11月28日(金) フエ(ベトナム)

ベトナムの古都、フエに着きました。

フエといえば、日本の皆様には、森永チョコボールのテレビCMが撮影された地として
記憶に新しいのではないでしょうか。

とんねるずが王宮貴族のかっこをして踊りまくるCMを、僕も
昨日のことのように覚えています。

そんなことは本当にどうでもいいのですが。

フエの、僕の今いるホテル、ホントに居心地いいです! ハノイのファンタイの20倍くらいは
いいですね。場所は、フエのファングーラオといわれる、小さな路地のいちばん奥、左側です。
難点は、フロントの人たちが、日本語上手すぎることでしょうか。なんだか、旅先では極力、
ひとと日本語で話したくない、と思うのは、僕だけかしら?(笑)

まぁ、それはそれとして。

明日の朝、ホイアンに向けて出発しようかと思っていましたが、明後日の朝に変更することに
しました。それほど、居心地がいいです。ここ。たまった洗濯物も洗って、ゆっくり乾かすことに
いたしましょう。

さっきまで、王宮跡を見に行ってました。フエに着いたのが9時、ホテルには10時前に辿り着き
ましたが、部屋が空くまで時間が掛かる、ということで、荷物を預けて、旧市街へ向かいました。
フォーン川にかかるチャンティエン橋を渡って。この橋、非常に怖いです。真ん中がクルマ&バイク
自転車の通る道になっていて、その両側に歩行者用の通路があります。でもすごく細くて、いまにも
川にすいこまれそうです。

王宮跡に着いて、入り口で55000ドン(400円くらい?)を払って、中に入りました。
広いです。すごくすごく。模型を見てみると、この空間に、びっしりと建物が建てられていたとか。
ハノイで読んだ日本語の雑誌に、阮(グエン)王朝の、なんとかっていう殿様には、お妃が500人?
だか、いたとか。うらやましいですね。そのお妃たちは、どのへんの建物に住んでいたのでしょうか。

残された建物は、ほんのわずかです。ほかの建物はどうしちゃったのかな?と思ったのですが、
よく考えたら、戦争で徹底的に破壊された、とか。いうまでもないことですけど、ホント戦争って
愚かですよね。いうまでもないことですけど。勝手に人の国にやってきて、爆弾を落としていくなよな、
ったく。

なんの話でしたっけ。あ、そうそう。王宮跡に佇んで、ベトナムの古き王朝におもいをはせていた、
というところまで、お話ししましたね。

いきなりですが、王って、どうやったらなれるんでしょうか? たとえば、僕がいま、王様になるとしたら
まず最初に、なにから始めるべきでしょう? 鼻の整形? OS開発? あるいは自分ちの地面を掘るとか?
どれも大変そうなので、やめておきます。お妃、500人もいらないし。ひとりでいいや。とってもすてきな
女の子がひとりいたら、その娘を死ぬまで愛し続けますわ。(照)

なんの話でしたっけ。そうそう、フエのビールは、HUDA。なんか、ハノイのハリダに、ちょっと
ノリが似てますよね。フエって、FUEじゃなくて、綴り、HUE、なんですよね。

あ、そうそう。書こうと思ってたんだけど、フエの女の子たちって、なんかねぇ、顔だちが、
ちょっとだけ、ラオスの娘たちに、似てる気がする。近いから、そんなふうに見えるのかな。
あ、でも、似てると思う。なんか、ちょっと丸顔で、それが、クメールっぽい丸顔でね、で、
いなかっぽいっていうか、へんに洗練されてない、のんびりしてる、尖ってない、そんな感じ。
だれか同意してくれないかな。いますぐは、無理か。(笑)

フエから、ビエンチャン行きのバスが、出てるんですよ。
でも、ベトナムビザをおじゃんにしてまで、ビエンチャンに戻ったって
始まらないですよね。多分、死ぬまでに僕は、ビエンチャンにあと10回は、
いや10回以上は、行くことになると思いますから。ラオスの首都ですからね。
非常に、重要です。ある意味、インドシナの要、ともいえるかもしれません。

なんの話でしたっけ。そうだ、洗剤がもう、切れてるんですよね。
買ってこないと。旅に出ると、自分の汚した洋服は自分で洗わないといけないので
けっこうたいへん。でも、そうやって自分のことを自分ですることで、ふだん母ちゃんに
どれだけ仕事を押しつけてるか、っていうことが身に染みて分かるので、それはそれで、
いいかな、と思ってる。えらいでしょ? えらくないか。(笑) ふつうだよね。

今日のこのあとの予定ですけど、3時半頃、いや4時頃かな、ホテルを出て、フォーン川に
かかる、もうひとつの橋、フースアン橋へ、撮影に出かけるつもりです。ちょうど夕方、
夕陽に照らされながら、大勢の人たちが帰路に着く、そのくらいの時間。

あ、ハノイではほとんど見かけなかったアオザイを、ここフエでは、ちょくちょく見かけます。
学生さんの制服として。でも、秋なので、ちょっと冷えるんでしょう、みんな上に何か、
羽織ってるんですよ。どう思います? 白いアオザイの上に、なにか羽織るなんて、かなり
背信行為ですよね。何に対する背信行為かは、この際おいておいて。

すこし休みます。昨日から今日にかけての、画像の整理も、まだ終わってないので。

いま夜です。8時半。NHKの衛星放送で10時のニュースを見ながら
書いてます。

昨日の7時にハノイを出て、夜行バスで今朝の9時にフエに着いたのですが、
うとうとしてる以外の時間は、ずっと窓の外を、ベトナムの景色を見てました。
この国が永久に平和でありますように。この国の人たちが、自分の生まれてきた使命を
存分に発揮して、最高の人生を歩めるように、って。

今朝、国道1号線を行きながら、道沿いの家々を、見てました。
ところどころ「徳」と書かれた看板のようなものを、見かけました。

たぶんこれは、この家には徳さんという名の男性が住んでいる、ということの表明ではなく、
徳を大切にしよう、という気持ちの表れではないかと思います。

考えてみると、この「徳」、簡単なようで、持つのはとても、難しいですよね。
まぁ、でも、難しいからこそ、あえて一文字、掲げているわけでもあるわけで。

ほら、健全な肉体に健全な精神が宿る、っていう言葉、ホントは、願望。

健全な肉体に健全な精神が宿ればいいんだけどな、

っていうのがホントなんですよね。

現代社会の、国際問題をみても、よくわかりますよね。

ほら、世界でいまいちばん強い国、「徳」なんかこれっぽっちも、備えてないでしょ。(笑)

あの国が、ほんの少しでも、徳というものを備えていれば、世界はもっともっと
住みやすくなるような気がしますが。どんなもんでしょ。

以前、人生の師匠が、こんなことを教えてくれました。

ある韓国の政治家が、こういうことをおっしゃったそうです。

私は我が国が、世界でいちばん強い国になることは望まない。
我が国が、世界でいちばん美しい国になることを望む。

って。すごいですよね。

明日は午前中、旧市街の博物館や街を歩いて、午後からは今日のリベンジで
橋の上に再度立ち、夕陽に照らされた人たちの写真を、たくさん撮る予定です。
今日は、その頃、曇って、ちょっと写真になりづらかったんです。

そうして、明後日の朝、いよいよホイアンに向けて、出発します。

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