きょうは某県立高校の体育祭の撮影。数日前から風邪っぽくて、今朝も起きたらかなりキツく。すみません、熱があるので休みます、とは言えないのがフリーの辛いところ。けど、高校の体育祭って秋じゃね？小学校なら春でもわかるけど。きっと球技大会の間違いだよなぁ、と思って、事務室の方に伺うと、体育祭ですよ、って。去年までは秋だったんですけどね。知ってます。去年の秋、伺いましたから。というやり取りをして。にしてもラッキー。球技大会は同時並行的に数カ所でいろんな競技が行われるから、ひとりで回るには限界があるのだ。体育祭なら、グラウンドにいて、目の前のモノにシャッターを切っていれば、なんとかなる。考えてみれば、写真って、本質的に受動的なメディアだよな。だから内気な僕が選び取ったとも言えるが。基本的には目の前のモノを受け入れるというか。もちろん、観察者として、その場に立ち会うということは、量子力学じゃないけど、目の前で起こることにまったく無関係、まったく影響を与えないというわけには、いかないんだけど。そのさじ加減が写真家の個性とも言えるかな。なんでもいいけど、日差しがオレンジ色を帯びる頃まで、ここで高校生が跳んだり跳ねたりしてる姿を撮って、そっこー帰って、栄養価の高いメシを食って、少し寝て、夜の大事な寄り合いに備えよう。あしたもリュック型のカメラバッグを担いで歩き回らなきゃいけないから、今晩中に風邪を治す。病は吉川晃司。 – from Instagram