Z9+AF-S24-120/4の日々

明日も撮影なんだけど、なんか寝付かれないので書いてます。いま0:02。

ひとつ前のエントリーで金土の高校の文化祭でZ9+AF-S24-120/4で通した話を書いたけど、そのあと日曜日の中学校のバレーボール、火曜日の中学校の剣道、そして今日、水曜日の保育園の夏祭りと、ずっと同じ組み合わせで撮影に臨んでる。そのへんをざっとレポートしたい。

日曜日の中学校のバレーボールは、2年ぶりとなる写真屋さんの撮影で。主審脇からのレシーブの場面は人をたくさん入れて撮れ、斜め後ろからのネット越しの攻防は、全身を入れて撮れとアドバイスをいただいたので、頑張ってそうなるように努めた。けっこう上手くいった気がする。露出はISO8000〜10000くらいで、1/500秒、f4.5とかかな。悪くないんだけど、暗い中学校の体育館で、D5よりも若干(いや、けっこう)ノイジーだなあと思った。試合によってアリーナのカーテンが開いてたり閉まってたりしたんだけど、開いてるときはもろ逆光で、アタッカーがけっこうキツいことになってた。まあ、それはいいや。

火曜日、昨日の剣道の撮影は天台の千葉県武道館で。日曜のバレーよりは若干、会場の照明が明るかったのかな。同じような露出で撮ったけど、日曜のバレーほどノイジーな感じはしなかった。そう、バレーは守備位置が決まっていて、そこまで大きく激しく動くことはないのでAFで悩むことはなかったけど、剣道はスクエアのなかを動き回るので、しかも胴着は黒いし、顔にはお面をかぶってるので、ミラーレスたるZ9のAFには、なかなか厳しい状況で。最近もうすっかりマスターした?んだけど、AFがD5とかの一眼レフの一桁機に比べて弱いという現実を目の当たりにして、ユーザーができることといったら、いっぱいシャッターを切る。これに尽きる。EVFを見ながら撮影してるから、そう感じるのかもしれないけど、ミラーレスの撮影ってなんか動画を切り取ってるイメージが強いんだよね。あ、そうそう、クイックリターンミラーも、シャッターすらもないので、そう感じるのかもしれないけど。ビデオカメラが写真機に比べてAFが弱いのは自明なことで。なんとなくどっかで合ってればいいかなみたいな。ま、そういうことだと卒業式の証書授与とかには使えないよね。置きピンにすればいいんだけどさ。笑

でも、そういえばこれが今日のブログのエントリーの中心をなす内容かも知れないけど、D5ではまだそういう目に遭ってないけど、6年半使ったD4sでは、スクールカメラマンとして一年で何十万回もシャッターを切るわけで、それってD4sのシャッター耐久が40万回?とか言われてるなかで尋常じゃない回数で。でも仕方ないよね。一回の撮影で5,000枚とか撮るわけで、それが100回あったら50万回。計算は合ってる。

で、こないだも1年使ったD5のシャッターとミラーを総交換で11万円、ニコン様に支払ったわけだけど、それはまあ仕方ないと思うわけ。もうひとつデジタル一眼レフの宿痾ともいえる事態が発生するわけ。

そういうヘビーな撮影を続けていると、2年にいっぺんくらい、撮像素子に清掃しても取れないゴミが大量に付着するわけで。あたしはそれでD4sの撮像素子を2回くらい交換した。撮像素子にはまったく不具合はないのだけれども、撮像素子の前のガラスに取れないゴミが大量に付着して、それで仕方なく。一体成形なもんでね。何度もニコンの人に話したさ。ガラスだけ交換ってわけにはいかないんですか、と。あと、この取れないゴミの正体ってなんですか、と。そう、その大量に付着してるゴミというのは、どうもガラスを侵食して?凸凹を生じさせるらしい。なので撮像素子ユニットそのものを交換しないとあかんよ、と。

で、素人ながら考えてみたんだけど、どう考えてもそのゴミって、外から浮遊してきたものだとは思えず。おそらくはクイックリターンミラーをスムーズに稼働させるために使用している油と、摩耗によって発生する金属粉の混合物であるのだろうと。ニコンの人は絶対にそのことを認めないけどね。

ブログで過去に書いたこともあるけど、それを認めちゃったらリコールとかで大変なことになるから。まあ過去に、あまりにもひどい事例についてはリコール対応したこともあったけど。

