麻生の弁明を聞きたい。

麻生を擁護する言説が次から次へと流れてくるが、ではなぜ自民は国会で麻生に釈明、弁明の機会を与えないのだ。そもそも政治家の講演の内容をあとからいろんな人が解釈して、おれはこういう意味だと思う、なんていう話がどこにある。麻生は口数の少ない国王か?

自民党は憲法草案を作るのに党内で徹底的に議論した。だから国民は静かに改憲を認めろといってる。マスコミに乗せられずに?なんだそれ。たぶん彼は自分の頭が悪いのを忘れて国民なんて愚かでマスコミに乗せられるだけの存在だから、自民党が一生懸命に考えた憲法改正案を黙って認めなさいと言ってる。

マスコミがギャーギャー騒ぐから、中韓も騒ぎ、いつの日からか靖国参拝もできなくなった、みたいなことを言ってるが、A級戦犯合祀に一言も触れてないのは、やはり右翼の方々の間では、A級戦犯もお国のために我が身を捧げた立派な英霊なのであって、靖国に合祀されて当然の存在だと考えているのだろう。

おそらく東京裁判も否定的に考えているんだろうけど、戦勝国から押しつけられた裁判だって、じゃあ日本で戦争責任に対しての総括って、東京裁判がもしなかったら、できてるわけ。中韓やアジア諸国からしたら、A級戦犯は多くの何の罪もない民衆を死に追いやった、ナチスの戦争犯罪人と同じ存在だろう。

誰がどう考えてもおかしいから、すぐに反論され、反論し返せないような、自分たちに都合の悪いことはいわずに、なんか自分たちに都合のいい、聞こえのいいことばっかりいおうとするから、論旨も不明だし、結局は国際的に非難される内容になってしまうのだろう。言葉尻うんぬんよりも、問題は彼の姿勢。

ちょうど夏休みだし原爆の日や終戦記念日も近いんだから安倍と麻生のツートップに徹底して歴史認識を問うインタビュー番組を作ればいいんだよ。3時間でも5時間でもじっくりホンネを引き出して。それを避けるようじゃ一国のトップとしてふさわしいとはいえないし静かに改憲なんてちゃんちゃらおかしい。

少なくともA級戦犯の合祀について安倍や麻生がどう考えてるのか聞いてみたいもんだね。稲田や高市みたいな鉄砲玉に8/15に靖国参拝させて中韓の反応を見るみたいだけど。正直、日本人としても、いい加減にしてほしいと思っているのが多数派なんじゃないか。

先ほど知った、以下の文章。とてもすばらしい。読みやすくて論理的。
文句のつけようがない。ぜひご一読をお勧めします。

麻生太郎のナチス発言を国語の受験問題的に分析してみる: ナベテル業務日誌
http://nabeteru.seesaa.net/article/370956778.html

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください