結して。しょうがないヤツだったよな、いま思うと。 上巻の最初の方の、キリスト教をめぐる論議?のあたりでも、思いっきり 拒否反応を示してしまって、なんか大嫌いな食べ物を無理矢理食べさせられてる ときみたいな気分だった。なぜかそれは覚えてる、ような気がする。 今月いっぱいくらいで、全部読み終わるかなぁ。無理かなぁ。来月はじめくらいまでには、 ぜひ読み終えたい。そして、また、あんまり頭を使わない、現代小説(日本の)を 読みたいなぁ。(^^; ハルキさんの「うずまき鳥‥‥」も文庫化されたことだし。 ・10月4日(土) 今日は会社休んだ。クルマはまだ来ない。。。 今乗ってるシビックの左のウインカーの 電球が切れたらしく、カチカチ点滅が早い。ま、もうすぐ手放すクルマだけど、なんとなく 気分的に‥‥と思い、修理をしてもらおうと思って、近くのカー用品専門店に行った。 「色の付いた頭にかぶるもの」というような意味の外来語の名前の。たしか、スペイン語か ロシア語か、そんな名前の店。うまく行けば自分で交換できるから、電球が切れてるか どうか確認してもらおうと思ってカウンターに行くと、お姉さんが、調べてもらいますから 少々お待ち下さい、かなんか言って。しばらく待ってたら戻ってきて、使えるみたいですよ、 って言う。確かに素人目に見て、線が切れてなさそうだから、やっぱりそうなのか、と思って クルマに戻る。お姉さんは、たぶんヒューズが切れてるか、途中で断線してるんじゃないかと 思うんですけど‥‥、って言ってたので、どうしたもんかな、状態。なんか、ヒューズ ボックスを開けてみても、どれがウインカーのヒューズか分かんないし、断線もしてない みたいだしなぁ、と手詰まり状態。うーん、どうしようと思ったんだけど、やっぱり 専門店で見てもらおう、自分じゃ分かんないんだし、と思い、ちょっと遠いけど、幕張の オートバックスに行ってみた。すごい込んでて。レジで説明すると、40分くらい待って 頂きますけど、お時間大丈夫ですか?って訊かれ。はい、ってこたえると、書類に必要 事項を書き込んでくれて、待合室でコーラを飲みながら、待ってた。店内を見て回ったりも した。しゃれで、こんど乗るクルマ(アスコットイノーバ)に「R」の文字の ステッカー貼ろうと思ってるんで、ないかなぁ、って捜したんだけど、 やっぱりない。‥‥ちょっと残念。(^^;(^^; 店内放送で名前を呼ばれ、ピットにクルマを運び。10分くらいで再び名前を呼ばれ。 あっさり玉切れだと。はは。はは。はは。工賃込みで600円余。うーん、安い。。。 私、オートバックスって好きなのよ。なんか、メカニック?の人がキビキビしてて、 すごく好感もてる。今日も帰るとき、どちらから出られますか?って訊かれて、裏の方に 出ようとしたら、お兄さんダッシュして走っていって、誘導してくれて。なんか気持ち いいよね。とても。接してて。 福岡に住んでたころにも、オートバックス(原店)が近くにあり、ずいぶんと通った。 2F建てで、階段の隅にエスカレーターみたいな電動車椅子?みたいな施設があり。 お体の悪い方はご利用下さい、とか書いてあって、なんか気が利いてるなぁ、って 感心してた。今使ってるソニーのカーステレオも、そこで買ったんだよ。いまだに 十分現役でバリバリ動いてるけど。別れるのが惜しいくらい。。。 そういうわけで、オートバックスはいい!というお話でした。 そのあとで、おかじま電器・作新台店に行き、岡本真夜さんのCDを物色したあと、 FAX用紙を2ロール買う。花王の、セットのやつ。今使ってるのと同んなじヤツ。 それから家に帰ってきて、ちょっと休んだ。 なんでこんな、なんの代わり映えもしない一日を事細かに記載してるのだろう。 うーん、なんか、日記の醍醐味を味わいまくってる、そんな気がする。ははは。 ・10月5日(日) 今日、すごく久しぶりにある人に出会った。偶然、ばったりと。 私が大学5年のとき、家庭教師をしてた、その子のお母様に。6年ぶり。 「失礼ですけど、小倉さんですか‥‥」って、声を掛けられた。突然に。 「私、○○ですけど、家庭教師をしていただいてた‥‥」って。 すぐに分かったよ。お母さんのお顔、よく覚えてたし。 でも、ずいぶんと変わられてしまわれてた。ずいぶんと、ご苦労をされたのだろうと いうことが容易に察せられるくらい。ほんとうに。 家庭教師をしてた娘さんの近況を伺うと、希望の音大に行って、ものすごく 頑張っておられるとのこと。うれしくてうれしくて、うれしかった。 時折、私のことも話題にしていただいているらしい。これもうれしかった。 書いていいか悪いか分かんないけど、彼女、第一希望の県立高校に受かんなかった。 私はすごく責任を感じて、とても申し訳ない思いで、お宅を訪問した。 