フォトブックかグラフィックブックか

こないだ買ったMacBook Airで初めてのブログ執筆。

一昨日の土曜日と昨日の日曜日は、どちらもスポーツ系の撮影で。

一昨日は南房総のほうまで中学生のバレーを撮りに、昨日は千葉市内の高校で、高校生のハンドボールの撮影。撮影自体は、まあ、試合を撮り、各チームの集合写真を撮り、ということで、たいして違いはないんだけど、昨日のハンドボールの撮影は、その写真屋さんが少し前に始めた「グラフィックブック」対応の撮影ということで、やや緊張しながら臨んだ。あたしはその写真屋さんのグラフィックブック対応の撮影は、初めてだったので。

その写真屋さんの先輩カメラマン諸氏から、グラフィックブックというのをその写真屋さんが始めてね、というのは聞いてた。というか、僕が1年ほど前に、その写真屋さんの仕事を再度いただけるようになってすぐに、グラフィックブックのマニュアルがどーんと送られてきてて、ああ、こういうのを始めたのね、ということを知ってた。あ、某練馬の写真屋さんのフォトブックのパクりね、ということにすぐに気づいてた。

土曜日は、その某練馬の写真屋さんの撮影だったんだけど、南房総の立派な体育館で、中学生のチームが16チーム、試合を行い。2コート×6試合。あれ、それだと12チームか。えっと、2つのコートで、それぞれ1試合目から4試合目が1回戦で、そのときに試合が終わった後に各チームの集合写真を撮る。それで16チーム。5試合目と6試合目は2回戦。試合を軽く撮る。ホントは7試合目もあったんだけど、3回戦はいいかな、と思って帰宅。

で、各チームの試合の写真を100枚くらいまでにセレクトして納品するわけ。試合の写真を小売りもするんだけど、最近はチームの写真を冊子形式にしたフォトブックというのも、けっこう売れてる、という話は社員のカメラマンの方から聞いてた。

その写真屋さんは、何十年か前に、いまの社長が徒手空拳で始めたという。最初はママさんバレーの撮影からスタートして、徐々に競技を増やし、いまや全中(全国中学生…大会)の撮影まで請け負ってる。まぢすごい。

その写真屋さんの素晴らしいところは、競合他社との掛け持ちNGじゃないところ。

スポーツ系の写真屋さんは、競合他社と現場で競合するので、写真屋の掛け持ちはNGというところがけっこう多い。浜松の某社とか代々木の某社とか。笑

で、西新宿の某写真屋さんがグラフィックブックというのを始めたと聞いて、ああ、練馬の写真屋さんのフォトブックのパクりね、とすぐに気がついた。いや、パクり自体を、僕は責めようとは、これっぽっちも思わない。だって生物の進化、人類の発展って、ある意味、パクりの連続じゃん。

大切なのは、仁義を通す、ことなんじゃないかなと。

仁義を通す、というのは、つまりは、キチンと進化させる。パクり元に礼を尽くす。

そんなところ?

西新宿の某写真屋さんにはよくあることだが、練馬の写真屋さんをパクるだけあって、ちゃんと、しっかり研究してる。つまり、フォトブックの良さと、もっとこうすればよくなるのに、という点をキチンと研究し、しっかりと進化させてるところが、すばらしいわけで。

1年前に西新宿の某写真屋さんのお仕事を再開させていただくにあたり、LINEで担当の方とやりとりしたんだけど、その際、僕はこんなことをお伝えした。いわく、

練馬の写真屋さんには、ものすごくお世話になっているので、“グラフィックブック”の撮影はご勘弁願いたい。現場で練馬の写真屋さんのカメラマンさんに会うと、とても気まずいので、と。

それ以来、マラソン以外の撮影は、こなかった。ちょっとだけ、ホッとしてた。

そしたら先月だったか、昨日のハンドボールの撮影が舞い込み。フリーのダボハゼ・カメラマンのあたしとしては、一も二もなく飛びついたさ〜。あとから競合他社がいる、と知らされたものの、練馬の写真屋さんの撮影スケジュール一覧には、昨日のハンドボールはなかったので、余裕で安心してた。笑

いざ、撮影が間近になった土曜日の夜、必死にグラフィックブック関連のマニュアルを熟読したさ。

さすが、大手だけあって、撮影マニュアルの完備ぶりは、やばい。やう゛ぁい。大手結婚相談所じゃないかって思えるほど。それはヤヴァイ。

なんの話だっけ。そう、撮影マニュアルに関してだけど、あたしはけっこう何度も、練馬の写真屋さんにもう少ししっかりマニュアルを作ってくれとお願いしたことがある。多少はよくなったものの、あたしの望むものからは、ほど遠いわけで。

