1997年7月

 

日記

●平成九年

・7月27日(日)

ああ、月日がたつのが異常に早い。嫌になるよ。もう7月も終わってしまう。ああ。
今日は、やたら充実した日だった。いろんな人と電話で話したし、いろんなところへ行った。
髪の毛もばっさり切ったし、新しいスニーカーだって買った。
明日から、また、締め切りに向けて仕事だ。楽しみだ。
たまには早く寝て、早く起きよう。(希望的観測)
 
 
・7月26日(土)
 
ディケンズのコパーフィールド読んでる。1巻の半分くらいは行ったのかなぁ。
ちょっと疲れたので(酔ってたし)、解説を読んでみた。どの優れた作家も
そうなんだけど、ものすごく多面性を持った人みたいだな。なんちゅうか、
癒やされないというか、いつも欠落感を抱えているというか。そう、なにかの
代償として、書かずには居られないから、書くみたいな。そういえば、
「ノルウェイの森」の「永沢さん」が言ってたと思うけど、つねに渇きを
感じているというか。
 
 
・7月25日(金)
 
今日、新しめのシングルCDを借りてきたんだけど、ちなみに、
ル・クプルの「ひだまりの詩」、吉村由美の「VACATION」、
広末某の「大スキ!」(^^;(^^;、そして偶然目にとまった沢田知可子の「幸せになろう」。
この歌、私の友人の結婚式で、友達何人かでコーラスして。(私は歌ってないけど)
それがすごく良かった。曲もイイし、歌詞もイイ、感情こもってたし。みんな
歌うまい。私の時も歌ってほしいなぁって、今日、すごくそう思った。
 
ところで、広末涼子ちゃんの「大スキ!」、1曲目に比べると楽しそうだし、
すごくいいと思うんだけど、でもこのCD、この曲しか入ってない。
sun-deck versionつうのと、CM version、original karaokeも入ってるけど。
ま、1曲だけ入れて、500円とかで売るという商売も有りだよなぁ、と思って
値段を見たら、1020円(税抜価格971円)。驚いた。アコギな商売しないで
ほしいなぁ。楽曲が岡本真夜作詞・作曲の、なかなかポップなイイ曲だったので、
すごく残念。
 
ついでに、前作の「マジで恋する5秒前」(だっけ?)のことも書くけど、あれは
ちょっと酷かったと思う。竹内まりや作詞・作曲だったけど。いやいや、この人
アーティストとしてはすごいと思うし、彼女の曲で好きな曲って結構あるんだけど、
彼女がアイドルに提供した曲って、どうもあんまりイイ印象を持たないなぁ。
むかし(ずっと昔)、河合奈保子の「ケンカをやめて」とか、そうだったと思うけど。
「INVITATION」もそうだったかな?
 
特に歌詞が気に入らないんだけど、なんか必要以上にメルヘンチックというか、現実
ばなれしてるというか、無理があるというか。すごい違和感を感じた。
今回の広末の曲もそう。たとえば、タイトルからしてそうなんだけど、なに?
「マジで恋する5秒前」って。あんまりじゃない? 確か、一番最後の歌詞って
「マジで今夜眠れない、真夜中の5秒前」っていうんだけど、ナニコレ状態。
真夜中の5秒前、という歌詞にどれだけの意味内容が含まれているというのか。
ただ、5秒前という決まり文句を引っ張ってくるだけの枕詞に過ぎないと思うな。
あと、「子供じみた趣味だとあなたはからかうけど」っていう歌詞も相当に
変だよ。同世代の男の子が、ガールフレンドが一緒にプリクラを撮りたがるのを
「子供じみた趣味」なんて言わんだろう。「じみた」なんて言わないよ。いまの
若者は。この台詞一つを取ってみても、「マジ恋援助説」(マジで恋する5秒前
援助交際説)が成り立つのではないか。そうすると、渋谷が苦手なのも分かると
いうもの。彼女のテリトリーは池袋なのだ。(これはちょっと失言ですね)
この「渋谷はちょっと苦手」という歌詞もあざといと思うなぁ。「あざとい」とまで
いってしまうのは私が千葉県民で、昔から「東京西南部東急沿線ブルジョワ文化」を
毛嫌いしてるからかも知れないけど。でも、「渋谷はちょっと苦手」なんて歌詞は
よくないよ。だって、「京葉京成沿線寅さんもしくは金八先生文化」族が同じ
こと言ったら、「上野はちょっと苦手」とか「鶯谷はスキじゃない」とか、ぜんぜん
洒落にならないじゃない。洒落になるかならないかは、この際どうでもいいんだけど。
広末の曲のことだけで、よくこれだけ書けるな。我ながら、驚いている。やっぱり
朝のビールは効きますな。はっはっは。
 
でも、「マジ恋援助説」は、信憑性ない訳じゃない。だって、次の曲では「2回目の
ドライブ」に行くのだから。
勝手に書いてなさいという感じだが、初めて読んだ人、これみんな冗談ですからね。
広末の事務所に言いつけて怖い人を派遣したりしないで下さい。m(_._)m
↑これももちろん冗談です。(^^;(^^;
 
 
・7月24日(木)
 
今日、あるゲーム会社の新作発表会があり、出席した。新宿の超高層ビルの
39Fで。そのあとの懇親会で、ちょっとお酒が入った。ちょうど夕暮れ時で、都庁のビルが
うっすらとオレンジ色に染まっていて。下の方に見える、クルマの列や、家路を急ぐ
人たちや、たくさん立ち並ぶ小さな家々を、しばらくひとりで見ていた。
考えてみると、私は高いところが好きみたいだ。前の仕事でも、ヘリコプターに
乗るのが、異常に好きだった。ヘリの上では、もう、いつ落ちて死んでもイイ、と半分以上、
本気で思ってた。空から見える九州の大地は、ホントにホントに素晴らしかった。
なんだか、空の上って、すごく静かなのね。もちろん、ヘリコプターの音は、
もうどうにでもなれ、ってくらいうるさいんだけど、そうじゃなくて、
地上の音が伝わってこず、なんだかシンとしているのだな。あれがなんだかすごく
不思議に思えた。田んぼの中の道を、軽トラックがブーーーン、て(実際は、音は聞こえない
んだけどね)進んでいく様子なんかが、とてもいとおしく思えた。
 
ちと、だいぶ話がそれてしまったけど。
 
って何を書こうとしてたか忘れた。(笑)
 
 
 
 
・7月22日(火)
 
今朝買った「村上朝日堂の逆襲」を読み終わってしまい、次は、と思って
帰宅途中に昭和堂で買ったのは、ディケンズの「デイヴィッド・コパフィールド」。
朝日堂でも出てきたし、池澤夏樹さんの「タマリンドの木」でも、イイとこに出てくる。
それで。読むしかないと思って、さがしたら、新潮文庫に見つけた。‥‥全4巻。
さすがに躊躇したけどねぇ。それでも、仕方がない、読むぞ、と思って、第1巻を
手にレジへ向かった。読み始めるのは明日。どうでしょう。「大地」の時みたいに
うんと楽しんで読めるでしょうか。
 
会社でなにげなく見たら、私の大好きなAKIKOちゃんのページが更新されてて。
日記のコーナー。相変わらず、とがってる。いいなぁ、とがれて。?
歳をとると、あんまりカリカリ出来なくなるもんなぁ。イイか悪いか、分かんないけど。
ありがちかな、とは思うけど、彼女に、神戸の事件のことに関して、なにか考えを
聞きたい。
 
今日、日本信販から、7月の支払いの明細が届いた。はぁ。まだまだ、つらい日々は
続くのですね。(^^;
 
それから、CPUの買い換えだけど、MMX Pentium 233MHzが3万円切ったら、買いましょう。
(完全に独り言モード)
 
 
・7月21日(月)
 
声のことを書こうと思う。声の善し悪しにすごくこだわる。私。
特に女性の声には、すごくうるさい。どんな声が好きかと言えば、
落ち着いた、低めの、ちょっとかすれた声。知性を感じさせるような。
どんなに可愛くても美人でも、声を聞いてがっかりすることは多い。
でも、じつはだいたい、顔と声って関係が深いし、顔を見たらどういう
声なのかとか、どんな風なしゃべり方をするのか、ってだいたい分かる。
のっぺりしてて、薄っぺらい顔をしている人は(って、物理的な意味じゃ
ないんだけど)、やっぱりそういう声をしてる。いかにも重みのない、
発した先から消えていくような、あまり聞く耳をもてない、そういう声。
そうじゃなく、表情が立体的で、いろんな顔を持っている、目が涼しげで
とても知的な匂いのする人は、やっぱりそのひとなりの、イイ声を持っている。
男は40になったら自分の顔に自信を持て、って言ったのはリンカーンだったと思うけど、
女は25になったら、自分の声に自信を持て(るようにしろ)、と言いたい。いやいや、男も
同んなじだと思うんだけど。
最近、特に企業の広報の女性の方と電話で話をさせてもらう機会が多いので、
そんなことを考えたりする。
 
でも、声って大事なのよん。その人の本質が出るんだよ。あんまり、そういうことを
言う人って聞かないけど。私が知ってるのでは、宮本輝の「錦繍」の中に、出てくる
かな。声の善し悪しに触れた部分が。女性の主人公とその父親との会話
だったと思うけど。
 
ノルウェイの森、下巻も読み終わった。昨日の夜中と、今日の昼と。
なんでしょう。感想。死の象徴の直子と、生の象徴の緑と。その中間にいる
レイコさん。
でも、前も書いたと思うけど、この小説、あんなに(ってよく知らないんだけど)
売れてしまったことは大きな悲劇のような気がする。ベストセラー小説ってみんな
そうなのかも知れないけど、それほど(うんと売れたほど)、多くの読者の心の
なかにまで、届くようなものって持ってないと思われ。いやいや、優れているとか
そうでないとか、っていう問題でなく、作者の問題意識って、数百万の読者の
全員に伝わるような普遍性を持っているとは、とても思えない、少なくとも、
この「ノルウェイの森」に関しては、そう感じた。狭いというのが悪口でないと
いう前提のもとに書くんだけど、この小説、そんなに広い小説じゃないと思う。
どちらかというと、すごく狭い小説だと思うな。狭いというのがなんなら、
尖っていると言えばいいか。
 
さあ、次に何を読むか。いよいよ難しくなってきた。
 
 
・7月20日(日)
 
ヘミングウェイ・ショックから立ち上がれずに(笑)、仕方なく「ノルウェイの森」を
読んでる。上巻、読み終わった。さささっと。緑との交感も、あんまりしっくりこないし、
直子やレイコさんとのやりとりも、どうもピンとこない。急いで読み過ぎなのかな。
ただ、最初の古井戸の話。これは涙が出るほど、つらく沁みた。よくよくよくよく、分かった。
「運命」とか、もう少し濃いい言葉でいうと、「宿業」とかいうものというのは、どんなに
どんなに人が努力しても、他人と寄り添うことは出来ないということ。人の宿業を半分、肩代わり
することは、どんなに愛していても(通常は)不可能であるということ。そう「作者が感じている」ことを、
強く理解した。ヘミングウェイにもあい通ずる諦観だ。歴史も住む国も、違うのに。このようなことを
大勢の読者に知らしめるために、彼らは小説を書いたのだろうか。なんということだ。
 
 
・7月19日(土)
 
そういえば、ヘミングウェイの「武器よさらば」の感想書いてなかった。
最後まで、救いようのない話なんだよね。戦争を自分で終わらせて(兵隊を抜け出して)、
すきな女とスイスに逃げる。ふたりで幸せそうに暮らしてるんだけど、
子供を産むときに、彼女も、赤ちゃんも死んでしまう。それで、ジ・エンド。
ナニコレ、と思った。解説を読んだら、ヘミングウェイの一貫した主題、人間の
努力とは無関係におそってくる運命的な不条理、だったかな。そんなことが書かれてた。
ふーん。なんだか釈然としない。釈然としないから、「誰が為に鐘は鳴る」も
読んでみようかと思っている。これがダメだったら、私にとってのヘミングウェイは
おしまいだ。
 
 
・7月17日(木)
 
神戸の事件に関連して、灰谷健次郎さんがが新潮社から版権を引き揚げるらしい。
立派だと思う。生活の糧を失うかもしれないことを決断した彼をたたえたい。
なにがなんでも彼を守るぞ。それから、毎日新聞に載ってた、吉岡某さんと、
辺見庸さんの記事、すごく得心がいった。切り抜きを忘れずにしよう。
 
毎日のように、いろんな読者のコメントが載ってるけど、私、短めのコメントは信じない。
信じないというか、聞く意味を持たない。その発言をしている人の人生観とか、人間観とか、
死生観とか、どうしてそういう発言をするに至ったかを突き止めないと、あまり意見を
並べても意味がないように思う。とことん話し合う必要がある事柄だ。朝まで生テレビで
やってくれるかな。
 
「春の夢」を読み終わって、さて、次はなに?
うーん。ちょっと思案中。今日も何も買わなかった。マシアスギリの失脚を、文庫も出たこと
だし、読み返してみようという気持ちが少し、それから、赤と黒か、アンナ・カレーニナか。
偉大なるギャッツビーを別の訳で読み返してみようか。
 
・7月16(水)
 
宮本輝の「春の夢」を読んだ。ずっとむかし読んだことがある。学生時代。
こんなに長い話だという記憶はなかった。もっとずっと短かったと
思ってた。蜥蜴を釘で刺してしまって、それがずっと話の中心に
なっていくのだけ、記憶にあり、可愛い恋人の陽子ちゃんとのこととか、
すっかり忘れてた。なんか外人が出てきたなぁということはうっすらと
覚えてたけど。ホテルマンの磯貝とか。
それでも、釘を刺された蜥蜴がずっと生きている気持ちの悪い話、という
片づけ方をしてた。自分のなかで。読み返してみて、いろんなことに気が
ついた。「気がつく」なんて言い方はアホみたいなんだけど、釘で刺し抜かれ
ているのは、蜥蜴だけじゃないんだ、とか(……それは主題だっつうの)。
千代乃ばあさんのひどい死に顔とか。ホテル内の権力争いとか。陽子との
日々とか。母親の生活とか、借金取りのあこぎなやり方とか。
 
それでも、読後感は決してよくなかったなぁ。なぜでしょ。陽子の相手、
自分の恋敵のデザイナーと会ったときに哲之のセリフとか。必死だったとは
いえ、ちょっとみっともない。好きになれない。少なくとも、私は自分を
あそこまで捨てられない。2人のことを邪推する彼を見ていて、小さなことに
こだわりすぎじゃあないの、と思う。
若いから、かもしれないけど。
 
ホテルの権力争いの渦中にいた?百合子とかいう女も哀れだった。
すごい顔をして死んだ千代乃とか。ちょっと、悪いやつがたくさん出て来すぎる
かな。
 
優駿のような、あらゆるもくろみが成功する小説というのは、本当に少ない、
難しいのだろう。彼ほどの小説家にしても。次は何を読むか。
「アンナ・カレーニナ」にいくか、それとも宮本文学をもうひとつ楽しむか。
「避暑地の猫」も、そろそろ読んでもいいかなぁと思うんだけど。読めば気持ちが
悪くなることは自明の理だから、ちょっとねぇ。よっぽど自分が満ち足りた精神
状態でなければ、「彼女は14歳で腰の使い方を知ってた」なんていう文章を読むと
やりきれなくなる。いや、ホントに。
 
それにしても、春の夢、最初は棲息というタイトルだったというのが、ものすごく
興味深い。「棲息」から「春の夢」へ。ある大きなひとつの事柄を反対側から
見たような、2つのタイトルだなぁと思う。
 
 
・7月13日(日)
 
ソフトで大事なことは、操作画面に清潔感があるかどうか。とふと、そんなことを思った。
「清潔感」というのは、やや独特な響きがあるが、なんというか、ぱっと見の画面が整って
いるということは、それだけで、ソフトの出来ばえを期待できる。そのへん、Mac出身の
ソフトは、画面に清潔感を漂わせているものが多いように思う。最近、体験版を使わせて
もらってる「クラリスホームページ」もそう。Netscapeもそう。Photoshopもそうかなぁ。
Windows版の、日本のソフトで、画面に清潔感があるのは、うーん、にわかには思い出せない
けど、秀丸とか、イイ線いってると思うな。たとえばツールバーの絵の表示の形とか、色使い
とか、日本製のソフトって涙が出るくらい、気を使ってないものが多いように思われ。
ぱっと見の印象なんてどうでもいいと思われるかも知れないけど、それは、ソフトの
機能面での充実とかより、じつは前に来るものではないのか。
 
寝ぼけた頭で、ちょっとそんなことを考えた。
 
 
・7月12日(土)
 
うーん、久しぶり。「大地」のあとに手にしたのは、ヘミングウェイの「武器よさらば」。
最初の方の書き出しが、感じが良くて、それで読んでみようと思ったのだが、前半は退屈で。
何度も電車の中で読むのを中断して寝てしまったり。大地を読んでた頃には、考えられない
ことだ。けど、後半、急展開する。病院から戦場に戻り、部隊の撤退が始まるところから。
面白くなってきた。これから彼はどうなっちゃうんだろ。あと2/5。
今日も明日も仕事。今月の締め切りが過ぎる頃には、梅雨も明けてるでしょうか。??
今年はどんな夏になるのでしょう、ってあんまり期待してないけど。(^^;(^^;
 
 
・7月7日(月)
 
「大地」読み終わった。今日、会社に行く電車の中で。最後は、王淵が美齢と、やっと心を通わせ
合うところで終わる。父である王虎が死ぬときに。彼、王淵には、すごく共感を持てた。まわりの
人たちのように、熱中できるものをハッキリと見つけられずに、青春時代を悶々と過ごす。そのくせ、
漠然とした正義感は人一倍持ち、また、異性との関係に関しても、固すぎるくらいで。彼の名前を
「淵」と表記してあって、たまに「ユアン」ってフリガナが振ってあるんだけど、私は彼のこと、
親しみを込めて、フチって呼んでた。彼って、時代を超えた、ある意味では典型的な青年像だと
思う。自分に近い部分をたくさん持っている。
 
「大地」。あと、感じた部分を列挙しようか。とにかく、訳がいい。敬意を込めて、ここに、
新潮文庫版の翻訳者を記しておこう。新居 格訳、中野好夫補訳、となっている。うーん、私が
なかなか翻訳物になじめない(なじめなかった)大きな理由として、文章の中で、必ず、何カ所か
日本語として破綻している部分があるからであり。具体例を挙げるのは、どうかとも思うけど、
こないだ読んだ「偉大なギャッツビー」(集英社文庫)は、けっこう、キてた。最後まで読み通すのが
つらかった。
 
「大地」の話に戻るけど、話したいことがたくさんある。子どもというのは、いつの時代にも、親の
期待どおりには育たないものなんだな、とか、「母祖」って言葉はないけど、母祖とも言うべき、奴隷
出身の阿蘭という女性は、生涯、けっして幸福ではなかったかも知れないけど、誰がなんと言っても
立派な人生だったし、最後までだれも褒めてはくれなかったけど、なんだろう、彼女が彼女のあの人生を
生ききったということ、そのこと自体に「生きる」ということすべての価値がふくまれているのだろうとか、
そんなことを考えた。
 
あまりにも当たり前のことなのかも知れないけど、人の人生の価値というのは、誰かに褒めてもらったとか、
こんなに大きな勲章をもらったとかじゃあ絶対になく、どこまでも、死ぬときのその人の満足感だと
思われ。死ぬときだけは、だれでも、ちょっと真剣に、冷静に、それまでの自分の人生を振り返ることが出来るのだろうし。
その意味で、今まで以上に私は、自分が思ったとおりに、自分のやりたいことをのびのびとやろうと思うし、
そのなかで、ほかの人が少しでも幸せをつかむような、そんなきっかけを紡いでいけたら、どれだけ幸せか分からない。
 
ホントにホントに、といくつ「ホント」を綴っても、気が済まないくらい、「大地」を読めてよかった。
ホントに良かった。きっとしばらくしてから、必ず読み返すと思う。読み返さずにはいられなくなるときが、
きっとくると思う。
 
今月の20日過ぎから夏休みをとって、福岡に里帰りしたいと思うのだが、いかんせん、金がない。
昔から思ってたことだが、金がねぇ!! って、面白くないですか? え? おもしろくない?
あ、そう。
 
まちがえた。昔から思ってたことだが、じゃなく、かねがね、金がねぇ。
 
(^^;
 
 
・7月5日(土)
 
「大地」第4巻、あと少しで終わる。とても悲しい。この小説と出会ってから、まだ1ヶ月も
たっていないけど、この小説の中の登場人物を知り、しばしの時間をともに過ごせたことは、私の
生涯にわたる財産といえるのではないだろうか。
 
思いついたことを、あげる。優れた小説の常だが、「大地」にも、素晴らしい女性が数多く登場する。
美しい、と一言でまとめてしまうにはあまりにも惜しい、さまざまなタイプの女性が登場し。阿蘭、
蓮華、梨花、愛蘭、美齢、メアリー、そして名前のない革命党員の女、愛蘭の母。
 
また、この「大地」は、時代を描く大河小説であり、父子の物語であり、青春小説であり、そして
さまざまな人々の人生を描いている。
 
 
・7月2日(水)
 
というわけで、彼の写真の載った写真週刊誌が発売され、キヨスクやコンビニ、ホテルの
売店などで販売拒否の動きが広まった。
 
会社では、何人かの人たちが、彼の顔写真をすごく見たがっており。「あちこちさがしたけど
見つからなかった」という声も聞かれ。
 
正直言うと、わたしも最初、あ、見たいな、と思った。けど、それじゃあ、例の人権無視を
繰り返す出版社の手にまんまと乗せられてしまうことになるので、グッとこらえた。
 
横浜あたりで電車の女子高生が、でも、もし彼が犯人じゃなかったらどうするんだろう。
取り返しがつかないよね、って言ってた。感動して、握手したくなった。君みたいな子が、
法律を学んで、犯罪に巻き込まれた弱い人たちをどこまでも守る、法律家になってほしいな。
オジサンは一週間で挫折したけど。(^^;(^^;(^^;
 
昨日の日記。消そうかと思ったけど、残す。ビール350mm缶1本モードだったけど、
かなりイケてるね。ってじぶんで言うなよ。でも、そう。今日あたりから、少し元気、
出てきた。わたしには東京三菱銀行がついてる!って意味不明。いやいや、この家を
追い出されたら、銀行に金借りて、津田沼駅前にでもアパート借りよう。で、可愛い彼女をつくって
(大学2年生くらい)、半同棲生活を送るのさ。反動・性生活じゃないよ。(^^;(^^; どんな
性生活だっつうの。(^^;(^^;
 
ま、冗談はさておき。って、冗談以外なにがあるんだ、この日記には!というご立腹は、
もっともでして‥‥。ははは。今日は無意味に明るいなぁ。あちこちダニに?刺されていると
いうのに。
 
 
・7月1日(火)
 
 
今日。東京三菱銀行市ヶ谷支店の窓口で、日本育英会第2種の奨学金返済金を支払った。
14万3千円余。2回目の督促状の締め切りの次の日に。すこしほっとした。ところで、
今月わたし、どうやって生活したらいいんだろう。(^^;(^^;
 
徐々に締め切りが(仕事の)近づいてきて、うーん、だんだんと閉塞感にさいなまれる頃。週刊誌の編集者の
人たちって、どうしてるんだろう??? 週ごとに、こんな気分を味わっているのだろうか。うーん。
 
私の実の父親(55歳)は、人格的にもまったく尊敬に値しない人間なので、ホントは一緒に住みたくない。
しかも、彼は何を考えているのか、妻(私の母親)に生活費をずっと渡していないので、妻(私の母親)は
いろいろ使うお金に困って、サラ金などに200万円の借金をしていた。月々の返済額は15万円に達して
おり。去年の末、うすうすそれに気がついた私は、なんとかしなくては、と思い、実家に帰ってきた。‥‥実家に帰って
きた理由は、もちろん、転職をしたことが一番大きな理由なのだが、そういう実家の事情も大きく影響して
いたと思われ。私の実の父親は、あまり大きな声では言えないのだが、外国人の彼女がいる。ハイカラな
男である。なんでも、彼女と結婚生活を営んでいるようなふりをして、彼女の日本での生活を助けている
らしい。とても人道的な、男らしい、尊敬すべき振る舞いである。私もこの、私の実の父親のような、
立派な大人になりたい。
 
それはそうと。よくわからないのだが、この、私の実の父親は、このあいだ、いろんな荷物を実家に
持ち帰ってきた。全自動洗濯機(中古)、新しめの簀の子(でも中古)、布団(中古)、その他いろいろ。
全自動洗濯機は、当然のように、それまでの二層式洗濯機を追い出し、洗面所の一角を占め、その日から
フル回転を始めた。なぜか簀の子(中古)も、それまでのボロボロの簀の子にかわって、風呂場のタイルの
上に敷かれた。布団のことは私はよく知らない。
 
が。
 
数日あと、簀の子はなぜか、元のボロボロのものに戻ってしまった。布団も、私の実の父親が、自分の
乗用車で、どこかへ持っていったらしい。さすがに全自動洗濯機だけは、実家に居座っている。
 
私は、寡聞にして、いったい何が起こったのか知らない。しかし、居候の目から見ても、何か不自然な
物体の移動が数日の間に起こったということくらいは、分かる。それが何を原因にして起こったのかまでは
とても理解が及ばない。ただ、大人はいろいろ大変だな、と感心したり、気の毒がったり、軽蔑したり、
そのくらいである。居候の身なので、何が起ころうと、じっと耐えているしかないのだ。
 
わたしの今の一番の願いは、早くこの家を出ていくこと、わたしの実の父親が滅び去るのを、
淡々と見つめること。
 

感想でも文句でもらぶれたーでもなんでもいいのでメール下さい。

1997年6月

 

日記

●平成九年

・6月29日(日)

神戸の小学生殺人事件の犯人が捕まったね。あ、容疑者か。中学校3年生、14歳。
まずは、捕まって良かったね。それから、やっぱり、子供の犯行だったんだね。
全体的に事件の報道を見ていて、きっとこれは、とても若い人間のなしたことだという
気が強くしていたので。南京錠を買い求めた男が20~30歳とか言ってたけど、今の子は
大きいからね。NHKでは、1時のニュースで彼(容疑者の少年)が通ってた学校に
関して触れてなかったけど、朝日新聞のホームページでは、頭部が校門に置かれていた
神戸市須磨区の中学校に通ってたらしく。当たり前だよね、それは。
 
南京錠を買い求めてた20~30歳の男性、というのが彼だとしたら、
体の大きな子なんだろうね。なんかそれが、すごく悲しい気がする。
たぶん、勉強の出来ない子で。いや、多分じゃない、どこにも逃げ場がない、今の子は。
親にも学校にも、友達にも救いがなくて。どうしようもなくて、どうしようもなくて。
 
彼はこういうカタチで犯罪を犯すに至ったのだろうが、今、この日本に生きている
我々(私と、すべての「あなた」)も、決して無関係ではないよ。いや、ホントに。
どれだけ、自分の問題として、真剣に考えられるか、それがこの事件の我々の中での
「処理」の仕方を握ってる、そんな気がする。
 
なんか文句があったら、メール下さい。
  
 
・6月28日(土)
 
まずいラーメンを二杯食べた。(^^;(^^;
うちの近所の、私鉄の駅のそばで。最初はいった店でラーメンと餃子を食べたのだが、
美味しくなくて。どうにも我慢がならず、もう1軒、ラーメン屋に入り。こちらでは、
こってりラーメンとやらを頼み。そしたら、どろどろっとしたツユのラーメンが出て
きて。うーん、美味しくない。。。こんなにまずくて、よく商売やってるなぁ、と
ため息が出た。それにその店、客が私以外にいないんだけど、その空いてるテーブルに
客が残していったドンブリが、そのまま置いてあり。どうなってんだ、この店?
と思った。なんかいらいらしてる、私。家を出るときに親父(あ、私の実の父親ね)
に話しかけられたのが、いらいらの原因であるのは分かっている。(笑)
 
 
・6月27日(金)
 
また訪れる週末。先週末から、もう1週間もたつんだ。って当たり前だけど。
先週末は、福岡から、すごくお世話になった方々が、東京に来られてて。
すごく楽しい日々を送ることが出来た。そして、今回の週末は、独りで
すごさなくては、ならない。がんばろう。悔いの残らないように、とにかく
一所懸命に土日を過ごそう。
 
さっき、いとこの佳子ちゃんから電話があった。あした会いに行こうかな。
 
「大地」2巻。もうすぐ終わる。うーん、どんどん面白くなっていく。
帰りの総武線の各駅停車のなかで、王虎が、妻となった女を殺した。
この小説の中では、沢山の人が死ぬけど、それで私の機嫌が悪くなったり
しない。うまく言えないけど、一人ひとり、きちんと死に場所を与えて
もらってる、そんな気がする。
 
それにしても、作者の西洋人女性?に関心が向く。どんな人だったんだろう。
こんなどでかい話を書ける人というのは。
 
そうそう。仕事の話。今日、Windows World Expoに、お手伝いに行ってきた。
うちの会社がブースを出しているので。
 
朝の9時半から、12時半まで。やったことと言えば、入場してくる人たちに
うちの会社の写真集のビラを配ること。実質的には1時間半くらい?かな。
ビラ配りって、初めてのような気がするんだけど、次から次へとエスカレーターを
降りてくるお客さんにビラを一枚々々渡してたら、なんかコツが分かってきた。
ビラ配りはね、呼吸だね。うん。呼吸。自分と、自分の前を通り過ぎていく
人たちとの息が合うと、ビラを受け取ってもらえる。ズレてると、受け取って
もらえない。(この項、次号詳しく)
 
そういえば、うちの会社のブースのコンパニオンのお姉さんで、ひとり(^^;(^^;
すごく可愛らしい女性がいた。すごく可愛らしかった。ちっちゃくて。ショートカットで。
いやぁ、思わず、写真撮りたくなったよ。‥‥撮ったけど。(^^;(^^;
 
