「私を離さないで」

今日、友人のMと久々に会い、舞浜のシネマイクスピアリでやってる映画
「私を離さないで」をみてきた。

とても淡々とした、映画。
舞台設定は、あるいみとても荒唐無稽な。

僕は基本的には日常(の延長)が描かれる映画が好きだから、
見る前から、入っていけるかな、と不安だった。

案の定、若干退屈だったかな。

好きかキライかと言われれば、けっして好きな映画とは言えないだろう。
でも、映像はとても美しく、なかでもヒロインを演じていた英国の女優さんは
とても美しかった。映画に出てきた海岸、死ぬまでに一度訪れたいと思った。

荒唐無稽、といってしまえば元も子もないが、きっと作者はこのような
舞台設定でしか描けない、なにかがあったのだろう。

ノルウェイの森、を見たときも思ったけど、原作のある映画というのはツライね。
原作が、最大のライバルになるから。もちろん、映画と小説は、単純に比較する
ことは、できないけど。

原作があって、映画がすごくいい、と思う映画って、なにがあるだろう。
ちょっと浮かばないな。「優駿」も、たぶん原作のほうが数百倍、いい。

しかし、今日の映画の主演女優の顔をじっと見てたら、むかし福岡で
結婚の直前までいった年上のおねえさんのことを、思い出してた。

今日はこのあと、「空気人形」をみます。
愛するペ・ドゥナちゃんに、会ってきます。(笑)