1997年3月

 

日記

●平成九年

・3月30日(日)

妹の、結婚式。頼まれて、写真を撮る。どうもバタバタして、雰囲気に浸る間も
なかった。司会の人に言って、弟のオカリナ(秋桜)が聞けて、よかった。
姉夫婦と久しぶりに会い、甥っ子の智樹に会う。姪の光樹は、初めて見た。
ふたりとも、可愛かった。子どもほしいなぁ。その前に、結婚しなきゃ。
その前に‥‥。あーあ、疲れた。


・3月28日(金)

桜が咲いてる。見て思った。生まれ変わるんなら、桜の木がいいな。
一年間、ずっと、春先に花を咲かせるために、ずっと努力して。耐え抜いて。
外堀通りの桜並木を通勤電車のなかからぼーっと見てたら、中学校の国語の
教科書に出てきた桜色の染め物の話を思い出した。きれいなピンク色を出すためには
花びらじゃなくて、花が咲く前の幹?から色をとるんだって。桜の木が体全体で
ピンク色の花を枝いっぱいに咲かせよう咲かせようとしている、そのときの。
そんな話を、なんかちょっと思い出して、涙が出てきた。

いま、「かのか」(佳の香、麦焼酎、協和発酵工業門司工場)を飲んでる。
きのう、ファミリーマートで買ってきた。協和発酵って、すごいんだね。
門司で作った麦焼酎を、千葉のコンビニの棚に並べるんだから。そういえば、
こないだの怪しげな泡盛、あれも協和発酵だったよな。ラジオコマーシャルやってた。
新製品らしい。けっこうおいしく、あっという間にいただいてしまった。

かのかも美味しいよん。そういえば、これのCMを、九州にいた頃、よく見かけた。
風のように、雲のように。


・3月24日(月)

江國香織のエッセイ集『泣かない子供』を読んだ。すごく残念なことだけれども、
合わなかった。楽しめなかった。とても残念。‥‥多くは語らないが。

チェーホフの短編集の最後は「犬を連れた奥さん」。なんというか、恋愛の話は
もううんざりという気がするなぁ。誰と誰がくっついたの離れたの、って、なんか、
どうでもいい。それをぐちゃぐちゃ装飾して文学と呼ぶなと言いたくなる。もちろん、
極論ではあるが。今のところ、そういう気分なの。悪いけど。

なんか清冽な青春小説が読みたいなぁ。すごくストイックな。恋愛小説でも、
いいのよ。それだけの魅力をたたえているのなら。大人のゴタゴタした、ドロドロした
グチャグチャした痴話話?は厭だな。って私、子どもですから。

読んでよかったといえるだけの本を読みたい。残された時間も多くないし。
そういう幸福な読書を数限りなく積み重ねていって、いつか何かを書きたい。


・3月23日(日)

今日、知り合いとお酒を飲んで。外で飲むのはすごく久しぶりだったので、とても
うれしかった。で、だ。

昔から密かに想ってた女の子が結婚することを知った。今年の7月に。
けっこうショック。ショックっていうのは、違うな。なんだか、言葉は悪いけど、
いつかやってくる死刑宣告を受けた、死刑囚、みたいな。うーん、だいぶ、
表現は違うかもしれないけど。自分とは到底、縁がないと分かってはいたんだけど、でも
なんかずっと気になってて。福岡からこっちへ帰ってくるときに、まっさきに思い浮かんだ
のが、この娘で。どーしてるかな、結婚しちゃったかな、もしかしたら、まだ実家にいるの
かな、どうこうするつもりはないけど、顔見れて、話でも出来たら、すごくうれしいな、
って、そんな感じ。憧れ、っていうやつでしょうか。

ただね、唯一の救いは(救いと呼べるのでしょうか?)、結婚する相手というのが、
高校時代からつきあってるやつなんだって。そうなんだ。幸せに、なって、ほしいな。
うん。うん。それは強く強く、思う。不幸に、なるな。必ず、幸せに、なれ。
もし、どうしてもそいつに幸せにしてもらえなかったら、俺が幸せにするっ。(^^;(^^;

