相手の立場

お世話になっているカメラマンのらおぶりさんが、ブログで「パラレル思考」って
ことを書かれてた。

http://laoburi.at.webry.info/201002/article_7.html

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それに関連して、最近、相手の立場で物事を考える、ということをよく考える。

僕はむかしいじめられっ子だった名残だと思うんだけど、人から高圧的に
モノをいわれると、すぐにカチンときて、その相手を叩き潰すことを生きがいに
してた。それが上司であろうとも。それで何度会社を辞めたことか。(笑)
←いや、これは単なるジョークです。

まあでも40過ぎて、昔いじめられっ子だったからって、高圧的な相手に
いちいちカチンカチンきてたら身が持たないし、そのうち動脈硬化と脳卒中で
死んでしまうので、いかんなと。あらためないとなあ、といつしか思うようになった。

相手は自分とは違う人間なのだ、ということに、気づいた。
もちろん自分も含めて完璧な人間なんていないし、そういう
どこか欠点を持った人間が集まって、仕事をしたりしながら
人間社会って、成り立ってるんだな、と遅ればせながら気づいた。

不遜に聞こえたら申し訳ないし本意ではないんだけど、我々フリーランスの
人間は、そういう不完全な人間の集まりである人間社会のなかで生きてる
わけだし、完璧な方ばっかりだったら、きっと僕らのところへは仕事なんか
回ってこないかもしれない、と思うようになった。思えるようになった。かな。

そう思うと、相手の方の悲哀みたいなモノも、なんとなく感じられるように
なってきたというか。人間って、いろんな制限のなかで、なんとかもがいて
自分の夢や理想を実現しようとしてる。家族を養うのだって立派な目的だし。
そう考えたら、愛すべき人ばかりだなと。

まあ、生き仏ではないので、感情を完全に滅却することはできませんが。
たいてい、断定的で高圧的な人って、自分に自信がないんだということに
だんだん気づいてきた。べつに、みんなが納得する普遍的な真実は、
声高に叫ぶ必要は、ひとつもないもんな。

あとはオグラはどこから見ても100%草食系で争いを好まない、御しやすい
タイプに見えるようなので、仕事とかをしてても、まあ、なめられることがよくある。

そういうときは、仕事の大事な判断をすべき時、仕事相手が逡巡してるときとかに
ひとつふたつ、少し大きめの声で、自分の意見をハッキリいうと、認識が一変する
みたい。

ほりえもんがこないだtwitterに、わからないヤツには理解されなくてもいいんだと
ずっと思ってたけど、って書いてたけど、同じことを思う。でも、世界は広いわけで
わからない人に、理解させてあげる努力も、もしかしたら必要なのかなぁ、とも
思うようになってきた。

あんまり勉強が得意じゃない中学生に、やさしく考え方の基本を教えてあげるのと
なんにもかわらないんだなあと、ようやく思えるようになってきた。相手は年を食ってる
だけあって、アタマが固くなってるから、それだけ手ごわいとも言えるんだけど。。(笑)

まあ、山奥にひとりで生きてるわけでもないし、世渡りがうまい人と仕事ができる人は
ほとんどの場合、一致しないことが多いのでね。(笑)

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