ブースのイベントで、司会してた。ちっちゃな体を弾ませて、一所懸命に喋ってた。
ちょっと緊張してる様子も、とても好ましかった。あしたも彼女に会いたい。
でもきっと無理。‥‥悲しい。見てたらメール下さい。(見てないって)
名前すら、知らないの。(;_;)(;_;)
 
そうそう、ついでに書くけど、私の最近の悩みは、↑の涙のフェースマークが
涙に見えないことなの。じゃあ何に見えるのか、って。そりゃあ、やっぱり
横柄な中国人の商人でしょう、ちょび髭をはやした。(^^;(^^; 汗はいいんだけどね。はっははは。
 
 
・6月26日(木)
 
特にかわったことはない。毎日会社に行き、締め切りがじりじりと近づくだけだ。
今日はニフティの発表会?に行き。とても意義深い話を伺えた。すごいと思う。
(仕事にかかわることなので、あんまり詳しく書けない)
 
「大地」は順調に2巻を読み進めている。王虎が活躍し始めた。面白い。
沢山の男と女の生きざまが、刻みつけるように描かれていて、とても近しく感じられる。
このあと、どうなるのか、本当に予測がつかない。あと何日か、彼らと接して
いられることがとても嬉しい。
 
今日、ある週刊誌の(大手出版社の、保守系の)電車の中吊り広告を見ていたら、
本当に気分が悪くなり、怒りがこみ上げてきた。奇しくも(全然「くしくも」じゃない!
緻密に計算されたことなのだ)あした告示になる都議選を前に、ある政党の党首の
金銭疑惑を、いや、金銭疑惑があるらしいとかなんとかいう見出しで。
本当に、歯を食いしばる思いがした。なんなのだ、いったい。このタイミング。
この、人権蹂躙を繰り返す週刊誌は、いくら批判されても、壊れた機械の
ように、ある種の意図を持って、偏向報道を繰り返す。どうしてこんな、
ゴミのような、クズのような、最低の週刊誌が、のうのうと発行されているのか。
この国が信じられない。
 
 
・6月24日(火)
 
「大地」を読んでる。パール・バックの。とても面白い。今日1巻をだいたい読み終わった。
明日会社に行く途中、津田沼の昭和堂で2巻を買う。
 
それくらいか。
 
特になにもなし。今日は発表会が2件あって、紀尾井町のニューオータニまで2往復。
我ながら、よく歩くもんだ。
 
 
・6月22日(日)
 
福岡の知り合いが東京へ来てくれて、お会いする。
とても嬉しい。
 
夏には私が福岡に行きたい。お世話になった方々にお会いして、改めてお礼を言いたい。
元気でやってること、仕事に頑張ってることを、直接伝えたい。
 
西村さん、町田さん、ありがとうございました。ごちそうさまでした。
 
 
・6月12日(木)
 
うわ、ちょうど一週間ぶり。最近読んだ本。ジェシーの背骨(途中まで)。
偉大なギャッツビー。ダンス・ダンス・ダンス。タマリンドの木。青が散る。
そして昨日から、海岸列車を読み始めた。
 
昨日、例の彼女から留守電が入ってた。うちには画像を見るソフトがありませんので、
見れません‥‥。って。そう、こないだ撮った写真の画像データをフロッピーで
送ったの。ホントはプリントを送るはずだったんだけど、実際、プリントしたんだけど
でも満足できなくて。ディスプレイで見る方が、よく見えた。それで、フロッピーを
送った。
 
で、今日、会社に行く前に電話した。ThinkPadの電源を入れてもらって。
jpgのファイルが二個だけ入ったフロッピー。ホントはいろんなタイプの画像
ファイルを入れようか、とか考えたんだけど、なんか会社の近くで厚紙の封筒を
買って、麹町郵便局の窓口に持っていったり、そのころには、けっこう淡々と
してて。プリントの仕上がりが良くなくて、不本意ながら画像ファイルになっちゃった
っていうのもあるし、いったい私はどういうつもりでこのフロッピーを彼女に送り
つけようとしてるのか、っていう気持ちもあったし。だから、添えた手紙も
けっこうつっけんどんだったかも。オリジナルが手元に残ってないので、よく
覚えてないけど。
 
で、ThinkPad。フロッピードライブを接続して、フロッピーを開いて。
Windows 95が入ってるっていうから、きっとネットスケープかIEが
インストールされてるだろうって思ったのね。だから、スタートボタンから
検索を選んでNetscapeって入力して‥‥、って説明して。そうしたら、どうも
引っかからなかったみたいで。うーん、そうかぁ。IEの実行ファイルの名前は
なんだったかなぁ、とか、どこにあったかなぁとか、自分のマシンをあちこち捜して。
そのうちに、IEが入ってたら、きっとjpgファイルと関連づけされてるだろうと
思いつき。むかしIEを入れたら、なんだか知らないけど画像ファイルを開こうとすると
何でもかんでもIEが立ち上がって。そう、勝手にレジストリを書き換えて、関連づけを
自分につなげるんだよね。大勢の気を引きたくて一所懸命な金持ちのボンボンみたい。
(まさにそうなんだけど)
 
それで、マイコンピュータを開いて(いつも思うけど、この俗悪な名前、何とかならないの
だろうか。うちのマシンでは「パソ子」に名称変更されてるけど。ちなみに会社のマシンは
「クロ」)、Aドライブを開いて。「で、どっちでもいいから、ファイルをダブルクリックして
みて」。あ、出た。ああ、うん、なんか恥ずかしい‥‥。って言ったのかなぁ。あんまり
よく覚えてない。だって、こっちだってファイルを送った以上なにかしらの感想は
聞かされると思ってたけど、まさか電話の向こうで実況中継されるとは思わないもんね。
前にも書いたかも知れないけど、写真に写る彼女(って言い方も、いいかげん辛いんだけど)
は、いつものその娘とは、どこか違っており。いつも写真に写るその娘、いつも接している
いつも見せている表情と。それを、自分でも感じてたみたい。それでしみじみ、いとこに似てる、
やっぱり母方の方に似てるのかな、なんて独りごちたりして。私の方は、してやったりという
気持ち。
 
写真の特性ってね、特性というのが適当なのかどうか、分かんないけど、人を驚かすって
いうのが、絶対あると思うんだよね。なんでもいい、私の得意分野で言えば、こーーーんなに
かわいいおねえちゃんがにっこり笑いながら両足をぱっくり広げてたり。(^^;
あとなんだろ。最初の一例があまりにも説得力に満ちていたので、あとが続かないんだけど。
なんでもいいよ。写真が撮られ、他人に見えるところに置いておかれる、ということ自体に
写真そのものの意味内容が含まれている。人に見せられる物。誰かがあとで見るために
撮られるもの。それが写真だ。
 
なんの話だっけ。そうそう、‥‥忘れた。
 
彼女が自分の写真を見て、そう、驚いてるのがとても嬉しかった。気に入ってくれたかどうかは
分かんないけど、でもしばらく黙ってた。それが私には嬉しかった。そのあとのなにげない感想も
嬉しかった。きっとまた撮れるかな、という気が、ちょっとだけしてる。もっと普段着の、
もっと飾らない、もっと自然の、もっとピントが合った(笑)、彼女がまた、そのうち
撮れるでしょう。んふ。それをしばらく待つのも、悪い気はしない。写真が出来たら、
また真っ先に「ひとびと」に載せますので。楽しみにしてて下さい。‥‥なんて、とても
ホームページには載せれない写真とか、撮っちゃったりして。ぐふふ。でへへ。うーん、
変態本領パワー全開という感じですかね。ぐふふ。でへへ。しばらくそーしてなさい。
 
では。
 
 
・6月5日(木)
 
今日、久しぶりに千葉駅の彼女に電話した。彼女は千葉駅の写真の彼女であって
別に私の彼女というわけではない。(平成9年6月5日現在)
 
写真、可愛く撮れてたよ。焼いて送るね。気に入ったらまたデートしてね。
 
そういうわけで、よせばいいのに6年ぶりにタンスの上から引伸機を引っぱり出してきた。
ちゃんと印画紙に焼いたら、こんどはフラットベッドスキャナで読みとろうね。きっと、
そしたら、もっと可愛く写ってるかもね。うんうん。
 
 
・6月4日(水)
 
幕張メッセのN+Iに行ってきた。広い広い。めまいがした。マーク・アンドリーセンの
基調講演を聴いてきた。昨日の話とだいたい同んなじだったんだけど、本番だからか、
質疑応答がないからか、ずいぶん熱心に話してるように思えた。JAVAのことも、
一所懸命宣伝してた。宣伝という言葉が悪ければ、一所懸命、訴えてた。
 
話を聞きながら、昨日のことを思い出してた。表参道の駅から階段を上がってすぐの
青山・スパイラルホール。じつは私、この会場に因縁があって、というほどの物では
ないけど、今から数年(5、6年?)前、ある女性アイドル歌手のデビューコンサートが
この場所で行われたんだよね。2日連続で。なぜか私、そのコンサートに二日続けて
行って。その可愛らしい女性アイドル歌手は、今は単なるおっぱいお化けになっちゃったけど。(^^;
 
そうそう、昨日の話なんだけど。
質疑応答が続いて。私も自分なりに彼に質問しようと思ってた事柄があり、でもやっぱり
なんか気後れしちゃって。それに記者の質問はどれも固くてかたくて。聞いてて、ここは
株主総会かなんかじゃないかと思ってしまうくらいで。
 
で、あとで後悔するのは嫌だと思って、質疑応答の半ば過ぎから、「質問のある方‥‥」
って司会をしてるNetscapeの広報のお姉さんが言うたびに、おっかなびっくり、手を
あげてた。
 
だんだん終わりが近づいて。手を挙げるんだけど、たくさん手が上がってるから
どうせ当たらないだろう、と思って下ろしかけた。司会のお姉さんも、だれに
当てていいのか分かんないで、ためらう様子がマイクから伝わる。案の定、
後ろの方の誰かが指名され。
 
「それでは、最後の質問としたいと思います」って、お姉さんが言う。みんな懲りずに
手を挙げる。私も、その中のひとりなんだけど。一瞬、お姉さんと目があって、そして、
お姉さんが私を指さす。あんまり信じられなくって、私、確認する意味で自分を指さしてた。
うなずくお姉さん。何を思ったのか、彼女、マイクを通して、私に向かって、
さっきはごめんなさい‥‥って、意味不明の台詞をつぶやいてる。なにそれ? どういうこと?
どういうことか分かんないよ‥‥。
 
我に返って、立ち上がってマイクを持って話した。
 
「初めてJavaを見た、知ったときの印象を聞かせて下さい」
 
っていうのも、緊張したぁ。うん、緊張した。彼が熱心に答えてくれてるとき、一生懸命に
彼のことを見てたよ。夢みたいだった。
 
 
・6月3日(火)
 
あれから、あいつのことばかり考えてる。
 
それはそうと、今日はむちゃくちゃ忙しかった。午前中、富士通の発表会に行って、
午後からソニーの発表会。そのあと、青山のスパイラルでマーク・アンドリーセンに
会ってきた。質問しちゃった、彼に。名刺ももらった。すごい嬉しい。半蔵門線の
狭い入り口の階段をスキップしながら下りていった。天井に頭ぶつけた。←ウソ、
でもそのくらい、嬉しかった。
 
というわけで、「ひとびと」のコーナーに写真を2枚追加しました。chiba_st1.jpgと
chba_st2.jpgです。どちらも国鉄千葉構内にて撮影。
 
 
・6月1日(日)
 
今日。昨日から、某外資系メインフレームのメーカーの「ジャーナリストセミナー」とやらで、
伊東に行ってた。伊東、知らない? 伊東に行くならハ・ト・ヤ、って、あれですよ。
そうそう。知り合いもたくさんできたし、楽しかったよん。
 
で、帰ってきて。昔の女友達に会ったのね。千葉で。千葉駅で待ち合わせて。
だいたい千葉駅に行くのが何年ぶり?って感じで。高校生の頃は、千葉駅の方まで学校から
歩いてきたりとか、その辺でお茶したりとかしてたけど、それ過ぎてからは行くことないもん。
たぶん、10年ぶりとかかも知れない。電車で通過したりはしたかも知れないけど、ちゃんと
千葉駅で下車して、街の空気を吸ったのは、ホントに久しぶりだった。可愛い子いなかった。
私が待ち合わせた娘が一番可愛かったかな。いやいやホントに。(オーイ、なんかくれ!)
 
福岡にいた頃の知り合いで。いいヤツなんだけど、なんだろう、飽きっぽい?というか、うーん、
なんだろうね。器用貧乏ってヤツかな、日本語を当てはめるとすると。すごくいいヤツなんだけどね。
「なんだけどね」の「けどね」が余計かな。いやぁ、すごいいいヤツですよ。保留なしに。
女としても、ま、とびきり上玉というやつですか。‥‥一般的に言うとね。「一般的に」の前の
「‥‥」は別に他意はないんだけどね。人ってそれぞれ「一般」という言葉が表している(であろう)
ものから、みんながみんな離れてるじゃない。少しずつ。だから、ってなにが「だから」か
分かんないけど、でもいいヤツ。すごくいいヤツ。ホント、幸せになってほしいな、ってすごくすごく
すごくすごく思うね。俺が幸せにしてあげられるんだったら俺がするし、そうじゃなければ
他の男に頼むし。あ、そうなんだよね。こいつを幸せにしてあげられる、ってなんだかよく
分かんないけど、なんの根拠もない自信?決意?覚悟?意志?思い上がり?(笑)そんなのが
あればいいんだけどね。でも、今一歩踏み出せないかな。うーん、自分が傷つきたくないとか
じゃあないと思うんだけど、なんというか、彼女を幸せにするためには自分が*同時に*幸せに
ならなきゃいけないんじゃないかな、って思う。「ならなきゃいけない」じゃなくて、自然に
そうなるというか。
 
その辺の、呼吸かなぁ。胡弓じゃないよ。(笑)(^^; ‥‥‥。
 
まぁ、わかんないよね。向こうの都合でどっかのいい男と一緒になっちゃうような気もするし。
分かんないよね。‥‥分かんないよ。どっちに進めばいいのか、誰と一緒になったら幸せになれる
のか。どこで(だれと)ふんぎりをつければいいのか。
 
ま、そんな偉そうなこと言ってる立場にないんだけどねぇ。(笑) なんか悲しくなってきた。
んなことないか。
 
最初「そごう」のなかの英国紅茶・喫茶店に行って、けっこう長くいたかな。そのあと、
9F(だったかな?)にエレベーターで上って、どこでご飯食べようか、ってぐるっと
回って、それで最初に目を付けたトンカツ屋さんに入った。美味しかった。なんか変に
緊張して、キャベツ全部食べれなかったけど。(紅茶屋さんで、スコーンとかいう甘い
お菓子を食べたのもあるんだけど)
 
トンカツは美味しかった。で、一人でビール飲んでた。私。彼女もちょっと付き合って
くれたかな。ちょっと。コップ一杯。ご飯食べ終わって、お茶のおかわりをもらって。
外が見えるエレベータで1Fまで降りた。なんかすごいキレイで、もう一回、上って降りた。
ほかには誰も乗ってなくて。うーん。
 
そのあとキヨスクとかコンビニとかをちょっとうろうろして、それから電車に乗って帰った。
 
私の乗る電車の方がちょっと早かったのかな。発車時刻が。で、わざわざ彼女、ホームまで
ついてきてくれて。なかなか出来ないよね。それで少し時間があったから、いろんな話を
したんだけど、もうすぐ電車がくる、って時に声の話になって。私が、どうしようかなと
迷ったあげくに、言ったのね。私はあなたの声が好きじゃない、という内容のことを。
でも、声がキライって言われて嬉しい人はいないよね。面と向かって「おまえの声が嫌い」
なんて言わないよね。ふつう。
 
そしたら案の定、どうしたらいいのかな、って言われた。でも、月並みなアドバイスとかって
出来ないしね。そいつのことはすごく好きなんだけど。
でも、声が好きじゃないっていうのは、どういうことなんだろう。うーん。うーん。うーん。
うーん、うーん。
 
どうだろう。縁とかあるのかなぁ。うーん。たぶん、何割か分かんないけど、ないのかな。
どうだろう。どうだろう。ない、かなぁ。ない、よなぁ。うーん、でも、うーん、ちょっとは、
あるかも知れないけど、うーん、どうだろう、うーん、うーん、うーん、うーん、(このあと繰り返す)
 
うまく言えないけど、なんていうのかなぁ、個人的には、ふだん「悪くない」ってすごい
褒め言葉として使ってるんだけど、彼女を評して「悪くない」っていうのは、すごく失礼な
気がする。なんかそれだけいいヤツ。男だったらどんなにいいだろう、って思う。無理な
注文だけど。でも、どうだろ、男だったらいい、というあり方もあるし、女(異性)でなければ
ならない関わり方というのも、きっとあるのだろうし。(笑)
 
というわけで、見てたら嬉しい。こんどはお酒のみに行こうね。酔うと危険だけど。(^^;(^^;
 
いい女だな。日をおかずに会いたくなるタイプだね。でも一緒に暮らすとなると、クラス、別の方が
いいかな、みたいな。いちおう駄洒落のつもりなのですが。‥‥すいません。
 
ま、そんな感じかな。今月は、いい月になりそうだ。‥‥どうでしょ。
 
また会おうね。どっか、行ってしまう前に。
 

感想でも文句でもらぶれたーでもなんでもいいのでメール下さい。

1997年5月

 

日記

●平成九年

・5月24日(日)

銀座に行った。何年ぶりだろう。例のごとくに午後に起きて、それから一日の予定を
たてて。うーん、外に出ないで家でしこしこパソコンとたわむれるという選択肢も
ないことはなかったんだけど。でも、やっぱりどこかへ行こうと思って、銀座を選んだ。
いくつかの写真展会場があってね、それから中古のカメラ屋さんもあるし。コンタックス
サロンに行って、159MMのファイダースクリーンを全面マット(ツルツルのやつ)に
変えてもらおうと思った。今のは、真ん中にピントを合わせるざらざらガラスが入ってて
どうも使いにくいので。で、いつもつけてる35mmは、むかし落としたときにレンズのフチが
歪んでるので、なんか指摘されたら嫌だなぁと思って50mmに付け替えて。それが
良かったみたいだけど。

すごく久しぶりに、お姉さんに声を掛けて写真を撮らせてもらった。
いいね。銀座の歩行者天国。新宿の歩行者天国と、どうしてあんなに雰囲気が違うのだろう。
最初思ったのが、道幅。銀座の方が、数倍広いのね。それ以外にも客層が違うし、目的が違うし。
なんか新宿は薄汚れた感じ。すごく若い人たちが急ぎ足で行き交う。銀座は休日の午後を
ゆったりと楽しむために来てる、という感じ、かな。
というわけで、新シリーズ「銀座50mm」(日本語版)、「at GINZA with 50mm」(英語版)を
始めようと思う。

‥‥でもね。。。大枚はたいて買ったフィルムスキャナが、どうもピシッとしないのよね。
簡単に言うと、白と黒が出ない。中間調が出ない。って、どうしようもないということ!?

うーん。

ま、いいや。批判は甘んじて受けるとして、とりあえず、写真を撮らせてくれた女の子?
淑女、美女?に敬意を表して、近いうちに公開しよう。「銀座50mm」を。

というわけだ。


・5月23日(土)

新宿と、六本木に行ってきた。疲れた。
新宿で回転寿司を食い、コニカプラザに行き、そのあとCAPA展第三部(最終回)。
コニカプラザ、世界のシェー(だっけ?)はキャンセルし、若い写真家‥‥の方だけを
見た。ひとり目は西将隆という人。九産大出身。真四角のフォーマットで撮った、
造形的な写真。真ん中に人が写ってる。皆んな友達だろう。同じ人たちが何度か写ってるから。

悪くないと思う。でも特にイイとも思わない。登場する人物が特に魅力的に感じられず。
悪いけど。なんだかみんな、友達同士の気安さという感じの写真で、画面にイイ意味の
緊張感が感じられず。光と影、物のカタチのねらい方は上手だけど。一枚いちまい、
ちゃんと見る必要性を感じさせてくれなかった。ごめん。

もうひとりの方は、日高昭典て人。この人も九産大出身。とりあえず、大きなフォーマットの
カメラで撮ってるんだろうね。砂浜の写真。この人も丁寧な画面づくりをしてるということは
伝わってくるんだけど。面白くないよ。あまりにも引き気味で。いいの?若いのに、こんなに
おとなしい写真ばっかり撮ってて。写真展開いたからって、ずっとこのままの展開で行かない
でよね。悪いけど、つまんないよ。ハッキリ言って。

そうそう、足早に写真展会場をあとにするとき、キレイなだけじゃイイ写真とは
言えないよ。あと少し、誰かはsomethingって言ったらしいけど。それがないと、それだけで終わって
しまう。若い写真家諸君、奮起してくれ給え、私の分も。(^^;(^^;

うそうそ。写真家としての私は、このままで終わらせるつもりはないよ。悪いけど。

CAPA展、すごい人。最終日の明日はどうなっちゃうんだろう、ってくらい、すごい人。
キャパの写真で私が一番好きな(たぶん‥‥)、イスラエルのキャンプの写真。
小さな女の子が全身をふるわせて泣いてる。片足を地面から離して。両手をぎゅっと握って。
うしろににわか作りの布のテントが見える。この写真、ずっと横位置の写真だと思ってた。
だっていつ見ても横位置で紹介されたから。でも、そうじゃなかった。ちょっと四角ぎみの
縦位置の写真だったんだ。知らなかった。大発見をした気がした。切られた空間には
雲が、すこやかな雲が広がっていた。

この小さな女の子のように、片足を地面からほんの少し離してしまったことで、人類は過ちをくりかえし
犯してしてしまうことになったのだろうか。なんだか理屈をすっ飛ばしてそう感じた。

出口でちょっと迷って、全作品が収録されたパンフレットを買った。2500円。

それから、
「ここに地終わり 海始まる」2回目読み終わった。
「秋桜」2回目、見た。また泣いた。


・5月23日(金)

今日は会社を休んで昼過ぎまで寝てた。

津田沼のパルコにある芳林堂書店に行った。パソコン雑誌を立ち読みしに。
そしたら、パソコン関連書籍コーナーの、あまりの充実ぶりに感動して。
本を2冊買った。「最新 '97-'98年版 パソコン用語事典」(技術評論社)と
「RunRunLinux」(アスキー出版局)。レジで領収書をもらったんだけど、
なんだか感じの良いおねえさんで。「またご利用ください‥‥」なんていって
くれて。イイ意味で、よく教育されていると思った。笑顔も自然だったし。
前は(5年前は)、確かPARCOの6階に会ったと思うんだけど、Let’s館の
方へ移ってた。新しく広くなった気がした。うーん、昭和堂に強敵が出現て
感じだな。福岡に住んでた頃の近所のスーパーでいうと、「かどた」と「暮らし館」と
いう感じだろうか。ってだれも分かんないか。「かどた」というのは午前1時まであいてる
独立系?のスーパー。ちょっと古くさくて期限切れ間近のものをちょう安く売ってたりする。
月曜の100円市が秀逸。いっつも夜中に山ほど買い物してきてた。あと、閉店間際の
値引きされた刺身盛り合わせだとか。一方、「暮らし館」というのは大手スーパー系列の
スーパー。うちから歩いて3分。すごく新しくて清潔感漂う。「かどた」ほど広くはないが、
品揃えは決して悪くない。野菜、総菜、魚、肉、調味料、エトセトラ、必要な物はほとんど
そろう。ただ、若者一人暮らしよりは普通の主婦を対象としてるようで、お弁当とか白米
(炊いたのね)が置いてなかった。それがずいぶんとマイナスポイント。あと、9時に閉店
してしまう。

というわけで、PARCOの芳林堂は「暮らし館」、昭和堂は「かどた」にたとえられない
こともないかな、という気がする。だいぶ違う気もするけど。それから、
レジのお姉さんに関しては、お揃いの、前が鋭角に開いたブラウスを身につけた昭和堂が
フジテレビ、地味めの芳林堂がお堅いTBSという感じだろうか。強いて言えば。

というわけで? Linux(Slackware)のインストールはおおむねうまくいった。
と思う。よく分かんないけど。

明日は9時に起きて、東京へ行く。最初の目的地がいまいち決まらないのだが。うむ。


・5月22日(木)

あした何しよう。

「ここに地終わり 海始まる」、2回目読んでる。確かめながら、読んでる。どっちかと
いうと客観的な情景描写っぽいところは斜めに、人物像が浮き彫りにされるとことか
会話とかは丁寧に。一昨日の疑問の答えを見つけるために。

ロカ岬の葉書は志穂子と梶井の間を2往復します。梶井は自分で出した傷心の
ラブレター絵葉書によって、元気づけられるのであり。そのとき葉書は物であって物では
ない。

いかにも脇役という人たち、妹の美樹、佐渡の娘の奈美、ダテコの兄、などは
どうして登場したんだろう。登場しなければならなかったのだろう。ま、美樹は
近しい肉親として必要だったんだろうけど、奈美とダテコ兄は、ちょっとキャラクターが
エッジ立ってて、ちと気になる。
ダテコの兄は、蘇生の象徴、かな。人はいつの時点においてもやり直すことが出来る、という
作者の哲学の生き証人みたいなもんですかね。空港からのタクシーの運転手さんが、その傍証。

じゃあ、奈美はどうだろう。あまりにもそっけない、見ようによっては不用意な登場のさせ方
のような気がするけど。志穂子は梶井との逢瀬の間に、奈美の姿を浮かべ、慌てて消し去る。

それから、一番大きな疑問なんだけど、ホントに梶井は志穂子を1年も待つことが出来たのだろうか。
どうも彼の性質からいって、とてもとても無理なんじゃないかという気がする。きっと
(二人がうまく行ったんだとすれば)、志穂子が思いっきり譲歩したんだろうな。
1年の約束を5ヶ月にするとか。(笑)

もしくは、数年後に尾辻がブラジルから帰ってきたときがホントの勝負かも知れない。
だってね、話の流れから行って、マイナスのカードだらけの梶井が、文学的には
アドバンテージを取っているのは容易に想像が出来、それなのに、尾辻のブラジル
赴任は、あまりにもバランスを欠いていると思われ。確か志穂子は尾辻に求婚され、
返事を迷ってるときに、70%はブラジル生活に躊躇してる、みたいなことを言ってる。
じゃあもし、尾辻がブラジルに行かないんだとしたら、それでOKなのか。違うだろう。

志穂子が尾辻ではなく梶井を選んだ意味を、単なる小説としての盛り上がり、だけに求めたく
ない。なぜかというと、自分が尾辻よりも梶井にどうしてもシンパシーを感じてしまうから。(笑)

尾辻の欠点?弱点?短所?ってなんだろう。わからない。そういうのが見あたらないところが
欠点かな。‥‥っていうのは詭弁のようだけど、そうじゃない。人間は弱いものだから、
やっぱりゆとりがほしい。ゆとりというか、遊び?逃げ場? ‥‥そんなの。

尾辻は出来過ぎてて、志穂子に私がいなきゃ‥‥と思わせなかったのかな。あんまり自分を
大事にしてくれそうで、それが逆に重荷だったのかな。志穂子が子供を産むのが難しいことを
知ってて、ホントはほしくても、絶対にそういう風を見せない、それがすごくすごく、
志穂子にとっては重荷になるのかも。
それに比べて、梶井は欠点だらけで、嘘をたくさんつき、人間的にも弱みをたくさん持っており。
女としては、愛しやすいのかも知れない。

うーん、人間て、人間同士の関係って、特に男女の仲って摩訶不思議。こどもの僕にはむずかしく
ってよく分かんないけど。とりあえず、わたしも梶井の路線で行こう。(^^;
って‥‥違うだろっ。

ほとんど無軌道を突っ走ってる、今日の日記。


・5月20日(火)

なぬ? もう5月も20日か。今年も(今年は特に)あっという間に時が過ぎる。
もう少ししたら、半年じゃん。どうすればいいんだ??