で、根本的なことを考えると、こういう事態を回避するには、デジタル一眼レフをやめるしかないのよ。ほら、フィルムカメラだと、一枚一枚、フィルムが移動して、新しいフィルム面に像を刻むわけで、少々油がついたところで、大したことはない。デジタル一眼レフという、フィルムカメラの機構をそのまま流用しつつ、撮像素子だけはずっと同じ面で画像を記録する、という過渡期の商品だからこそ、起こりうる事態なわけで。

それを思うと、どれだけZ9が未完成なカメラだとしても、デジタル一眼レフに戻ろう、という気持ちは起こらないのですよ。なんとかZ9の欠点を理解しつつ、いいところを重視して、仕事に活用していこうという気持ちがあとからあとから湧いてくるわけで。

で、今日の保育園の夏祭り。あたしの担当はおもに2階ホールでの盆踊りと集合写真。

盆踊りは、はじめはストロボSB-910を焚いて撮ってたんだけど、枚数が多くなってストロボも熱を帯びてきたので、これはいかんと途中からノンストロボにした。外光がふんだんに入るホールだったので、何の問題もない。真逆光で撮らなければね。

カメラバッグを事務室に置いてきてしまったので、集合写真もZ9+AF-S24-120/4で撮影した。三脚につけたり外したりしながら。露出とか画像サイズとかの設定をそのつど切り替えて。よく考えたら、予備機のD5を使えばよかったのにね。笑

でも予備レンズの28−300を室内スナップにも集合写真にも、使いたくないんだよね。

twitterにも書いたんだけど、背面のAF-ONボタンを押しても測距点の赤いのがピントが合った印である緑になかなか変わらないことに気づき。まあピント合ってるんだろ、と思って撮ってたら、あとで確認したら、大量にピンボケ写真を量産してしまった。笑

途中で気づいたんだけど、AF-ONボタンを強めに押さないとAFは動かないみたい。あれ、これって前からだっけ? そんなことなかった気がするんだけど。もしかして、初期不良かな。嫌だなあ。

やっぱりEVFと背面モニターの見えにまだ慣れてなくて、ピントがちゃんと合ってるか、露出は合ってるか、ストロボはちゃんと効いてるか、というのが隔靴掻痒状態で、ものすごーくストレスが溜まる。これも場数を踏ませて慣れるしかないんだろうなと思うんだけど。だから毎日Z9を使ってる。いや、でもZ9はD5より少し軽いんだけど、非力な僕にはこの軽さがたまらなくありがたい。いっぺん軽いカメラになれちゃったら、わざわざ重いカメラを使おうとは思わないよ。集合写真とかでも、画面の下のほうに人物を配置するので、測距点を下のほうにもってきたい。けど一眼レフたるD5だと、測距点は中央に集中してるので、一列目の被写体に合わせることができず、三脚を使ってAFロックをすることがあった。けどZ9だと測距点は画面上、どこでもOKなので、ちゃんと一列目の人たちに持ってこれる。これはありがたいなあ。何枚も撮るので、どっかでピント合ってると思うし。笑

そんなところかな。明日もZ9を使います。

あ、こないだニコンプロサービスでZ24−200を購入したんだけど、AF-S24-120/4があまりにも好きすぎてZ24−200を使う機会がなさそうで。なのでこいつを売り飛ばして、かわりにAF-S80−400がほしいなあと思っています。でもニコンプロサービスで購入した機材は、たしか1年間は転売しちゃダメっていう縛りがあったような。あした電話して確認してみよう。

というのも、前からAF-S70−200と2倍テレコンの相性が微妙によくない気がずっとしてて。この組み合わせを使うのはサッカーの撮影と、あとは大きなホールとかでの発表会とかダンスとかの撮影。やっぱり超望遠域の撮影ってピントが命だったりするので。テレコンって限界があるのかなと。あと、なぜかいま2倍テレコンがそれなりにいい値段で売却できそうなので、これを機に売り払ってしまおうかなあと。

でもこれって半分は自己満足で、残りの半分はみんなのためなんだよね。少しでもいい写真をみんなに届けたいじゃん。いつもそんなことを思ってスクール撮影の仕事をしてます。これはまぢやで。

ってことで、ワインもなくなったので、寝ます。笑

あしたはどんな笑顔に会えるかな。

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