それはそれとして。(涙)(笑)

えー、気を取り直して。(涙)
おいおい。。。

いーや、まだ地球上に23億7千万人くらいの女性がいるだろう。そのうち
独身は3億8千万人くらいか‥‥。子どもが1億3千万として‥‥。

ああ‥‥、ま、いっか。

ははは。明日は明日の強風注意報。海沿いの地方は波浪警報。

「今夜は、泣くと、思います」(中島みゆき 「生きていると言ってくれ」から)


・3月22日(土)

へへ、三日連続です。はは。今日は、世田谷の八幡山というところと、高田馬場に行って
来た。新宿で京王に乗り換えて、普通電車で7つ目。八幡山。うーん、あまり行ったことの
ないところで、緊張した。なんか、京王って、ハイソサエティの人たちばかりが乗ってるの
ではないかと思って。変なコンプレックス。駅前で用事を済ませて、あっという間に駅に
舞い戻り。
そのあと新宿で乗り換えて高田馬場で。BIGBOX(西部線の駅ビル)の前にものすごい
数の若者が。多分、某有名私大の学生たちだと思われ。そういえば、私が大学に通ってた
頃も、コンパの待ち合わせ場所に使ってたな、と思い、苦笑い。あんまり人が多くて、
道が歩けないほど。おめーら、はじっこへ寄れよ。ったく。

馬場の駅に戻ってきたときに、もう一度BIGBOXの前をとおり、7時をすぎたら、
だいぶ若者の数が減ってたけど、まだいる学生たちを見ながら、いつの時代も、学生と
いう存在は気楽で、脳天気で、バカで。‥‥はぁ。うらやましい。

ったく。もう。私も年をとったものだ。はは。

昔の塾の教え子から電話があり、たまに電話してくれる娘なんだけど、
さいきん、彼氏とうまくいってなくて、それに、別のいい男が現われちゃったんだって。

はぁ。いいねぇ。まったく。どっちにするか悩んでるらしい。そんな、アドバイスなんて
おこがましいことは出来ないんだけど、とりあえず慎重になるように、言った。

結婚願望、強い娘だからねぇ。早まったことをしたら、一生悔やむからね。うちの
母親みたいに。(^^;(^^;

それはそれとして(笑)

チェーホフ、短編集。「ともしび」、「六号室」、「すぐり」、「恋について」、
「可愛い女」まで読んだ。うーん、すごい。冴えてるよ。うん。ホントに。
気が狂ったように、チェーホフの作品を、これから読み続けたい。

という舌の根の乾かぬうちに、例の(笑)昭和堂に行って、また江國香織の
本を2冊買ってしまった。はは。『泣かない子供』、『流しのしたの骨』。
『泣かない子供』はエッセイ集なんだけど。江國香織は、多分、エッセイの方が
いいのではないかという気がしているので、期待してるよん。香織さま。

そうそう、例の彼女はいませんでした、今日も。(;_;)(;_;)


・3月21日(金)

二日続けて日記を更新するなんて、奇跡に近い。明日休みだからねぇ。

『罪と罰』読み終わった。読み終わった瞬間、ああ、読んでしまった、と思った。
ついに読み終えてしまった、と。なんだかすごく偉大な仕事をなし終えた気がした。
どうやら、私の古典アレルギーもこれで解消できそうだ。感想は、感想は‥‥、
近いうちに書こう。しょうもない感想を一つ。ドストエフスキー、きっと、いろいろな
女性に囲まれて、いろいろな女性に救われて生きた人なんだろうなぁ、と小説を読みながら
漠然と感じていたのだが、巻末の解説を読んで、そのとおりだったので
笑った。どうしてそろいもそろって、文豪とか小説家とか作家とかいう人種の人は
こうなのだろう。‥‥この部分に限っては、私も文豪になる才能あるかも。(^^;(^^;
『ドグラマグラ』を次に読もうと思ってたんだけど、本屋でたまたまチェーホフの
短編集を見つけてしまって、読み始めてしまった。村上春樹さんが、たしか、
チェーホフの短編集はハズレがなく、読みでがある、って書いてたのを思い出して。
で、読んでる。福武文庫、かな。さいしょの作品を読み終えたけど、うーん、
いい。いいよ。重くなくて、サラリとしてるんだけど、じつはズシリとあとからくる、
みたいな。うーん、すごい。ぜんぜん、古い感じがしない。驚いた。手にして良かった。
いまは二つ目の短編、精神病院の話。これもとびっきり、冴えてる。