「ここに地終わり 海始まる」読み終わった。とても心に残った。明日から明後日に
かけて、もう一度読み返そう。そして思ったことをたくさんここに書こう。

それにしても、志穂子はどうして尾辻ではなく梶井を選んだのか。梶井はどうして
由加とわかれ(なければならかっ)たのか。尾辻とダテコは一緒になったのか。佐渡の娘、
奈美はどうしているのか、父の新しい事業はどうなったのか、由加の前夫は愛人と
ニューヨークで暮らしているのか、万里は今頃だれと付き合っているのか。由加は
いつか元気になるのか(なれるのか)、矢巻はどんな死に方をするのか。

その答えを自分なりに出そうと思って、もう一度、ゆっくり読み直したいと思う。


・5月18日(日)

やっと7月号が終わった。(;_;)

それはそうと。「ここに地終わり 海始まる」すごくイイ。あえて面白いとは書かない。
この本も、なんだけど、昔読んだことがあるはずなんだけど、全然記憶にない。たぶん、
ちゃんと読んでないんだろう。だって、すごくイイと思ったものを忘れるわけないじゃない。
それとも、心のずっと奥の方にしまって、表面的には記憶にない、というだけなのかな。
それにしても、今このときに読み返してみて良かった。本当に良かった。また、ちょっと、
帰りの電車で泣いてしまった。いかんいかん。明日は下巻を買おう。


・5月17日(土)

今日買った本。「ここに地終わり海始まる」(上)宮本輝、「ジェシーの背骨」山田詠美
「北京の青い空を~私の生きた昭和~」小澤さくら、「死刑執行人の苦悩」大塚公子
の文庫本4冊。最初に読むのは「ここに地終わり‥‥」。昔、学生時代、読んだはずだけど、
記憶にない。すごく新鮮に読めそう。楽しめそう。

明日も仕事。

今日も書くことがない。


・5月16日(金)

今日、5月16日。毎月16日になると、何か感慨深いものがある。私の誕生日が11月の
16日だから、今日はちょうど半年前になる。高校の同級生の女の子の、今日は30歳の
めでたいめでたい誕生日。おめでと、そや。

それはそうと、予定が大幅に狂って、今週末も仕事だ。泣きたい。

なにも書くことがない。悲しい。


そうそう、「トラッシュ」を読み終わって、そのあと、今日、夏目漱石の「こころ」を
読み終わった。

「トラッシュ」だけど、長いとは思わなかった。ただ、読み終わったとき、「ものすごい満足感」を
得たかというと、残念ながら、そこまでは行かなかった。私はどっちかというと(あくまでも、
「どっちかというと」ですけど‥‥)理詰めで物事を考えるタチなようなので(あくまでも、「よう」)
山田詠美のような、肉体に響いてくるジャンルの作家は、いまいち、やはり、ピンとこないかも
しれない。友達に勧められて、読んだんだけど、思ったのは、男と女の違い。見せつけられた。
私は男だから、女が愛するように女を愛せない。‥‥なんて、私を知ってる人が読んだら、それは
単におまえが人間的に冷たいだけだろ、なんて適切なつっこみが来そうで、とても怖い。

「こころ」。知ってる人も多いと思うけど(高校の教科書に載ってた)、下宿先のお嬢さんに
恋した「先生」が、友人で恋敵の「K」を出し抜いてお嬢さんをGETしてしまう。そして、
「K」は自殺。数十年後に、「先生」は妻となった「お嬢さん」を残して、自殺。

という救いようのない話。我々は夏目漱石という男の晩年の厭世的な「気分」に、つきあわされてる
だけなんじゃないだろうか。どうしてこんな暗い話が、さらに数十年後の高校生が学ぶ
国語の教科書に載ってないといけないんだろう。責任者をつかまえて、聞いてみたい。

読んでも、なにも感じなかった。この点に関しては現役高校生の頃と一緒だ(おかげで、現国の成績は
さんざんだったけど)。親と自分の関係を描いた部分も、なんだか中途半端だし。父親が危篤の床に
床に就いてて、いきなり列車に飛び乗って行ってしまったのに、そのまんまなんだもん、あんまり
いい加減だよね。親父の死に様を克明に記せとは言わないけど、母親のその後の消息とか、
合わない兄貴だとかはどうしたかが、ちょっと気になるよね。いいけど、別に。

死んでしまった作家の作品は、それこそ絶対だから、一文字も動かすことは出来ないから、
後世の評論家は、逆に何でも言えるよね。自分の都合の良いように。それこそが評論家の
存在意義なんだろうけど。


・5月13日(火)

今日、千葉行きの終電で帰ってきた。津田沼駅に着くとき、電車の中から、ホームで血を
流して倒れている男の人が見えた。きっと、ホームに入ってくる電車に、酔っぱらって
頭からつっこんでいったか、または、ひとりで倒れて、頭をコンクリートで打ったか。

まさか、あのまま亡くなったりはしないと思うが、ものすごい量の血が流れていた。
当分、頭から離れそうにない。

明日も仕事だ。早く寝よう。(;_;)


・5月10日(土)

今日、会社に行って来た。最初に書かなきゃいけないことは、帰りの電車で、すごい
いい女を見た。なんだよ、それが「最初に書かなきゃいけないこと」かよ、なんて
言わないでください。でも、いや、ほんとに。「いい女」なんてちょっとだらしない
言い方かも知れないけど、でも、美人でも可愛いでもぷりちいでもキュートでも可憐でも
色っぽいでもコケティッシュでもないの。やっぱり、いい女としか言いようがない。

帰り、御茶ノ水から総武線に乗ったんだけど、彼女が乗ってきたのはどの辺だったかなぁ、
小岩?市川?平井?よく覚えてないけど。まぁ、私が電車に乗ってからしばらくしてから、
津田沼に着くまでにもうしばらくあるって頃。私の向かいに座ったんだけど、なんちゅーか、
雰囲気を持った人で。どこかで見たことがあると思った。昔の彼女の葉子ちゃんにも
似てるかも知れないけど(もう10年以上も会ってないけど。あ、見てたらメールちょうだいね)
それよりも、池澤夏樹の「タマリンドの木」のヒロインに似てると思った。名前、なんだっけ。
樫村修子。いま、確かめた。そう、彼女にすごく似てると思った。いや、あまり正確な
言い方ではない。だって、私は彼女の姿をビジュアルでみたことがない。小説の
中でしか、彼女に会ったことがない。

それでも、似てると思った。なんちゅーか、自分を持ってる人。目には少しも安らぎが浮かばず。
というと、なんだかギスギスした雰囲気を思い浮かべるかも知れないけど、そうじゃない。
なんだろう、うまくいえないけど、いろんなことにすごく真剣というか、不器用というか。
眉毛は真ん中が太くて両端が細くなってる。キリッとした印象。全身はスリムで、顔も
どちらかというと細め。どちらかというと凛々しい印象。おとこなんかへでもない、
という感じ(ちょっとはしたない言い方ですが)。でも、愛した男にはものすごくゆったりと
愛情を傾けることが出来る、そんな感じ。いやー、ホント、いい女だったのよ。驚くほど。
なにしてる人なんだろう。絶対、単なるOLということはないだろうな(別にOLの人を
差別しているわけではない。彼女をどこまでも高めようとしているだけだ)。
なんかの研究者? 医者かも知れない。もしくは、写真家だったりして。(笑)

‥‥それはそれとして。
一番気になったのは、落書きかも知れない。彼女、左の手の甲(手のひらじゃなくて)に
マジックでいろいろ落書きしてたのよ。青色と赤色のペンで。ふつう、大人の女性は
そんなことしないじゃない? だから、なんだか、妙に親近感を持てた。
こどもの頃、よく手にいたずら書きをした。ヒフに文字や模様を書く、あの感じ。
彼女、頭に手をやりながら、その、落書きだらけの左手の甲をずっと私に見せていた。
ふと、手に落書きする人はきっと不幸じゃないよね。幸福な人しか、手に落書きはしない
だろうな、と変な確信を持った。それとともに、その落書きは彼女ひとりで
したんじゃないよな、ってことが伝わってきて、なんだか変につらい気持ちになった。
自分勝手にだけど。

それから、彼女、右手の薬指に指輪をしてた。これって、結婚してる証拠だっけ? 左手だっけ?
いつも忘れる。なんでもいいけど、自分では指輪って絶対したくないと思ってるから。
指輪ってなんなんだろう。単なる装飾品? 愛の証?(笑) 自分を締め付けるもの?
‥‥分からん。

最初みたとき、猛烈に写真を撮りたかった。そう、猛烈に。でも、今は夜中の12時過ぎなんだと
いうことをすぐ思い出した。こんな時間に、「写真撮らせてください」なんて声かけたら、
絶対警戒される。そんなこと、決まってる。私だって、あんまり自分を惨めにしたくない。
それは写真を撮る上でプラスなのかマイナスなのか、未だに決めかねているのだが。

彼女が私と同じ津田沼駅で降りてくれたら‥‥という、ささやかな期待を持って
いたけど、それも叶わず。ただ、悲しかった。ただ、次の瞬間は、階段を上るおねえさんの
大きなお尻を見てたんだけど。(笑)

また会いたい。なんだか、また会えるような気がしてる。こんど会ったら、声をかけよう。
(作者注:一人の女性の話題でこれだけの行数書いたことあるでしょうか? うーん)

今、山田詠美の「トラッシュ」を読んでる。すごくいい。女と男の違いを思い知らされた
ような気がする。いつかやってくるであろう(^^;(^^; 私の次の恋の参考にしよう。


・5月5日(月)

新宿に行った。キャパ展、第2部。こないだの第1部を見ても同じことを感じたのだが、
戦場の日常、とでもいうべきか、いわゆる狭い意味での戦争写真じゃなく、その周辺の人々を
撮った写真が目についた。あ、これって、長倉洋海さんの写真じゃん、て思った。

で、何日か前、買っておいたアサヒカメラをパラパラ見てたら、キャパの写真が紹介
されてて。そう、今回のキャパ展、主催は朝日新聞社なのでした(企画は東京富士美術館)。

その最後のページに、長倉さんのコメントが載ってて。読んで驚いた。彼はキャパに
導かれ、キャパに励まされながら、写真を撮ってきたのだった。‥‥知らなかった。

彼の文章の最後を、ここで紹介したいと思う。あんまり良すぎるもんだから。曰く、

「国際化やボーダーレス化が喧伝される現代、逆に人々の意識は分断され、人は孤立を
深めている。さらに高く築かれた人と、人との壁をわれわれはどう乗り越え、同じ人間
として何を感じ合おうとしているのか‥‥。キャパの写真はいま静かにそのことを
問いかけているような気がしてならない」

それからさっき、すごく大事な友達、真紀ちゃんと西村さんから電話があって、2時間くらい
喋ってたのかな。元気だったり元気なかったり、いろいろだけど、頑張って。きっと、
がんばれると思う。どうしても頑張れなかったら、俺が何とかするよ。きっと。きっと。

さっきそれから、『青春対話』~21世紀の主役に語る~第2巻を読んでた。
泣いた。あまりの慈愛に、泣いたよ。ぼろぼろ、声を出して。久しぶりに泣いた。
特に、仕事のことを書いてるところで、私があまりにも好きで好きで好きでたまらない
啄木の歌、

「こころよく 我にはたらく仕事あれ それを仕遂げて死なむと思ふ」

が紹介されてて。嬉しかった。すごく嬉しかった。それで、泣いた。


・5月4日(日)

今日、六本木に行って、『秋桜』を見てきた。
こないだの新聞の夕刊の、女の子が雨に打たれてる
写真を見て、よさそうな映画のような気がして、見てきました。

エイズのお話です。輸血で感染してしまった高校生が故郷の高校に転入してくる
はなし。

映画は福島県本宮町が企画したのかな? とにかく全面的に協力してます。
あだたら山(‥‥漢字が分からん)とか、お祭りとか、川下りレースとか、
いろいろと描かれてて。

映画としての出来といったら、どうでしょう。こういう深刻なテーマの映画に関して、
映画としての完成度云々‥‥という話は辛いのですが、若干、類型的な気がしました。
壇陵祭(だったかな? 高校の学園祭)の最後の拍手もそうですが。
あれはあれでいいのかもしれません。よく分かりません。

この映画で特筆すべきことは、やはり、松下恵の演技でしょう。すごくよかった。
何年か前にNHK大阪が作ったドラマ(新銀河?)に出てる彼女を見ましたが、
あの頃はまだ子どもこどもしてて、お人形さんみたいだった。それが、
ずいぶんとたくましくなって、「実存的」という言葉が浮かんできました。この人、
なんか、国民的女優に、このあとなるかもしれないとさえ、思いました。それほど、
よかった。

一人舞台のシーンも、変な言い方ですが、安心して、頼もしく見ていられましたし、
最後の方、河原で父親を責めるところも、グッときました。うん、彼女はいいですね。
とてもいい。

そのくらいでしょうか。
昔、小学校の体育館で見た、「教育映画」のような趣の映画だと思いました。

機会があったら、どうぞご覧ください。

‥‥と、ニフティの日本映画フォーラムに書いたのをちょこちょこ手直しして貼り付け
ました。なんかやっぱり、語調・文体が違うから、なんか変。

それはそうと、
明日、会社に行かなくてもよくなってしまったので、新宿に行って、写真を撮ることに
しました。CONTAX 167MTと159MM、レンズは35mmと50mmのフル装備。(軽装ともいう)
85mmは重いもんね。あれが鞄に入ってるだけでフットワーク40%減、だもんねぇ。
(単に私が体重を減らせばよいという話もある)

とにかく、成功の秘訣は早く起きること。9時半に目覚ましをセットした。よし、
あとは晴れるのを待つだけだ。

つるつるのマイクロソフトマウスはどうも好きではない。
ざらざらのマイクロソフトマウスは、すごく好き。
ざらざらはシリアル。つるつるはPS/2。

今日、東京への往復で、村上春樹の『回転木馬‥‥』と村山由佳の『天使の卵』を
ささっと読んだ。村上春樹のはただ読んだだけ。村上由佳のは、すごく短いと思った。
前にすごく感動したんだけど、女性作家が書く思春期の男性の心理が、なんだかすごく
鼻についた。わざと下品な表現を使ってみたり。すごく違和感が残った。それと、
『回転木馬‥‥』だけど、すごく、なんというのか、些細な物語ばかりだと思った。
なんというのか、悪くいうと、せせこましいというか。細かすぎるというか。うーん、
うーん、そういう類の小説があってもいいと思うのよ、もちろん。必要だとも思う。
ただ、私は今のところ、そういう話には気が向かないというだけかな。じゃあ読むなよ、
じゃあ書くなよ、とファンの人に怒られそうだけど。そうですよね。ごめんなさい。

あ、ラーメン食べたい。

そうそう、昨日、CDを2枚買って。キョンキョンのベストと、鈴木祥子さんの
「Long Long Way Home」。昔から捜してた、キョンキョンの「夏のタイムマシン」って曲と、
鈴木祥子さんの「青い空の音符」。この2曲を手元にCDで置いておきたかったの。
それを昨日お店で見つけて(中古だけど)、超・嬉しかったん。ホントに。
特に、鈴木祥子さんの「青い空の音符」は私の中でベストといってもいいくらいの
ものすごくお気に入りの曲で。じつはタイトル、昨日CDを手に入れて知ったんだけど。
ホントにホントにホントにいい曲ですよん。歌詞カードを見たら、自分で作曲してるんだ。
うーん、鈴木祥子さま、天才だ。コンサート行きたい。こんどいつだろう。


・5月1日(木)

気がついたら、もう5月。
南野陽子でなくとも、歌い出したくなる季節だ。(分からない人はメールください)

今日、次に読む本を見つけた。市ヶ谷の書店で。谷崎潤一郎の『風の又三郎』。
あ、間違えた。宮沢賢治の『風の又三郎』。(遺族に訴えられたりしないかな‥‥)

宮本輝の『流転の海』『地の星』を読み終えたあと、第三部の『血脈の火』が
本屋に並んでるのを見つけ、あっという間に読んでしまった。
感想は、そう、書きたいことが山ほどある。落ち着いて書けるときに書きたいと思う。
(そういって、何も書かなかったことが何度もあるだけに‥‥)

それはそれとして。(^^;

最近、いろいろあったのよ。29日の「緑の日」は、昔の仲間と会って、死ぬほど酒を
飲んだ。それも昼から。すごく気持ちよかった。

27日の日曜日の記憶が若干飛んでいる。午後早くまでは覚えてるんだけど、夕方以降は
何してたっけ。家でぐずぐずしてたのかな。うーん、多分そうだったような‥‥。
そうそう、27日の夕方、昔のバイトの知り合いの熊ちゃんに会った。なんか、そっけない
対応をしてしまったような気がする。大変反省している。いや、ホントに。
くまちゃん、また飲もーね。

今日の朝、駅の写真屋にモノクロの現像を2本だした。明日の朝、出来てるかな。すごく楽しみ。

それから、今日、丸善に注文しておいた本が2冊、届いた。写真集『Jr.』と『みすゞコスモス』。
写真集の方をパラパラ見たけど、なんか、期待してたのと違う、かな‥‥。どうだろう‥‥。うーん。。

今、見直してみたんだけど、いやいや、もういっぺん見てみたんだけど、悪くない、うん、悪くない。
ただ、最初にパラパラっと見てみたときのあの違和感は、なんなんだろう‥‥??

私が史上最高の写真集だと思っている牛腸茂雄の「SELF AND OTHERS」を見てみた、今。
そしたら、分かった。『Jr.』がどうして物足りないか。ふふふ。教えてほしい? もったいないから
教えてあげない。んふふ。見比べてみれば、すぐに分かることなんだけど。とても大切なこと。
プリントの黒の締まり方もそうだし、ピントの正確さもそう。でも、もっと重要な本質的なことがある。
ふふふ。

なんだか楽しくなってきた。
春物のジャケットを着て、こんどの休みは街に出て女の子の写真を撮ろう。
どこがいいかな。新宿? 渋谷? それとも錦糸町?(笑)

※ただいま、不穏当な表現がありましたので、お詫びして訂正いたします。




 

1997年4月

 

日記

●平成九年

・4月26日(土)

新宿に行った。キャパ展を見に行った。すごい人で、自分のペースで見れなかったのが辛かった。
通し券を買ったのですよ。期間によって、3部に分かれてて。今日限りだと1000円なんだけど、
共通入場券という名前の通し券は、2000円で。またこの場所に足を運べるということが、とても
嬉しかった。家に帰って朝刊を見たら、各新聞社の写真部長がコメントを寄せてて。そのどれも、
ピンとこなかった。そういえば、毎日新聞の写真部長、見たこともない人になってた。三浦さんは
人事部に行ったとか。はは。大多数の人にとって、そんなことはどうでもいいですね。はは。

そのあと、コニカサロンに行った。おねえさんの洋服を売ってる店だらけの、ビルの4Fへ。
アフリカの人たちの写真展。撮影した写真家のことを少し思った。写真に登場する
アフリカの人たちの生き生きした表情を見てたら、21世紀はアフリカの世紀に必ずなる
だろうという気がした。もう一方の区画には、シリーズ[新しい写真家登場]とかいう
企画で、2人の作品を紹介してた。新宿?の街中で若者を撮った写真と、沖縄?の街を撮った写真と。
このことを書こうと思って、会場に置いてある写真付き葉書をもらってきた。新宿の写真が
伊藤彰悟、沖縄の方が小柳嘉章という人。‥‥小柳嘉章氏の写真は、すごくいい。この人若いんだよ、
私より2つした?うん、確か。写真雑誌に載ってたペナンの写真たち(題名失念)がすごく良かった、
ちゃんと覚えてたよ。うん。赤外線フィルムで撮ったような調子が、何んかけだるい感じでとても
南国の空気を伝えてて、女の子も可愛くて、見るべきものがあった。よかった。写真展の写真も、
一枚一枚伝わってくるものがあって、すごくよかった。これから伸びる人だなという気が強くした。

もう一方の伊藤彰悟氏の写真の方は、よくなかった。残念ながら。言い出すと切りがないのだが、
全然、人が写ってない。やたら、人混みの中、携帯電話で話す女性の写真が目に付いたのだが、
なんだろう、それだけ。なんの感銘ももたらさない。この写真を、ピント合わせて、
シャッターを切って、現像して、プリントして大きくのばして額に入れて人の目に触れさせている
意味が、まるで分からない。悪いけど。なに考えてんだと思った。一枚も、いい写真がなかった。
(あくまでも主観だけど)新宿?の雑踏を(特に女性の姿を)撮った写真ですぐに思い出すのは
何年か前に木村伊兵衛賞を取った(確か‥‥)写真家がいたと思うけど。彼の写真となにが
違うのかというと‥‥、うまくいえない。各自、見比べてみてください。(^^;(^^;

小柳嘉章氏の写真の方は、画面にほとんど人物が現れないんだけど、人間の匂いを強く感じた。
伊藤彰悟氏の写真には、人がたくさん登場するにもかかわらず、人間がどこにも写ってない。

そう思った。誰か、文句ある?

そのあと、ミノルタサロンに行った。あんまり期待してなかったんだけど、なんと、今年の
木村伊兵衛写真賞を受賞した畠山直哉氏の写真展をやってて。おおお、と思った。いやいや、
賞を取ったからどう、ということではないのだが、すごいよ。いいよ。うん。大型の写真機を担いで、
工場などを少し高いところから横長のフォーマットで撮った写真。ニューカラーというのかな。
すごくキレイ。驚くほど。すごくキレイ。ざっと見たけど、ホントはしばらくその空間に身を
置いていたかった。
ただ、ミノルタサロンて狭いから、あんまり作品に浸るという鑑賞のしかたを許してくれない
ような気がして。サポート窓口が併設されてるから、うるさいアマチュアカメラマンのオジサンが
ウジャウジャそばにいて。あんまり落ち着かない。あくまでも言い訳だけど。

また行きたい。もう一度あの作品群を見たい。あの色のキレイさ。金属の管の存在感。これはもう
特筆すべきもの。出来れば、もっともっと大きく伸ばした写真を見たいな。無理でしょうけど。


そうそう、サロンを出てエレベータに乗って。もう一人、オジサンが乗ってきたんだけど、
ふつう二人でエレベータに乗るときって左端と右端に乗るじゃない。彼はそうせず、エレベータの
真ん中に立ち、それも右端にいた私の方へ体を向けて。視線を向けてきている。え、怖い‥‥と
思った瞬間、かれは、「カメラは難しいですねぇ‥‥」と言った。私に向かって。

すぐさま、(すぐさま、だったような気がする)

「長く続けることですよ」

と私は言った。そう、長く続けること。それが第一。そのあとが長いんだけどね。(^^;(^^;

紀伊國屋に行って、アラーキーの「旅少女」を見た。一瞬買おうかと思ったけど、なんかいやで
やめた。きっと、彼に嫉妬してるんだと思う。うん。次々と、可愛い女の子をあてがわれて、
仕事で日本全国のローカル線を旅して、写真撮って。やっぱり、嫉妬かな。私には撮る相手もいない
から。‥‥畜生。くやしい。

今日もいい写真撮れんかった。また、こんど、頑張ろ。うん。世界のみなさま、しばしお待ちを‥‥。
(^^;


・4月25日(金)

会社に行って、午前中、ぼーっとしながらこんなことを考えてた。

パソコンをブームに乗って買った人たちは、善良な責任のない人たちなのだろうか。
ブームをつくったパソコン関連企業やマスコミが一方的に悪いのか。あの、
Windows95発売騒ぎは、いったい何だったの?
いやいや、パソコンの使い方が分からない、と泣いて叫ぶ人たちが、あまりにも
多いようだから。

なぜ、猫も杓子もパソコンを買い始めたのだろう。‥‥分からない。
なぜなのだろう。パソコンが一般化したことによって、本体、周辺機器、
インターネットプロバイダの接続料金が下がったのは事実で、それはとても好ましい
ことではあるが。

なぜ、猫も杓子もパソコンを買い始めたのだろう。そのおかげでいまの会社は
潤っていると言えないことは絶対にないのだが。

(中略)

言葉のリズムというのはとても大切だと思う。だから書いているときに、心で
声を出して綴っている文章を読みながら書ける、そのスピードをもたらして
くれるこの、キーボードという存在はとてもありがたく。

文章にはリズムが大事だという話。声に出して読んだときのリズム、というのも
もちろんそうなのだが、書いてある字づらを見たときのリズムというのもあると
思われ。いうまでもないことだが。同じ意味内容でも文のつなげ方とか、
末尾の終わらせ方とか、漢字とカナの混じり方とか。だから一概に機械的に、
この言葉は漢字で書くべきだとかひらがなでとかは、言えない。公のものでない、
個人的な思いをしたためる場合は、特にそうだ。

毎日々々、会社のそばのスーパーで、98円のウーロン茶1リットルパックを
買っている。税込み102円。なぜ103円ではないのか。98×1.05=102.9。もしかして、
この店では1円未満は切り捨ててるのか。どうして四捨五入ではないのだ。
分からない。

(中略)

Becky! すごく好きなんだけど、メール作成画面で自動保存がほしい。
時間ごとか、アクション数ごとに、草稿箱にでも自動保存してほしいなぁ。
無理かな。ふつうのエディタでメールを書いて、それを貼り付ければよいのだろうが、
付属のエディタがよく出来てるもので、ついついこれを使ってメールを
作ってしまう。うん。

動作は安定してるので、メール作成途中に急にハングアップするなど考えにくいのだが、
Windows95のことだから、何が起こるか分からない。書いてた文章が途中で消えて
しまったときのあのショックは、何度も味わうと寿命縮める。

仕方がなく、ときどき手動で「草稿箱に保存」を選ぶんだけど、そのたびに
メール作成画面は閉じてしまって、また立ち上げなおさければならない。
辛い。

それから。

文庫本(に限らず)を読むときにカバー(もともと付いてるもの、書店でつけて
くれるもの、どちらも)をつけたまま読む人と、はずして読む人がいる。これって
いうのは、両手を組むときにどちらの手の親指が下に来るかが人によって常に決まって
いるように、一定で変わることがない(と思う)。友だちに聞いてみると面白いかも
しれない。私は*必ず*はずして読む。すごく仲のよい、ものすごい量の本を読む
友だち(女性)に聞いたら、彼女もカバーをはずして読むそうだ。関係ないかも
しれないが、私も彼女も血液型はB型。たぶん関係あると思うな。多分だけど。

・4月24日(木)

きのうは寝てしまった。きょうは、なぜか機嫌がいい、私。

予告どおり、昨日、SCSIのホストアダプタ(H/A)、DC-390を買ってきた。
一緒に買ったコネクタが違ってて、接続は今日に持ち越したんだけど、
きょう、パソコンに繋いでみた。PCIスロットにDC-390を差して、ケーブルを
フィルムスキャナ(ミノルタQS35)に繋いで、その先にフラッドベッドスキャナ
(HP 3C)を。いろいろと不安な噂は聞いてたから、多分だいぶ認識させるのに
手間かかるだろうなぁ、と期待してた。(^^;(^^;

そしたら、一発で両方のスキャナを認識。グラフィックボードと仲良く一緒に
IRQ11で落ち着いてるし。うーん、よく出来てるなぁ。うーん。うなってしまう。

『地の星』すごい。良すぎる。次から次へと、いろんなことが目まぐるしく
起こっていく。なんか、映画の場面を見ているようだ。画面がどんどん切り替わる。

帰宅の電車でずっと読んでて、夢中になってて、津田沼に着いたのに、
ちょっとの間、気づかなかった。電車を降りながら、文庫本の残りのページの
分量の少なきことを感じて、泣きたくなった。まだ第3巻は出てないはずだから、
しばらくは熊吾の家族とお別れをしなければならない。そのことが、身を切られる
ほど辛い。辛いよ。

錦繍が宮本輝の出世の本懐かとおもってたら、いやいや、そうではなかった。
錦繍はきっと、方便品。如来寿量品は、こっちでした。(^_^)


・4月22日(火)

今日、仕事で恵比寿に行ったんだけど、帰りの地下鉄で、すごくすてきな娘を見かけた。
おでこが広くて、目がクリクリ愛くるしくて、鼻が少し上を向いてて、とっても
育ちが良さそうな娘。短大生かなぁ。多分、就職活動だと思うんだけど。どこまで
行くんだろうと思ってたら、広尾で降りてしまって。駅のホームの、出口別の案内を
じーっと見てたから、知らない会社にでも行くんだろう。それにしても
可愛らしかったな。ホントに。きょう一日、意味もなく気分が良かった。
また会いたいな。‥‥無理か。なんか、写真が撮りたくなってきたぞ。春だし。

恵比寿できょう、もう一ついいことがあった。好きになれそうだな、この街。

『流転の海』は、きょう読み終わった。第2巻に読み進んだ。こちらもめっぽう
面白い。この一連の作品、後世に残るんじゃないかな。いや、宮本輝の他の作品も
残ると思うけど、宮本輝の代表作として、これ、残るよ、きっと。熊吾、やってくれる
わ、54にもなって。きょうも暴れる牛を銃で撃ち殺して。嫁さんは嫁さんで、
泳いでる鮎を素手で捕まえるらしいけど。ま、どっちもどっちやね。(笑)

悲しいくらい、新しいディスプレイがほしいな。会社のディスプレイ(三菱)は
1024×768でもくっきりしてるのに、うちの(‥‥)は800×600なのに、
なんかフォントがちらつくというかクッキリしてない。悲しいよ。文筆家としては
(だれがじゃ)、これは致命的だと思われ。うーん、きのう独自の文化があるとか
訳の分からないことを書いたばかりなのに、もうこの体たらく。節操がないとは
このことだ。でも新しいディスプレイがほしい。ナナオがいい。(^^;(^^;

明日取材の帰りに秋葉原に寄って、Visual Cafeを買ってしまいそう。ついでに(^^;
TekramのDC-390も買ってしまいそう。だれかこの私を止めて!(といっても無駄なのは
自分でよく分かっている)

帰り、秋葉原を通らなきゃいいんだ。そんな訳に行くかいな。ま、明日の日記の
お楽しみ。‥‥んふ。


・4月21日(月)

ははは。土曜日に書き込んだ分、思いっきり日にち間違えてましたね。笑える‥‥。
ダメですねぇ。会社で暇なときにばばばって書いて、それをメールで自分宛に送って。
それを何日かに分けて日記に貼り込んでも、ひょんなところでボロが出ますねぇ。
自分であとから読んでも、なんか日記の臨場感がないもん。うーん、うーん。
臨場感は大事ですね。切迫感というか、緊張感というか。職場で仕事中に書いてる
だけあって、別の緊張感はあるかも知れないけど。どうだろ。

今日はちょっとだけいいことがあった。しばらくしたら、書けるかな。どうかな。

今すごくほしいのは、ちゃんとした良いディスプレイ。グラフィックボードを変えたら、
ディスプレイのアラが目立つようになってしまった。うーん。

明日は午前中からメーカーの発表会がある。それも時間差でハシゴ。なんかスリリング。
リブレット、持っていこうかな。発表会での暇つぶしに。(^^;(^^;(^^;

今飲んでる『端麗あわもり アジアン』25%だって、アルコール濃度。そんなに
あるかなぁ。ま、ビールよりは濃さそうだけど。(^^;(^^;

今ふと思ったんだけど、Windowsが普及して、さまざまな解像度のディスプレイが
当たり前になって、フォントの大きさも自由に選べるようになった。でも、
それにともなう悲しみというのも、あるよね。誰かに伝わるかどうか、分かんないけど。

たとえば、800x600のSVGAで、14ポイントのフォントでしか味わえない世界というのは
必ずあると思われ。フォントが数ポイント違うだけで、全然印象が違う。どうにか
してほしい。どうにもならないことは百も承知で言ってるんだけど。

あ、そうそう、こないだ、昔好きだった娘が結婚するらしいって話を書いたけど、
きのう、ひょんなことから(^^;(^^;その娘の写真を見た。随分たくさんあったけど。
そしたら、私が知ってるのより、ずいぶんと大人になってた。(ふけた、とも言う)
それ見て、なんか、安心した。安心というのは、ちょっと嘘かな。安心、安心、でも
安心したよ。うん、なんか妙に安心した。安心じゃないかなぁ。うーん、ほっとした?
わからん。とにかく、私が知ってる彼女より数年、歳をとった彼女がそこに写って
おり。歳をとるにつれて、ぽっちゃりして愛らしかった彼女が、よく言えば大人に、
悪く言えば単なるおばさんに、いやいやおばさんは言い過ぎかな、単なる大人の
女性に、なっていく姿が、順々に写っていた。なんだかなんだか、ちとショックだった。
私が福岡で、新聞社の写真部で重い機材をかかえて飛び跳ね、もがき苦しんでるときに
彼女はそれとは全く無関係に千葉で大人になっており。‥‥悲しいと思った。
「縁」という言葉の持つ非情性を、こんなに分かりやすく表したものは、見たことがない。

どうでもいいけど。よくないけど。

そう、無理矢理に自分に引きつけて話を進めると、だから、僕は、少女を撮るんです。
タケノコじゃないけど、忍者が飛び越える草じゃないけど、あっという間に変わって
しまうんです。少女というのは。無駄な抵抗だというのは分かってます。写真に収めた
からどうなるもんでもないということは、分かってるんです。でも、私には他に
どうしようもありません。シャッターを切るだけが、私に出来ることで。

写真家というのは、本質的にむなしいものだと思う。ただ、そのむなしさを感じられる
のが、写真家の写真家たる所以で。写真やってなかったら、感じられないそのむなしさは
そんなに悪いもんじゃありません。たぶん、きっと。

ずいぶんとマニアックな話ですね、今日は。あはは。


・4月18日(土)

というわけで、宮本輝の『流転の海』を読んでいる。
いい。すごく骨太で、じっくりと物語が展開してゆくのが、とてもいい。
めちゃくちゃな主人公だけど、やはり大きな人間的な魅力をたたえており。

いま、1/3くらいまで読み進めた。海老原を有馬温泉に連れ出すところ。
面白い。ほんとに面白い。ところどころに、宮本文学の決まり文句が顔を出して
思わず、くすっと笑ってしまう。大阪弁も、聞き慣れたもので。


今日、実家に戻って初めて散髪に行った。大久保の古びた床屋に入った。
ココがすごくいい雰囲気の床屋で。うーん、大正解。


・4月17日(金)

『道頓堀川』を読んだ。何年かぶりに。
あまり細かい情景描写を気にせず、ものすごい
勢いで読み切った。そんな読み方をしてよかったのかどうか、
分からないが。

前に読んだときと、ずいぶん違う印象を受けた。
もしかしたら、別の作品とごっちゃになってるのかも
知れない。

なんだかそっけない小説だと思った。あっという間に
終わってしまった感じ。急いで読んだのが悪かったのか。きっとそうだろう。
主人公のまわりの一瞬の時の流れを描いただけ。あまり大きな
ストーリーの展開もなく。

道頓堀川のまわりに生活するさまざまな人の生きざまを
描きたかったのだろうか。マスターと鈴子と杉山の物語や
ビリヤードをめぐる父子の葛藤。まち子とのロマンス。
金兵衛のオヤジと娘。父の愛人だった弘美。もっともっと長く、
彼らと親しく接していたかった。なんか自分の中で、消化不良を起こしている。

いかーん。最近、ボリュームがある小説を立て続けに読んでるので、
文庫本の薄めのものは、ちと物足りないように感じてしまうのだな。

前に読んだとき、喫茶店のマスターが杉山に占ってもらって、幸せっていうのは
辛いことがないんじゃなくて、辛いことを乗り越えられるかどうか、
っていうところが、異常に感動したんだけど、今回はなんとなく通り
過ぎてしまった。うーん。こちら側の心境の変化か。うーん。

仕方がない。分厚い話を読もう。とすれば、彼の自伝しかない。
今、第二部まで文庫になってるんだよね、確か。


・4月16日(木)

山田詠美の「風葬の教室」を読んだ。「教室」というのは、何かのたとえだと
思っていたのだが、本当に学校の話だった。

それにしても、この不思議なタイトルから受ける印象は、何とも言い難いものがある。
風葬というと、アンデスの山かどこか、すごく険しい山の崖に遺体を置き、
鳥たちのついばむに任せるというイメージがある。それは鳥葬か。?