この部分を書き始めると泣き出してしまうので、書かない。

つまりは、マニュアルを作るということは、より多くの人に、少しでもたくさんのことを、より正しく伝えたい、と思う心の表れなわけで。

練馬の写真屋さんは、ある意味、少数精鋭。元社員の腕利きカメラマンさんがたくさんいて、一年中、日本中を、文字通り、飛び回ってる。もちろん、ここ数年、門をたたいた外様?のカメラマンも僕も含めて、たくさんいるわけだけど。

事業を拡大しようと思えば、多くの新しいカメラマンを採用しなければならないわけで、そうするのならば、新しいカメラマンに伝わるようなカタチでのマニュアルが、どうしても必要になる。

練馬の写真屋さんは、そこまでカメラマンを増やして、事業を拡大しようという思いがそれほどではないのだと思われ、だからマニュアルが完備されてないのかな、ということはわかった。

なにが言いたいのか、わかんなくなってきたけど、このあと中学生も高校生も、夏のブロック大会があり、そのあと全国大会がある。このまま練馬の写真屋さんと西新宿の大手の写真屋さんの仕事を掛け持ちしてると、どっかでバッティング、っていうのかなあ、西新宿の写真屋さんのカメラマンとして撮影に入っている現場で、練馬の写真屋さんの先輩カメラマン諸氏と、出会う気がするんだよね。

できればそれは避けたいかなと。

練馬の写真屋さんのカメラマンさんに、西新宿の写真屋さんの仕事はやらないんですか、と聞いたことがある。いや、西新宿の、とは言わなかったかな。「ほかの写真屋さん」「競合他社」くらいの言い方をしたのかもしれない。そしたら、ある大先輩のカメラマンさんは、いろいろ面倒くさいじゃん、と端的にお答えになり。まあ、そのカメラマンさんは、何十年も練馬の写真屋さんのお仕事をされていて、大ベテランなので、毎週のように土日はその写真屋さんの撮影で埋まっている。これも、すべての撮影案件と、その撮影にどのカメラマンが入るかということが、すべてのカメラマンに開示されている練馬の写真屋さんだからこそ、わかることで。

これは書くかどうか迷うけど、ぶっちゃけ、西新宿の写真屋さんのほうが、練馬の写真屋さんより、若干ギャラがいいのよね。まあ撮影のギャラって人によって違うと思うんだけど、少なくとも、今現在のあたしでいうと、西新宿の写真屋さんのほうが、それなりにギャラがいい。しかも、けっこう厳密に通常ギャラでの試合数のリミットが競技ごとに定められていて、それを超過すると、何千円かギャラが追加される。ヤバくね?笑

あと、練馬の写真屋さんのフォトブックは、通常の撮影を行ったカットを利用して構成されるんだけど、西新宿の写真屋さんのグラフィックブックは、撮り方にけっこうこだわりが感じられ。

言葉を選ばずに言うと、量より質、って感じかな。

あんまり書きすぎると、どちらの写真屋さんからも仕事がこなくなる気がしないでもないんだけど、練馬の写真屋さんは、なるべく大勢が一枚の写真の中に写っている写真をよしとしてて。

それに対して西新宿の写真屋さんのグラフィックブックでは、アップ目の写真も全然OK。というか、ブック形式で何十枚かの写真を組み合わせるわけで、大勢が写ってるカットも、当然あっていいんだけど、そればっかりだと飽きるでしょ。なので、アップ目のカットとか、あとイメージカットとか、そういうのも大歓迎ということで。そらそうだよな。

練馬の写真屋さんのフォトブックだって、基本は同じだと思うんだけど、でも頑なに「一枚の写真に大勢の選手が写ってる写真がすばらしい」とされているため、カメラマンとしては、なかなか冒険できない。ちなみに縦位置カットはNGだし。笑

書きたいこと、だいたい書けたような気がするけど、あとからじゃんじゃん校正するよ。校正というか、推敲ね。

僕は練馬の写真屋さんのアットホームな雰囲気も、西新宿の写真屋さんの適度にビジネルライクなところも、どっちも好きなんだよなあ。なので、これからもどっちの写真屋さんとも上手に付き合っていきたい。処世術と言えば、そうなのかもしれないけど、でも必要なことだよね。フリーとして生きていくためには。あたしがグラビアアイドルだったら、小学館のmomocoには出るけど、集英社のプレイボーイには出ないとか、そんなケチくさいことは言わないでしょ。ましてや講談社はNGとか。笑

なんの話だっけ。忘れた。

まあ、そんな感じ。

あたしにとって文章を書くのは、爪研ぎといちばん似てるかな。

定期的に、爪が痒くなるんだよ。

生きてることの、辻褄合わせというか。

自分で書いてて、よくわかんないけど。

竹橋の住人さん、お願いですからdisらないでくださいな。笑

最後まで、慣れないMacBook Airのキーボードで書きました。

長い付き合いになりそう。少なくとも月賦が終わる2年後?までは。笑

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