みんな可愛すぎる。。

一昨日は、佐倉の幼稚園で「日常風景」の撮影。1年に一度か二度お邪魔する幼稚園で。一緒に入るカメラマンは「ゴールド」、つまり経験豊富で、売り上げも優良、幼稚園の先生方にも保護者にも受けがいい、という方だというので、やや緊張しながら、お会いするときを待った。

幼稚園の前で合流してみたら、30前後の感じのいい若者で。聞くと、もともとその写真屋さんの写真カメラマンで、ずっと以前に独立したという。なるほど、元社員だと優遇されたりするのかな、と思ったりもして。35mmレンズ?をつけたNikon F3を肩から提げて。聞くと、行き帰りに作品撮りをしてるんです、と。おお、本格派や、と若干戦(おのの)いた。

年少のクラスに行くと、まだ幼稚園になれていない子が何人もいて、朝から泣きじゃくってる。僕の顔を見ると泣いてる女の子が寄ってきて、ずっとそばにいる。少し写真を撮って別のクラスに行こうとすると泣きながら「行かないで~」と哀願してくる。子どもってホントに可愛いよねえ。

そのあと年中さんについて、山の上の畑に大根掘りに。歩いて10分くらいかな。年中の子たちが大根を引っこ抜くのを写真に撮りながら、しかし大根も、いかにも「抜いとくれ」といわんばかりに生えてるよなあ、と宇宙の摂理にしみじみした気持ちになる。ものすごく立派に育った大根を抱えて歩く子どもたちを激写。

撮影の空き時間に、例のゴールドのカメラマンの武勇伝?を聞いた。標準ズーム、TAMRONの24-70mmを使ってたから、TAMRONなんですね、って聞くと、じつはカメラ一式をなくしまして、という。詳しく聞くと、仕事とプライベートの中間みたいなイベントの撮影に行き、撮影を終えたあと、緊張がほどけたのもあってたらふく飲んでしまった。帰宅中の電車で熟睡してしまい、家に帰ったらカメラがないことに気づいたと。カメラをカバンに入れずに、外に出してたんだって。そりゃあ、どんなに治安のいい日本でも盗まれるよねえ。しかも防犯カメラもない電車内、盗難届とかも受理されず、保険とかもNGなんだって。

あたしも飲みながら撮影して、電車で帰ってくることってたまにあるけど、さすがにカメラをムキ出しにしておくことはないなあ。自分を信じてない分、しっかりカバンに入れて、どんなにベロンベロンに酔っ払ってても、それなりに警戒心は失ってないつもり。どんなに酔っ払ってても、財布とかカバンとかカメラとかをなくしたことって今まで一度もない。いいんだか悪いんだか、わかんないけど。いいのかな、たぶん。笑

それはそれとして、若くしてゴールドなのは、元社員だからじゃないなあというのは、彼の動きを見ていて分かった。なんというか、あたしの欠点でもあるんだけど、どうも撮影のときに、自分をあまりにも客観的にみることができない。なんか違うかな。仕事として徹することができない、といえばいいのか。仕事として徹する、というのは、つまり、自分の感情を可能な限り抑える、ということ。お客さまにそれなりのクオリティの写真を平等にお届けする、ということ。どうしても僕は人を撮ることが好きすぎて、この「平等に」というのが、ややおろそかになってしまうキライがある。それはずっと自覚してるんだけどね。まあけど彼も言ってたけどカメラマンの数だけ写真の撮り方があるわけだし、絶対にこうしなきゃいけないというのがあるわけじゃないし、もっといえばギャラのためだけに写真を撮ってるわけでもないし。まあそれなりに仕事が来て、なんとか生活できてればいいのかな、という気がする。いまからオリンピックを撮る一流スポーツカメラマンになるつもりも、さらさらないし。笑

4月5日から昨日4月13日まで、4月7日の日曜日を除いてずっと撮影が続いてたから、さすがにカラダが悲鳴を上げ。それも着たくない苦手なスーツを着て、死ぬほど早く起きて遠方まで撮影に出かけることが多かったから、もうクタクタ。さすがに今日はちょっと昼寝をしてしまった。そのおかげで元気いっぱい。明日からは、一週間また頑張ろう。

フリーって、仕事がありすぎてもツラいし、仕事がなさすぎても困る。カラダはひとつしかないからね。どっかのおんぼろの一軒家でも借りて、個別補習塾を起業したいという願望はずっとくすぶってるんだけど、しばらくは村上で修行かな、という感じかな。まあ誰か出資してくれる人がいたら、いますぐにでも個別補習塾を開業したいところなんだけど。

イメージとしては昔の寺子屋みたいな感じ。よく知らないけど。ものすごく安い月謝で、中学生の英語と数学の教科書レベルの問題をひたすらやる。勉強の苦手な子が、定期テストとかで平均点よりもちょっと上が取れるようになるといいかな、という。それ以上できるようになったら、辞めてもらう。だって、あとは自分でやればいいし、他の塾に行ってもいいしね。

いつも思うんだけど、勉強ができるのとできないのとでは、できるに越したことはないと思ってる。いつも思い浮かぶイメージがあって、宇宙に遠くのほうから1本のまっすぐな光が差してきて。それなりに勉強ができると、そのあとの人生の自由度が大きく増す気がするんだよね。まあもちろん、それだけが人生じゃないといえば、その通りなんだけど。

昨日は千葉の中学生のハンドボールの県大会。ハンドボールって、サッカーや野球やバスケやバレーに比べると、うんとマイナーなのね。撮影するのはものすごく楽しいので、もっと普及してほしいなあって心の底から思う。

今週は、いちばんよく行く幼稚園の、新年度最初の撮影がある。年長さんの遠足だったかな。みんな元気にしてるかな、会えるのが楽しみで仕方ない。

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