うーん、あっという間に全部読んでしまうんだろうけど、また次のを捜してしまう
だろう。すごい。私の好きなタイプの作家だよ、彼は。うん。多分だけど。


・3月20日(木)

春分の日。きのうまで、島根に仕事で行ってて、疲れた。

『罪と罰』もうすぐ終わりそう。終わったら、また、感想を書く。次、何を読もうか、
と考えたんだけど、ドグラマグラ、捜したら、文庫本が出てきたから、コレを読もう。
ついでに岩波文庫版の『罪と罰』全三巻がそろって出てきて、笑った。

津田沼に買い物?に行って来た。現像に出してあったモノクロのフィルムを駅のラボで
受け取り。400円。ふーん、良心的な値段なのね。そっか、そっか。例の昭和堂で(笑)
パソコン雑誌を数冊と、アサヒカメラ。久々にCAPAもペラペラめくってみたけど、
やっぱりコンテストがなかなか充実してたな。いいよね、なんか。レベルも決して低く
ないし。なんといってもCAPAは、私を写真家として世に送り出した(をいをい‥‥)
雑誌だからね。うんうん。。。

それはそれとして。昭和堂で見かけた高校生に、写真を撮らせてもらおうと思って
声掛けたんだけど、あっさりボツ。うーん、ちょっと険しい表情してたな、声を
掛ける前から。顔だちは悪くなかったんだけど。

で、傷心の小倉青年は懐かしの幕張海岸にクルマで向かい。500円の有料駐車場に
車を止め、浜へ歩く。なんだか公園として整備されてるのね。昔は(といっても5年前)
こんなふうになってなかったと思ったけど。予想どおり、アベックが何組かたわむれて
いるだけ。うーん。さらに傷心の青年は、その辺の注意書きの看板とか、見張り台とか、
砂とか、そーゆーものを撮っていたという‥‥。

そーそー、久々に、ライカを持ち出したのよ。ヘキサーは会社に置いてきてしまって。
壊れているといっても外観だけだから、撮影にはもちろん、ぜんぜん支障はなく。
やっぱりいいね、ライカM2。こういっては何だけど、やっぱりヘキサーとは格が違う
というか。当たり前といったら、そうなんだけどね。


・3月16日(日)

あわもりを買ってきた。酒をさっき、セブンイレブンに買いに行って、ビールは買うと
しても、しばらく飲める焼酎か、ウイスキーか、なんかそういうのがほしいなぁ、と
思って棚を見てたら、なんだか怪しげな酒が置いてあり。端麗あわもりって書いて
ある。それに名前が、アジアン。ますます怪しい。
 で、裏のラベルを見たら、協和発酵、門司工場、だと。おいおい、北九州で作っても
泡盛っていうのかよ、とか思って、苦笑い。でも、ま、いいか。だまされたと思って
買ってみるか。で、今飲んでます。はい、まずくないですよ。ちゃんと泡盛の味がします。
おいしいです。また、沖縄に行きたいです。多分、だいぶ先のことになるのでしょうが。
はぁ。ホームページを移しました。アサヒネットです。どうしても、IDが好きなのを
選べなくて、それがどうしても許せなかったのですが、月千円で25Mまで持てると
いうのが、とても魅力。そして、いつアクセスしてみても、ものすごくレスポンスが
よくて。ジャストネットはいつも込んでて、最近、とみにひどくて。

