僕の写真が下手な言い訳

金曜日に単行本の取材があり、そこで技術者の方の顔写真を撮らせていただくのだが、
カメラをどうしようかと思案しており。

といってもうちにはいま2台しか一眼レフカメラはなく、必然的にD700で撮ることに
なると思うんだけど。

最近、ニコンの昔のMF一眼レフが気になって仕方がない。FM3Aとか、FE2とか。

あの金属然とした無骨なたたずまい、なんかグッとくるよね。

考えてみたら、僕の持ってる35mm F2とか28mm F2とか105mmマイクロとか
Planar 50mmとか、全部つくんだよな。装着できて、写真も撮れるんだよな。(笑)

うーん、デジタル一眼レフが発展を遂げていた数年前は、おそらく僕は今後の
人生で、銀塩カメラを使うことは二度とないだろう、と思っていたのだが、ふとした
はずみで、ニコンのMF一眼レフカメラをGetしそうだ。もちろんGetしたら、きっと
フィルムというものをそのカメラのウラ蓋を開けて、装填して、ボディキャップを
外してレンズを装着してファインダーを覗いてピントを合わせてシャッターを切ったり
してしまいそうだ。

うーん。

以下は僕の写真が下手な言い訳なんだけど、いままで僕が使ってきたデジタル
一眼レフって、どれもこれも、どこかしっくりこない部分を持っているわけで。
僕が昔プライベートで使っていたのはCONTAXの軽量スタイリッシュ一眼レフで
好んで撮っていた写真も、そういう写真で。
ハードウェアがソフトウェアを規定する、っていうのは絶対あると思うわけで。
そうだなぁ、たとえば、いい喩えが思い浮かばないけど。(笑)

もうすこし具体的にいうと、いまのニコンのデジタル一眼レフ、たとえばDXフォーマットの
カメラだと、ファインダーの見えにどうしても不満が残る。
一方、フルサイズのD700とかだと、重い。ボディだけで1kgって、なにそれ~、って
感じ。大きいし。
贅沢をいっていても始まらないのだが、ファインダーが必要十分なだけ大きくて
軽くて小さくて薄い(←これ重要)、そんなニコンのFXフォーマット(フルサイズ)の
デジイチが、いつかきっと登場してくれると期待しているのだが。

もちろん、往年のFE2とかみたいに薄いボディには、デジイチはなりようが
ないと思うけど。CCDには厚みがあるし、画像処理回路やバッファメモリーも
積まなきゃいけないからね。けど、それらを極限まで小型化したら、きっと
僕がほしいと思う、理想のフルサイズデジイチの姿が見えてくると思う。

えとね、いまのところ、理想にいちばん近い(かもしれない)と思うのは、たぶんきっと
D90とかなんだろうな。D90は所有したことはないし、ほとんど使ったことがないので
アレなんだけど、D90がフルサイズ化されて、なんというか、あの丸っこさが解消され
もうすこし角張った、男っぽいデザインになってくれると、いうことないんだけどな。
無理かな。(笑) いちばん期待したいのは、やっぱりボディの薄さなんだよな。
言ったら怒られちゃうけど、いまのニコンのDXフォーマットのカメラって、丸っこい
イメージで、ちょっとメタボっぽい感じじゃない? ダルマっぽいというか。D60とか
もう少し横に延びてもいいから、厚みを減らしてほしい。無理なのかなぁ。

それはそうと、先に発表されたD5000について、なにもここではまだ触れてません
でしたね。えと、AF-S(超音波モーター内蔵)レンズの拡充に伴って、ボディ内
AFモーターを廃したカメラが徐々にクラスを上げてきた、という感じですね。

すごくぶっちゃけていうと、僕は可動式モニターにもハイビジョン動画撮影機能にも
まったくほとんど興味がない。ライブビューも、そうかな。僕が一眼レフで写真を
撮るというのは、撮りたいモノを光学ファインダーでしっかり撮りたいということと
ほぼ同義なのですわ。

