K100Dを購入した。幾日か前に。持ってみると、どういうわけか、*ist DS2よりもずしりと重い印象。いま、メーカーのサイトで確認したら、+55gしか、変わらないのに。
こないだ買ったD80と、どうしても比べてしまう。いま確認したら、D80は585g。K100Dは560g。けど、この重さは、電池と記録メディアを抜いた重さであり。K100Dは単3×4本なので、専用リチウムイオンのD80に比べて、少々不利かと思われ。記録メディアはD80がCFで、K100DがSD。これはコンマ何グラムの勝負か。
積んでる撮像素子は*ist DS2と一緒だし、カメラとしてもほとんど変わってないんだろうと思ってた。手ぶれ補正機構SRを載せてること以外は。そしたら、どうしてどうして、微妙にテイストが違ってて。*ist DS2は2005年9月15日発売で、K100Dは2006年7月14日発売。10カ月も発売日が違うと、さすがに、いろんなところが改良されてて。改良というか、なんというか……。
K100Dをしばらく触ってみて、感想。このカメラって、変な色気がある。ポートレートを撮るなら、D80よりも、K100Dで撮りたいかも。っていうのが、いま現在の、感想。
僕の、ひとつのテーマは、マニュアルフォーカス。まにゅあるふぉーかす、Manual Focus。
要するに、ピントを合わせる場所くらい、自分で選ばせて、クレヨン。
ということ。
その点、PENTAXの18-55mm F3.5-5.6は、ちゃんとしてる。けっこう、驚くほど。それに、これは別に驚くことでもなんでもないのかもしれないけど、PENTAXのデジイチって、AFでピント合わせが完了すると、カップリングを解放し、ピントリングをフリーの(稼働できる)状態にして。けっこう感動。ミノルタのデジイチでも同んなじような機能?が搭載されてたけど、これってミノルタかペンタックスの特許なのかなぁ。
ニコンのAFレンズで同じことをしようとすると、できない。(笑)
AF-S18-55mmは、僕は所有してないけど、できそうだけど、たぶんできないと思う。
たぶん、キヤノンでいうところの、マイクロUSMみたいなモーターを載せてて、AF後のMFには、対応してないんだと思う。一方で、廉価なAF-Sレンズのピントリングは、レンズの根本に位置し、動かしづらいことったら、ない。そう考えると、ペンタックスが近い将来に出してくるであろう超音波モーター内蔵レンズは、MFの操作性をどう確保しているか、すごく楽しみでもある。
どこかに書いたけど、ニコンのデジイチって、なんだかどこか、仕事用カメラの匂いがする。あくまでも、よそと比較すると、ということだけど。なんつーか、信頼性は抜群だけど、遊びゴコロがないというか。言葉を選ばずにいうと、ちゃんとしすぎてて、息が詰まりそう、というか。
そう考えると、PENTAXは、ニコンの対極だなぁ。銀塩時代は、けっこう近いところに居た気がするんだけど。ニコンとペンタって。そうでもないかな。(笑) ともに、男っぽい印象があるよね。ニコンとペンタックスの銀塩一眼レフって。ミノルタは、どちらかというと女性的なイメージがあるじゃない?
まあいいや。
なんの話だったか、よく覚えてないけど、K100Dはいい。ファインダーも、けっして大きいほうじゃないと思うけど、でも、どういうわけか、マニュアルフォーカスでのピント合わせが、そんなに苦じゃない! キヤノンの30DとかKiss Xとかに比べても、ぜんぜん上だと思う。なんでなんだろう……。そりゃあ、D80とかD200とかに比べたら、さすがに劣るけど。どこかでペンタックスのムックを作りたいなぁ。めちゃくちゃいいムックを作れる自信がある。K100Dがこれだけいいカメラなんだもん。K10Dは、K100Dに輪をかけて、いいカメラに仕上がってるに違いない! これは、自分の娘の成人式用の晴れ着をヤフオクで売っぱらってでも、K10D、Getする価値があるのではなかろうか。
(満場の拍手、しばし鳴りやまず)