今日は、一日中、家にいました。朝も起きられずに、12時半まで、寝てました。
すみません。

それから、今日、大好きな人から、二人の人から、電話がありました。すごくすごく、
うれしかった。一人は福岡の西村さん、もう一人は、いとこの佳子(すみこ)ちゃん。
二人とも、普段なかなか会えない人だから、すごくうれしかった。うれしかった。
いつまでも話をしていたかった。西村さんも、佳子ちゃんも、元気そうだったな。うん。
すばらしいことだ。生きていれば、必ずいいこと、あるよ。うん、絶対。間違いない。
ホントに今日は、3月16日です。ぼくにとっての今年の「3・16」は、そういうわけで、
なかなかイイ日でしたよ。ま、いろいろ瑕疵はあるにせよ。へへへっ。
西村さん、こんど東京へ遊びに来てくださいね。佳子ちゃん、また六本木に
飲みに行こうね。こんどは、ユキちゃんを紹介してね。(^^;(^^;(^^;

もう少ししたら、寝ます。明日また会社に行けるのが、楽しみでもある。(^^;
いや、ホントに。

あと、酒を買ったついでに、ひさしぶりにじゃマールを買ってみた。
で、酔った頭で感じたことは、写真の持つ力。

情報掲載者の顔写真が載ってるか、否かで、情報に対する信頼性?
(なんか違う気がするが)が格段に違う。なんていうのかな、顔写真があると、
なんだか変に安心できるというか。いろんな意味で。良くも悪くも。

不思議だね。人の顔って。ホントに、不思議だと思う。なんというか。
不思議としか、言いようがない。

僕はいま、どんな顔をしているのだろうか。


・3月10日(木)

もう木曜日。

昨日、通信販売で買った電話が届いた。ドコモの、ソニーのSO201。
こっちではあまり売ってない&高いので、京都のお店にインターネット経由で
頼んで。全部で2万円弱でした。名義変更を経る手続きが若干、面倒なんだけど、
ま、こっちで買うのに比べて、1万円以上安くなったので、よかった。

電車の中などでまで携帯電話でしゃべる気がしない(恥ずかしいし迷惑)ので、
伝言メモ設定にしようと思うんだけど、思いの外、面倒くさい。F53で、伝言メモの
設定をオンにして、さらに呼び出し音を消す設定にしなければならない。

ボタンひとつで、伝言メモと呼び出し消音の設定が出来るとうれしかったんだけど。
電車に乗ったり、発表会とか会議とか、電話に出れないときにいちいち
いろいろ手順を踏んで伝言メモを使えるようにするのは、どうも億劫。
このへんは、ほかのメーカーの携帯も同じなのでしょうか。カタログだけでは
こういう細かい使い勝手までは分からないからなぁ。

こないだ書いた、キムタクのポスターが新しくなった。今、市ヶ谷駅の階段に
張ってあるのは、多分、NYかどこかの地下鉄の中での写真だろう。
黒人の男のひとが写ってて、金属のポールにしがみつく?キムタクがいる。
ASONDERU?って、何を血迷ったのか、ローマ字で書いてある。

要するに、浪費のすすめですね。海外旅行にでも出かけていって、
ぱーっと使いなさいって。これだけ浪費を勧めて(遊びの金をカードで
借りろ!!って)、それに乗せられて金借りた人がもし返せなくなっても、
JCBにはなんの責任もないのかなぁ。うーん。うーん。ないのかなぁ。
別にJCBにはなんの恨みもないんだけど、逆になんの世話にもなって
ないんだけど、中学校のときの同級生の女の子がJCBに入ってね、で、
むかし、カードを作ってちょーだい、って手紙をもらったことがあった。
すごく昔、ずっと昔。ああ、大変なんだな、って思ったんだけど、コピーの
その手紙の私の名前に「ゆーちゃん」て書いてあって、違和感バリバリだった。
だって、まぁ、何年か同じクラスだったことがあるとはいっても、それほど
親しい友人て訳でもなかったからね。ちょっと引いた。