そういえばずっと前に写真家の小林のりお先生のお供でモスクワに行ったとき、
キヤノンの高倍率デジカメで写真を撮ったんだけど、さすがに写真の天才と何日か
行動をともにしていると写真の精が僕のところにも降りてきて、なんか写真がその
ときだけ上手になった気がしたんだけど、でもあのキヤノンの高倍率デジカメの
めちゃめちゃ小さくて頼りない背面液晶を見ながら、いつ切れるか分かんない
シャッターボタンをイライラしながら押してる作業は、いくら死ぬほどビールを飲んで
酔っぱらっていたとしても、あんまり撮ってるときの満足感ってなかったな。
まあそれが新しい写真だといわれればそうなのかもしれないけど、俺ってほら
基本的に古い人間なので。(笑)

あ、ロシアのときの写真、ここから見れます。ぜひご高覧を。(笑)

http://jagabata.com/ru/

自分では、とくに「5」が好きなんだよなぁ。(笑)
おれもしかして天才じゃないかと思ったよ。(x x)☆\バキッ

いま見ててふと思ったけど、やっぱライブビューとデジイチって、相当に
親和性が低いよね。ライブビューを本当にやりたいんだったら、パナソニックの
G1、GH1みたいに、あそこまで徹底しないと、中途半端になっちゃっても、単に
使いづらい、機能がとりあえずついてまっせ、というものにしか、ならないんじゃ
ないかなぁ。

いや、批判じゃないですよ。

さっきたまたまニコンのホームページを見てたら、たまたまD90で撮ったという
ショートムービーがあるのに気づいた。「あたしとあたし」だったかな。
35mm判用の明るいレンズの描写が……って監督が言ってて、ああそれはまあ
あるよなぁ、と思ったんだけど、もしニコンのフルサイズデジイチにムービー機能が
ついたら、最愛の彼女をずっと撮ることにしよう。あ、いや、ただ撮るだけ。
だだ漏れっていう言葉があるけど、だだ撮りっていえばいいのか。だだ撮りって
音にすると相当に聞きづらい日本語だけど、でもきっと誰かしらがとっくに口にして
googleにも載ってるんだよな。さっそく検索してみよう♪

“だだ撮り”で検索した結果、当然のことながら、389件もhitしました。

なんの話をしていたのか忘れたので、そろそろ寝ようと思います。(笑)

あ、いえ、D5000をみて、僕が去年、一昨年あたりにムックをたくさん作ってきた
D40とかD40XとかD60とかって、相当にいいカメラだったんだなぁ、って改めて
思いました。いいカメラなのはもちろん、それがたくさん売れて、そのカメラを
買った人たちも、作ったメーカーも幸せになった、とても幸運なカメラたちだった
んだなぁ、と。

もちろんきっとD5000も、そういうカメラになっていくと思います。

楽しみだなぁ。まだD5000というカメラは実際に見たことも、触ったこともありませんが
なんだかちかぢか、たっぷり触れるような気がします。ちょっと高いので、自分で購入
したりは、できないと思いますが。可動式液晶も動画機能も要らないので、もうすこし
安くなったD4000だかD3000だかが5万円前後で出たら、ほしいかなぁとは思いますが。

まあ、いまのところ、毎日の散歩用のカメラはD40かD60かFE2あたりがいいかなぁ。
けどフィルムカメラってエコじゃないよね。
あのフィルムの薄さに撮像素子を仕込む技術があれば、って昔あったような
気がするけど、あまり日の目を見なかったところを見ると、きっとイマイチだった
んだろうけど、技術の革新で、いつかきっと、ローパスフィルターも要らない、
極薄の撮像素子がきっと誕生するんじゃないかな。

たとえていえば、戦艦大和のボディを丸ごと生かした宇宙戦艦ヤマトのような
銀塩一眼レフボディを丸ごと活かした、New FM4とか、FE4とか、そういうニコンの
フルサイズ極薄デジイチが。(笑)

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