だれもせめるきにならない

明日から、あ、もう今日からか、停電が始まるみたいだね。

なんか、うまくいえないけど、誰も責める気にならないんだよね。
東京電力とか、政府とか、あとなに、太平洋プレートとか、地球とか。

恬淡とした気持ち、といえばいいのか。

ジタバタするなよ、世紀末がくるぜ、ってシブがき隊は歌ったけど、
もう新しい世紀が始まって11年もたつけど、じたばたしても、始まらない。

なんだっけ。4100(単位)必要な電力が、3100(単位)しか確保できない
んでしょ。東京電力管内で。

仕方ないじゃん。原発いくつも止まっちゃったんだから。
いままで我々は、意識するとしないとにかかわらず、この老朽化した
福島の原発に、頼りっきりだったわけなんだからさ。

すべてのことが、いま、問い直されているのだと思う。

誤解を怖れずに言うと、今回のことで、いちばん思ったのが、

祈れるっていいな、とくに、人のために祈ることができるというのは
どれだけ素晴らしいことだろう、と思った。

絶望的なときは、祈るしか、ないんだよ。そう、祈るしかないんだ。
命がけで、心の底から、祈ることができるかどうか、それがすべてだ。