日経のサイトを見ていて、たまたま出会った記事。
ちょっと感動。
http://it.nikkei.co.jp/internet/news/index.aspx?n=MMIT11000025102007
なかなか鋭い視点で、どきどきしてしまった。
この藤代さんの書かれていること、どれも正鵠を射ていて、うなずきながら読む。
そう。Web2.0の時代が来ているかどうかは別にして、
いわゆるマスコミというものに過大な期待をもつことは
もうやめたほうがいい。
だから、将来の民放アナ候補だとか騒ぎながら、学生サークルがアホみたいに
やってるミスなんちゃらの様子をうれしそうにサイトに何十枚も写真を載せる
某新聞社系サイトを批判する必要はないし、
亀田一家をちやほやして視聴率を稼ぎ、サラ金のCMを死ぬほど流して
社員の高給をなんとか維持している某民放テレビを軽蔑する必要も
ない。マスゴミなんて、2ch用語をうれしそうに使って溜飲を下げる必要も、
ひとつもない。
自分が必要なものを、必要な分だけ、選び取ればいいだけの話だ。
雑誌が売れなくなっているという。そりゃあ、そうだろう。
いつまでも自分たちだけが、情報を流す側、あるいは流すべき情報を
発する人たちのそばに、自分たちだけがいられている、と思うのは
もうとっくに幻想。たとえば僕はデジカメ業界で仕事をさせてもらってるけど、
flickrをみれば、世の中に写真の上手い人たちは、それこそ鬼のように
いるわけで、そこで大事なのは、自分が個人として、いまどこに立っていて、
この地球をほんのすこしでも住みやすい星になるように、なにをどう努力
しているか、ということだけだと思う。
いままでの中央集権的なマスコミの情報支配というのは、技術が
貧困だったから、個が直接つながるということを実現させられずに
きただけだ。インターネットのもとを、アメリカの学者が発案した時点で
パンドラのハコは、ぶちまけられたのだ。
くりかえしになるけど、人がどうかじゃなくて、自分がどうか。
その証拠に、flickrの作家たちは、どの人もみんな自分の顔を
アイコン代わりにしてる。
まとまりませんが、このへんでいっぺんアップします。