‥‥とにかく、「風葬」という言葉と「教室」という言葉がうまく結びつかず。
イメージとイメージが遠く離れ、それが「の」の字で組み合わされるところに、
空想が広がる。なんだか、とてもおごそかで、とても大切なことが書かれている
小説のような予感。

果たして、そのとおりだった。
一言で言うと、転校生が些細なことからいじめの対象になり、彼女がそれを
乗り越えていく話。こう書くと、なんだか安っぽい教育ドラマみたいだけど
そうではない。

物語は主人公の一人称で語られる。読者は彼女の目をとおして学校という世界を
見つめることになる。小学校5年生という「子ども」の彼女は、しかし、とても
強い自我を持っており。それは転校を重ねた結果だ、と彼女は自分を分析する。
同級生や教師にさえ、彼女は自我というPROXYをとおして、態度をつくる。
作為が作為と気づかれぬよう、年齢相応の自然な振る舞いという演技を
仕草に巧みに含ませて。

ストーリーの展開も、自然だし、必要なことはすべて描かれている。同級生たちが
いじめという「宗教」の渦に巻き込まれ(を巻き起こし)ていく様が順々に描かれ。
多くの教師たちが、子どもたちの「宗教」に対していかに無力か、無力な
ばかりでなく、いかに有害かを語る。味方の同級生の存在と、その子の限界と。
家族の他人たる様子と、それでもやはり家族は家族としてとても大切な人たちで
あるということと。

そうして、自分の中から起きてくる力によって必ず苦境を脱することができると
いうことが最後に説かれ。
彼らを軽蔑するという精神の力で、彼女は立ち直ることができた。そうして、
ものすごい技、力、魅力、人間力を、身につけた。彼らを正しく軽蔑することに
よって。さらに大人になった。自我をひとつ強固にした。

最初、大きな活字でひらがなが多くて、ナンジャコリャ、と思ったのだが、
そうだったのだ。作者は多くの子どもたちに、読んでもらいたかったのだ。

とてもすばらしい。


・4月6日(日)

今日も仕事。昨日からの雨で、桜はその多くの花びらを散らした。まだまだ
咲いたばかりの、たくさんの花びらを。会社の帰りにあおいで見ると、市ヶ谷の桜も、
津田沼の桜の木も、まだいくらかかの花びらを残しており。そうして、見て思った。
雨に打たれて散った花びらもよし、なお枝にとどまって咲き続ける花びらも、なおよし。
自由でいいのだ。咲きたければ咲けばよし、散りたければ散ればよし。見る人は、
それを見るだけなのだ。散った花びらの散りざまと、なお咲く花の、なおの咲きざまと。

なんでもいいけど、桜って贔屓(ひいき)されてるよね、なんか。(笑)

明日も仕事だ。また頑張ろう。自分自身のために、そしてこの会社のために。
(社長、見てる??)

今日はおねえちゃんネタの話はない。それはそれで、悲しいものがある。
昭和堂にも、最近行ってない。「ドグラ・マグラ」まだ読み終わってないし。
そうそう、ドグラ・マグラといえば、そろそろ佳境にさしかかってきた。
面白くなってきた。主人公が目覚め始め、ふたりの「怪人」の暗闘が明らかに
なり始める。うーん、面白くなってきた。いまここで文庫本を開いてもいいんだけど、
そしたら明日の仕事に差し支えるもんね。うーん、やっぱり社会人は違うよねぇ。
高校生の頃って、よく、徹夜で本読んだよなぁ。うん、何遍か、そんな記憶がある。
あの頃は確か、弁護士になりたかったんだよね、私。あの頃の私は、自分では
自分のこと、けっこう好きだったな。はた目に見ると、すごく嫌なやつだった
かも知れないけど。(笑) 楽しかったなぁ、高校時代。津田沼駅7時50分過ぎ発の
京成電車、京成千葉行きの。女子高生満載で。うーん、天国のような時空間だったな。
今でも、あのままなのだろうか。‥‥なんか、明日早起きしたくなってきた。うん、
今日は早く寝るとするか。(^^;(^^; ‥‥違うか。おじさん、もう年くいましたので、
きょうびの女子高生には、ちょっとついてゆけないかも。(^^;(^^;

それはそれとして。(^^;(^^;

この汗マークってだれが考えたんだろう。尊敬するよね。作者の人を抱きしめて、キスして
あげたい気がする。


・4月5日(土)

今日は仕事だった。明日も。髪の毛を切りたいなぁ、そろそろ。
それはそれとして、マザーボードを変えたら、内蔵モデムを認識しない。
悲しい。多分、BIOSまわりの設定がいまいち、なんだと思うんだけど。はぁ。

もう少し詳しく書くと、マザーボードはASUSTeKの55T2P4 Rev3.1。内蔵モデムを
認識しないのは、拡張シリアルボードを刺してるから。前のマザーでPnP認識され
なかったアイ・オー・データのRSA-DV/S。こんどはあっさりPnPで認識されて、
しっかりIRQ12におさまってる。今のところ、COM5として認識させてるんだけど。
それで、内蔵モデムを刺すと、Windowsが立ち上がる直前で凍ってしまう。内蔵モデム
をCOM1に設定しても、COM3でも、ダメ。仕方がないから、明日あたり、PSマウスの
コネクタを買ってきて、マウスをCOMポートから待避させよう。それでCOM2をあけて、
内蔵モデムをCOM2に収める、というのは、なんかうまくいきそうだ。それにしても、
PnPなんて誰が考えたんだ。うまくいかないのは、だれの所為なんだ? マイクロソフトか?
Intelか? ASUSか? アイオーデータか? それともソフトウェアジャパンか?(笑)
いいんだけど。そんなことは。そのうちバスはPCIだけになるのかなぁ。ISAが廃れて。
そしたらIRQの競合とか、考えなくてよくなるのかな。どうでしょ。わからん。

何書いてんだろ。仕事の続きじゃないんだから。ったく。寝ろよ。早く。


・4月3日(木)

週刊誌は、男性誌も女性誌も、東京でOLが殺された事件の話題で持ちきりだ。
昼と夜と、彼女が別の顔を持っていたとかで、微に入り細に入り、プライバシー
侵害バシバシで、彼女のことをいろいろと書きなぐっている。
読むやつも読むやつだけど、書くやつも書くやつで。どちらも、人間として最低の奴らだ。
別に、どうでもいいことだけど、あんまり酷いから、ホームページの片隅に、書く
ことにした。言いたいことがうまくまとまらないのだけれど、なんというか、
このたぐいの話題を好んで扱う(読む、書く)人たちは、自分たちが何をしているのか、
もう少し冷静に認識する必要がある。

極端に言うと、こういう、ひどい性的なゴシップ?を公にしている連中は、
自分の顔に性器をくっつけて他人様の前に姿をさらしているようなものだと思う。
この類の話題は、どうしても人の興味を引きやすい。なんといっても、人間の
本能に暗に直接はたらきかけるものだし、人間は誰でも、自分ではどうしようもない
性的な衝動をもってるし。私だって、勿論、例外じゃない。それはハッキリしてる。

ただ、「一流」の新聞や公的空間である電車の中吊りの広告に、こんなに大きな活字で
いろいろ書かれると、あまりにも情けなく、切なくなる。こういうのを劣情をもよおさせる
と言わずに何を言うのか。たとえて言えば、山手線の7人掛けのシートで、いきなり
男女がSEXを始めるようなものだと思われ。極端かも知れないが。いやいや、
そんなに極端ではないぞ。人の目を引くためだったら、売れるためだったら何でも
やるのか、おまえら。死んだ人間のことなら、相手に少しでも落ち度があるのなら、
何をしてもいいのか。自分たちの行動が「獣欲」(これも人間が作った言葉だけど‥‥)を
満たそうとしている、ってことを、少しは分かってるか? おい、こら。

はっきり言いたい。彼女の死を、そして生き様を売り物にして金儲けをしようと
している連中は、一人残らず地獄へ行く、地獄というものがもしあるとすれば、
そのうちの一番深い、重い、苦しい、辛い、汚い、ぐちゃぐちゃの、救いがない、
まさにその場所へ、彼らのうちの一人残らず、長い間、落ちているに違いない。
だって、そうでなかったら、地獄の存在意義はないに等しいよ。おい、閻魔、おまえ
いったい何してるんだよ、って感じだよ。いや、おおげさじゃなくて。

あんまりだよ。ひどすぎるよ。これほどまでに、鬱憤が
たまっているのか。ほんとにこのままじゃあ、滅びるよ、この国は。

いいけどべつに。


・4月2日(水)

もう水曜日。会社から帰るとき、雨が降ってた。詠んだ句。

そっと降れ散らすな桜はるの雨

ありがちだけと、そのままを詠みました。

今日、会社に行くときに電車のなかでこないだ買っておいた「ボディレンタル」を
読もうと思って、一ページ目を開いたら、なんか女性作家にありがちな(偏見?)
硬質な、気取ったような文章だったので、気分が悪くなって本を閉じた。こういうのが
純文学なら、私は純文学は、‥‥いい。

もう読むのやめた、なんてことは言いませぬ。ただ、しばらく眠らせておくっ‥‥。(^^;

というのも、こないだ買った「ドグラ・マグラ」の下巻がどこかへ行ってしまったのが
悪いのよ。おかしいなぁ。いくら部屋の中を捜しても出てこない。部屋が汚な過ぎるのも
あるけど。(^^;(^^;

先週の土曜日。昼過ぎだったかな。東京で(秋葉原で)人に会う約束をしてたので、
津田沼へ行って。上巻を読み終えそうだったので、下巻を買っておこうと、例の昭和堂で
下巻をさがし、レジに持っていったのよ。カバーを掛けてくれたおねえさんが、本を私に
差し出すときに、パッて私の顔を見て。忙しそうにいつもしてるし、そんなことはまず
ないから、一瞬ドキドキしてしまったんだけど、多分、彼女も「ドグラ・マグラ」が好き
なんじゃないかなぁ。それで私が「ドグラ・マグラ」の下巻(!)を買ったのを見て、
きっと嬉しかったんだと思う。だって、私の顔を見つめておねえさん、目が光ってたもん。
いまにも話しかけてきそうな感じというか。

私の思い過ごしだろうか。最近、自意識過剰かな。あんまりいいことないから。(^^;(^^;

もう一冊買うしかないのでしょうか。「ドグラ・マグラ」下巻。てもとにないと、
無性に読みたくなってくるから、不思議。ねぇ。

新しく買ったATのケースの、電源のファンがうるさい。カバーをしてないせいもあるの
かも知れないけど。電源だけ、前のケースと入れ替えてしまおうか。難しくないよね。
ちと面倒だけど。




 

1997年3月

 

日記

●平成九年

・3月30日(日)

妹の、結婚式。頼まれて、写真を撮る。どうもバタバタして、雰囲気に浸る間も
なかった。司会の人に言って、弟のオカリナ(秋桜)が聞けて、よかった。
姉夫婦と久しぶりに会い、甥っ子の智樹に会う。姪の光樹は、初めて見た。
ふたりとも、可愛かった。子どもほしいなぁ。その前に、結婚しなきゃ。
その前に‥‥。あーあ、疲れた。


・3月28日(金)

桜が咲いてる。見て思った。生まれ変わるんなら、桜の木がいいな。
一年間、ずっと、春先に花を咲かせるために、ずっと努力して。耐え抜いて。
外堀通りの桜並木を通勤電車のなかからぼーっと見てたら、中学校の国語の
教科書に出てきた桜色の染め物の話を思い出した。きれいなピンク色を出すためには
花びらじゃなくて、花が咲く前の幹?から色をとるんだって。桜の木が体全体で
ピンク色の花を枝いっぱいに咲かせよう咲かせようとしている、そのときの。
そんな話を、なんかちょっと思い出して、涙が出てきた。

いま、「かのか」(佳の香、麦焼酎、協和発酵工業門司工場)を飲んでる。
きのう、ファミリーマートで買ってきた。協和発酵って、すごいんだね。
門司で作った麦焼酎を、千葉のコンビニの棚に並べるんだから。そういえば、
こないだの怪しげな泡盛、あれも協和発酵だったよな。ラジオコマーシャルやってた。
新製品らしい。けっこうおいしく、あっという間にいただいてしまった。

かのかも美味しいよん。そういえば、これのCMを、九州にいた頃、よく見かけた。
風のように、雲のように。


・3月24日(月)

江國香織のエッセイ集『泣かない子供』を読んだ。すごく残念なことだけれども、
合わなかった。楽しめなかった。とても残念。‥‥多くは語らないが。

チェーホフの短編集の最後は「犬を連れた奥さん」。なんというか、恋愛の話は
もううんざりという気がするなぁ。誰と誰がくっついたの離れたの、って、なんか、
どうでもいい。それをぐちゃぐちゃ装飾して文学と呼ぶなと言いたくなる。もちろん、
極論ではあるが。今のところ、そういう気分なの。悪いけど。

なんか清冽な青春小説が読みたいなぁ。すごくストイックな。恋愛小説でも、
いいのよ。それだけの魅力をたたえているのなら。大人のゴタゴタした、ドロドロした
グチャグチャした痴話話?は厭だな。って私、子どもですから。

読んでよかったといえるだけの本を読みたい。残された時間も多くないし。
そういう幸福な読書を数限りなく積み重ねていって、いつか何かを書きたい。


・3月23日(日)

今日、知り合いとお酒を飲んで。外で飲むのはすごく久しぶりだったので、とても
うれしかった。で、だ。

昔から密かに想ってた女の子が結婚することを知った。今年の7月に。
けっこうショック。ショックっていうのは、違うな。なんだか、言葉は悪いけど、
いつかやってくる死刑宣告を受けた、死刑囚、みたいな。うーん、だいぶ、
表現は違うかもしれないけど。自分とは到底、縁がないと分かってはいたんだけど、でも
なんかずっと気になってて。福岡からこっちへ帰ってくるときに、まっさきに思い浮かんだ
のが、この娘で。どーしてるかな、結婚しちゃったかな、もしかしたら、まだ実家にいるの
かな、どうこうするつもりはないけど、顔見れて、話でも出来たら、すごくうれしいな、
って、そんな感じ。憧れ、っていうやつでしょうか。

ただね、唯一の救いは(救いと呼べるのでしょうか?)、結婚する相手というのが、
高校時代からつきあってるやつなんだって。そうなんだ。幸せに、なって、ほしいな。
うん。うん。それは強く強く、思う。不幸に、なるな。必ず、幸せに、なれ。
もし、どうしてもそいつに幸せにしてもらえなかったら、俺が幸せにするっ。(^^;(^^;

それはそれとして。(涙)(笑)

えー、気を取り直して。(涙)
おいおい。。。

いーや、まだ地球上に23億7千万人くらいの女性がいるだろう。そのうち
独身は3億8千万人くらいか‥‥。子どもが1億3千万として‥‥。

ああ‥‥、ま、いっか。

ははは。明日は明日の強風注意報。海沿いの地方は波浪警報。

「今夜は、泣くと、思います」(中島みゆき 「生きていると言ってくれ」から)


・3月22日(土)

へへ、三日連続です。はは。今日は、世田谷の八幡山というところと、高田馬場に行って
来た。新宿で京王に乗り換えて、普通電車で7つ目。八幡山。うーん、あまり行ったことの
ないところで、緊張した。なんか、京王って、ハイソサエティの人たちばかりが乗ってるの
ではないかと思って。変なコンプレックス。駅前で用事を済ませて、あっという間に駅に
舞い戻り。
そのあと新宿で乗り換えて高田馬場で。BIGBOX(西部線の駅ビル)の前にものすごい
数の若者が。多分、某有名私大の学生たちだと思われ。そういえば、私が大学に通ってた
頃も、コンパの待ち合わせ場所に使ってたな、と思い、苦笑い。あんまり人が多くて、
道が歩けないほど。おめーら、はじっこへ寄れよ。ったく。

馬場の駅に戻ってきたときに、もう一度BIGBOXの前をとおり、7時をすぎたら、
だいぶ若者の数が減ってたけど、まだいる学生たちを見ながら、いつの時代も、学生と
いう存在は気楽で、脳天気で、バカで。‥‥はぁ。うらやましい。

ったく。もう。私も年をとったものだ。はは。

昔の塾の教え子から電話があり、たまに電話してくれる娘なんだけど、
さいきん、彼氏とうまくいってなくて、それに、別のいい男が現われちゃったんだって。

はぁ。いいねぇ。まったく。どっちにするか悩んでるらしい。そんな、アドバイスなんて
おこがましいことは出来ないんだけど、とりあえず慎重になるように、言った。

結婚願望、強い娘だからねぇ。早まったことをしたら、一生悔やむからね。うちの
母親みたいに。(^^;(^^;

それはそれとして(笑)

チェーホフ、短編集。「ともしび」、「六号室」、「すぐり」、「恋について」、
「可愛い女」まで読んだ。うーん、すごい。冴えてるよ。うん。ホントに。
気が狂ったように、チェーホフの作品を、これから読み続けたい。

という舌の根の乾かぬうちに、例の(笑)昭和堂に行って、また江國香織の
本を2冊買ってしまった。はは。『泣かない子供』、『流しのしたの骨』。
『泣かない子供』はエッセイ集なんだけど。江國香織は、多分、エッセイの方が
いいのではないかという気がしているので、期待してるよん。香織さま。

そうそう、例の彼女はいませんでした、今日も。(;_;)(;_;)


・3月21日(金)

二日続けて日記を更新するなんて、奇跡に近い。明日休みだからねぇ。

『罪と罰』読み終わった。読み終わった瞬間、ああ、読んでしまった、と思った。
ついに読み終えてしまった、と。なんだかすごく偉大な仕事をなし終えた気がした。
どうやら、私の古典アレルギーもこれで解消できそうだ。感想は、感想は‥‥、
近いうちに書こう。しょうもない感想を一つ。ドストエフスキー、きっと、いろいろな
女性に囲まれて、いろいろな女性に救われて生きた人なんだろうなぁ、と小説を読みながら
漠然と感じていたのだが、巻末の解説を読んで、そのとおりだったので
笑った。どうしてそろいもそろって、文豪とか小説家とか作家とかいう人種の人は
こうなのだろう。‥‥この部分に限っては、私も文豪になる才能あるかも。(^^;(^^;
『ドグラマグラ』を次に読もうと思ってたんだけど、本屋でたまたまチェーホフの
短編集を見つけてしまって、読み始めてしまった。村上春樹さんが、たしか、
チェーホフの短編集はハズレがなく、読みでがある、って書いてたのを思い出して。
で、読んでる。福武文庫、かな。さいしょの作品を読み終えたけど、うーん、
いい。いいよ。重くなくて、サラリとしてるんだけど、じつはズシリとあとからくる、
みたいな。うーん、すごい。ぜんぜん、古い感じがしない。驚いた。手にして良かった。
いまは二つ目の短編、精神病院の話。これもとびっきり、冴えてる。

うーん、あっという間に全部読んでしまうんだろうけど、また次のを捜してしまう
だろう。すごい。私の好きなタイプの作家だよ、彼は。うん。多分だけど。


・3月20日(木)

春分の日。きのうまで、島根に仕事で行ってて、疲れた。

『罪と罰』もうすぐ終わりそう。終わったら、また、感想を書く。次、何を読もうか、
と考えたんだけど、ドグラマグラ、捜したら、文庫本が出てきたから、コレを読もう。
ついでに岩波文庫版の『罪と罰』全三巻がそろって出てきて、笑った。

津田沼に買い物?に行って来た。現像に出してあったモノクロのフィルムを駅のラボで
受け取り。400円。ふーん、良心的な値段なのね。そっか、そっか。例の昭和堂で(笑)
パソコン雑誌を数冊と、アサヒカメラ。久々にCAPAもペラペラめくってみたけど、
やっぱりコンテストがなかなか充実してたな。いいよね、なんか。レベルも決して低く
ないし。なんといってもCAPAは、私を写真家として世に送り出した(をいをい‥‥)
雑誌だからね。うんうん。。。

それはそれとして。昭和堂で見かけた高校生に、写真を撮らせてもらおうと思って
声掛けたんだけど、あっさりボツ。うーん、ちょっと険しい表情してたな、声を
掛ける前から。顔だちは悪くなかったんだけど。

で、傷心の小倉青年は懐かしの幕張海岸にクルマで向かい。500円の有料駐車場に
車を止め、浜へ歩く。なんだか公園として整備されてるのね。昔は(といっても5年前)
こんなふうになってなかったと思ったけど。予想どおり、アベックが何組かたわむれて
いるだけ。うーん。さらに傷心の青年は、その辺の注意書きの看板とか、見張り台とか、
砂とか、そーゆーものを撮っていたという‥‥。

そーそー、久々に、ライカを持ち出したのよ。ヘキサーは会社に置いてきてしまって。
壊れているといっても外観だけだから、撮影にはもちろん、ぜんぜん支障はなく。
やっぱりいいね、ライカM2。こういっては何だけど、やっぱりヘキサーとは格が違う
というか。当たり前といったら、そうなんだけどね。


・3月16日(日)

あわもりを買ってきた。酒をさっき、セブンイレブンに買いに行って、ビールは買うと
しても、しばらく飲める焼酎か、ウイスキーか、なんかそういうのがほしいなぁ、と
思って棚を見てたら、なんだか怪しげな酒が置いてあり。端麗あわもりって書いて
ある。それに名前が、アジアン。ますます怪しい。
 で、裏のラベルを見たら、協和発酵、門司工場、だと。おいおい、北九州で作っても
泡盛っていうのかよ、とか思って、苦笑い。でも、ま、いいか。だまされたと思って
買ってみるか。で、今飲んでます。はい、まずくないですよ。ちゃんと泡盛の味がします。
おいしいです。また、沖縄に行きたいです。多分、だいぶ先のことになるのでしょうが。
はぁ。ホームページを移しました。アサヒネットです。どうしても、IDが好きなのを
選べなくて、それがどうしても許せなかったのですが、月千円で25Mまで持てると
いうのが、とても魅力。そして、いつアクセスしてみても、ものすごくレスポンスが
よくて。ジャストネットはいつも込んでて、最近、とみにひどくて。

今日は、一日中、家にいました。朝も起きられずに、12時半まで、寝てました。
すみません。

それから、今日、大好きな人から、二人の人から、電話がありました。すごくすごく、
うれしかった。一人は福岡の西村さん、もう一人は、いとこの佳子(すみこ)ちゃん。
二人とも、普段なかなか会えない人だから、すごくうれしかった。うれしかった。
いつまでも話をしていたかった。西村さんも、佳子ちゃんも、元気そうだったな。うん。
すばらしいことだ。生きていれば、必ずいいこと、あるよ。うん、絶対。間違いない。
ホントに今日は、3月16日です。ぼくにとっての今年の「3・16」は、そういうわけで、
なかなかイイ日でしたよ。ま、いろいろ瑕疵はあるにせよ。へへへっ。
西村さん、こんど東京へ遊びに来てくださいね。佳子ちゃん、また六本木に
飲みに行こうね。こんどは、ユキちゃんを紹介してね。(^^;(^^;(^^;

もう少ししたら、寝ます。明日また会社に行けるのが、楽しみでもある。(^^;
いや、ホントに。

あと、酒を買ったついでに、ひさしぶりにじゃマールを買ってみた。
で、酔った頭で感じたことは、写真の持つ力。

情報掲載者の顔写真が載ってるか、否かで、情報に対する信頼性?
(なんか違う気がするが)が格段に違う。なんていうのかな、顔写真があると、
なんだか変に安心できるというか。いろんな意味で。良くも悪くも。

不思議だね。人の顔って。ホントに、不思議だと思う。なんというか。
不思議としか、言いようがない。

僕はいま、どんな顔をしているのだろうか。


・3月10日(木)

もう木曜日。

昨日、通信販売で買った電話が届いた。ドコモの、ソニーのSO201。
こっちではあまり売ってない&高いので、京都のお店にインターネット経由で
頼んで。全部で2万円弱でした。名義変更を経る手続きが若干、面倒なんだけど、
ま、こっちで買うのに比べて、1万円以上安くなったので、よかった。

電車の中などでまで携帯電話でしゃべる気がしない(恥ずかしいし迷惑)ので、
伝言メモ設定にしようと思うんだけど、思いの外、面倒くさい。F53で、伝言メモの
設定をオンにして、さらに呼び出し音を消す設定にしなければならない。

ボタンひとつで、伝言メモと呼び出し消音の設定が出来るとうれしかったんだけど。
電車に乗ったり、発表会とか会議とか、電話に出れないときにいちいち
いろいろ手順を踏んで伝言メモを使えるようにするのは、どうも億劫。
このへんは、ほかのメーカーの携帯も同じなのでしょうか。カタログだけでは
こういう細かい使い勝手までは分からないからなぁ。

こないだ書いた、キムタクのポスターが新しくなった。今、市ヶ谷駅の階段に
張ってあるのは、多分、NYかどこかの地下鉄の中での写真だろう。
黒人の男のひとが写ってて、金属のポールにしがみつく?キムタクがいる。
ASONDERU?って、何を血迷ったのか、ローマ字で書いてある。

要するに、浪費のすすめですね。海外旅行にでも出かけていって、
ぱーっと使いなさいって。これだけ浪費を勧めて(遊びの金をカードで
借りろ!!って)、それに乗せられて金借りた人がもし返せなくなっても、
JCBにはなんの責任もないのかなぁ。うーん。うーん。ないのかなぁ。
別にJCBにはなんの恨みもないんだけど、逆になんの世話にもなって
ないんだけど、中学校のときの同級生の女の子がJCBに入ってね、で、
むかし、カードを作ってちょーだい、って手紙をもらったことがあった。
すごく昔、ずっと昔。ああ、大変なんだな、って思ったんだけど、コピーの
その手紙の私の名前に「ゆーちゃん」て書いてあって、違和感バリバリだった。
だって、まぁ、何年か同じクラスだったことがあるとはいっても、それほど
親しい友人て訳でもなかったからね。ちょっと引いた。