そしたら、彼女が言ってくれた。 「第一希望の公立には落ちちゃったけど、私立の方が自分に合ってるかも しれないし。友達をいっぱい作って、しっかり頑張ります」ってね。 涙が出る思いがしたよ。ホントに。なんてすてきな子なんだろうって。 それから、私は仕事で福岡に行き。それ以来、音沙汰もまったくなくて。 で、今日のお母さんとの再会とあいなった訳。すごく嬉しかった。 近いうちに、娘さんとも会えると思う。すごく楽しみ。。。 どれだけ大きく、立派になってるかと思うと。 ・10月26日(日) のど自慢で、吉幾三さんの歌を聴きながら、書いてます。今日はたまたま、船橋からの 放送で。 「カラマーゾフの兄弟」、いま中巻がほぼ終わりかけ。ずいぶんと難航しているように 思えるかも知れないけど、今月は中旬に、一週間、会社に泊まってたので、全然 進まなかった。仕方ないよね。 ドミートリーが、ついに事件を起こし、捕まってしまった。グルーシェニカとの愛を やっと見つけることが出来たのに。。。 一気に下巻へと読み進めよう。 ・10月27日(月) 今日会社休んだ。免許の住所変更、更新を行なうために。 近くの警察署に行ったら、住所変更&更新の手続きができてしまい。 しかし、今日、新しい免許証をもらえるんじゃないのね。なんか、また、 えらい日数がかかるのね。。。 うーん。 はじめから、幕張の免許センターに行けばよかった。。。 うーん。 それにしても、今月は日記の更新がぜんぜんできなかった。というのも、ご想像のとおり、 仕事が死ぬほどハードだった。‥‥もう。会社に1週間も泊まり込んでしまったよ。 何とかしてほしい。うー。いやだなぁ、自分の時間がとれずに、月日が過ぎていくのは。 ったくなぁ。 そうそう。昨日は友達と会って、東京をドライブしたのよ。ちょっと。 夜中に台場のフジテレビの建物を見たけど、あれって愚劣だね。近くで見ると、 一層。前は、バカげてる、と思ったけど。 だいたい、テレビ局を街から離れたベイサイドに持ってきてどーすんの?って感じ。 なんかあったら(まさしく「なんかあったら」)、都心に向かう何本かの道路を 遮断されたら、どうするつもりなんだろう。まぁ、フジテレビはバラエティとかドラマで もってるから、あんまり関係ないのかな(^^;(^^; ・10月30日(木) ホームページの拡充を考えてる。ニフティで予告したのに未だに約束を果たせていない、 愛車アスコット・イノーバのページ。それから、「ほしいもの」。 ほしいもののページは、その名の通り、私が、いますごくほしいと思っているものを 表形式で列挙するの。だからどうした、とお思いでしょうが、あれほしい、これほしいと 思っている品物を、人目に触れるところで公表することで、自分の欲求を客観化すると いうか。頭を冷やすというか。‥‥だって、ほしいものを片っ端から買い求めることは できないし。お金もないし。 ‥‥といいながら、今日、K6-200買った。‥‥ごめんなさい。って、いったいだれに 謝ってんだか。 ・10月31日(金) カラマーゾフの兄弟。ついに下巻、もう真ん中くらい。ついにミーチャの裁判が始まって しまった。スメルジャコフは自殺した。 少し前の、イワンと悪魔との対話は、ずいぶんと難解だった。難しくて、ちっとも分かんなかった。 いつか、もういっぺん、読み返さなきゃいけないんだろうな。でも、いっぺん読んだ本を 読み返せるということは、本を読む喜びの大きなひとつであると思われ。 ?なんか矛盾してるかな? いやいや、そんなことはないよ、ね。 最近、ちょっと外国からのメールが多くなってる。?どうしたのかしらん。だれか、 外国でリンク付けてくれたのかな。こないだは、イギリスの「Perception and Imaging (認識と想像?)」とかいう本の作者さんから、メールをもらった。昨日は、 ニューヨークで20年間、フォトジャーナリストをしてるという人から。 なんか嬉しいよな。写真ほめてもらうのって。うん、うまれてこのかた(?)、一番嬉しい。 人生の最大の喜びだよなぁ、自分の写真をほめてもらうことは。なんでだろ。 やっぱり、写真が好きなのかなぁ。好きなんだろうなぁ‥‥。 写真の何が好きかって、やっぱり、ぜんぶ写ってしまうところかな。うん、そうだな。 写真て何かって、ずっと考えてたんだけど、やっぱり、「この世の不思議」を写すもの だよね。これが私の公式見解。この世の不思議を写すものなんだよ、写真て。 この言葉にすべて含まれてる。足すことも減らすことも、入れ替えることもできない。 写真ていうのは、この世の不思議を写すもの。実は、かなり前から、ずっとそう思ってる。
感想でも文句でもらぶれたーでもなんでもいいのでメール下さい。