それだけ。だからなんだというわけではない。

今ドストエフスキーの『罪と罰』を読んでる。(^^;(^^;
現代の小説とか、新書とか、ちょっと食傷気味だったので。古典を、名作を
読みたいと思った。やっぱり重厚長大な?ロシア文学でしょう。なんで、
『罪と罰』になったかというと、ほかのは3冊組だったり、4冊だったりしたんだけど、
これは2冊だったという、分かりやすい理由。へへへ。でも、順調に読み進めて
ますよん。上巻の半分は過ぎたかな。とても面白い(といっては語弊がある?)。

これを読み終わったら、次は夢野久作の『ドグラ・マグラ』を読んでみようかと思う。
昔、近しい友達に勧められて、上巻を読むには読んだが、ほとんど記憶にない。いかん。
今回、どうして読み返そうと(読み通そうと)思ったかというと、この小説の舞台が
姪浜であることが判明したから。姪浜というのは、福岡市西区の地名で、福岡市営
地下鉄の終点の駅でもある。この駅あたりをさかいにして福岡市西部の郊外が始まる
と言ってよい、そんなところだ。何しろ私が住んでた室見とは目と鼻の先であり。

ポスターの話をもう一つ。ホンダのバイクのポスターが、新たに市ヶ谷駅に
張ってある。ポケベルで有名な広末さん。特にいいとは思ってなかったけど、うーん、
やっぱり表情が伸びやかでいいねぇ。現場で好かれそう。とてもさわやかな笑顔が
こーんなに大きなポスターいっぱいに広がっていて、なんかこっちも楽しくなる。
でももって帰れる大きさじゃないな。うーん、残念。ははは。

と思ったら、私のお気に入りのAKIKOちゃんのホームページのフロントの
スクリプトが新しくなってた。本格的な受験期に入りますので、日記の更新
などは難しくなる、って? 彼女は確か中2だったと思うから、こんど中3に
なるんだ。それにしても、この時期に(この時期から)、「本格的な受験期」
って言われてもねぇ。うーん、しっかりした子だ。‥‥見習わなくては。

かんのこ、がなくなったので仕方なく、いいちこを飲んでる。焼酎の話。
いいちこって、おいしいと思わない。かんのこの方が、数十倍おいしいぞ。
まとめ買いしよう。近くの酒のディスカウントストアで。

ビールはやっぱり不経済かも。そらそーだ。一日2本も3本も飲めばね。ははっ。
一箱買ってきても、すぐになくなる。切実な問題だ。どこがだ。


・3月9日(日)

予告どおり、東京に写真を撮りに行った。結論から先に言うと、イイ写真撮れなかった。

原宿の通りを、人混みのなかを数百メートル歩き、引き返し、渋谷まで歩いた。

渋谷の街。ほとんど知らないんだけど。駅から西の方へ向かって歩き、上り坂を
少し上った。なんだか、日差しが秋のようだった。どうなってるんだ、この街は、と思った。
なんだか、歩いてる若い娘たちも、何人だか分からない肌の色と髪の毛と、化粧と服装を
していた。皆んながみんな無国籍というか、どうにも説明のつかない様子で歩いていた。
どうも渋谷という街は好きになれない。

そのあと、山手線で新宿まで行った。3時前頃だろうか。人が多かった。コニカプラザに
行って、写真展を見た。アメリカインディアンの家族を20年以上にわたって撮り続けた
作品が並んでいた。小さな女の子が、畑のなかでトウモロコシをかかえている写真が
特にいいと思った。あまり凝らないフレーミングのなかで、収穫したトウモロコシを
うれしそうに両手いっぱいにかかえる女の子が、すごく誇らしそうで、すてきだと
思った。そして、これらの写真を撮った写真家の幸福を思った。今の時代、膨大な量の
写真が、恐るべき速さで使い捨てられていくが、そういう写真と対極にある、
このインディアンの人たちの写真を、とても尊いと思う。作者の方に感謝したい。