それだけ。だからなんだというわけではない。

今ドストエフスキーの『罪と罰』を読んでる。(^^;(^^;
現代の小説とか、新書とか、ちょっと食傷気味だったので。古典を、名作を
読みたいと思った。やっぱり重厚長大な?ロシア文学でしょう。なんで、
『罪と罰』になったかというと、ほかのは3冊組だったり、4冊だったりしたんだけど、
これは2冊だったという、分かりやすい理由。へへへ。でも、順調に読み進めて
ますよん。上巻の半分は過ぎたかな。とても面白い(といっては語弊がある?)。

これを読み終わったら、次は夢野久作の『ドグラ・マグラ』を読んでみようかと思う。
昔、近しい友達に勧められて、上巻を読むには読んだが、ほとんど記憶にない。いかん。
今回、どうして読み返そうと(読み通そうと)思ったかというと、この小説の舞台が
姪浜であることが判明したから。姪浜というのは、福岡市西区の地名で、福岡市営
地下鉄の終点の駅でもある。この駅あたりをさかいにして福岡市西部の郊外が始まる
と言ってよい、そんなところだ。何しろ私が住んでた室見とは目と鼻の先であり。

ポスターの話をもう一つ。ホンダのバイクのポスターが、新たに市ヶ谷駅に
張ってある。ポケベルで有名な広末さん。特にいいとは思ってなかったけど、うーん、
やっぱり表情が伸びやかでいいねぇ。現場で好かれそう。とてもさわやかな笑顔が
こーんなに大きなポスターいっぱいに広がっていて、なんかこっちも楽しくなる。
でももって帰れる大きさじゃないな。うーん、残念。ははは。

と思ったら、私のお気に入りのAKIKOちゃんのホームページのフロントの
スクリプトが新しくなってた。本格的な受験期に入りますので、日記の更新
などは難しくなる、って? 彼女は確か中2だったと思うから、こんど中3に
なるんだ。それにしても、この時期に(この時期から)、「本格的な受験期」
って言われてもねぇ。うーん、しっかりした子だ。‥‥見習わなくては。

かんのこ、がなくなったので仕方なく、いいちこを飲んでる。焼酎の話。
いいちこって、おいしいと思わない。かんのこの方が、数十倍おいしいぞ。
まとめ買いしよう。近くの酒のディスカウントストアで。

ビールはやっぱり不経済かも。そらそーだ。一日2本も3本も飲めばね。ははっ。
一箱買ってきても、すぐになくなる。切実な問題だ。どこがだ。


・3月9日(日)

予告どおり、東京に写真を撮りに行った。結論から先に言うと、イイ写真撮れなかった。

原宿の通りを、人混みのなかを数百メートル歩き、引き返し、渋谷まで歩いた。

渋谷の街。ほとんど知らないんだけど。駅から西の方へ向かって歩き、上り坂を
少し上った。なんだか、日差しが秋のようだった。どうなってるんだ、この街は、と思った。
なんだか、歩いてる若い娘たちも、何人だか分からない肌の色と髪の毛と、化粧と服装を
していた。皆んながみんな無国籍というか、どうにも説明のつかない様子で歩いていた。
どうも渋谷という街は好きになれない。

そのあと、山手線で新宿まで行った。3時前頃だろうか。人が多かった。コニカプラザに
行って、写真展を見た。アメリカインディアンの家族を20年以上にわたって撮り続けた
作品が並んでいた。小さな女の子が、畑のなかでトウモロコシをかかえている写真が
特にいいと思った。あまり凝らないフレーミングのなかで、収穫したトウモロコシを
うれしそうに両手いっぱいにかかえる女の子が、すごく誇らしそうで、すてきだと
思った。そして、これらの写真を撮った写真家の幸福を思った。今の時代、膨大な量の
写真が、恐るべき速さで使い捨てられていくが、そういう写真と対極にある、
このインディアンの人たちの写真を、とても尊いと思う。作者の方に感謝したい。

新宿には1時間くらいいたのかな。何も撮れずに、新宿御苑を通って、
千駄ヶ谷の駅まで歩いた。

津田沼の昭和堂という本屋に行った。入ってすぐのところで、店員の女の人と
すれ違った。その人が私に向かって、少し首を傾けながら、ちょっと頭を下げた。
最初、知り合いだったかな?と勘違いしたくらい、なんだか自然な仕草だった。
その女の人は、いわゆる営業スマイルとかじゃあなく、なんだかアンニュイな、
不思議な表情をしていた。それがとても魅力的だった。少し背が高くてスマートで、
ショートカットで、丸顔で、前髪が少し額ににかかってて、
そして、ものすごい美形だった。

文庫本を一冊買って、レジに持っていったら、彼女はいなかった。勤務時間が
終わってしまったのかな。休憩かな。‥‥それにしても、残念。
また会いに行こう。

生きる希望がまた一つ、湧いてきた。‥‥またオバカなことを書いてしまった。
すみません。

『キング牧師とマルコムX』(講談社現代文庫)読み終わった。知識を入れるのには
ちょうどよいものだった気がする。素朴な感想としては、やっぱり彼らのことを
深く知るには、日本人の書いたものではなく、彼ら自身や、彼らに近いアメリカ人の
書いたものに当たるべきなのだろう、ということ。どうしてそう思ったのか、と
いうことに関係があるかもしれないが、この本には、日本の現状についての
論及が、ほとんどない。「はじめに」と「あとがき」に、一般論として、日本にとっても
参考になるだろう、とだけ書かれているが。そのことが、ものすごく物足りない気がした。
日本の今に対する、厳しい現状認識が一言ほしかったな。このままでは他人事で
終わってしまうような気がする。当たらない批判かもしれないが。


そういえばいま思ったんだけど、昭和堂の女の人、私の初恋の相手の、
ゆーこちゃんに似てたな。かなり。なにしてんだろ。ゆーこちゃん。
見てたらメールください。もう、結婚しちゃったかな。どうだろ。


・3月8日(土)

ふぅ、今日も一日が終わった。

きのうも零時ちょうどの深夜バスで帰宅したんだけど、バスのなかで考えてた。
こないだ、ある先輩に言われた、結婚は33、4までしなくていいぞ、って言葉。
そうだよね、って思った。あと五年(わたし今29だから)、がむしゃらに仕事して、
仕事覚えて、自分をある程度完成させて、それから結婚を考えても、きっと遅くない。
休みたんびに彼女とデートして、いろんなとこ出かけて、二人でいろんな思いで作って、
いろんな時間を過ごす、それもいいかも知れないけど、なんというか、いまの私には
どうもそういう時間の使い方が、ピンと来ず。魅力を感じられず。

バスのなかで考えてたことは、僕が結婚する相手は今どこでなにしてるんだろう。
きっと、自分と同じように、こうやって遅くまで仕事をして、深夜バスに揺られてる
だろう、って。そうであってほしいと、強く信じた。

バスを降りて家に歩きながら考えたこと。そうだ、5年長く生きよう、そうすれば、
今後の5年間を伸び伸びと、悠々と、自分の思うとおりに、やりたいことを思う存分
できるではないか。すごい発見をした気がした。5年、長生きすればいいんだ。
そう考えたら、気分が楽になった。目の前がぱーっと明るく晴れた気がした。
そういうわけで、私は5年長生きをすることに決めましたので、みなさん、よろしく。

明日は東京の繁華街に出かけて、写真を撮ろう。原宿とか、渋谷とか、そういうところに
行ってみよう。ちょっと力不足かもしれないが(ゴメン‥‥)ヘキサーで、写真を撮ろう。
モノクロのフィルムと、リバーサルを、何本かずつ、持っていこう。

イイ写真が、撮れるといいな。すてきな娘に出会えるといいな。


それから、予告。ホームページの引っ越しを、再度行います。次は、ASAHI-NET。
えっへへ。古巣に戻る訳ね。古巣というのは、変かな。ホームページは持ってなかった
からね、あの頃は。ASAHI-NETは、私がインターネットに初めてつないだ
プロバイダなのね。でもそのころは某新聞社に勤めてたので、ASAHI-NETに
ホームページを持つことは、若干はばかられた、そんな訳があって。うーん、世間の
しがらみというのは、いやですね。

さっきトイレに入ってるときに、電話が2回、かかってきた。メッセージは入ってなかった。
だれだろう。



・3月7日(金)

うー、週末だ。ほっ。今週もつつがなく終わろうとしている。

一昨日の夜中に、友達(女性)から手動メーリングリストを通じて、
メールが届いた。会社が移転するので(通勤時間が大幅に増え)、大ショック、
という内容で。

なんかビールを死ぬほど飲んでたので、勢いで返事を書いて。午前2時頃。

でも何を書いたかすっかり忘れてて。昨日、会社に行く電車の中でメールを書いた
(そして送った)事実をぼんやりと思い出す始末で。で、だんだん、心配になって
きた。なんかものすごく失礼なことでも書いたのではないか、と。若干、前科が
ないわけでもないので。(^^;(^^;

で、昨日家に帰ってあわてて送ったメールを確認した。ほっ、不穏当な内容では
なかったので、ひとまずは安心。‥‥よかった。うん、うん。

2月末から3月はじめにかけて、
『阿Q正伝』、『量子力学の世界』(ブルーバックス)、『「複雑系」とはなにか』
(講談社現代文庫)を読んだ。
『阿Q正伝』は、すべての作品が、一つひとつ読みごたえがあって、すごく満足。
名前しか知らず、ぼんやりとしたイメージだけで終わっていた「古典」に息が
吹き込まれた気がする。すごくうれしい。「故郷」は中学校の国語の教科書に
でていたので、すごくなじみ深かった。ただ、訳者が別の人だったので、最後の
あまりにも有名な一節「希望というのは‥‥」の訳が私がそらんじていたのと
違っていたのが、少し残念。竹内好訳のを、探して読んでみたい。

あとの二つは、うーん、難しい。『複雑系‥‥』の方は、『複雑系』(新潮社)に
比べてエピソードが少なく、理論の展開に多くが割かれていたので、より難しい
印象を受けた。なじみのない専門用語を多用しているのも、辛いものがあった。

『量子力学‥‥』も、易しいかなと期待して読んだのだが、やっぱり難しかった。
高校の最初の物理の試験で8点を取ってから、どうもこっち方面には、
縁がないようだ。あっはははは。

今話題の『ボディレンタル』(佐藤亜有子著)も買ってあるのだが、まだ
出番がこない。いま読んでるのは、『キング牧師とマルコムX』(講談社現代文庫)
です。もうすぐ読み終わる。そしたらまた感想を書く。

前に購入を記した(女子高生本)、正式には『少女のゆくえ』。
すごくまじめな本なんだけど、バスの中で読み始めたら気分が悪くなって、
中断している。これももうすぐ読み始められるだろう。

池澤夏樹の文芸批評だっけ、朝日の夕刊に寄せてる。あれ、今月のは、
村上龍の『ラブ&ポップ』を取り上げてて。うん、悪い評価じゃなかった。
もちろん、手放しで褒めたりはしないが。それで、夏樹さんがいうのなら、読んで
みようと思った。村上龍、あんまり好きじゃないんだけど。
なにがイヤかって、顔が嫌い。(^^;(^^;

ファンの方、ごめんなさい。

同じ欄で夏樹さんが取り上げていたのは、前に紹介した
『村上春樹、河合隼雄に会いにゆく』。また、これと関連して河合隼雄の
「世界」での対談の言葉を引用してた。なぜ、援助交際がいけないのか? 曰く、
「たましいをきずつけるから」。
そうですよね。
夏樹さん、この理屈は通じるものには有効だろう、と
書いていた。そうだよね。この言葉が通じなくなっていることに、社会の
不幸の多くは、あるのではないか。



・3月6日(木)

うー、キーが重い。だんだんと、会社のキーボードのキータッチに馴らされていく私。
木綿のハンカチーフ状態だろうか。(c)by太田裕美 (^^;(^^;

それはそれとして。

今日は特に仕事でキーボードをたたきまくったから、その余韻が残ってるのだろう。うー。

それはそれとして(笑)

最近、駅で、キムタクのポスターをよく見かける。
It’s JCB.遊んでる? って書いてある。写真は、キムタクのなんか、
ピントのよくない、表情も、なんか、奇を衒ってるというか、あんまり作った笑顔とか
じゃなくて、どっちかというと、自然な表情をねらいました、みたいな。見方によっては
なんか機嫌悪そう、みたいな。ほら、uno!って雑誌の創刊号で、篠山紀信が彼を
撮った写真、あれにタッチがすごく似てたな。最初、使い回しかな、とか思ってしまった。
まさか、ね。どっちもビッグネームだし(篠山紀信とキムタク、もしくは朝日新聞と
JCB)、いくらなんでもそれはないだろうと思うんだけど、それにしても、似てた。
で、このポスター(の写真(のキムタク))をみて思ったのは、キムタク、ああ、
人気のピークを過ぎたのかな、ってこと。
特に理由もなく、そう思った。でもなんだか強い確信を持って、そう感じた。

奢れるものは久しからず、じゃないけど、
ジャニーズ系の、過去のアイドルがそうだったように、彼らも使い捨てられる運命に
あるわけで。

なんか、目が悲しそうだった。なんか目が悲しそうだった。そう、なにかを
訴えてたよ。第二次世界大戦の当時、上野動物園にいて殺されてしまう運命にあった
象のように。それでも彼は(って象のことだけど)曲芸をしたんだよ。ごほうびの餌を
もらおうとして。

ったく、ねえ。

明日も頑張ろ。んふっ。


・3月2日(日)

昔の友達から、電話がある。
昨日会う約束をしてたのだが、連絡なし。ん?と思ってたら、さっき電話があり。
曜日を間違えていたそうな。バカヤロー。ん?優しい感じでいうバカヤローは、
どう表記すれば伝わるのかな。バカヤロ。だめか、ばーかやろー。うーん、
ばかやろ。バカやろっ。‥‥難しい。

新しい仕事のことで悩んでるらしい。彼女には、彼女にしかできないことを、
してほしいと伝えた。

どうなるのかな。

今日は早く寝よう。明日の朝、髪の毛を洗おう。

おやすみなさい。


・3月1日(土)

えと、あっという間に3月になってしまいました。新しい会社に入って、もう
1カ月が過ぎてしまいました。早いなぁ。今年もあと10カ月。うーん。このまま
いくのか。うーん。

仕事以外のことはほとんど何もしていないので、あまり書くこともありませぬ。
今日、秋葉原にまた行ってきて、何とグラフィックボードを新調してしまった。
カノープスの最新版、Power Window DX/4MC。
3万円以下で買えたから、ま、安い買い物と言えるのではないか。
いままでは某外国メーカーのボードのドライバの95対応の悪さで泣かされてきたから、
これで一安心といったところ。1024×768の16bitカラーがついに
実現した。うれしい。

秋葉原駅前の出店で3000円の懐中時計も買った。まえからほしかったの。

そのあと歩いて神保町まで行って、いろいろ見て回った。ある書店で本上まなみ
さんの写真集を見つけてしまった。「ALL OF ME」だったっけ? そんな
タイトル。おおおぉっ、と思って手に取ると、奥瞬撮影。うーん。表紙はというと、
なんかまた良くないぞ、おばさんくさくて。うーん。うーん。あと2回くらい
手に取ったら、もしかして買ってしまうかも。でもなぁ、だいたい内容は予想できる
しなぁ。うーん。うーん。



 

1997年2月

 

日記

●平成九年

・2月1日(土)

予告通り、秋葉原へ行った。予告通り、といっても急に思い立ったのだが。
3時過ぎまで、家の近所のパソコン屋をクルマでぐるぐる回り、高速RS
232Cボードないか捜したんだけど、ない。ある訳ないよなぁ、こんな
マニアックな製品が。仕方がないので意を決して、津田沼駅前の駐車場に
車を止めて、総武線に乗って秋葉原まで、行って来ましたぁ。
‥‥緊張した。久々の秋葉原。行く途中、電車で座れたんだけど、隣の席に
男子高校生が座って。そのまわりを友達3人が囲んで、話をしてる。そしたら
ことある事に、座ってる子のことを、ペタペタたたくのね。ほかの2人が。
からかいながら。叩かれてる男の子はふざけてるだけで、まともに
嫌がらないのね。なんかとなりでイヤな時間だったな。あれで「仲間」とか
「友達」とかいう関係なのだろうか。ちと寒い。ちとじゃないか。

秋葉原の街を見て歩いた。ラオックスのでかいビルに行ったら、目的の
ボードがあっさりあって。ポートが一つのやつ。9800円。1Fの、
エスカレータの上り口でビラを配ってたおねえさんが、キュートで可愛かった。
明日もいるかな?(明日も行くのか??>おいら)

向かいの、チチブデンキにも行って来ました。リブラーの聖地という。あ、
リブラーというのは東芝の小型パソコンリブレットのユーザのことです。
それからずっと歩いて、TWOTOPとか、DOS/Vパラダイスものぞいて
みた。特に何も買わない。帰りにラジ館に寄った。もちろん、何も買わない。
ホントは新しいグラフィックボードが欲しいんだけどねぇ。最近はずいぶんと、
安いしねぇ。いまさらステルス64でもないしねぇ。でも、まあまあ動いてるし
(若干 不安定だけど)とくに3Dの機能とか必要ないしねぇ。ゲームとか
しないし。それでなんとなくずっとこのまま。ま、いいか。
あ、そうそう、駅前のごちゃごちゃした店で4芯の電話線を買った。DSUまでの
線用に。今使ってる電話線はものすごく長いので。福岡のアパートでは、
壁のモジュラージャックがとなりの部屋にあったから。うんうん。
誰も読まないようなことを延々と書いてるなぁ。炎々と書くよりはいいか。なんの
こっちゃ。

秋葉原にもずいぶんと女性の姿が目に付くようになったなぁ。一時、パソコンの街に
なってしまって、目つきの悪い服のセンスのないお兄さんたち(私も含む)だけが
無口で歩いてる、そんな街だったのに。今はカップルなんかで、女性が結構
歩いてる。なんか、楽しそう。いいことだと思う。

もう一つ思ったのは、東京って、可愛い娘が少ない、概して。でも時たまに、すごい
素敵な女性とすれ違ったりすると、オオオオォ、と心で叫んでしまう。この緊張感が
大都会の醍醐味なのかも知れない。うん、きっとそうだ。
福岡の街では、特に天神なんかを歩いてる女性は、ずいぶんと粒ぞろいでみんな
可愛く、思わず視神経の電源供給をOFFにしたくなるような女性は、ほとんど
いなかった。ただ、逆にものすごい美人というのも、あまり見かけなかった
ような気がする。
どっちがいいか、一概には言えないけど、ま、これから東京で仕事をする私としては
砂金を探す山師のようなおおらかな気分で(?)、この状況に対峙するとしよう。
全面的にイミフメ。

高速RSボードのセットアップはだいたいうまくいった。最初、PnPを期待して
刺したら、マウスが認識されなくなって。仕方がないので、ボードのディップ
スイッチでPnPをキャンセルして、手動でインストールした。
今までうちのcomポートは、com1がTA、com2がシリアルマウス、
com3が内蔵モデム、であり。非PnPで、拡張ボードはcom5に
無事おちつきました。よかった。さっそくTAを繋ぎ換えて、モデム(TA)
の設定を変えて、速度を230400にして。それでSo-netと
ジャストネットの64kの回線につないでみた。土曜の夕方ということも
あるのか、なんだかすごく快適。So-netなどは時間によってはものすごく
トロかったりするので、なんか夢のよう。64kの回線のままでも、TAと
PCとの間の速度を速くするだけで、体感速度が変わるものかしらん。
今日の夜中に、もう一度試してみよう。あ、そうそう、新しいプロバイダにも
オンラインサインアップしたよ。128kにいよいよ挑戦だ。‥‥と思ったら、
申し込んですぐに入れる訳じゃないのね。2週間ほどしてから封筒が届くらしい。
うーん、残念。拡張RSボードの真価が発揮されるのは2週間も先か。うー。


・2月3日(月)初日

市ヶ谷は遠い。うちから2時間近く、かかる。毎日こんなに遠くまで通勤
している人たちというのは超人ではないだろうか。初日の今日は雨が降って
いて、京成バスで津田沼駅まで行くのに30分近くかかった。歩いた方が
速いんではなかろうか、と思いながらバスの中でじっとしているのは、どうも
つらい。

会社を出たのは9時45分くらい。夜のよ、もちろん。
家に帰り着いたのは11時過ぎだったと思う。とてもテレビを見ようとか
そういう気にはならない。でもパソコンのスイッチは入れてしまう。メールが
来てるかもしれないからね。留守電faxの「留守」の文字は赤く点灯し
伝言がきていないことを告げている。‥‥この番号を知ってる人はまだそう
多くないし。

・2月4日(火)

二日目。津田沼から総武線快速に乗る手だてを覚えた。錦糸町で各駅停車に
乗り換える。鈍行でずっと行くより、20分近くも速い(早い?)のでは
なかろうか。時間が短縮されるのももちろんだけど、とろとろと全部の駅に
止まらずにすいすいっと飛ばしていくところが、好き。西船橋の駅にも
止まらないし。それに、そんなに込んでないし。って9時過ぎだから
当たり前だ、って。

仕事の具体的な内容は、会社内部の機密を多分に含んでるからここでは
つまびらかに出来ないけど、ま、初日の昨日に比べて複雑性を数段増した
ことだけは事実だ。ははは。

前の会社から2通の郵便物。持ってくるのを忘れてた引き出しの中のものと、
それから送別会の記念写真。なんだかすごく遠い季節の出来事のような
気がするよ。船で帰ってきたからかな。どうでしょ。みんな元気でしょうか。
「転職はがき」はもう少ししたら送れると思います。‥‥どうでしょ(^^;(^^;

そうそう、行きの快速の車内で、すごく気になることがあった。
すさんでいる、といえば言い過ぎだろうか。厳しい目をした女の子にあった。
中二か中三くらいの。なんだかものすごく印象に残る目をした子だった。
何度か見つめ合った。となりにいた彼女の連れの女の子を無視して。

ヘキサーがほしいと思った。ヘキサーがあれば、車内でこの子の写真を
撮れるかもしれない。ヘキサー以外のカメラではきっと撮れないだろうと、思った。
ヘキサーを買おう。‥‥買えるかな。どうだろ。中古で、5万くらい?


・2月5日(水)

3日目。今日も天気がいい。バスから見える風景がくっきりと光って見える。
実家の周りの土地も、なかなか悪くないな、なんてテキトーなことを考えたり
する。

今朝、通勤定期を買った。津田沼から市ヶ谷まで。1ヶ月。
それから、会社に行く前に、ちょっと冒険。といっても秋葉原の駅で降りて、
キーボードを買いに行く、という。支給された109キーボードは、どうも
キータッチが悪い。重いし、引っかかるし。いま自宅で使ってるような、ちょうど
いい重さのキータッチのキーボードを求めて、秋葉原の駅に降り立った。
で、歩いてみたんだけど、10時から開いてる店がほとんどない。あっても、
あんまり品揃えがよくなかったりで、気に入ったものが見つからない。
仕方がないので、次の機会にすることにした。

今日も遅かったよぉ。深夜バス。11時35分くらい発の。行き先がちと
違ってて。二股に分かれた先の、うちから歩いて10分くらいのバス停に
着くのに乗ったのね。いつも乗るバスがこないので。ま、運動になって
いいや。

前の仕事と比べて、普段の帰る時間がうんとおそくなった。行き帰りの通勤も、
3倍の時間をかけてる。新しい会社だから、緊張も疲れも、ものすごいものが
ある。それでも帰りの電車の中でボーっとした頭で思うのは、「がんばろ」って、
こと。心と体の奥の方から、自然とそういう思いが涌き上がってくる。
そしてなぜか、九州から出てきた人たちが東京で頑張るわけが
何となく、わかる気がする。私は軟弱な「後づけ」九州男児だけど。それでも、
なんとなく、わかる気がする。九州から(他の地方も同じかもしれないけど)
出てきた人の、さびしさ、よりどころのなさ、それから、それらを引っくるめた
元気の源。


・2月6日(木)

4日目。こうやって「何日目」って認識できるのってどこくらいまでだろう。
そうしなくなった頃というのは、きっと会社にも慣れてきた頃なんだろう。

今日キーボード買った。開店直後のDOS/V パラダイスで。
106がほしかったんだけどねぇ。109(と104)しか、なかった。
ん、101もあったかな、英語用。私にはどうしても、Windowsキーが
ある理由が(それも左右に二つ!!)理解できない。スタートボタンがそんなに
大事か? 分からない。なんかスペースキーは小さくなっちゃうし、いい加減に
して、という感じ。しょうがないから、自宅のキーボードに近いキータッチの
109キーボードを買った。いま使ってるのがそれだけど、悪くない。色が
白すぎるのが好き嫌いの分かれるところだけど。

最近、クルマがほしい。前も書いたけど。こんど欲しいのは、プリメーラ。
一つ前の形の5ドア、イギリス製の。なんかフォルムがかっこいい。
5ドアというのも機能とデザインを両立させてる気がする。もちろん色は黒。
後ろに羽根が付いてるのがいいなぁ。プリメーラっていかにもよく走りそう
じゃない‥‥。ほしいなぁ。7、80万てとこかな。リブレット買わなきゃ
よかった。(ってそういう問題じゃない!!)

実はうちの姉のだんなさんが日産のディーラーに勤めてて。安く買えないかな。
電話しちゃおうかな。うふっ。


・2月8日(土)

今日、休み。うれしい。風邪がなかなか良くならないのでずっと家で寝てた。
夕方から、女友達に会って。ららぽーとに行って買い物に付き合い、そのあとで
一緒にご飯を食べた。ちとお酒も飲んで。帰りは彼女を西千葉の自宅までクルマで
送って。話しかけたら返事がないので横を見たら、寝てた。
彼女も疲れてるのだろう。

明日も休みだ。そのことがとてもうれしい。やること二つ。書留を郵便局まで
取りに行くこと。それから、あいさつ状の印刷を発注しなければ。あと、そう、
部屋の片づけ。(^^;(^^;

きがおもい。はぁ。

あといまやらなきゃならないことは、カメラの修理。それから要らない写真集を
古本屋に持っていくこと。あとは、そうね、やっぱりヘキサーが欲しいな。
買いに行こうかな。11日の祝日でもいいな。


・2月9日(日)

風邪で寝ていた。
そのあと、津田沼の本屋へ。買った本。
smoochy、アサカメ2月号、村上河合対談(後述)、そして女高生本(同)。
この4冊。

smoochy(本上まなみ写真集)が売ってたのは、超・うれしい。
出版元にもないものが。今さら定価で買えるとは思わなかった。

ただ、中身をざっと見たら、‥‥よくない。奥瞬撮影だけど、よくない。
なんか、本上さん、疲れてる。
もしかしたら、カメラマンとの相性がよくないのかも。
CMの方が、断然、輝いてる。
イイ写真といえば、イイ表情といえば、表紙になってるあの写真だけ。
‥‥っとに。期待してたのにな。ちと残念。

まなみ様。2冊目の写真集、楽しみにしてますよん。そうだね、こんどは
カメラマンを選んだ方がいいかも。えっと、篠山紀信か、アラーキーか、
野村誠一か、沢渡朔か、藤田健五か、まぁ、西田幸樹か。このへんでしょう。
何もかも許して写真撮ってもらえる人といえば。ホントに、頼むよ。
もう一冊、イヤかも知れないけど、写真集、出してよ。頼むから。
あなたの魅力は、あんなもんじゃ、ないはず。

期待してます。


咳が止まらない。むしろ悪くなってるかも。
ヘキサーが安い。50kを切ってる。ストロボ付きで(←いらないけど)。

そんなことだ。


・2月10日(月)

『村上春樹、河合隼雄に会いにゆく』と、『レキシントンの幽霊』を
続けて読んだ。いい。対談の方は、ずいぶんと得心のいくことが多かった。
短編集は、とても静かで味わい深い印象。
なんとなく、『ねじまき鳥‥‥』を読まなくてはいけないような気が
してきた。ははは。


・2月11日(火)

祭日。昨日の朝飲んだ咳止めの薬のおかげか、だいぶ楽になったので、
ちと出かけてみた。新宿まで。ちとじゃないか。

で、帰るときにはカバンの中にはしっかりとヘキサーがあり、そして
手にはQuickScan35(フィルムスキャナ)の箱があった。
(バタリ)←倒れて死ぬ音。毎度のこと。


・2月12日(水)

友達に勧められた『ガダラの豚』(中島らも著)読んでる。今、3巻目に
入ったとこ。感想は‥‥、もう少しして読み終わったら書きましょ。


・2月15日(土)

今日、休みでした。ポケベルか、携帯がほしいなぁ。携帯は富士通の、ドコモの
F201がほしいんだけど、もうすぐ28.8k対応の端末が出るらしいんで、
それを待とうか。待てるか。(^^;(^^;

ベルはといえば、センティネクストがほしいんだけど、高い。ベル本体が高いのは
まぁいいんだけど、やっぱり毎月の支払いもそれなりに高い。三千円弱。うーん、
これじゃあ、携帯とかわらんもんなぁ。うーん。両方持つのは、やっぱり無理か。
うーん。

そうそう。『ガダラの豚』読み終わりましたよ。で、感想だけど。俺は嫌いだな。
この小説。確かに、ものすごい勢いで読んでしまったけど。最後の参考文献とか、
すごいと思うけど、でも、読み終わったときに、残るものがない。何もない。
悪いけど。これは私のポリシーで、だれに何と言われようと変わりようがないし、
変えるつもりもないんだけど、単なる娯楽で、本を読みたくないのね。映画も
そうだけど。あー面白かった、って感想はなんだか虚しくて。損な性格かも
知れないけど。ま、仕方がない。生まれつきなもんで。

そんなとこかな。

とにかく私、人が意味もなく死んでゆく小説って、どうしても好きになれない。
人一人殺すんだったら、それなりの、それなりの、なんだろ、仁義? それなりの
殺し方、かな、そんなのが、あっていいと思う。そうでなければ、ま、厳しい
言い方をすれば、許せないね。うん。

