11月27日(木) ハノイ(ベトナム)

ハノイ最後の朝。
いま7時8分。朝焼けの街を6Fの部屋から撮ろうと思って5時半に目覚ましをかけたのだが、
今日もどんよりとした曇り空。

なんか今日も寝つかれなかったな。ベッドが合わないのかもしれないけど。

今日もちょっと写真を撮りに出かけるほかは、ホテルでだらだらすごそうと思います。

体調は完全復活。すごいね、人間の体って。ちょっと試しに、試運転をしてみようかと
思っています。え? あ、もちろん肝臓の試運転。(x x)☆\バキッ

写真家のFさんが、冬のハノイは写真が撮れない!っておっしゃっていたような気が
しますが、ホントにそうですね。太陽の光が、ホントに、なかなか、現れてくれない。

あ、おいしい。一口めがいちばんおいしいですよね。(^^)
肝臓に届くまでに、どのくらいの量が必要なんだろうか。

まぁ、それはそれとして。

今日、ひとつ書こうと思っていたこと。Joiとはまったく関係ないのですが、
いや、すこしは関係あるかもしれませんが、なんでわたしが会社を辞めようと思ったか、
そのひとつのキッカケについて、書こうと思います。

あるとき、上司と会社のそばを歩いていて、えっとたしか、帰宅の途中だったと思いますが
上司がこんなことを言うんですね。

おまえは前の編集部を追われてきたんだから、この会社で出世するのは絶対に無理だぞ。

具体的な言葉は違っていたと思いますが、まぁ、こんなニュアンスのことを。

そのとき、僕は思いました。へぇ、なるほど、そうなんだ。

僕は良くも悪くも世間知らずというか、人はみんな善人だと思って生きてるんです。
見ればわかると思いますが。(笑) だから、簡単に人を信じるし、すぐに相手の
近く、ふところのなかに飛び込んでいってしまう。それが一部の人には、ウケがいいし
大部分の人には、ナニコノヒト?って、警戒される。あるいは不思議がられる。
自分でも分かってはいるんですけどね。でも、人間って、自分の性癖を、そうそう簡単に
変えられないですよね。まぁ、持ち味ということで、広角レンズをつけて、被写体に
ぐぐっと寄っていくことでしか、自分を活かせない男ということでお許しを。(笑)

なんの話でしたっけ。そうそう。
その上司の話をきいて、分かったんですね。

ああ、なるほど。そういうことか。

別に僕は会社で出世したいとか、エラクなりたいとかは、これっぽっちも
思わないんですね。ただ、エラクなることと、給料があがることは、サラリーマン社会においては
ほぼ同義ですから、エラクなれないということは、今後も給料が上がる見込みはない、という
ことで。それは困る。あんまり書くと、アレがアレなんで、アレですけど、会社を辞める直前、
僕が貰っていた給料、その少なくとも1.5倍は、仕事をしていたつもりなんですけどね。
質量ともに。とくに、質かな。でもそれが、前の編集部でゴタゴタがあったから、という理由で
アレがアレだとしたら、ソレはアレですよね。

って、何を書いてるのか、さっぱり分かりませんが。
ハノイの曇り空が、きっと悪いんですよ。きっとね。

あ、この会社でこのあとどんなに頑張っても、給料あがんないんだ。
それは、ちょっと、やってられないや。

そう思いました。

僕もサパ近郊の村々に暮らす少数民族の方々と同様、21世紀の地球、市場経済に身を置いている
都合上、どんなに頑張っても給料が上がらないというのは、困るんですね。ソ連の公務員じゃある
まいし、悪平等よりも、実力に応じた賃金配分というのが、この世の正しい姿だと思うので。

なんの話でしたっけ。

あ、でも、このJoi -Journey of Indochina、に出かけたい、っていう
思いも、すごくすごく強くて。この時期しか、考えられなかったんですね。2003年の年末、
11月9日の翌日の11月10日、出発。それを考えて、冷静に逆算しましたよ。どのくらい
前から計画してたかなぁ。3、4か月は、なんつーか、手ぐすね引く、っていう感じですか。

まぁ、いいや。

何を書きたかったんでしたっけ。

あ、そうそう。会社組織というものの冷徹さ、かな。冷徹っていうのは、貶し言葉に
なってないよね。冷酷さ、だとダメだけど。(笑) 怜悧さ、っていうのは、僕に対する
言葉かな。(笑) まぁ、それはそれとして。

ビールはいいですね。たぶん、ビールをどれだけ大量に飲んでも、死ぬほど吐いたりは
すること、ないと思います。ビールは、いいですね。分量を間違える心配、ないですもんね。

あ、そうだ。ひとついい話を思い出した。

アンアンだかノンノだか、むかし、読者ヌードモデル募集、ってやったの知ってますか?
そうだなぁ、15年くらい前になるのかな。篠山紀信さんが写真を撮るっていうことで、
読者から、ヌードになってくれる女の子を募集して。

その号、僕はなぜか所有しているのですが、篠山さんのエッセイのようなものが
たしか掲載されていて。作家の中上健次さんが、ちょうど亡くなった直後のことで。

中上さん、なんで死んじゃったんだろうね。生きていれば若い女の子のおっぱいを
こうやって、たくさん拝むこともできたのに。

ああすごくよくわかるなあ、と思った。いまふと思ったけど、ああすごくよくわかるなあ、
と思って、ずっと覚えておけることがたくさんある人生って、けっこういいかも。(笑)

とりあえず思うことは、って、いきなり話、飛びますが、
僕もどういうわけか、フリーランス?の仲間入りをしてしまったわけです。
とくに望んだつもりはありませんが。なので、このjagabata、小倉雄一オフィシャルページ
として、若干の作り替えが必要かな、と。

具体的にはまだ考えてませんが、profileを若干手直ししたり、
あとは、リンク集を、もういちど作り直したり、あとなんだろ、文章も、
独りよがりなのはやめましょうね。仕事の能力を疑われるので。(笑)

写真も、ちゃんと、載せましょうね。Joi、毎日。できれば。

いやぁ、ホテルからのインターネット接続だと、1分いくらの世界でしょ。
それが辛くて。たぶん、一泊200ドルくらいのホテルなら、ADSLとかも
きてるんだろうけど。ここハノイでも。でも、いま泊まってるファンタイホテルが
1泊15ドルだから、185ドルをインターネットに払う計算になるわけで。(笑)
日本だったら、光が引けるよね。(笑)

ハノイの晩秋にも、ほんの少し、光が引きたい気分。

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