物語を紡ぐということ。

あるマイミク(日本最大のSNSであるmixiの仲間)がブログを使った口コミ広告みたいなのを始めたのに触発されて、ひとつ前のエントリー「ブログ広告」を書いたけど、自分の書いたことが正しいのかどうか、ちと不安になり、それを確認する意味で、『ブログスフィア』を読み返している。

あ、たぶん、だいじょうぶ。間違ったこと、いってない、と思う。

つまりは、ブログというのは、いろんなことを、ツマビラカにしていくこと。なんでも、おおっぴらに。究極の公開。あけっぴろげに、してさ。

写真家の横木安良夫さんが、ご自分の写真集の制作過程を、ブログで公開されており。横木さんみたいな一流の写真家でも、一冊の写真集を出版するということが、いまの時代、どれだけ難しいか、ということがよくわかる内容で。

ブログのキーワードとしては、誠実。個人。統一感。

とかだと思う。つまりは、日々のブログで何を書くかということは、すぐれてブログ作者の自由意志に依ることが可能であるとともに、自由意志に依るべきであり。そうでないと、ブログの意味がほとんど死んでしまう。

きっかけ。動機。どうしても書かなければいけないこと。

そういうことが、どうしたって、ブログには必要なわけで。ブログエンジン。

小銭を稼ぐために、自分の大事な仲間であるブログの読者をなくしてたら、そんなに悲しいことは、ないと思うけどな。どうせやるなら、首尾一貫、してないとね。

と2006年11月16日未明現在の、小倉は、思うけどなぁ。

ブログというのは、作者と読者の間に、共通の物語を紡ぐこと。というのが言い過ぎであれば、作者の紡ぐ物語を、読者にゆっくりと読み聞かせること。たとえば子どもに絵本を読み聞かせるのに、ところどころ、広告を織り交ぜたり、しないでしょ。自分の若い頃の失敗話は、するかもしれないけど。そういうことだと、思うんだけどね。

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