あとなんだろ。あ、そうそう、私が毎日のように見に行ってるAKIKOちゃんの
ホームページが2週間ぶりに更新されてて。うれしかった。すごく感受性が強くて
すごく可愛い娘ですよん。よかったら見に行ってね。

http://www.bnn-net.or.jp/~akikon/

です。URLは。

そんな感じです。ま、私も元気でやってます。んふ。
今日久しぶりに大学の先輩に会って、結婚は33、4(32、3だったかも)
までしないでいいよ、っていきなり言われた。

そうだよね、って思った。ははは。‥‥ぐすん。(^^;(^^;(^^;


・2月16日(日)

今日買った本。『じぶん・この不思議な存在』(講談社現代文庫)、
『量子力学の世界』(ブルーバックス)、『阿Q正伝』(角川文庫クラシックス)、
『光あるうち光の中を歩め』(新潮文庫)。

こないだ買って、読み終わったのは、『DOS/Vブルース』(鮎川誠著)、
『Hack!!ハッカーと呼ばれた青年たち』(笠原利香著、ジャストシステム)
『キーボード革命』(諏訪邦夫著、中公新書)

『DOS/Vブルース』は、おすすめ。ミュージシャンの彼がDOS/Vパソコン
と葛藤してインターネットでホームページを持つまでが、詳しく詳しく書いてある。
手に汗握る、というか、とっても感情移入して読めた。熱が伝わってくる。いい。

『Hack!!‥‥』の方は、ロス在住の著者が身近に接したハッカーと呼ばれる
青年たちの生の姿を伝えている。‥‥が、彼らに肩入れしすぎて、客観的な描写からは
ほど遠い。どっちつかずになってる気がする。汚いやり方でハッカーを摘発する当局を
告発するんなら、もっと徹底的にすべきだし、彼らの肉声を伝えるんだったらもっともっと
派手に堂々とすべきだと思う。なんだか読み終わって不完全燃焼というか、
舌足らずというか、物足りない印象を受けた。彼女が女性だからというのも関係あるのだ
ろうか。性差別をするつもりはないけど。続編に期待したい。

『キーボード革命』は、いい。私が考えていたことがだいたい網羅されてる。
日本人にとって、パソコンのキーボードの導入が、欧米と比べて、
タイプライターとコンピューターと、両方の革命がいっぺんに起こっていて、
それはそれで大変なことではあるけれども、ものすごく意味が大きいんだと。
キーボードは取っつきにくいし苦手意識を持ってる人がすごく多いけど、きちんと
慣れれば、これほど便利なものはないし、いっぺん出来るようになれば、すごく
重宝する、ってことを、一生懸命に書いてる。そうそう。いい本だ。企画の参考に
しよう。(笑)

あと、むかし買って3ページくらいで読むのやめてた山田詠美の『放課後の音符』
全体の5/6くらい読んで、やめた。これは男が読む本じゃありませんね。うん。
いいです。もう、山田詠美さんは。はい。

妹の結婚式がもうすぐあるらしい。写真を撮ってくれと急に言われた。困った。
まともに動くカメラがない。CONTAXの一眼レフは、どれも壊れてて。
仕方がない。この世に一人しかいない妹の頼みだ、カメラを修理に出そう。でも、
ストロボもどっか行ってしまって、ないのよね。誰かに借りようかな。ははっ。
ついでにライカM2も修理に出さないとね。いい加減、現役復帰させてあげよう。

でもライカやCONTAXがよみがえると、ヘキサーの出番が減ってしまうかも。
うー、むずかしい。長島監督の心境かも。違うか。どうだろ。

明日も仕事だ。うれしい。(多分)


・2月23日(日)

うー、一週間ぶりだ。うー。
読んだ本。『闇に消えた怪人 グリコ・森永事件の真相』(一橋文哉著)。
文句なしに面白い。超・おすすめ。もう一冊、講談社現代文庫の
『じぶん‥‥この不思議な存在』(鷲田清一著)。こちらの方は、うーん、
なんか難しい。というか。じぶん探し、とか自分らしさ、とか言っても、
所詮、人間は他人の中で生きてゆくものでしか、自分を発見できない、みたいな
話かな。私の理解不足かも。あんまり目新しいことは感じられなかった。ごめんなさい。

今日、家の近くのおかじま電器で中古のCDを4枚買ってきた。全部、遊佐未森さん。
この人の昔のCDがほしかったんだ。もう見つからないと思ってたから、すごく嬉しい。

この人のことを私が知ったのは、塾の講師をしていた大学生の頃で。
智佳っていうすごく可愛い生徒の女の子が、いきなり言ったのね。
「センセ、ゆさみもり、って知ってる?」って。ゆさみもり、って人の名前に
聞こえなかったから、何それ?って聞き返したら、すごく好きなアーティストだ、って。
それじゃあ、ってわたしもCDを借りてきて聞いたら、すごくよくて。それから
ハマった。でもCDを借りるばかりで、買ったのって、ずっとあとで1、2枚じゃあ
なかったかな。うん。

今日買ったCDは、空耳の丘、モザイク、ハルモニオデオン、桃と耳~ベスト~
の4枚です。はい。私の大々々好きな、川の流れにぃ逆らってぇ、って曲
(タイトル知らない)は入ってるかな? 入ってたら、超・うれしい。

‥‥あった、あった。ハルモニオデオンの10曲目。「空色の帽子」!!!
すごいうれしい。 僕に遊佐未森を教えてくれた智佳ちゃんは、今ごろ
何をしてるのだろう。人の嫁さんになってたりして。ははは、まさか、ね。(^^;(^^;

今日、本屋でいろいろ雑誌を見てたら。小沢忠恭さんが撮った城麻美さんのグラビアが
各誌の最初を飾ってて。見たら、いいんだよねぇ、全部。小沢さん、好き放題やってる。
ホントに麻美さん、ノビノビしてるんだよねぇ。うーん、カメラマンの力というのは、
すごい。小沢忠恭、巧い。沢渡朔と両巨頭だな。うん。ホントに、すごいと思う。
ぢつは、大学卒業する前に、彼の助手になりたいなぁと漠然と思ってたことがあった。
でも、ちとその勇気がなかった。あらゆる意味で。うーん、うーん。
いいグラビアを見ると、ため息が出ますね。ホントに。
城さんは城さんでAVやってるとは思えないほど(差別?)、自然な笑顔で。
この人もすごいと思う。好きだな。吉田里深ちゃんも好きだけど(^^;(^^;

明日も仕事だ。うれしい。(多分)←先週と一緒!


・2月24日(月)

魯迅の『狂人日記』。『阿Q正伝』の中の、最初の短編。
彼の処女作だそうだ。

うーん。おもしろい。何が言いたいんだろう。
すごく深い人間観察に基づいていそうだ。よく分からないけど。
「人が人を食おうとする」というのは、本当に一人の狂人の
幻想に過ぎないんだろうか。うーん。

トルストイの『光あるうち光の中を歩め』は、キリスト教の話。
よく分からない。解説によると、彼の最晩期の佳作だそうだ。
よく分からない。うーん。         ・・


・2月25日(火)

魯迅の『阿Q正伝』。面白い。面白いと言っては、語弊があるか。
なんというか、主人公の阿Qがものすごく身近に感じられる。といえばよいのか。
どうしようもない男。最後は死刑になる。魯迅が描いた時代ははるか遠い、異国の
地だけれども、いるよね、彼に似てる人、今の、この国でも。知らずに感情移入して
読めるというのは、やっぱり名作の名作たるゆえん? 前から気になってる言葉で、
「もっともローカルなものほど、グローバルである」って言葉があるけど、
この言葉の意味を深く深く自分のものにした自信はまだないけど、でも、きっと
そうなのかな、という気はしてる。だから、という訳でもないのだが、魯迅の
この短編集を読んですごくよかった、読み終わって少ししたら、また読み返したいと
いま思ってる。

それから、魯迅がいう、辛亥革命の失敗というのを、具体的にどういう意味なのか、
知りたい。中国の近代史に興味が出てきた。

なんだか最近、転職してから、自分の時間がとれなくなってから、猛烈に本を読み
始めてる。どうしたんだ、この勢いは。このままいくと、今年中には世界中の、
古今東西の古典名作を読み尽くすぞ。ははは。ロシア文学なんかを集中的に読んで
みたい。




 

1997年1月

 

日記

●平成九年

・1月3日(金)

さっき出張から帰ってきた。疲れた。

その感想を書こうと思う。

えっと、出張の内容を説明する。去年の6月に沖縄で女子中学生が
誘拐されて、そのまま行方不明になってた事件。

元旦に、遺体が発見された。容疑者の証言に基づいて。

で、1月1日の日に泊まり明けで会社でゴロゴロしていた私はあっと言う間に
那覇に飛びましたとさ。

何度か沖縄には仕事で行ったけど、だいたいが那覇周辺の取材が多くて。
北部には行ったことなかった。で、ぜひ行きたいとずっと思ってた。

こんな形ではあるが、今回、前からの希望を叶えることが出来た。
嫌というほど、「やんばる」を味わわせてもらった。(^^;(^^;(^^;

遺体や遺留品が発見されたのが、国頭村(沖縄本島北端)の「奥」という
ところで。それもすごい山の中。車一台がやっと通れる林道を延々いった
先で。

チャーターしたタクシーの運転手さんには、本当にお世話になった。
ありがとうございました。‥‥クルマ、傷だらけになりませんでした?
ちょっと心配。

いろいろ考えたんだけど、思うことは、‥‥「軌道」でいいのかな、犯人と
被害者の女の子の人生の「軌道」が最悪の形で交わったのだな、という
こと。よくじぶんでもいみがわからないのだが。

例えば、バレー部の練習が数十分早く、もしくは遅く終わってたら、
彼女が誘拐されることはなかっただろう。彼女と、犯人たちとの時間の
なかで、お互いのやりとりが、最悪の結果に向けてつきすすんでしまった、
こと。その結果として、彼女が殺されて捨てられてしまったこと。

どうやって、認識したらよいのだろう。理解?納得?説明?そんなことが
どういう意味を持つのだろう。極端な話、今日、彼女を失った家族は、どう
やってこの夜を過ごしているのだろう。考えれば考えるほど、わからなくなる。

どうして、人は人を殺すのだろう。人は人を、殺せるのだろう。
『複雑系』を読んでいて、カオスを目指すエントロピーの増大に対抗する
ベクトルは、「生命」であることを知った。ちと飛躍するかもしれないが、
地球が一つの大きな生命体であるとすると、たとえばペルーの
トゥパク・アマルとかいう人たちは、一体どのような存在になるのか。
そして、彼女を殺した2人の男たちは‥‥。

何となく、疲れだけが残った取材でした。帰りの途中で直属の上司と
携帯電話でしゃべったことも、大きいんですけどね。(笑)


それから。

ホームページの移動を考えてます。
条件としては、普通のftpソフトが使えること。(ジャストネットはこれで失格)
CGI、SSIが使えること。(軽いアクセスカウンタがほしい)
安いこと。速いこと。

候補としては、リムネットが最有力。そして、iij4u。So-netも、一応。
アサヒネットとか。あとどっか、ありますか? いいところがあったら、教えて下さい。
あ、そうそう、128k接続も、できたら、いいなぁ。せっかく新しい
TA買ったし。(NEC ATerm IT55)

つづきはまた明日。


・1月5日(日)

今夜中の4時前。この期に及んでイモ焼酎のお湯割りを飲み始めている。
ま、「この期に及ん」だから、飲み始めてるんだけど。

年賀状が、古い女友達から、きた。もう何年も会ってない。もしかしたら、
10年くらい? ‥‥ホントだ。おそろしい‥‥。ま、年賀状のやりとりだけは、
何とか続いてたんだけど、去年あたりから、それももう怪しくなり。
それで思ってた。そうだよね。彼女(たち)は彼女(たち)で、新しい生活を
突き進んでる。男と一緒になったり別れたり結婚しちゃったりしなかったり、
子ども産んだり、いろいろあるだろう。むかしずっとむかし仲がちょっとよかったり、
フォーク歌手(さぁだれでしょう)のコンサートに一緒に何度か行ったり
彼女が入院したときにお見舞いに行ったり、ずっとずっとむかし、そんなことが
あったというだけで、永久に年賀状のやりとりをしなければならないという
法はない。だから、どちらからともなく疎遠になっていくのも自然なことで
あるのだなぁ、などと考えていた。そんな古い女友達から、きのう年賀状が来た。

ま、率直に言って、嬉しかったんだけど。(笑)

なにを書こうとしたのか、忘れた。えーと、えーと、あ、そうそう、
そういう?今後あんまり発展性のない異性の過去の友人に関しては、こちらからは
年賀状は今年は書くまい、と誓ってたのね。変な期待を持つのもバカバカしいし。

そんな気持ちになってたら、そういう古い女友達たちから何通か年賀状が届いて、
単純に嬉しい。年賀状をもらったくらいで喜んでる私は、本当に脳天気で
だから三十前にもなって彼女の一人もいないのだ。ま、言っても仕方のないことだが。

だれでもいいが、彼女がほしいなぁ。
みんな誤解して、おまえは理想が高い、とか言われるんだけど、そうは思わない。
ただ、私がすごくわがままだから、それを認めてくれる女性じゃないと、無理みたい。
言い訳一つすると、わがままというのは善悪に通ずると思うのだが。だめ?

年賀状の話題をもう一つ書く。

生まれて初めて(多分、だと思う)、人からもらった年賀状を破り捨てた。
仕事関係の人からで。ま、その人になんの恨みも憎しみも持ち合わせていない
つもりだが。私の名前を間違えているのね。なんかよく間違えられるんだけど。
それだけならまだしも、敬称なし。「氏名」で終わり。様も殿も「ちゃん」も
君も「大兄」も、何もついてない。多分わざとじゃないんだろうけど、そういう
こと、何げなくやってしまう人に思えるけど、そのことと、実際にそういう宛名で
届いた年賀状を大事に手紙をしまう箱に入れておくこととは、全然に別のことで。
もちろん破り捨てるなんて大それたことが出来たのは、アルコールが入っていたから
だと思われ。けどそうじゃなくても、何日か持て余したあとで丸めてゴミ箱行き
だったかな、どっちにしても。なんというか、これって、大事なことだと思う。
(なにが?)

まあよい。みなさんなるべく捨てられるような年賀状は書かないように
しましょう。そうじゃないか。どうか。


察しのいい方はお気づきでしょうが、私、もうすぐ実家に帰ります。
1月27日に福岡を離れます。今の仕事は1月25日でおしまい。いまだに
「会社を辞める」という事実の重さに、いささかどんよりとしているのですが。
ま、それよりも新しい会社に行くことの期待の方が数百倍、大きいかな。
最初から、フルスロットルで行くよ。バリバリ働いて、バリバリ稼いで、
バリバリ彼女作って、バリバリ結婚するぞ。うーん、願望が強すぎる
ようですねぇ。うーん。無理しなきゃいいけど。しないか、どうせ。


今日、『ホリーガーデン』(江國香織著)2回目が終わった。1回目の
1.5倍くらいの速さで読んでしまった。あんまり細部にまでこだわって読めない。
こまかい情景描写とか。実はけっこう作者は重要に感じてるのかもしれないけど、
まどろっこしいのよね。いちいち読み込む?必要を感じない。
特に作者が女性の場合は、なにかしらおしゃれな(私に言わせれば、だけど)
小物なんかを使いたがって。女性読者に対するサービスなのかもしれないけど。

でもやっぱり不倫はダメだよ。「しちゃいけない」というんじゃない。ダメだよ。
なにがダメって、自分をダメにするよ。どうダメにするのかは分からない。でも、
人間の根元を音も立てずに腐らせていく、そんな気がする。常識がどうとか
じゃないんだよね、おそらく。なんだろう。なんだろう。でもすごく、いやだな。

「不倫なんて卑怯だわ」「最低よ。何も背負わずに甘いところだけ欲しいなんて」

と作者が登場人物(不倫の現・当事者)に言わせているとおりだよ。
本人たちが全然傷ついていないように思い、「オーライ」と幸福を満喫していると
感じるほどに、この世界のどこかに(もしくは本人たちの、いのちの奥の奥の方に)
歪みが皺寄せられ?ていく。


・1月6日(月)

今日休み。朝、母からの電話で起こされ、弟と1時間くらい話した。
彼は今、鈴鹿にあるホンダの工場で期間工として働いているのだ。正月で、
帰省していたらしい。しゃべったの、すごく久しぶりだ。夏以来、かな。
いやいや、自分の弟をほめるのも変な話なんだけど、いやいや、味わい深い、
いいやつだな。うん。5つ下だから、もう24になるのか。

今日買った本。『日本の名随筆別巻40青春』(椎名誠編)と、
『教科書に出てくる短歌の解釈』(宮柊二監修、中山礼治著)。
CDをね、買ったのよ。まっちゃんの、最新版。それと鈴木祥子さまの
ちょっと昔のアルバム。そのついでに、という感じで、2冊購入。
『教科書に‥‥』は、前から目を付けていたもの。ちょっと買うのに
まよったけど、短歌をね、一から手取り足取り教えてくれるような本が
欲しかったので、これはぴったりだと思われ。もう一冊の、『‥‥名随筆‥‥』
の方は、やや衝動買い。やや、じゃないか。全くの衝動買い。
何編か読んでみたけど、うーん、うーん、椎名誠編、だもんなぁ。うーん、うーん。
全部読まないうちは感想を言葉にしないことにしよう。ははは。

さつま白波の1升紙パックだけど、なんか味が以前と変わってる。はっきり
いって、すごく不味くなってる。南向きのリビングに長く置いておいたのが、
きっとよくなかったんだろう。いやいやストーブをたいたこの部屋も悪いか。
それと、紙パックって、どうなのかね。ホントは一升瓶の方が、
味がいいんだろうか。
紙パックの存在意義は、まず第一に軽いこと、だろう。工場からの輸送にも、
消費者が家に持ち帰るにも便利。その紙パックの優位性をしても、瓶の存在が
未だになくならないということは、やっぱり瓶の方の需要もあると思われ。
やっぱり瓶の方が味が悪くならないんだろうか。どうだろうか。
値段はどうなんだろう。あんまり今まで考えたこともなかった。でも、やっぱり
ちゃんとした地酒とかは紙パック入りってあんまり聞かないから、きっと、
伝統的な一升瓶の方が保存性に優れているのだろう。‥‥多分だけど。

明日も仕事だ。仕方がない。そろそろ寝ましょうかね。

告知することもないんですけど、私、こんど古湯温泉に行こうと思ってます。
たぶん、日帰りで。9日か10日くらいに。古湯温泉、知らない?
佐賀の福岡県境に近い山の中にある‥‥。だから、このページのファンの女の子は
みんな集合しましょう。混浴もあるみたいだから。何かいてるんだろ。
悪酔いしてるな。うー、何ヶ月か置いておいたさつま白波おそるべし。
今朝もおなかが痛かったし。‥‥違うか。でも痛かったのはホント。
うーん。多分冤罪でしょう。きっと疲れてるだけだよね。うーん。うーん。

今日も2回の認証を経て、ジャストネットのホームページにこのしょーもない
文章が書き込まれるわけです。ね、ホームページ移動させたくなる気分、分かる
でしょ。こんな夜中に、酔っぱらいが、そんな面倒くさい手順までふんで、こう
いう物を他人様の目に触れる状態へ持っていくということの自己嫌悪。せめて、
認証は1回にしろよ。それから、ファイル選択画面は、もっとスマートに。
頼むよ、ジャスト様。


・1月7日(火)

書こうと思っているたくさんのことがある。(直訳調)

今、私が好きな写真を撮れるカメラは1台もないということ。みんな壊れてて。

あと、今読みたい本、『疑惑』(佐伯省著、講談社刊)、『みすゞコスモス』
(矢崎節夫著、JULA出版局刊)。それと、丸善にインターネットで申し込んだ
本上まなみ様の写真集は品切れだそうだ。うー、このまま手に入らなかったら、
泣くに泣けない。うー。紀伊国屋のインターネット本屋にも入ろうかな。(^^;(^^;
あとなんだろ。あ、そうそう、前から読みたかった『なつのひかり』(江國香織著)
が、あった! 会社から一番近い本屋に。福岡の天神のアクロスの地下一階。
あんまり品揃えがよいとはいえない本屋だし、前に捜したときはなかった(多分)
から、あんまり期待しないで、地下二階のキャッシュディスペンサでお金をおろした
ついでにのぞいてみたら、なんと、あって。すごくうれしかった。あっという間に
買っていた。
まだ読み始めてから、数ページ。帯を見たらなんだかややこしそうな話だったんだけど、
作者を信じて、買ってしまいました。感想は、そうね、明日か明後日には
書けるでしょう。

カメラが壊れている話。うちにある現役のカメラは、CONTAXが3台、
167MTと159MMと137MD。167MTが最初のCONTAX。
新宿西口のヨドバシカメラで新品で買った。学生の頃かなぁ。あとの2台は
中古で。159MMは確か、博多駅前のカメラのドイで。137MDは、どこ
でだったかなぁ。思い出せない。中野のフジヤカメラか? ‥‥忘れた。

159MMは異常に安かったのよ。3万5千円くらいだったかな。モードラつきで。
委託販売だったけど。で、あわてて飛びついたら、なんのなんの、写した写真が
全部ピンぼけで。あわてて京セラのサービスセンターに持ち込んだら、案の定
ミラーがゆがんでて。きちんとピントを出せない状態だったのね。‥‥よかった。(^^;
137MDの方は、ほとんど現役機種であった(私にとって)ことがない。
最初から、なんか変だったもんね。裏ブタのスポンジがしぼんでて光線が入るし、
横走りのシャッターもムラがあって、なんだか露出が均等にならない。シャッターの
フィーリングとか、カクン、カクンというワインダー(モードラではない)の音とか
すごくいいんだけど。‥‥眠らせておくのは、もったいない。

私のCONTAXのメイン機種だった(いや、今もか?)167MTはだいたい
会社に行くときも常に持ち歩いてたんだけど(35mmF2.8もしくは
50mmF1.4をつけて)、こないだ、写真を撮ろうとしたら、突然に
不調を訴え、それからまともに動かなくなった。動かないというよりも、
なんかシャッターとワインダーが誤作動して止まらなくなる。‥‥超・ショックだった。
CONTAXのカメラによくありがちな(というと怒られるかな)電気系の
トラブルだろう、電池を入れ替えたらどうせ直るだろう、と高をくくってたら
‥‥直らない。なんど底ブタのRS(リセット?)ボタンを押したことか。

そういうわけで、僕の私物の写真機はどれも今、役に立たない状態で。
あ、そうそうライカのM2も外装にいろいろと差し支えがある状態で、
仕方なく乾燥剤入りのタッパにしまってあり。

かなしい。

早く修理に出したいんだけど、なんか、不安で。
何が不安なんだか、よく分からないのだが。ま、早く修理に出さなきゃ。

だから今は、会社のFM2(NEWではない)を借りて、35mmF2の
レンズをつけて持ち歩いてます。モノクロのフィルムを入れて。でも、
なんか写真を撮る気にならない。なんでか。


・1月12日(日)

今日は忙しかった。一日、バタバタしてた。それから、クルマの調子がおかしい。(^^;
私の愛車、ワンダーシビック Si 62年式。きのうからどうもエンジンの調子が
良くないと思ってたら、今日は最悪で。ついに夜、止まった。JAFを呼んで。
どうも燃料系が悪いとか。ガソリンの供給がうまくされてないらしい。‥‥はぁ。
一瞬、廃車にしてしまおうかという考えが頭をよぎったが、いやいや、もう少し
頑張ってもらわねば。

引っ越しの準備で、家の大掃除を最近ずっとしている。物を捨てることの快感を
おぼえつつある。部屋中を整理してると、いろんな物が出てくる。例えば昔の
ローンの明細書とか。3年前に買ったパソコン(FMVの初期型)の月賦が
今月で終わることが明らかになった!! ということは、大きなローンは現在
使用中のパソコンONLYということになる。ん? あ、FMVはもうとっくに他人に
あげてしまったの。ホントはローンが終わるまでは手元に置いておかなければ
いけないのでしょうが。ま、それはそれとして、一つのローンが終わるということは、
何か別の買い物をしなければならないのではないかという強迫観念が、私を誘うわけで。
なんだろう、いまほしいのは。フィルムスキャナ、LS-1000とかいうニコンの
フィルムスキャナがほしいなぁ。データ取り込みが12bitで、Coolscan2
より相当キレイらしい。ほしいなぁ。だれか寄付してくれないかなぁ。
「小倉さん、これで素敵な女の子の写真を取り込んで下さい」なんて。‥‥だめか。
PCIのSCSIボードも、ほしいし。あとほしいのは、やっぱりクルマですね。
4ドアのクルマがほしいのよねぇ。やっぱり人を乗せるときには2ドアはめんどくさい。
30前にもなって、いつまでも2ドアのクルマには乗れないよねぇ。(なんのこっちゃ)
いまねらってるのが、オペルのアストラ。私、ほら基本的にハッチバックのクルマが好き
なのよね。セダンてなんか仰々しいし、ワゴンは大きいしそんなに荷物運ぶことないし。
いま流行のRVも、ホンダのCR-Vとか、かっこいいなぁと思うけど、ちと勇気が
出ない。
(それにしてもCR-Vはいい。もともとホンダの車が好きなのもあるけど
なんといってもフロントグリルがいい。なにしろ、カンガルーバーをつけなくとも
マスクが精悍なのがいい。それに比べて某国産の最有力メーカーのRVの人気車種の
顔は、どうもフヌケている。この車種だけでなく、TOYO‥‥じゃなかった、某
国産の最有力メーカーのクルマの顔はどれも似たり寄ったりで、気合いが入ってない。
なんか好きになれない。ただ、新しいチェイサーはすごくいい。ちと心を動かされて
しまった。あれ? 某国産の有力メーカーの‥‥)
はなし、なんだっけ。そうそうほしいもの。オペルのアストラいいよね、って話。
いやいや、あのクルマが特にいいというわけではない。ああいうコンパクトな
ハッチバックで2000ccクラスのクルマって、国産にはほとんど、ない。いや、
全然ないよね。クルマに詳しい知人に話したら、「メーカーは売れないと思ってる
んじゃないか」って。どうしてなんだろう。日本人はやっぱりセダンが好きなのかな。
あのカタチがクルマだと思ってるのかな。うーん、分からん。
そうそう、アストラだけど、なんかいろいろと欠点もあるらしい。不確かなことを
あんまり書くと怒られるけど、国産じゃあ考えられないような故障もあるとか。
ちょっと心配。

ホームページのアクセスカウンタが去年の暮れに20万を突破した。記念になにか
しようかとも思ったんだけど、なんにも思い浮かばなくて、なにもしなかった。
今日、フロントページのJAVAスクリプトをハズした。色がくるくる変わるやつ。
そのかわりに青・黄・赤の小さな旗を、一番上の真ん中に持ってきた。これで、
白地に緑一色のフロントページの印象がガラリと変わるから、面白い。
青・黄・赤には、それぞれ勇気・希望・情熱との意味を、込めたいと思う。

もう一つ、どうしても書いておきたいこと。千葉に帰るのを前に、すごく
うれしいことがあった。新聞を読んでたら、「半島は文明の起点である」って
いう言葉に出会った。ものすごく、うれしかった。千葉ってほら、房総半島だから、
なんか行き詰まりというか、行き止まりというか、澱(よど)みがあるというか、
なんか変な劣等感があったんだよね、私の中で。そうじゃないんだ、って教えて
いただいた気がした。目が覚める思いがした。本当にうれしかった。それにもうすぐ、
ほら、東京湾横断道路が出来るでしょう。あれが千葉の新時代を象徴してるんじゃ
ないだろうか。そんな気がしてる。「行き止まり」じゃなくなる。きっと、神奈川からも
どんどん九十九里とかに来るだろうし、こっちからも湘南とかにすぐ行けるし。
すごいことだと思う。サーフィンボード、買わなきゃいけなくなったりするかも。

1月29日に千葉に帰り着いたら、その日からフルスロットルで
気合いを入れて走り出したいと思う。できると思う。それもみんな、
いま福岡の地でホントに素敵なたくさんの人たちに囲まれて
生活が送れてるからなんだよね。ホントに。‥‥ホントに。

私のまわりのみなさま、本当にいつもいつもお世話になっております。
ありがとうございます。この場をお借りして、感謝申し上げたいと存じます。


・1月15日(水)

書くべきことがたくさんある。
以下、箇条書き。Libretto50買った。長崎出張パート1。
‥‥それくらいか。

えっと。
Libretto50を買った。(バタリ)←倒れて死ぬ音
こないだ、新たなローン(のもと)が必要だなんて、書いたばかりなのに。
会社の先輩に(それも複数)、新しい職場に行ったらいろいろ状況も変わるだろうから、
そのあとで買っても遅くないと、説得を受けたばかりなのに。ジークス天神の2つの店に
在庫がなかったら買うのよそうと決めてたのに。モデムもCDも、フロッピーさえ
付いてないのに‥‥。(バタリ)←倒れて死ぬ音、2回目。

えーと、うちの近くの(といっても自転車じゃあ20分はかかる)
PCiNマツハヤ福岡小田部店というところで、買った。189、800円。
ま、今の時期ではこのくらいの値段で、妥当なところでしょう。うん。博多駅
そばのT-ZONEでは21万以上の値を付けてるらしい(今日、電話で聞いた)
から。

それにしても、アプリ付き、Win95のバックアップは面倒くさいぞ。
フロッピーディスク34枚、とか? うーん、非人道的とはこのことをいうのでは
ないのか。
ま、いいけど。明日ベスト電器あたりで外付けのフロッピー装置を買おう。
定価2万円。1.3万くらいかな。それと、TWOTOP博多店あたりで
モデムカードも買おう。14.4kでもいいかなぁ、と思ったんだけど(安いし)
将来性と世界性?を考えて33.6kにしておこうかな。長い目で見たら、
そんなに値段違わないし。(ホントか?)

