年齢のせいもあるし、根っから楽天的だからかもしれないけど、僕はこの高村さんみたいに、これからの世界について、そこまで悲観的ではありません。言葉を選ばずにいうと、なるようになる、というか。アメリカやフィリピンの大統領のことを挙げておられますが、民衆はそこまで愚かではないので、指導者があまりにもひどければ、引きずり下ろすということだって、あるでしょう。「揺れ戻し」という言葉もあります。最近の状況は、グローバル化への疲れ、なんて言い方もされますが、グローバル化という言葉はともかくとして、地球は今後ますます小さくなっていくことは間違いない。そういう時代を生きる若い人たちが、どんな素晴らしい時代を切り拓いていってくれるか、僕は楽しみでもあります。高村さんのことはよく知りませんが、ふだんから子どもたちと接していれば、絶望なんかしてるヒマは、ないと思う。僭越ながら。