新宿には1時間くらいいたのかな。何も撮れずに、新宿御苑を通って、
千駄ヶ谷の駅まで歩いた。

津田沼の昭和堂という本屋に行った。入ってすぐのところで、店員の女の人と
すれ違った。その人が私に向かって、少し首を傾けながら、ちょっと頭を下げた。
最初、知り合いだったかな?と勘違いしたくらい、なんだか自然な仕草だった。
その女の人は、いわゆる営業スマイルとかじゃあなく、なんだかアンニュイな、
不思議な表情をしていた。それがとても魅力的だった。少し背が高くてスマートで、
ショートカットで、丸顔で、前髪が少し額ににかかってて、
そして、ものすごい美形だった。

文庫本を一冊買って、レジに持っていったら、彼女はいなかった。勤務時間が
終わってしまったのかな。休憩かな。‥‥それにしても、残念。
また会いに行こう。

生きる希望がまた一つ、湧いてきた。‥‥またオバカなことを書いてしまった。
すみません。

『キング牧師とマルコムX』(講談社現代文庫)読み終わった。知識を入れるのには
ちょうどよいものだった気がする。素朴な感想としては、やっぱり彼らのことを
深く知るには、日本人の書いたものではなく、彼ら自身や、彼らに近いアメリカ人の
書いたものに当たるべきなのだろう、ということ。どうしてそう思ったのか、と
いうことに関係があるかもしれないが、この本には、日本の現状についての
論及が、ほとんどない。「はじめに」と「あとがき」に、一般論として、日本にとっても
参考になるだろう、とだけ書かれているが。そのことが、ものすごく物足りない気がした。
日本の今に対する、厳しい現状認識が一言ほしかったな。このままでは他人事で
終わってしまうような気がする。当たらない批判かもしれないが。


そういえばいま思ったんだけど、昭和堂の女の人、私の初恋の相手の、
ゆーこちゃんに似てたな。かなり。なにしてんだろ。ゆーこちゃん。
見てたらメールください。もう、結婚しちゃったかな。どうだろ。


・3月8日(土)

ふぅ、今日も一日が終わった。

きのうも零時ちょうどの深夜バスで帰宅したんだけど、バスのなかで考えてた。
こないだ、ある先輩に言われた、結婚は33、4までしなくていいぞ、って言葉。
そうだよね、って思った。あと五年(わたし今29だから)、がむしゃらに仕事して、
仕事覚えて、自分をある程度完成させて、それから結婚を考えても、きっと遅くない。
休みたんびに彼女とデートして、いろんなとこ出かけて、二人でいろんな思いで作って、
いろんな時間を過ごす、それもいいかも知れないけど、なんというか、いまの私には
どうもそういう時間の使い方が、ピンと来ず。魅力を感じられず。

バスのなかで考えてたことは、僕が結婚する相手は今どこでなにしてるんだろう。
きっと、自分と同じように、こうやって遅くまで仕事をして、深夜バスに揺られてる
だろう、って。そうであってほしいと、強く信じた。

バスを降りて家に歩きながら考えたこと。そうだ、5年長く生きよう、そうすれば、
今後の5年間を伸び伸びと、悠々と、自分の思うとおりに、やりたいことを思う存分
できるではないか。すごい発見をした気がした。5年、長生きすればいいんだ。
そう考えたら、気分が楽になった。目の前がぱーっと明るく晴れた気がした。
そういうわけで、私は5年長生きをすることに決めましたので、みなさん、よろしく。

明日は東京の繁華街に出かけて、写真を撮ろう。原宿とか、渋谷とか、そういうところに
行ってみよう。ちょっと力不足かもしれないが(ゴメン‥‥)ヘキサーで、写真を撮ろう。
モノクロのフィルムと、リバーサルを、何本かずつ、持っていこう。

