ハノイ安着

ハノイに無事着きました。定宿としている旧市街のユースホテルに。

今回の取材でお世話になる方に予約をお願いしておいたら、なんと101号室。日本式にいうと201号室。僕がいままで自分で、飛び込みで部屋を求めると、だいたい40x号室(つまりは5階!)になってたから、やはり予約する側の力というのは大きいのではないだろうかと思われ。

今回は機材も多かったので、はじめてふつうのタクシーに乗った。いつもはミニバスという、ワゴン車に相乗りするカタチのヤツを愛用しているのだが。ミニバスだと3ドルとか最初に払って、お客のホテルを巡回して降ろしていく方式。なぜか僕はいつも最後になり、旧市街の●●ホテルね、っていうと、追加料金を何ドルか取られる。あるいはベトナム航空のオフィス前で降ろされて、そこからバイクタクシーに乗るハメになる。

急いでたから、今日乗ったタクシー、ちゃんと確認するの忘れ。ハノイのノイバイ国際空港に乗り入れが許されてるのはベトナム航空のタクシーか、ノイバイタクシー、その2社。慌ててたもんだから、ドアに書かれたタクシー会社のロゴを確認しわすれた。空港から市内へと向かう高速道路の途中で、そのことに気づき、後ろの窓ガラスに書かれた会社名を見たら、ベトナムタクシー、って書いてある。なんてグレイトな名前。まあ、ベトナムのハノイでタクシーに乗った日本人が行方不明になった、っていうニュースを最近見ないから、たぶんイノチまでは取られることはないだろう、って途中から開き直りにも似た気持ちが湧いてきて。

江河を渡る大橋を越えて、川沿いにさかのぼる。あ、大丈夫だ、少なくともハノイの方角へ向かってる。最悪、ハノイの土になれる、かな。(笑)

とかいいながら、爆走を続けるタクシー。見慣れたレトロな骨組みの橋が見えて。あ、ロンビエン橋だ。童謡にも歌われた……。なんべんも戦争の時に米軍に落とされたという……(←記憶違いだったらごめんなさい)。

で、予想どおり、契約してる聞いたこともないミニホテルの前で停まり。フロントのにいちゃんが出てきたから、おれホテル予約してるからさぁ、あんたのところには今回はお世話になることは出来ないなぁ、というニュアンスのことをフランス訛りの日本語でいうと、ああそう、しょうがないなぁ、なに?●● ホテル? ちょっと聞き取れないから紙に書いてくれる? 知ってる人に場所を聞くから、って意外に親切だったりして。

で、ホアンキエム湖のそばで降ろされて。湖がたしかにホアンキエム湖なのはたぶんそうなんだけど、ホアンキエム湖の畔(ほとり)のどのあたりなのかがわからん。湖の近くに行けば分かるか、……うーん、ユースホテルからは歩いて300mくらい離れた、水上劇場の近く。島へ渡る橋の近く。こないだ写真展に出したSchool Girlというタイトルの写真を撮った場所のすぐ近く。車が止まるとバッグを二つ抱えてすぐに外に出て、早く後ろのトランクを開けてよ、ってたたく。そしたら、お金は、ってドライバーさんが。

いくらっていわれるかなぁ、って期待してたんだけど、ベトナムドンで200000ドン。高いよね。たぶん市場価格よりも何割か高い。そのうえ、これは会社に取られちゃうからさぁ、僕のぶんもほしいな、ってのたまう。そうだね、こんなに早く着いたしね、と思って20000ドン、チップとして差し上げた。タクシーを降りて、ホアンキエム湖に沿って歩きながら、そうだよな、これがあるからベトナムってやめられないんじゃん、って思った。一言でいうと、人間くさい。人間くささが残ってるから、わざわざアホみたいになんべんもハノイに通ってくるんじゃん。

そうそう。今回で、おぐらのハノイ訪問はちょうど10回目になりました!
昨日かな、あらためて数えちゃった。ホームページかブログのどっかに、いつ小倉がハノイに来たか、というのをメモっておいたのをgrepかけて検索して。htmlの表があったの。ここにコピペするのはめんどうだから、別紙参照ということで。

まあいいや。とにかく10回目のおぐらのハノイ滞在。
サンキューソーマッチ、ということで、ハノイの夜も津々と更けていっております。ユースホテルの向かいのメシ屋で、かけつけベト飯としゃれ込もうかとも思ったのですが、よく考えたら小倉はダイエット中。しかたがないので、部屋の冷蔵庫で冷えてたダイエットビアハノイを飲んでます。これから3本目。

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ホアンキエム湖畔に集うハノイエンペラーの方々。(うそ)

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ホアンキエム湖畔で改修中の建物

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