1996年(平成8年)8月「螢雑想」

●平成八年

・8月29日(木)

会社休み。ダンス・ダンス・ダンスの下巻を読み進めている。なんだかよく分からないし、内容が薄っぺらい(ような気がする)し、女の子はみんな可愛いし、都合がよくストーリーが展開されていくが、どうも、読み続けてしまう。

これを読み終わったら、『国境の‥‥』を読み返してみよう。前に、でてすぐ読んだときは、全然ピンとこなかったのだが、どうだろ、村上春樹を随分と読んだ今では、受ける印象も違うのだろうか。違うのだろうな。

うーん。難しい問題だ。


・8月30日(金)

ダンス・ダンス・ダンスの下巻を読み進めている。村上春樹の作品の、どこか惹かれる部分と、何か物足りないものを感じながら、今日も読み進めている。明日の夜あたり、会社で読み終わるのでは、ないか。

ところでふと思ったのだが、主人公の彼は、マスターベーションをしないのだろうか?


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