イイ写真が、撮れるといいな。すてきな娘に出会えるといいな。


それから、予告。ホームページの引っ越しを、再度行います。次は、ASAHI-NET。
えっへへ。古巣に戻る訳ね。古巣というのは、変かな。ホームページは持ってなかった
からね、あの頃は。ASAHI-NETは、私がインターネットに初めてつないだ
プロバイダなのね。でもそのころは某新聞社に勤めてたので、ASAHI-NETに
ホームページを持つことは、若干はばかられた、そんな訳があって。うーん、世間の
しがらみというのは、いやですね。

さっきトイレに入ってるときに、電話が2回、かかってきた。メッセージは入ってなかった。
だれだろう。



・3月7日(金)

うー、週末だ。ほっ。今週もつつがなく終わろうとしている。

一昨日の夜中に、友達(女性)から手動メーリングリストを通じて、
メールが届いた。会社が移転するので(通勤時間が大幅に増え)、大ショック、
という内容で。

なんかビールを死ぬほど飲んでたので、勢いで返事を書いて。午前2時頃。

でも何を書いたかすっかり忘れてて。昨日、会社に行く電車の中でメールを書いた
(そして送った)事実をぼんやりと思い出す始末で。で、だんだん、心配になって
きた。なんかものすごく失礼なことでも書いたのではないか、と。若干、前科が
ないわけでもないので。(^^;(^^;

で、昨日家に帰ってあわてて送ったメールを確認した。ほっ、不穏当な内容では
なかったので、ひとまずは安心。‥‥よかった。うん、うん。

2月末から3月はじめにかけて、
『阿Q正伝』、『量子力学の世界』(ブルーバックス)、『「複雑系」とはなにか』
(講談社現代文庫)を読んだ。
『阿Q正伝』は、すべての作品が、一つひとつ読みごたえがあって、すごく満足。
名前しか知らず、ぼんやりとしたイメージだけで終わっていた「古典」に息が
吹き込まれた気がする。すごくうれしい。「故郷」は中学校の国語の教科書に
でていたので、すごくなじみ深かった。ただ、訳者が別の人だったので、最後の
あまりにも有名な一節「希望というのは‥‥」の訳が私がそらんじていたのと
違っていたのが、少し残念。竹内好訳のを、探して読んでみたい。

あとの二つは、うーん、難しい。『複雑系‥‥』の方は、『複雑系』(新潮社)に
比べてエピソードが少なく、理論の展開に多くが割かれていたので、より難しい
印象を受けた。なじみのない専門用語を多用しているのも、辛いものがあった。

『量子力学‥‥』も、易しいかなと期待して読んだのだが、やっぱり難しかった。
高校の最初の物理の試験で8点を取ってから、どうもこっち方面には、
縁がないようだ。あっはははは。

今話題の『ボディレンタル』(佐藤亜有子著)も買ってあるのだが、まだ
出番がこない。いま読んでるのは、『キング牧師とマルコムX』(講談社現代文庫)
です。もうすぐ読み終わる。そしたらまた感想を書く。

前に購入を記した(女子高生本)、正式には『少女のゆくえ』。
すごくまじめな本なんだけど、バスの中で読み始めたら気分が悪くなって、
中断している。これももうすぐ読み始められるだろう。

池澤夏樹の文芸批評だっけ、朝日の夕刊に寄せてる。あれ、今月のは、
村上龍の『ラブ&ポップ』を取り上げてて。うん、悪い評価じゃなかった。
もちろん、手放しで褒めたりはしないが。それで、夏樹さんがいうのなら、読んで
みようと思った。村上龍、あんまり好きじゃないんだけど。
なにがイヤかって、顔が嫌い。(^^;(^^;

ファンの方、ごめんなさい。

同じ欄で夏樹さんが取り上げていたのは、前に紹介した
『村上春樹、河合隼雄に会いにゆく』。また、これと関連して河合隼雄の
「世界」での対談の言葉を引用してた。なぜ、援助交際がいけないのか? 曰く、
「たましいをきずつけるから」。
そうですよね。
夏樹さん、この理屈は通じるものには有効だろう、と
書いていた。そうだよね。この言葉が通じなくなっていることに、社会の
不幸の多くは、あるのではないか。



