5月か6月に発行予定の単行本、その原稿を整理中です。
5D MarkIIの本が出来上がったあとは、ずっとその作業をやってます。
市ヶ谷の編集部からCFカードに入れてInDesignファイルを引き上げてきてからは
よく考えたら、編集部に顔を出す必要もないので、しこしこ自宅2Fの仕事部屋で
作業をしています。防寒対策をしっかりやって、ノイズ除去のiPodを両耳にさせば
作業体制は完璧。3~4時間は、そのままThinkPadに向かえるというわけです。
そろそろその作業も、最初の山場を迎えています。
ざっとまとめ終わった段階で、全体の構成案を作成し、それを関係先に
見てもらって、正式な刊行計画を作成しなければいけません。まあぶっちゃけ
5月末に出せるか、6月になってしまうか、微妙なところではあるのですが。
明日、明後日もがっつりこの作業を続け、今週末には編集部にけっこう
しっかりした内容の構成案をお送りできるのではないかと考えています。
いやぁ、インタビューしたテキストを再構成する作業は思いの外たいへん
ですね。やっぱり自分で聞いて自分で入力したものなので、削るのが
本当に惜しくて。でも、本に載せられる全体の分量というのも限りがあるし、
まだこれから取材しなければいけない部分も、けっこうあるような気がするし。
まあでも、最後は心を鬼にして、必要か不要かの判断を行うことになる
でしょうね。雑誌でもそうですが、それが紙媒体の宿命ですよね。残された
部分を活かすために、あえてそれ以外の部分をばっさり削る。
けど、そういうことをこの15年ほどやってきましたから、同じことをやれば
いいんです。仕方がないというよりも、削られて闇に葬り去られた部分は
自分の脳味噌に刻みつけておいて、自分が死ぬまでにどこかで活用
してあげられればいいのではないかと。はっきり思っているわけでは
ないですが、でもいつもぼんやりと、そんなふうなことを考えています。
必ずや、たくさんの人に読んでいただける、いい本にしたいと思います。