ま、それはそれとして。

あ、そうそう。こういうことを特筆すべきこと、というのだろう。
お店の店員さんが(意味のダブり?)、カードでローンを組むよりも
お店のクレジットでローンの支払いをする方が金利で有利ですよ、と
教えてくれたので、そうした。日本信販の、お店のローンのカウンタがあって
(ちなみに私のカードも日本信販なんだけど)、そこに派遣されてきたと
おぼしき女性が座っており。例の3枚か4枚つづりのローンの申込書を
記入した。(いつもながら、ローンを申し込むときというのは、変な緊張を
強いられ。よく分かんないけど、断わられたらどうしよ、って考えてると
胃が痛くなりそうで)

RS232Cのクロスケーブルを一緒に買って、それを店員さんに
オマケとして、ただにしてね、って頼んだら、若い店員さんが、うーん、て
考えたあとで、はい分かりました、って言ってくれて。私、うれしくて
いすから腰を15cm浮かして。ありがとうございますぅ、って。

そしたらそのやりとりを見ていた日本信販の派遣の(多分)、女性が
くすっ、って笑って。すごく美人だし、すごく隙のないタイプの女性だったから
その笑顔がイイ意味で期待を裏切ってくれて、すごく、よかった。
うん、よかった。

どうしても彼女に会いたくなったらPCiNマツハヤ福岡小田部店に
行きましょう。私もそうします。‥‥半々かな。

Libretto50だけど、うん、予想してたより、キーボードが
打ちやすい。ま、あと、いまの私の愛機、TWOTOP製P5-133機の
速さというかスムースさが身に染みた。ありがとうね、いつもいつも‥‥。
P55C機に買い換えるなんて、もう言わないからね。許してね‥‥。(ウソ)

もう一つの特筆事項。今日の昼まで、長崎に出張に出てた。
漁船がサイシュウ島沖で沈没し。丸一日(ホントに24時間)、漁船の
母港である長崎の、会社の事務所にいた。県知事がきたり、市長がきたり、
捜索している僚船から送られてくるFAXや無線を受信したり、家族の
控え室に何度か足を運んだり、出航する別の僚船を見送ったり。

ああやって、命の危険を冒しながら、いつもいつも漁師の人たちは
魚をとってるんだ。いままでもそうだったけど、やっぱり魚をはじめとして
すべての食べ物を、残さずにきちんと食べよう、と決意した。さっき、
イワシのミソ味缶詰を食べた。ツユまで飲んだ。おいしかった。

それから、乗組員の家族のことを書こうと思ったんだけど、やめた。
とても私なんぞには、書けない。

‥‥また明日、長崎に行きます。こんどはいたって平和な取材。(^_^)


・1月19日(日)

えー、リブレット50を使って、会社で書いてます。
これぞ、夢に見たモバイルオフィス、だろうか?
まずは、『なつのひかり』の感想を書きます。何とか、苦労して
2、3日前に、読みました。一言で言うと、あんまり面白くなかった。
こんな感想じゃあ、だめ? だって面白くなかったんだもん。
私にとっての、この作者(江國香織)の作品の好きなところは、
細かい感情描写?かな。あと、言葉のこだわった使い方。なのに、
この『なつのひかり』では、奇想天外な?ストーリーが物語の中心にあり、
どうしても、そこにのめり込んでいけなかった。村上春樹みたいな路線を
ねらったのかな、とか思うけど、とても成功しているとは言えない、と思う。
兄貴の嫁さんが何かを探して行方不明になってしまう。そしてついに
見つけたものは、夫婦の本当の愛? ‥‥そんなバカな。

ストーリーそのものもなんだかごちゃごちゃしていて、登場人物も
あまり魅力的とはおもえず、とにかく、読み終わってほっとした。
あんまり私、こういうタイプの小説に慣れてないという所為も
あるかも。ついにマイ・ラスト・エクニになるか?
どうでしょ。

2回目の長崎出張の話も書こうと思ったんだけど、ちょっと日が
たってしまったので、よそうかな。思い出したり、どうしても
書きたいことが浮かんだら、それを書こう。


・1月20日(月)

明け。いったん家に帰り、夕方もう一度、会社へ行く。写真部の人たちが
送別会をしてくれるという。それと何人かの、会社での親しい人たちが。
近くのチャンコ屋へ向かう。ビールが運ばれてきた、そのとき。
先輩のカメラマンのポケベルが、鳴り始め。止めたら、もう一度、すごい勢いで
鳴り。うちのOBのフリーでやってるカメラマンの人のケイタイも鳴って。

「福岡空港でハイジャックだって」

ウソォ、と思った。この場で冗談を言うとすると、このセリフと寸分違わぬ
言葉になるだろう。それほど、なんというか、ドンピシャというか。なんというか。

すぐに店を出て会社に帰り、機材を用意して空港に向かった。

あああ。この日のことは、「幻の送別会」として、後世に語り継がれることになる
でしょう。

あはは。

ハイジャックは大したことにならなくて、よかった。けど。


・1月22日(水)

きのうは会社の送別会があった。‥‥楽しかった。

今日は最後の泊まり。宿直勤務。いま会社で書いてる。あと、バッテリの
のこりが、13%。最後まで書いて、Justnetへ登録できるでしょう
か。あ、12%に減ってる。

内容がない。

リンク集というのを、作らない。メールをもらって、お互いのホームページを
リンクし合いませんか、といわれたことも何度もある。ただ、インターネットで
リンクするということは、とてもとても重大なことだと思われ。

だから軽はずみにはリンクはしないようにしてる。

何が言いたいか、って、最近、すごく面白い?ページを見つけた。
中学生の女の子が作ってるもので。作者の子はすごく感受性が強くて、
すごくとがってて。なんか、いいなぁ。うん。昔の自分を見てるようだ
とは思わないけど。ホームページを紹介しちゃおう。

http://www.bnn-net.or.jp/~akikon/

イイよぉ。面白いよぉ。メール書いても返事くれないけど。(^^;(^^;
あえてタグを埋め込まないところがいいでしょ。行きたい人は
カットあんどペーストでお願いします。

今日は、それくらい。


・1月24日(金)

今日、休み。
部屋の片づけをほぼ終えた。燃えないゴミをまとめて捨てて、会社に
いって荷物を段ボール箱に詰めて、エレベータで1Fまで運んで、ひとりで
クルマに詰め込んで、もって帰ってきた。

そのあとで近くのスーパーで夜ご飯を買い込み。今日は何を食べよう、と
考えていたら、ガスコンロも捨ててしまったことに気づき。そうか、うちは
コンロでお湯も沸かせない状態になってしまったんだ。
そう考えると、ものすごく寂しい気がしてきた。あと三日で離れるこの
アパートはすでに、生活を営む場とは、もう呼べないんだ。

きのう、会社の「有志」の人たちが、送別会をもうけてくれた。すごく
うれしかった。会社の近くのお店の二階で時間を過ごしながら、来てくれた人たち
のことを思っていた。そして、どの人も一人として同じではない、自分との距離に
ついて考えた。そういう「人間関係」という空間の中の自分を思った。
自分という存在の有限性について。なんだか悲しい気もしたが、ま、悪い気は
しなかった。そう、仕方がない、というよりももう少しだけ、積極的な方に
寄ってるかな。ほんの少しだけかな。

人にもらったワインを飲んでる。ワインは、たまに飲むとおいしいと思うけど
なんだか変に癖のある酔い方をするので、どうも苦手だ。ビールとか、焼酎とか、
なんか素っ気ない酒の方が、どうも私は好きみたいだ。

この間、友達の女の子に「苦手だ」と言ったら怒られた。それは「キライだ」と
言ってるのと同じだ、と。一応否定したが、じゃあ同じだったらなんなのだ、という
思いはある。彼女はどうした訳か、自分が他人のことをよく理解できると思っている
らしく、僕のことをいろいろと分析してくれる。ま、別に大きく外れているわけではない
ので、しばらくは黙って聞いているが、僕の性格を分析して、どうするんだ。いつ
そう頼んだ? それを聞きたく思った。でも聞けなかった。それはきっと、「苦手」
だからだろう。僕は彼女の性格を(たとえ透けて見えていたとしても)分析して
解説したりしないし、そうする気もない。しても意味がない。第一、そんなことには
なんの興味もない。というのは僕が彼女になんの興味もない、という
ことなのだろうか。

どうでしょ。


 
・1月25日(土)

最後の出社を済ませてきましたっ。(拍手)

‥‥それはそれとして。

はぁ。2行書いたところで秀丸が「異常終了」。‥‥ためいき。

‥‥それはそれとして。(笑)

いろんな人に、きちんと挨拶できて、よかった。何人かの人とは、メールアドレスの
交換をし。うん、よかった。

それにしても、会社にいたこの5年間ずいぶんと好き勝手やらせてもらった、
そんな気がする。みなさま、どうも済みませんでした。m(_._)m

会社を辞める記念に、私が今までの人生で好きだった女の名前をここに列挙する。
‥‥と思ったけど、やめる。プライバシーの侵害になりそうだから。(?誰のだ)

‥‥それはそれとして。

本当に、福岡に、暮らせてよかった。本当によかった。うーん、どれくらい良かった
かというと、あのまま東京圏しか知らずに死んでゆくのと比べて、10の27乗倍くらい
よかった。那由佗阿僧祇劫(仏法用語)って感じかな。(相当イミフメ)

何を言ってんだか、よく分かりませんが。
お休みなさい。(っていま何時だ?)


・1月29日(水?)

というわけで。

東京へ、帰ってきた。千葉だけど。(^^;(^^;
実家はとりあえず、実家で。布団はベッドで、なんだか柔らかすぎるし。
6畳間を空けてもらって、荷物を積み込んだ。段ボール箱が数十個あって、
ほとんど、収拾がつかない状態。けど、ま、いちお、何とかなったかな。
これから整理が大変だけど。ははは。

あとなんだろ。明日はどうしようかな。秋葉原でも、行きましょうか。
お金はたんまりとたまってるし。(ってどこが、だ!!)

‥‥それはそれとして。(笑)

あとなんだろ。

福岡から、東京まで、フェリーで帰ってきたんだよぉ。すごい淋しかった。
でもなんか、楽しかった、かな。うん。

眠くなってきた。ジャストネットよろしく。

月500円というのは、なんといっても魅力だ。
ホームページ10Mになったし。

寝るぞっ。


・1月30日(木)

ええっ、きのうから一日しか経ってないの??ってなんのこっちゃ。
充実している、という訳ではないのだが、どうも一日が長い。密度が濃いというか。
やっぱり充実していたということなのだろうか。一日引っ越しの片づけをして。
‥‥疲れた。家から出たのは、夕方、買い物へ行ったのと、さっき近くの
コンビニまで酒を買いに行ったのと。2回だけ。そうそう、市役所の出張所に行って、
転入の手続きと、印鑑証明も作ってきた。

買い物は、別に何も。留守電用のマイクロカセットと、テレビの同軸ケーブルと。
ホントは28型のワイドテレビとか、携帯電話用のPCカードとか、パーフェクTV
のセットとか、ほしいんだけど、お金がないから買えず。あ、そうそう、
インターネットマガジンと、DOS/Vパワーレポートと、DOS/V ISSUEを
買ってきた。今日はそれくらい。いつまでも咳が止まらないので、早く寝ようと思う。
まだ10時だけど。うー、体調悪い。何とかしてくれぇ。。。死にそ。

‥‥明日の予定は、なしっ。一日寝てましょうかね。源泉徴収票もあったし。(^^;(^^;


・1月31日(金)

ホントに何もしなかった。(^^;(^^; 転勤の挨拶のはがきの文面を考えてた。
‥‥難しい。かたすぎるだけでは、全然、面白くないし。いやいや、面白くなくても
別にいいんでないの? というのは、確かにそうなのだが。うんうん。
何か自分の言葉を入れたいのよね。うんうん。‥‥‥‥。難しい‥‥。

風邪はだいぶ良くなってきました。明日は遠出できそう。さて、どこ行こう??

きのう、悲しかったこと。近くのセブンイレブンに行ってね、お酒を、お湯割り用の
焼酎を買おうと思って。当然、さつま白波を捜したのさ。そしたら、なかった。
あったのは、大分のいいちこ、と宮崎の雲海。麦とそば。思わず、
「イモはどーしたーーー」と叫びたくなってしまった。本当に、悲しかった。
結局、雲海を買った。口当たりは悪くないけど、どうも物足りないのよね。うーん。

自分が九州を離れてしまったことを実感した。定期的にさつま白波を送ってもらおう
かしらん。

買い物の話。
128k通信を果たすために、高速シリアルポートを買ってこなければならない。
アイオーデータが出してたな、確か。秋葉原まで、行ってみようかな。ドキドキ‥‥。

有名なお店をいろいろ回ってこよう。チチブデンキにも、行けるかな‥‥。


ベッコアメ、ずいぶん前に退会申請をしたはずなのに、まだホームページ
なくならない‥‥。アクセスカウンタも、生きてる‥‥。あかんな、あの会社、
インターネットプロバイダなのに、メールで退会申請の受諾のメールも来ないし。

あかん。




 

1996年12月

 

日記

●平成八年

・12月×日

映画「この窓は君のもの」(古厩智之監督)をビデオで見た。ちょっと時間が
経ってしまったので記憶が定かではないのだが、文字どおり日記として、
記録としてここに記しておこうと思う。この映画を知ったのは、新聞。
いくつかの一般紙の文化欄で、劇評?が載ってて。どれもイイ、って書いて
あり。つけてある写真が、2階の窓の外に二人が並んでる写真で。ヒロインの
女の子が、可愛い。こっちでは、やってなかったのでもちろん劇場では見られ
なかったんだけど、いつかビデオになったら見ましょう、と思ってた。

ビデオ屋をプラプラしてたら、あって。思わず借りた。

最初の印象は‥‥だまされた。女の子がどーしても可愛いとは思えず。
うーん、このへんは好みの問題なのかもしれないけど、あの新聞の写真は
どーみても、「写りがイイ」。んなこと言ったら怒られる、かな。ま、いいか。

で、感想は、「持て余している」と思った。登場する高校生たち。一人残らず。
何を持て余しているのかはうまく言えないんだけど、なんだかその持て余している
もののせいで、変に独りよがりになったり、空回りしたり、他人との距離をうまく
保てなかったり。みんながみんな、そうで。自分もむかしはこうだったのかな?
それと映画の雰囲気というか、タッチはものすごく自主制作っぽいですね(笑)
なんというか、とても一般市場向けにつくられた商業映画らしくないというか。
B級映画という言い方は好きではないし、正確に示しているものを理解している
訳でもないのだが、とてもこの言葉がぴったりと合う、そんな映画でしょうか。
色もくすんでるし。
細かいところを言えば、さいごにヒロインが去っていってしまうところとか、
微妙な演出がなってない!という言い方も出来るのかもしれない
(あの淡泊さがイイ、とももちろん言える)けど、ま、そういう見方をするのは、
酷でしょう。全編を流れるストイックさ?とたまにそれからはみ出した
「若さ」と。ブドウ畑を走るシーンは、でもやっぱり名場面と呼ぶに
ふさわしいと思う。

それともう一つ、花火のシーン、眼鏡かけた男の子と犬のツーショットは、
読めたな。抱きかかえていくときに。ただ、あそこまで過剰演出をしてるとは、
思わなかった。監督、おちゃめ!

なんか感想を書いてたらもういっぺん見たくなってきたなぁ。でもどうもうちの
19インチのTVは、迫力がなくていけない。根性ない私は冷たいリビングの
フローリングに寝っ転がってビデオを見てると、すぐにストップボタンを
押したくなる。実家に帰ったら28型くらいのワイドテレビでも買いましょう。


・12月9日(月)

『落下する夕方』(江國香織著、角川書店)を読んだ。感想だけど、結論をいうと、
『きらきらひかる』の方が、数倍、イイ。
前半は、梨果と健吾と、華子の世界が、いい感じで進んでいたのに、後半、なんか
だらけた、そんな気がする。勝矢だとか、カツヤノカナイだとか、中島さんだとかが
闖入してきて、なんだか物語の焦点がぼやけたような気がする。この作者、まだ?
というべきか、向き不向きの問題か、あまり多くの人間を小説の中で動かすことに
慣れてないんじゃないか。よく分からないが。
ただ、特に前半、文章の細部にこの人の細やかなこだわりが感じられて、すごく
心地よかった。うん。
『きらきらひかる』と、この『落下する夕方』の間に
書かれた『なつのひかり』も読まないといけないんだろうな。

それから、華子が自殺してしまうことについて。基本的に私は人が死ななければ
物語が進んでいかないような小説はダメだと思っているから、彼女があっさり?
死んでしまったときに、ちょっとしたショックを受けた。そろそろ小説が終わりに
さしかかった頃だったので、作者がどんな風にまとめ上げてくれたのか、期待してた
ところだった。それが、思いっきり期待を裏切って、物語の中心軸が急になくなって
しまったから、なんだか最後まで白けたままだった。

誰かが自殺をするとその理由を残された人間があれこれ詮索するけど、自殺した
本当の理由はだれにも分からない。自殺した本人だって、本当のところは
分かってなかったのかもしれない。だから、小説で人を死なせて、そのあとの
ことをいろいろ書くというのは、なんだか禁じ手というか、楽な手段というか、
どうも一読者としてすっきりしない。小説としては全然まとまらなくても、すごく
かっこ悪くても、主人公たちには小説の最後まで駆け抜けてほしい。

角川が出してる「本の旅人」という冊子に江國香織のインタビューが載ってて、
そこで彼女も、華子を死なせたことに関して、「あんなに躊躇したことはない」
って言ってるから、ま、許してあげよう。

なんだか、ものすごく久しぶりに日記を書く。
いろいろバタバタしてたから。
もう少しすると落ち着くんだろうけど。あと数ヶ月かかるかな。どうかな。


・12月18日(水)

今日休み。おととい、宿直の日に江國香織の『ホリー・ガーデン』を
紀伊国屋で買ってきて、読んでます。うん、面白い。いま、5/6くらい。
(数時間経過)
読み終わりました。なかなかよくできた作品なのではないか。帯にあるように、
「優しく切ない友情の物語」(女同士の)なのだと思う。最後、主人公の果歩は
同僚の中野君とうまくいくし、静枝はなんだか不倫相手と別れそうだし、
基本的にはハッピーエンド、になるのかな。ま、ストーリーとしては、特に
何があるというわけではないのだが(それが私を引きつけるものなのだけど)
やっぱり、文章のあちらこちらに、人をなごませる何かを、この人の小説は
もっていると思われ。大した出来じゃあないな、と思いつつも、次の小説を
読んでしまっている。大した力量なのかもしれない。
何が「力量」だかよく分かんないけど。

最初読み始めた頃に気になったのは、ハードカバーなのに、どうしてこんなに
軽い(物理的に)ってこと。本文の紙質も、ちょっとザラザラしてて、
ペーパーバックみたい。カバーの部分もなんだか柔らかくて軽くて、
どうも軽量畳のような感じ。いやいや、悪くないと思う。材料費が安く済むんなら
全然これでOKだと思う。持ち運びにも便利だしね。ま、ずしりと重い方が
都合がよい書籍には向かないだろうけど。

あと感じたこと。トマトはマヨネーズをつけるのも、塩をふるのも、どっちも
おいしい、と思う。私はといえば、2つあったら、一つはマヨネーズ、一つは
お塩で食べるけど。ゆで卵だったらちょっとマヨネーズにかたよるかな。

もう一つ、感じたことは、ホントにどうでもいいことなんだけど、登場人物の
「芹沢」の「芹」の字の活字のバランスが悪い、ってこと。「斤」の部分と
「くさかんむり」が、どうもアンバランスだよ。って言ってもしょうがないけど。

ま、そんなとこ。もう一度読み返してる、すでに‥‥。


・12月20日(金)

村上春樹の週刊朝日の連載の最終回を読んで、泣けた。おいおい泣けた。
最終回に、この話をもってくるところが、彼の誠実さであり、なんだか
他愛もない話だと文句を言いながらも彼の小説を幾編も読んでしまっている、
その理由にもなってる。

吉行淳之介の話のときも思ったけど、こうやって自分の中に大事な物語が
いくつもいくつもしまってあるから、作家をしてるんだろうな。

本人と直接会ったことはないし、付き合ったこともないので本当のところは
分からないけど、こういうのを本当の「誠実」というんだと思う。見習いたい。


・12月22日(日)

ネットスケープの4.0(もちろんβ版)が出たのをインターネットウォッチの
号外で知り、さっそくゲット。1時間弱かかったかな。5.5Mくらいあるのかな。
いやぁ。すごい、すごい。頑張ってる。古い(3.0までの)ネットスケープ
ナビゲータとの整合性なんかが、きちんとしてて、すごく、イイ。うん、イイよ、これ。
やっぱり。マイクロソフトなんかに、負けないでほしいな。いやいや、ホントに。


・12月24日(火)

えっと、今日泊まり明けで。小学校の2学期の終業式の取材に行った。
福岡市立原北小学校。3年2組。みんな可愛かった。うん、うん。
なんか、すごくしあわせな時間だったな。体育館の終業式と、クラスでの、
通知票を渡す時間と。担任の先生も、けっこうノッてたし。
うん、よかった。

ネットスケープの4.0、メールのエディタで、日本語、インライン入力
出来ない! なんかDOS時代を思い出すなぁ。まさか、IME97とか
だったら、インラインで入力できる、つうことは、ないよね。うちはちなみに
ATOK10。

今日、すごい満月。皓々と光ってた。すごいすごい。
なんか、怖いくらい大きな月だった。

あとなにかな。あ、そうだ、今日っていわゆるくりすますいぶ、なんだぁ。
地球上に、この日を一人で過ごしている人って、15億人くらい、いるのかなぁ。
そんなにいないか。ま、私もその一人。‥‥んふっ。

そうそう、今日、NTTから電話の移転の電話がきた。留守電に入ってた。
あと、アート引越センターの段ボール箱が玄関の前に積んであった。ガムテープ
2個つきで。大が10個、小が20個、ってとこかな。

今日はこのくらい。明日は地獄の年賀状書きが控えている。(^^;(^^;(^^;

(追加分)
夜、某H宅(笑)で、水炊きをいただく。初対面の女性が同席してて、すごく
緊張。そのせいで(か?)白波のお湯割りを死ぬほど飲み、1時過ぎまで某H宅で
寝てた。


・12月25日(水)

休み。起きたのは昼過ぎ。といっても午前中、いろいろ事務的な電話が
かかってきて、なんべんも起こされた。‥‥それにしてもNTTという組織は
どうも横の連絡が悪いらしい。具体的には、もう少し怒りがこみ上げたら(笑)
書きましょうかね。

年賀状を約70枚、書いた。とはいっても今年もローソンの手抜き印刷だから
宛名とコメントを少々認めるだけだけど。でもなんか、年賀状っていいよね。

この時期になるといつも「虚礼廃止」とかいって、年賀状はやめよう!とか言う
人がいるけど。もちろん本当の虚礼の賀状なんか、どんどんやめればいいんだけど、
単なる虚礼とはいえないものも、少なからずあるだろう。年賀状がなければ、
そのまま忘れて合って?いってしまうつながりも、あるだろう。出したくない人は
出さなければいいし、もらって嬉しい気持ちを持つ人ならば、自分でも
出すべきだろう。
ねぇ。



 

1996年11月

 

日記

●平成八年

・11月3日(日)

文化の日。昼まで寝ていた。午後になって、のど自慢をラジオで聴きながら、
一念発起して、写真を撮りに出かける。いつもの百道浜。当然、歩いて。
結果としては、何も撮れなかった。なんか、ホームページで写真を皆んなに
見てもらうようになってから、写真撮るのが億劫になってきた、というか、
なんだか構えるようになったような気がする。この被写体はホームページでの
公開に耐えうるだろうか、みたいな。写真を撮ることとホームページに
載せることとは別のことなのにね。

自分の中で、インターネットで写真を公開したこと、
そして世界中から何万という人たちがその写真を見てくれてる
こと、そして大勢の人から激励のメールをもらうこと。
それらのことが、私の写真人生の中であまりに大きいこととして、ある。
変な話、新聞社のカメラマンとして、自分が撮った写真が毎日のように、それこそ、
何十万という人たちに見られている事実がある。
数でいけば圧倒的に仕事の写真の方が多くの人の目に触れている。だけど、
自分の手の中に残る実感というのは、不思議なことかも知れないが
プライベートで撮りためてきた何枚かのささやかな写真たちの方に感じられる。
なぜなのだろう。

こないだ、ニフティの掲示板にモデル募集のメッセージを載せたら、会社の人に
見つかって、いろいろ言われた。ある人には、「女の子の写真なんか撮って、
どうするの?」って。これって、なんだかドキドキするくらいにcoolだ。
なにがcoolかって、「写真撮ってどうするの?」って問いは、なんで
生きてるのか、って質問と同じくらいに意味がない。一言で答えられたら、
写真なんか撮らない。

なんだか楽しくなってきた。昔、これと似たようなことがあった。
僕が女の子の写真を撮りはじめた頃、学生仲間に、やっぱりいろいろ言われた。
変態じゃないか、とか、恥ずかしいからやめろ、とか。
一応、私もいろいろ言い返した。ルノワールとか、ルイス・キャロルとか、
たくさんの人が少女の魅力に取りつかれて、絵や写真などを歴史に残して
いるではないか、とかなんとか。
そしたら一人がこういった。「あれは芸術だろ」。
もう話すことはない、と思った。俺の勝ちだ、と。

だんだん、さつま白波(有名なイモ焼酎)のお湯割り(の酔い)が回ってきた。
あ、そういえば、今、お湯割りを飲んでるこの湯飲みは、霧島に行ったときに買って
きた「薩摩焼き」ではないか! 何という偶然(というかなんというか‥‥)!!

だんだん、疲れてきた。

寝るとするか。


・11月10日(日)

今日。あきたこまちの新米を食べた。うまい!! なんでこんなにうまいんだ、
ってくらいのうまさ。日本人でよかった。いや、ホントに。
こないだまで食べてた「あきたこまち」5kg袋は、なんだか全然
まずかった。近くの安売りスーパーで買ったんだけど。で、よく袋を見てみたら
あきたこまちの含有率も表示してないし(表示してないってことは、違う銘柄の
米が入ってるらしい)、だいたいいつ出来た米かすら書いてない。これじゃあ、
どんなにうちの最新型のIHジャーでも(ちなみに日立製)おいしく
炊けないわけだ。

というわけで、おいしいお米を食べましょう。みなさん。

では。


・11月13日(水)

13日の水曜日。今日、相撲の取材にいく。向こう正面の一番上のカメラ席から
会場全体を見渡していて、いつも思うのは、たくさんの人がこの狭い会場に
ひしめき合っているな、と。いろんな人生を背負った人たちが、いろんな思いを
抱いて、いろんな顔をして、この福岡国際センターに相撲を見に
集ってきているな、と。

それから、砂かぶり(土俵の間近)に座って取り組みと取り組みの間に考える
ことは、力士がまく塩の軌跡。塩の結晶の一粒ひとつぶがすべて、この地球上の
力学の法則に従って放物線を描き、地面に落ちる。その、潔さとか、あきらめ
切れたさまとか、塩の白さとか、そんなことを考える。


・11月14日(木)

ニュースステーションの特集で、ポケベル、個人情報誌。こないだのNHKの
特番とだいたい同んなじ作り。ベル友を雑誌で募集して、ベルにメッセージを
入れ合うだけのコミュニケーションを延々と続ける。電話とか、会ったりとかは
しないことが多い‥‥、という。
ベルだけじゃなく、FAXで手紙をやりとりする、とか、少し幅広く紹介してた
かな。この特集企画の全体を通して、制作を担当したディレクターの真摯な姿勢が
伝わってきた。ある女の子にこんな風に語らせてた。曰く、
ふつうに出来る友達というのは、成り行きというか、たまたま同じクラス
だったとか、偶然による場合が多い。そういう友達は結構いるから、これからは
友達はもっと自分で自発的に求めて、そうして得られる友達が
ほしい、って。(趣意)

これって、すごく積極的な、ポジティブな、前向きな姿勢だと思うよ。ほかの子には
こんな風に言わせてた。‥‥友達はたくさんいるけど、本音で話せる人は、そう
多くない、って。(これも趣意)

この辺に、ディレクターの問題意識の尖鋭さが出ていて、
もしかしたらそれって実は彼(女)自身の問題なのかも知れないけど、すごく、
好感が持てた。単なる興味本位というか、近頃の若者は‥‥的に、キワモノ扱い
してなくて。今の「傷つきたくない」(とされる)若者に対して、すごく温かい
視線を感じた。きちんとした仕事をしてる、といった印象を受けた。

それなのに、だ。久米宏のコメントは、全然、ピントはずれだった。「昔でいう
お見合い結婚だ。知り合ってすぐにドーンって結婚しちゃう‥‥」。
こいつはバカかと思った。真剣にそう思った。出会いは一つのきっかけに過ぎない
のに。最初がどんな風であれ、惹かれ合う二人は一緒になるし、どんなに周りが
気を配っても、どうにもならない組み合わせもあるし。そのへんの、認識の深さが、
彼にはちっとも感じられない。すごく俗物的というか。なんだか、レベルが低いと
いうか。時代を追い切れていないというか。今の社会を見つめようとしていないと
いうか。なんだか、話題にするもの厭なんだけど。それでも一定の社会的な影響力
は持っているのだろうから、無視するわけにもいかない。

それと、小宮悦子もなんだか相づちを打つだけで、どうにも頼りない。アナウンサー
としては有能なのだろうけど、それ以上でも、それ以下でもない。それだけの存在だ。
だからアラファトに平気でテロリストの親分、みたいなことを言っちゃう。

久米宏、そろそろ引退したらいいのに。大橋巨泉みたいに伊豆にでも住んで、
ゴルフでもしてなさい。週刊誌に連載もって適当なことでも書いて。

いやいや。ホントに。ま、テレビ朝日の体質が如実に出てる番組なんでしょう
けどね、あれって。ま、いいけど。


・11月15日(金)

