ゆめのしま。あるいは写真を撮る/撮られるマッチング

今日はマラソン(駅伝)の写真を撮りに、京葉線にゆられて夢の島まで行ってきた。
新木場の駅は乗り換えではよく利用するけど、降り立ったのは、もしかして初めてかも。

まったくなんの自慢でもないが、じつは僕は小学校2年生の冬休みまで、夢の島と
運河をはさんだ埋め立て地にある団地に住んでた。

荷物を少しでも軽くするために、ストロボはもたず、望遠ズームとテレコン、あとは
念のための標準ズームとカメラボディ。一脚と折りたたみのイス。日曜日は電車が
空いてて助かる。

向こうから走ってくるランナーにAF-Cでピントを合わせて次々とシャッターを切る。
撮影場所を決めたら、あとはピントをカメラに合わせさせて、フレームを決め、
ばしばしシャッターを切るだけ。まあ、カメラマンというよりもシャッターマンに近い
かな。動き回って構図を決めたり、被写体に話しかけて笑顔を引き出したりする
わけではないので、ものすごくストレスがたまる。まあ、人によっては、いちいち
コミュニケーションを取らなくてもいいからラク、と考える人も、いるのかもしれない
けど。

でもまあ、生活のためだから、あまり贅沢は言っていられない。通り過ぎていくランナーの
方々、必死に走ってるだけあってみんないい表情をしてるし、レンズを向けられてるのに
気がつくと、笑顔でピースしたり、ポーズを取ってくれたりする人も、少なくない。
そういう人には、なるべく、ファインダーから目を離して、顔を向けて、会釈するようにした。

最近よく書くけど、もうすこしシステムの整備が進めば、個人のカメラマンと、写真を
撮ってほしい人とのマッチングがネット上で行えるようになると思うんだよね。いまより
もっとカジュアルに、もっとフレンドリーに。

ネットとかで、写真を撮ってほしい人はカメラマンに呼びかける。イメージとしては
少年スポーツの団体とか、スポーツの競技会の主催者とか、学校とか、習い事の
集団とか、あとは法事とか? 参加者があるていどたくさんいて、たくさんの写真が
購入されるような行事などがイメージされるかな。

カメラマンのほうも、呼びかけに応じるとともに、自らも活動エリアや得意分野、
過去の作品、プリントの値段などをネットに記載する。

で、撮る側と撮られる側のニーズが合ったら、いざ撮影になるわけ。

撮影したあとは以下のように進む。
カメラマンはidとpwdを伝えて、撮った写真をネットにアップする。撮られた人は、それを
みて、写真を注文する。注文された写真は、希望に応じてラボなどでプリントされ、
写真の受け取りもネット経由あるいは自宅の近所のラボやコンビニなどでOK。
プリント代にカメラマンの撮影料が載せてあって、カメラマンはあとからラボ&システム
経由で撮影料を受け取れる。
そう、カメラマンへの謝礼は、前もって金額を決めるんじゃなく、注文された
写真の枚数による、完全出来高制というのがミソ。まあ、あまりにも写真注文が
少ないとカメラマンもつらいので、場合によっては最低保証額みたいなのを
設定することも可、かもしれない。

いいと思わん? おれはいいと思うのだが。
このシステムの、いま欠けている大きなピースを埋めるのは、じつはカメラのキタムラ
じゃないかとにらんでる。全国津々浦々にショップ展開してるカメラのキタムラをおいて
このカメラマンと写真を撮ってほしい人のマッチングシステムを完成させる術はない!
ま、もう一枚、ヤフーあたりが勘定系、マッチング系に絡んでくれると、完璧なんだけど
なあ。

ということで、小倉の妄想、終わり!
もちろん人と人とが出会うことだから、いろいろ問題もないわけじゃないだろうけど、
でもそれよりもこのシステムが生み出すメリットのほうが、はるかに大きいと僕は
にらんでる。

あと何年後かな、実現するのは。。

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