・3月6日(木)

うー、キーが重い。だんだんと、会社のキーボードのキータッチに馴らされていく私。
木綿のハンカチーフ状態だろうか。(c)by太田裕美 (^^;(^^;

それはそれとして。

今日は特に仕事でキーボードをたたきまくったから、その余韻が残ってるのだろう。うー。

それはそれとして(笑)

最近、駅で、キムタクのポスターをよく見かける。
It’s JCB.遊んでる? って書いてある。写真は、キムタクのなんか、
ピントのよくない、表情も、なんか、奇を衒ってるというか、あんまり作った笑顔とか
じゃなくて、どっちかというと、自然な表情をねらいました、みたいな。見方によっては
なんか機嫌悪そう、みたいな。ほら、uno!って雑誌の創刊号で、篠山紀信が彼を
撮った写真、あれにタッチがすごく似てたな。最初、使い回しかな、とか思ってしまった。
まさか、ね。どっちもビッグネームだし(篠山紀信とキムタク、もしくは朝日新聞と
JCB)、いくらなんでもそれはないだろうと思うんだけど、それにしても、似てた。
で、このポスター(の写真(のキムタク))をみて思ったのは、キムタク、ああ、
人気のピークを過ぎたのかな、ってこと。
特に理由もなく、そう思った。でもなんだか強い確信を持って、そう感じた。

奢れるものは久しからず、じゃないけど、
ジャニーズ系の、過去のアイドルがそうだったように、彼らも使い捨てられる運命に
あるわけで。

なんか、目が悲しそうだった。なんか目が悲しそうだった。そう、なにかを
訴えてたよ。第二次世界大戦の当時、上野動物園にいて殺されてしまう運命にあった
象のように。それでも彼は(って象のことだけど)曲芸をしたんだよ。ごほうびの餌を
もらおうとして。

ったく、ねえ。

明日も頑張ろ。んふっ。


・3月2日(日)

昔の友達から、電話がある。
昨日会う約束をしてたのだが、連絡なし。ん?と思ってたら、さっき電話があり。
曜日を間違えていたそうな。バカヤロー。ん?優しい感じでいうバカヤローは、
どう表記すれば伝わるのかな。バカヤロ。だめか、ばーかやろー。うーん、
ばかやろ。バカやろっ。‥‥難しい。

新しい仕事のことで悩んでるらしい。彼女には、彼女にしかできないことを、
してほしいと伝えた。

どうなるのかな。

今日は早く寝よう。明日の朝、髪の毛を洗おう。

おやすみなさい。


・3月1日(土)

えと、あっという間に3月になってしまいました。新しい会社に入って、もう
1カ月が過ぎてしまいました。早いなぁ。今年もあと10カ月。うーん。このまま
いくのか。うーん。

仕事以外のことはほとんど何もしていないので、あまり書くこともありませぬ。
今日、秋葉原にまた行ってきて、何とグラフィックボードを新調してしまった。
カノープスの最新版、Power Window DX/4MC。
3万円以下で買えたから、ま、安い買い物と言えるのではないか。
いままでは某外国メーカーのボードのドライバの95対応の悪さで泣かされてきたから、
これで一安心といったところ。1024×768の16bitカラーがついに
実現した。うれしい。

秋葉原駅前の出店で3000円の懐中時計も買った。まえからほしかったの。

そのあと歩いて神保町まで行って、いろいろ見て回った。ある書店で本上まなみ
さんの写真集を見つけてしまった。「ALL OF ME」だったっけ? そんな
タイトル。おおおぉっ、と思って手に取ると、奥瞬撮影。うーん。表紙はというと、
なんかまた良くないぞ、おばさんくさくて。うーん。うーん。あと2回くらい
手に取ったら、もしかして買ってしまうかも。でもなぁ、だいたい内容は予想できる
しなぁ。うーん。うーん。