帰国しました。

ラオス撮影旅行から、先ほど、帰国いたしました。
つかれました。

写真はあんまり撮れてません。

反省の多かった旅行のように思います。たまにしか海外に出れないからといっても、ちょっとさすがに移動距離が長すぎましたね。移動手段も、体力を消耗するバスや列車が多く。それから、泊まる宿もケチったため、なかなか夜に疲れをとるということが、できませんでした。どちらかというと、不衛生なベッドでダニとの戦いに体力を使い果たしてしまった、という感じで。

移動が多い旅であるにもかかわらず、機材も多すぎました。カメラはもしかしたら、1台でよかったかも。単焦点のSIGMA30mmは、まったく使いませんでした。カメラに装着すら、してない。

サワンナケートという、ラオス南部の街があるのですが、夕暮れ時に、街角で遊んでいた子どもたちを30Dで撮ったのですが、どうも撮っててぴんとこない。ピントがこないのではなく、撮ってる自分に、撮れてる実感が、湧いてこないのです。レンズはTAMRONの17-50mm F2.8でした。

それまでずっと、この旅では30Dを使い続け。

なんでだろう、なんでだろう、って考えていたのですが、やはりファインダーのプアさに尽きるということに気づきました。なので、翌日からは30Dを二軍にまわし、D200をガンガン使いました。

旅に出る前の予想では、30Dが先発~完投? D200の出番は、もしかしたら、ないかも、というくらいにまで、思っていたのですが。持って行ったレンズの数にも、それは如実に反映しています。キヤノンマウントのレンズは4本、一方、ニコンマウントは高倍率のズーム1本だけです。

すこし前にも、この同じ場所に、D200と30Dはハッキリと「格」が違う、ということを書きましたが、移動の多い撮影旅行のさなか、それも、夕刻の暗くなりつつある状況という、厳しいシチュエーションでは、30Dの限界がほの見えてしまった、ということなのでしょう。

それにしても、D200の光学ファインダーって、ちょっと突出してますよね。このファインダーと比べることができるのは、おそらくソニーが年内か年明けに発表するであろうα7Dの後継機あるいは上位機種くらいであろうかと。

こないだの30Dムックの開発者インタビューでも、30D開発リーダーの戸倉さんがおっしゃってました。いままでのデジイチは、デジタル部分の進歩に重きをおいてきた。けど、これからはだんだん、カメラとしてのトータルな使いやすさが問われていくだろう(趣意)と。もちろん、この台詞のなかには、30Dのファインダーで満足なんかしてない、というメッセージが込められてますよね。

30DとD200のいちばんの違いは、重さの100gの差と、それから光学ファインダーの出来だと思うのです。高感度のノイズとかは、あんまり僕にとっては、重要ではなく。いかに旅先で、知らない風景、知らない人と向かい合ったときに、その感動を余すところなく写真として記録できるかどうか。それだけです。僕がほしいのは。

旅の話に戻りますが、10日間というのは、長いようで短いようで、ちょっと中途半端な期間だったように思います。行くならとことん3週間とか。そうじゃなかったら、5日くらいとか。どっちかですね。

次の撮影旅行はすこし先になりそうです。この夏はガシガシ仕事をして、次なる旅への軍資金を蓄えなくては。

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