宿直明けで相撲の取材。土俵真下の砂かぶりであぐらかいてたら、眠い眠い。
頭がぼーっとして、取り組みと取り組みの間に、土俵の対角線をでんぐり返しで
転がって向こうまで行ったら、どうなるかな、って考えてた。まぁ、どうなるも
こうなるも、あっという間につまみ出されて、うちの会社、半永久的に取材資格
剥奪みたいになるんだろうな。相撲協会、冗談が通じそうもないし。
生中継のNHKのカメラはちゃんと追ってくれるだろうか。衛星放送とか、ラジオ
日本とかでも、きちんと扱ってくれるかな。オー、クレイジーカメラマン、とか。
APが写真を世界に配信したりして。日本の国技にマスコミが闖入、みたいな。

まあ、そんなことはどうでもいいんだけど。

あ、そうそう、昨日から、『複雑系』読んでる。すごく面白い!! しばらく
うちの机の上で、積ん読状態だったのに。もっと早く読み始めればよかった。
いやいや、もちろん、内容が全部理解できるわけじゃない。たぶん、ほとんど
分かってないんだと思う。でも、サンタフェ研究所の、存在の特異性というか、
なんだかとてつもない研究が始まりつつあるということは、私にでも分かる。
それと、アメリカ(を中心とした欧米)の、アカデミズムの柔軟さ、というか。
「学際」という言葉、知ってます? いろんな学問分野に及んで、ということかな。
その「学際」が当たり前のように、ある。医学部を出てから物理学を学んだり、
経済学に移ったり、みたいな。たこつぼ的じゃあなくて、いろいろなジャンルの
学問を修めて、自分の追求するものを深めてゆくというか。

なんだかすごく憧れる。ほら日本て、何か一つのことをずっとやる人が尊ばれる
でしょ。転がる石には苔がつかない、って悪い意味で使われるし。アメリカじゃあ、
正反対の意味らしいもんね。どんどん新しい人と違ったことにチャレンジしろ、
今まで自分がやってきたことはすべて活かされる、って感じで。

そろそろ私も新しいことでも始めようかな。何がいいかな。

まあそれはそれとして、『複雑系』読み終わったら、すぐにもう一度読み返して
みたい。いやいや、アメリカの懐の深さに恐れ入る思いがする。ホントに。


・11月17日(日)

ビデオ屋の100円レンタルで借りてきた「ブルー」(山本直樹原作)を
見た。ま、高校生のH系のビデオ映画、かな。うーん、主役の女の子が、
可愛かった。AV女優の副業?だと思ってたら、新人、だと。‥‥新人ねぇ。

特に記すことは何もないのだが、気になったこと、一つ。舞台の高校の
名前が確か、「松島北高校」だったと思うんだよね。ドライブのシーンで、
山本譲二の「みちのく一人旅」が掛かってたし。(歌詞に松島が出てくる)
で、主役の男の子が「南へ、東京に向かって‥‥」と言ってたのに、どう
考えても、車の進行方向が逆なのよね。映画では画面左側に海があって、
海沿いの道を画面奥から手前に向かってクルマが走ってる。これって、
変だよなぁ。このまま行くと北海道へ向かっていくことに、なると思う。
だって松島って、宮城県でしょ。太平洋側だもんね。
細かいかな。ま、いいか。なんか、こういうところに目がいってしまうような、
そんな作りの映画だったということだろうか。んんん。


レオン、テレビでやってたから、途中から見ました。音を英語にして。
ちと吹き替えには堪えられなかったから。やっぱりいいですね。うん。
もういっぺん完全版を見に行こうかとも考えてしまった。いい。
それにしても、エンディング、急に切れて、淀川さんが出てきたのには、
びっくりした。うーん、彼もそんな役回りを演じさせられているなぁ。
思わず同情してしまった。余韻もなにもあったものじゃない。ま、いいけど。

サイトウキネンも、NHK教育でやってた。そのへんにあったビデオテープを
デッキに押し込み、録画ボタンを入れた。知らない曲だったけど、すごく
すごく良かった。迫ってくるものがあって。小沢征爾も、超・良かった。
いつか生で見たい、聞きたい。


・11月20日(水)

『複雑系』を読み進めてます。今、全体の6/7って、ところ。ますます、
読み終わったら、最初からもう一度読み返そうという気持ちを強めている。
本当に、21世紀の科学が進む(べき)道筋を先取りしている、そんなことが
記してある、気がする。読みながら、ドキドキしている。

昨日の朝に書いたMEMO。以下列挙。福岡とアジア。金屑のながれ。
短歌と日本酒。スケールメリット、独占と競争。マック=社会主義。

どうでもいいこと。自分のホームページの片隅の「日記」だから書けること。
きのう会社で「シティ情報ふくおか」の最新号をたまたま見ていた。夜中の2時前
頃。ビールを飲みながら。そしたら、巻頭のカラーのページ、西新の街の
紹介のコーナーで、すごく懐かしい笑顔に出会った。弓削亜也子さんていう
大学生。西南学院大学文学部2年生。いやいや、会ったこと一度もないんだけど、
すごい可愛い。「可愛い」という言い方は非常に誤解を招く言い方だな。
そうじゃなくて、私の好み、というか。一緒か。うーん、なんて言ったら
いいのかな、非常にフォトジェニックというか、どうしても写真撮りたいと
感じてしまうというか、私のDNAが「なんとかしろ」と叫んでいると言うべきか。
他人でいたくないと思うというか、彼女に出会うために僕は福岡に来たのかも知れない
というか。

なんか、今はやりのストーカーみたいで嫌なんだけど。でも私は断わられたら
それ以上は絶対にしないもんね。だって、相手が嫌がってるのに、しつこくするのは
こっちも嫌でしょう。私ぢつは結構プライド高いし。あっはっはは。
笑ってる場合じゃない。

というわけで、超・可愛い女の子、弓削亜也子ちゃんの写真を見たい人は
シティ情報ふくおかを買って下さい。早くしないと次号が出てしまいますよん。
彼女の写真を見た人は、感想を寄せて下さい。いやいや、ホントに可愛いんだから。
生きてるのが厭になるくらい。って言い方は、語弊があるかな。どうかな。


・11月21日(木)

ビデオで「きらきらひかる」を見た。うん、良かったよ。よかった。
松岡錠司監督。原作は江國香織。松岡錠司監督の実力は「バタアシ金魚」で
いやというほど、知らされているし、ずっと前に読んだ原作も、すごく爽やかな
読後感をもったことを覚えていたので、安心して?見ることが出来た。
「バタアシ金魚」で見慣れた場所が、何カ所か出てきてた。私の見間違いで
なければ。カオルがトレーニングで走ってた道路、黄色いナトリウム灯に
照らされた。それから、ソノコが歩いたシロツメクサの草原。松岡監督は
郊外の何となくポカーンとした空間が好きみたいだな。この映画も、
きっと、八王子とか多摩のへんで撮られたものなのだろう。京王電鉄が
「協力」にあげられてたし。あ、それと、トヨタ自動車も。
ウインダム、だっけ。あるでしょ。トヨタのクルマで。あれが映画のなかで
何度も何度もしつこく出てくる。‥‥と私は思ってしまったのだけれど。
医師である夫(豊川悦司)のクルマとして。いかにも、って感じはするけどね。
アッパーミドルクラス、っていうの?よく分かんないけど、若くて
エラソーな人が乗りたがる車だよね。ま、私は絶対乗りたくないタイプの
クルマだけど。そんなことはどうでもいい、ぢつは。

「バタアシ金魚」で見た、役者が何人か、出てた。うれしかった。
カオルの筒井道隆以外にも、プーの土屋久美子がかなり重要な役をもらってた。
うん、彼女、いい味だしてた。それから、気がつかなかったのだけれど、
リリコの大寶智子も出てたみたい。えー、気がつかないくらい、ちょい役かぁ。
結構、バタアシ金魚の彼女、好きだったんだけどな。黒沢明の
「八月のラプソディ」だっけ?にも出てたよね。


・11月22日(金)

今日、晩ご飯を食べるのにテレビをつけた。NHKは時代劇だったので、
教育テレビにしてたら、健康番組。民放のうるさいバラエティやクイズより
いいか、という程度で新聞読みながら見てたら、斉藤英津子さんが、出てた。
驚いた。どうして、NHK教育に今さら出てるの??と思った。

話せば長くなるが、この人、何年か前に土・日のNHKの夜の
スポーツニュース番組に出てた。草野さんの前だと思うけど。なんだか
すごく親しみやすくて、感じが良くて、可愛らしくて、でもって仕事も
よく出来そうで、一生懸命さが伝わってきて、NHKにもこんな女性アナが
いるんだなぁ、といっぺんでファンになった。彼女の顔を、話してる姿を
ずっと見ていたくて、何度か番組をビデオに録画したりしてた。

しばらくして彼女の姿が見えなくなった。きっと転勤で、地方局にでも
飛ばされてしまったのだろう。あの若さで東京で全中(全国放送)の番組を
長く続けるのは、やっぱり組織上の力学もあって、ちと難しいんだろうな、
なんて、そんな風に納得してた。今ごろ彼女はどこかの地方の夕方のローカル
ニュースなんかを読んだり、県内を取材で回ったりしてるんだろうな、と。

しばらくした、ある日、フジテレビのスポーツニュース番組を見ていて、
それこそ、目が点になった。あの愛しの斉藤奈津子が、出てるではないか!
そうか。彼女、NHKを辞めて、フリーになったのか。そんな風に勝手に決めつけて
彼女の姿を懐かしく見てた。彼女の役どころは、メインの男女のアナウンサの
横でいろいろリポートをする準メイン(サブ?)だった。そうか、NHKを
飛び出してフリーになったものの、彼女もいろいろ苦労してるんだな、こんな
ぱっとしないフジテレビのアナのサブやらされてるなんて‥‥、と人生の悲哀を彼女の
笑顔に感じていた。あんまりにも悲しいし、もともとフジテレビは好きじゃないので、
それ以来彼女の姿を見ることはなかった。

で、今日。ほとんど1年ぶりくらいで彼女の姿をブラウン管の中に見つけた。
それもNHK教育。まさかNHKに復帰したなんて、ちょっと考えられない。

そう思って、EasySerch(インターネット上の検索サイト。知らない人は
Yahooで探してね)に当たってみた。そしたらちゃんと引っかかった。

なんだ、この人アナウンサじゃなくて、タレントだったのね。
所属:三桂 関口宏 事務所だって。関口宏の事務所にいるのか。うーん。
学歴:早稲田大学第一文学部卒だって。1970年7月8日生まれだと。私が
67年の生まれで1浪して大学に入り1留して卒業したから、きっと2、3年は
同じキャンパスにいたのね。何か不思議な感慨‥‥。そうそう、大分出身
だったよね。NHKのスポーツニュース番組で、男性アナが言ってた。
「えっちゃんは大分出身だったよね‥‥」。「えっちゃん」てあんた、
そんなに仲がいいのか、このヤロー、なんて怒りを覚えたことを、
懐かしく思い出す。身長155cm。そんなもんだろうね。うんうん。体型は
B80W56H85。‥‥ノーコメント。TBS「サンデーモーニング」にも
出ていたらしい。
なんだか全然日記じゃないが、とにかく斉藤英津子さんには
頑張ってほしい。うむ。

『きらきらひかる』(江國香織著、新潮社刊)を読み返している。
ああ、これだこれ、何年か前にこの文章を読んで、ずいぶんと楽しかった
ことを思い出した。気が利いた表現に笑ってたら、その上に鉛筆で書いた、
小さな丸に気づいた。むかし私が読んだときにつけたものらしい。なんだか
苦笑してしまった。この人の作品、それきりになってしまったんだけど、
いやいや、あと何冊か、読んでみよう。きっと期待に応えてくれるでしょう。

どうも私は彼女のように、理知的で透明感があって、清潔で、ユーモアがあり、
人間が幸せになっていく小説を書く人の作品が好きみたい。池澤夏樹、
宮本輝、彼らもそうだ。

まだ、『きらきらひかる』は5分の2くらいしか読み終えていないんだけど、
なんかため息。原作の方が、映画より、ずっといい。とはいっても、そもそも、
映画と、もとになった小説の出来を、比べることの意味、必要、是非については、
キチンと自分の中で、整理できている訳ではない。ただ、小説を映画に
「移しかえる」ことの難しさを強く感じた。映画を見たときには、
結構いい映画じゃないの‥‥、と思ったけど、原作を読み返したら、
典型的な日本映画の駄作に思えてきた。原作の透明感、清潔感、ユーモア、
それとイノセンス(無垢なさま)、端正な文章表現。それらが全然伝わって
こない。悪いけど。映画のシーンを思い返してみる。みんな、そんなに
悪くなかったよ。豊川悦司も薬師丸ひろこも、筒井道隆も。
うん、悪くなかった。でも、結果として(ということになる)原作の
あの表現世界にぜんぜん肉薄できてなかった。

なぜなのだろう。

一方で、小説と、それをもとにして作られた映画は全く別物なのだから、
比較すること自体がナンセンスだ、という論議がある。

でも、それは違うんじゃない?と言いたい。

前にこのへんのことを考えたのが、「伽耶子のために」(「耶」の字はホントは
ニンベンつき)という映画を見て、そのあとで原作を読んだときだった。
僕は映画の方がずっといい、と思ってしまったのだけれども、あの
本多勝一が、映画は安っぽい恋愛話に堕している(趣意。違ってたら
訂正しお詫びする予定)とエッセイで書いてて、ああ、厳しく言えば
そうなのかな、とほんの少しは納得しながらも釈然としない気分になったのを
覚えている。

もっと自分が見た映画、読んだ小説について、誰かと話し合いたい。
誰かに自分の意見を聞いてほしい。自分とは違うひとの意見を、神妙な
顔をして聞いてみたい。この一点で、パソ通、インターネットのこの世に
存在する意義がある、というもんだ。いや、ホントに。

IIJの吉村さん、辞めたんだ。知らなかった。西南(学院大学)に
講義に来てるのも、ちっとも知らなかった。それと、結婚したのですね。
おめでとうございます。2度目だそうですが。(^^;(^^;(^^;(^^;
近所のファミリーマートでさつま白波一升紙パックと一緒に買った、
NET Liveとかいう雑誌のインタビュー記事で知った。いいなこの人。


・11月×日

こないだ行った、東京の話を書く。

時間に余裕を持ちすぎて昼過ぎの飛行機に乗って羽田に着く。
友達とは5時に市ヶ谷で待ち合わせ。どうしよう3時間も、時間が
空いてる。どうしよう。

仕方がないから、困ったときの秋葉原。LAOXのコンピューター館。
ものを買うところじゃない(と思う)けど、うーん、福岡じゃあ、考えられない
品揃え。何か、嬉しくなってしまう。
NECの新しいTAや、レーザープリンタや、FAXソフトがほしいので、
いろいろ見た。

そのあと、TWOTOPのビルへ。なんか、いいねぇ。初めて行ったんだけど、
5Fのマザーボードコーナーなんて、DOS/V大好き人間の聖地みたいなところ
ですね。ホントに。マザーボードを買ってる人なんて、初めて見た。すごいすごい。
ほかの階も一通り見た。なんにも買う予定なかったのに、あの空間にいると、
何かを買わなくてはいけない衝動に駆られる。そうだねぇ、12倍速ATAPIの
CD-ROM(今は4倍)とか、新しいグラフィックボード(今はstealth
64 VRAM)とか、メモリ(今は48M)とか。ほしいもの、キリがない。
でもなんにも買わなかった。えらいっ。‥‥お金がないの。

そのあと、sofmapのシカゴ館へ行った。ここも広くて、ぶらぶらするのに、
ちょうどいい。いいなぁ、東京に住んでる人は、こういうところに毎週でも
来れるんだなぁ。いいなぁ。ここでは、うーん、ゲームコーナーでH系の
CD-ROMを眺めてた。高いなぁ。高いよ。高い‥‥。
それから、ネクストコムの新しいTAがあった。いくらだったっけ。
最初はこっちをねらってたんだけど、すっかりNECの新製品に決めてしまった。
BACPに対応するって話だし。アナログポート3つだし。停電対応だし。
αLCR対応らしいし。長く使えそう。遊べそう。

まだ約束の時間まではずいぶんある。仕方がないから、お茶の水に向かって、
歩き出した。じつはお茶の水は、私が浪人時代を過ごした、思い出の街なのだ。
日立のビルの横の坂をふーふー言いながらのぼった、駅で電車を待つ人たちを
眺めながら。駅前に来ると、人の多さにびっくり。ずんずん歩き、お茶の水駅を
過ぎて、水道橋まで歩く決意。通ってた予備校の周りにもおしゃれな飲食店なんかが
たくさん出来てて、なんか、街全体があか抜けた感じ。うーん、考えてみれば私が
浪人生活を送ってた頃から、なんだかんだでもう10年近くがたっているんだ。
はぁ。時がたつのはなんと早いのだろう。

水道橋の駅の立ち食いそば屋で肉うどんを食べる。濃い色のつゆを見たときには、
ちょっと自虐的な気分になったが、味はそんなに悪くなかった。ま、うまいという
ほどではないが。やっぱりうどんは牧のうどんだよな。(分からない人はメール)

市ヶ谷に着いて、少し早いかなと思いながら、約束の店へ。地下鉄へ降りる
階段を、女子高生がすごい勢いで飛び跳ねて、降りていった。‥‥パンツ
丸見えだった。パンチラなんてもんじゃない。でもなんか、ぜんぜん嬉しく
なかったぞ。なぜだろう。なぜなんだろうね。

どうも、今日はあまり筆が進まない。なんででしょ。心なしか、キーボートの
キータッチもいつもと比べて若干重いような‥‥。そんな訳ないんだけど。

疲れてるのかな。寝ましょかね。


 

1996年10月

●平成八年

・10月×日

映画「息子の告発」を見た。ビデオで。見た人いるかな。父親を殺した自分の母親を
殺人罪で告発する息子の物語。一応、対立概念としては「親子の情」と「正義」
みたいな感じになるのだろうけど、それだけじゃないな。
女の、いや人間の業とでもいうべきものを扱おうと試みている映画ですね。
映画の出来は、いいか悪いか、分からない。本当に分からない。思わず、
自分の身近で、この映画を見た人を探してしまった。誰もいなかった。
もしいたらメールください。

書き忘れてた本の感想。『イノセント ワールド』と『医学生』。
『イノセント‥‥』は、もういいよ、って感じ。少しの共感も持てず、
楽しめも出来なかった。この小説のような少女たちが現実に存在して
いるのだろうということは、存在に難くないのだけれど、わたしがその
ことに関して、どのようにcommitしていけばよいのか分からない。

『医学生』は、タイトルどおり、国立大学の新設の医学部に入学した
4人の学生の姿を時間を追って描いている。淡々としている。ま、いろいろ
事件もないこともないのだけれど、皆んな成長して今はお医者さんになってる
という話。小説としての完成度といったら、どうなんでしょ。作者は本当の
医者なんだそうだ。まあ、そうなんだろうな。そして、なんと芥川賞作家だ
そうだ。これはびっくり、‥‥なんて、失礼かな。

そうそう、小説の内容で一つ驚いたのは、この小説に描かれている何十年も
前から、末期ガンの患者に対して「安楽死」治療が施されていたということ。
それを作者は「人間的である」と評しているということ。
このことの直接的な是非はともかくとして、こないだ事件になってた京都の
病院の事例とは、全然違う問題なのかなぁ。それとも医療現場では、安楽死
治療など、当然のことなの?


・10月5日(土)

仕事で鹿児島へ。陸上の全国大会。棒高跳びの記録係を担当していた
鹿児島大学陸上部の女の子が、可愛かった。
西原安希さん。確か、そんな名前。もしコレを見たら、メールください。
こんど写真撮りに行きます。安希って書いて「あき」って読むのかな。
イイ名前だな。うん。


・10月9日(水)

昨日、仕事で外にいた。雨が降っていた。すぐそばに、目が覚めるような赤い
布の傘を差している女性が立っており。その布の傘は撥水加工をしてあるようで、
次から次へと降ってくる雨をはじいては流していた。それをじっと見ていた。
ああ、と思った。いつまでも仕事に、会社員であることに馴染めない自分を思った。
そのすぐあとで、雨がわたしなのだろうか、それとも、
傘が私? どちらがはじかれているのだろう。
そんなことを考えた。


・10月10日(木)

岩井俊二監督「LOVE LETTER」を借りて見た。
皆んなが、すごくイイ、イイっていうから、借りてみた。
‥‥イイか??
なんか、「スワロウテイル」をみたときにも感じたんだけど、なんだか、
この人の作品て、一本筋が通ってないというか、いや、ストーリー展開は
勿論しっかりあるし、一つひとつのエピソードも素敵なんだけど、
見終わったあと、何か残るものが少ないというか。そんな気がする。
どうでしょ。

↑なんだかとりつく島もない、といった書き方になったかいな。
あとで岩井俊二監督の熱烈なファンに責められると困るから。

好みの問題でしょう。‥‥多分。私は映画というものは中身が第一で、
映像は二の次だと思ってますから。

ん? ますます誤解を生む書き方だな。いやいや、ホント、好き嫌いの
問題ですよ。ちなみに、私が今まで好きな映画は、「芙蓉鎮」とか、
「レオン」とか、「伽耶子のために」(「耶」の字はホントはニンベンつき)
とか。あとなんだろ。あ、「バタアシ金魚」!!!


・10月13日(日)

会社に持っていく本を捜してたら、ちょうどいいのがあった。読みかけだった
『ジェファーソンの死』。原題は"A Lesson Before Dying"。
テーマの割に、文章が淡々としていて、あんまりのめり込めなかったけど、
やはり最後の方の、二人の感情のやりとりは良かった。ただ、ジェファーソンの
書いたノートの文章は、『アルジャーノンに花束を』を思い出してしまったが。


・10月14日(月)

天神にオープンしたZ-SIDEの本屋で、ほしかった本を何冊か買う。
レジにカゴがあるのが、助かる。何冊も本を手に抱えて別の本を捜すのは
どうも具合が悪いから。

話題になってた『複雑系』と、『アーレントとハイデガー』を購入。
捜してた『イエスとは誰か』『闇に消えた怪人』『石川啄木と朝日新聞』は
見つからなかった。うーん、残念。
丸善のホームページで申し込んでおこうか。

今日は夜中に、ある作文の締切があり。あわてて仕上げたけど、締切の12時を
過ぎてしまった。メールは送ったけど、受け付けてもらえるだろうか。うーん。
ま、ダメだったら、また頑張ろう。


・10月24日(木)


「レオン 完全版」を見た。KBC北天神。今日、会社が休みだったので、
昼過ぎまで寝てて、確か2時55分からだったから、と思って、始まる1時間くらい
前に家を出て。近所の、藤崎バスセンターまで歩いて。百道と都市高速を通って
天神に出るバスが気に入ってるから、それに乗ろうと思って待ってた。
けっこう本数があるので、意外に早く目的のバスはやってきた。

那の津口だっけ、KBCを少し過ぎたところでバスを降り。で、映画館の前まで
いって時間を見たら、次の回は15:55からと書いてあり。うそぉ、14:55の
間違いじゃあないの? これから1時間半も、どこで時間をつぶせばいいのだ??
と打ちひしがれてしまったのだけれど、ま、仕方がない、何とかしよう、と思い。
いくつかの銀行、具体的には福岡シティ銀行と三和銀行に行って、お金の振り込みを
済ませ、そのあとイムズの丸善で写真集をながめ、そのあと、ビブレの紀伊国屋に
行き、またもや写真集コーナーへ。飯沢耕太郎さんが編集した『東京写真』と、
日比野宏著『エイジアン ガール』を購入。『東京写真』の方は、けっこう有名で
ま、いつか買おうと思ってた。牛腸(牛腸茂雄)の『見慣れた街の中で』の
カラー写真も何枚か入ってるし。『エイジアン ガール』の方は、完全に
衝動買い。一見なんてことはない写真が何十葉か収められていて。でもよく考えたら
この「なんてことはない」笑顔を(数多く)集めるということは、ある意味で
至難の業であり。うん。私が目指しているものと実は軌を一にしており。
気持ちの良い写真集ですね。ちっとも話題にのぼった記憶がないのですが。

でもやっぱり、アジアを旅したいよね。どこへ行っても誰かの後追いになることは
分かってるんだけど。でも、何かを成すために行くのではなくて、自分を作るため
に欠くことの出来ない旅であるというか。最低、一年に一度、一ヶ月くらい、そんな
ペースで旅したいよね。そうでなければ、早晩、煮詰まるよ。他の人はどうか、
知らないけど、少なくとも私はそう。ほら、飽きっぽいから。愛は永遠だけど。

で、やっと、「レオン 完全版」。良かったです。もう少し細かいことをいえば、
最初からこっちを見たかったな、って感じ。付け加えられた22分以外は当然に、
一度見た映像が続くわけで。飽きっぽい私としては、ちと長いなぁ、なんて
不遜なことを思ってしまった。ごめんなさい。ベッソン監督。

でも、興行的にいえば、アメリカでの成功を考えれば、最初に公開されたので
行くしかなかったんだろうね。マチルダがレオンに迫るシーンも許されなかった
というし。それでも、完全版を公開にこぎつけてしまう監督の執念に喝采を
送りたい。物を作る者として、見習うべき大事な点だと、しみじみ思う。
ホントに。


・10月26日(土)

弥生ちゃんにもらった『オレンジの壺』(宮本輝著)を
読んでる。今、下巻の2/5くらい。実はコレって、昔私上巻を買って、少し
読んだ。でもすごくつまんなくて、数十ページ(ホントは十数ページ)で、
読むのやめた。今回は何とか続いてる。でもね、昔の輝さんの小説、錦繍とか、
優駿とか、道頓堀川とか避暑地の猫とか、青が散るとか、あの辺の小説の、
きらめきを感じることが出来ないのは、なぜだろう。私が彼の「成熟」について
ゆけないのか、それとも別の理由があるのか。

今日中に読み終わる予定。
キチンとした読後感は、また後日。


・10月27日(日)

夜中に読み終わりました、『オレンジの壺』。んんん、結論からいうと、イマイチ。
何でかなぁ。輝さんのほかの、よすぎる作品と比べてしまうから? でも、そりゃあ、
比べるよね。だって、感動したくて読んでるんだから。

どうも、主人公の女性が、あまり魅力的に思えない。外国に行って、登場人物が
不必要に多くて、一人ひとりの人物像が全然見えてこず、感情移入が出来ない。
設定が、「お金持ち暇だから旅してみました」系で、ついてゆけない。すぐ
軽井沢とか出てきちゃうし。全然、物語に必然性が感じられない。エジプトとか。
ストーリー(というか、種明かし?)が凝りすぎてて、面白くない。

ちと、酷評しすぎましたけど、でも本当のことだから仕方がない。
クラッシイとかいう雑誌に連載されてたらしい。何年間にもわたって。
うわぁ、最初から最後まで読んでた読者っているのかなぁ。コレ連載終える
までに、どれだけの収入になるのだろう。なんか、どーでもいいけど。
それにしても、期待を裏切られた辛さは、けっこう重いゾ。>輝さま。

何か文句ある人いる? いないよねっ。


・10月29日(火)

ちと友達に会いに東京へ行って来ました。地下鉄の駅なんかで、どうしても
目がいってしまうのが、女子高生の足もと! 今話題沸騰中の(ホントか?)
ルーズソックス!! でもあれって、僕が女子高生だったら何かだらだらしてて
あんまり穿きたくないだろうなぁ。あれって一番上をソックタッチかなんかで
止めるんでしょ。ソックタッチも何んか薬品ぽくて、出来れば足には塗りたくないし。

そんなことはどうでもいいんだけど。

行き帰りの飛行機の中で(ホントは「行き」だけだけど)、こないだ買った
『石川啄木と朝日新聞』を読んでた。(太田愛人著 恒文社刊)
コレって副題がついてる。曰く、~編集長佐藤北江をめぐる人々~。
実は著者はホントは東京朝日新聞の編集長をしていた佐藤北江のことを
書きたかった。悪くいえば、啄木はダシに使われたきらいがないこともない。
具体的にこの事実を証明しようと思う。本文215ページの中で、啄木の
ことを中心に書かれた部分は79ページ。Windows95付属の電卓で
計算したところ、これは本文全体の36.7%に相当する。タイトルのわりには
あまりに少ないと言わざるを得ない。では、このほかには
何が書いてあるかというと、副題にある、佐藤北江のこと。第四章から順に、
北江の来歴、めさまし新聞から東京朝日へ、北江の活躍、北江の死、と続く。

なんだか釈然としないなぁ。著者が佐藤北江の人生を世に知らしめたい、と
考える気持ちは分からないでもない。本文中、何度もあらわれるように、
佐藤北江との出会いがなければ、啄木は歌人として成功しなかったであろうし、
彼の名が世に知れ渡ることもなかっただろう。それはよく分かる。

また、エピローグ--あとがきに代えて--として記された(ところで、エピローグと
あとがきはどう違うのでしょう)文章の中で、佐藤北江の功績について触れた、
司馬遼太郎さんの「徳」と題した随筆が紹介されている。佐藤北江という人は
本当に、埋もれさせてしまうのは惜しい人物だということが強く伝わる。

だからこそ、だ。『石川啄木と朝日新聞』というタイトルは避けるべきだったのでは
ないか。佐藤北江のことを書くのだったら、それを堂々と題名にすべきだ。
羊頭狗肉などとは言いたくないが、読み終わってからの、後味の悪さは、
如何ともしがたい。だいいち、この書籍のもとになった、朝日新聞岩手版連載の
タイトルは「新聞人佐藤北江」だったそうではないか。

多分、『石川啄木と朝日新聞』という題名は、出版社のこざかしい編集者の
入れ知恵だろう。石川啄木の名前を謳えば、部数倍増は間違いないからだ。
著者も内心忸怩たるものがあったかもしれない。でも、多くの読者の目に触れる
ことが先決と考えて、自分を納得させたのかも知れない。

いずれにしても、本のタイトルは、内容に即したものが好ましい。
そうでないと、NIFTYの一般掲示板のように、どぎついタイトルに惹かれて
本文を表示させ、見出しと中身のあまりの違いに辟易し、まただまされて、との
思いを強くし、読者である我々の中に、免疫が出来てしまうかのような結果になる。

そういうことで、以後よろしく。(何がだ、の声 若干あり)